恒例のオペラ・シティ・コンサートホールでのBCJのコンサート。演目は5日前の名古屋と全く同じ、世俗カンタータ
BWV134《日と年をつくる時は》とBWV208《心躍る狩こそわたしの悦び》
この記事では作品の説明をしたいと思う。
BWV134a ケーテン時代の1719年1月1日に新年祝賀のために作曲された。のちにライプツィヒで教会カンタータBWV134に改作される。アルトとテノールの独唱と二重唱で構成される。
BWV208 ヴァイマール時代の1713年2月27日にバッハの雇い主ヴァイマール公から親友のヴァイセンフェルス侯クリスティアンの誕生日プレゼントとして贈られた。ヴァイセンフェルス侯の好きな狩がテーマになっているので「狩のカンタータ」といわれている。特に第9曲のソプラノⅡのアリア「羊は安らかに草を食み」は有名で40年ほど前のNHKFMの朝のバロック音楽のテーマとして使われた。バッハもお気に入りで以後何回も再演した。また第13曲のソプラノⅡのアリアはBWV68の第2曲に再利用されている。今回のコンサートでは第13曲の通奏低音だけを伴うソプラノの独唱のあとBWV68のように若松さんのヴァイオリン・ソロと三宮さんのオーボエによる二重奏でテーマが繰り返された。鳥肌が立つほど快感に酔う。こういう曲に私は最も「バッハらしさ」を感じる。
写真は現存する世俗カンタータの年代順のリスト。最後部にaなどのアルファベットが付く曲が後に教会カンタータに再利用されたもの。
「羊は安らかに草を食み」を聴く。左をクリックして下さい。リコーダー2本を伴う本当に美しいアリアです。
BWV68のソプラノアリアを聴く。左をクリックしたください。
BWV134《日と年をつくる時は》とBWV208《心躍る狩こそわたしの悦び》
この記事では作品の説明をしたいと思う。
BWV134a ケーテン時代の1719年1月1日に新年祝賀のために作曲された。のちにライプツィヒで教会カンタータBWV134に改作される。アルトとテノールの独唱と二重唱で構成される。
BWV208 ヴァイマール時代の1713年2月27日にバッハの雇い主ヴァイマール公から親友のヴァイセンフェルス侯クリスティアンの誕生日プレゼントとして贈られた。ヴァイセンフェルス侯の好きな狩がテーマになっているので「狩のカンタータ」といわれている。特に第9曲のソプラノⅡのアリア「羊は安らかに草を食み」は有名で40年ほど前のNHKFMの朝のバロック音楽のテーマとして使われた。バッハもお気に入りで以後何回も再演した。また第13曲のソプラノⅡのアリアはBWV68の第2曲に再利用されている。今回のコンサートでは第13曲の通奏低音だけを伴うソプラノの独唱のあとBWV68のように若松さんのヴァイオリン・ソロと三宮さんのオーボエによる二重奏でテーマが繰り返された。鳥肌が立つほど快感に酔う。こういう曲に私は最も「バッハらしさ」を感じる。
写真は現存する世俗カンタータの年代順のリスト。最後部にaなどのアルファベットが付く曲が後に教会カンタータに再利用されたもの。
「羊は安らかに草を食み」を聴く。左をクリックして下さい。リコーダー2本を伴う本当に美しいアリアです。
BWV68のソプラノアリアを聴く。左をクリックしたください。
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