千束稲荷は樋口一葉が幼いころ遊んでいた神社として有名で
一葉稲荷とも呼ばれています。
他の稲荷と違って二の午の日がメインのお祭り、
でもこの日は爆弾低気圧に襲われさんざんな一日でした。
初午は行きそこなったので二の午は見なくちゃ、
ここ千束稲荷は初午はやらないで二の午の日にお祭りをやる。
雨になっちゃったなぁ、と行ってみたら静まりかえっていた、
あれれ雨なのでやらないのかなぁ・・・。
行ってみたらやらないのじゃなくそ~っとやってるみたい、
いつもは外を向いている行灯が内側を向いて下がっていた。
やっぱり雨が降ってるのでこうしたのかな。
さすがに訪れる人はほとんどいない、
いつもはお囃子なんかが聞こえるのにね。
雨の中で紅白の梅だけが目立っていた、
これはこれでちょっといい感じだったけど。
いつもは境内を埋めている地口行灯も
境内の周りに沿って寂しく並んでいるだけ。
林立しているはずの赤い幟は全く見られなかった。
一葉さんもこの雨に渋い顔、
ここへ行くようになってから雨の日は初めて
私も同じような顔をしていたのかも。
地口行灯を一つ二つ。
みんなが知ってるフレーズをダジャレにした地口行灯、
江戸のころは町内の若旦那か何かが張り切って作ったらしい。
ダジャレと共に絵も大事だね、
この頃は絵を描く人もすっかり減って困っているらしい。
こうした伝統的な文化も存続の危機に直面しているとか。
まあ雨だったので電車で行ったけど帰りの電車は
ゴーカな電車に乗ることができた、
ロングシートではなく二人席が並んでいる電車。
これは東武鉄道が作った有料の座席指定車、
遠くから通勤する人の「高くなっても座って行きたい」との声に応えて作った。
ところが走り出した途端のコロナ禍、リモートワークが始まって
電車で通勤する人が激減してしまった。
この電車どうするのだろう、人のことながら気になるね。
あと各駅にホームドアがぼつぼつと設置されてきた、
日比谷線を走る電車が4ドア7両編成に固定されたようだ。
たまには電車に乗らないと世の中に置いていかれるのかな。
data: PowerShot G7X MarkⅡ。 撮影 2月15日 台東区・千束稲荷神社