今回の教会音楽フォーラムで現代の教会建築においては「建築家の自己主張が強すぎて完成後にトラブルを引き起こすこともある」と吉田先生は語った。建築家の頭には一からオルガンの存在など無く、設置の段階になって置き場所をめぐってオルガン屋ともめることが多いそうである。
自己主張の強い(いい意味で)教会建築として第一に安藤忠雄氏設計の「光の教会」(大阪、茨木春日教会)が思いつく。薄暗い礼拝堂は階段教室のように祭壇が一番低い位置に置かれ、その背後の壁には十字架の役を担うスリットが開けられ十字模様の光が差し込む造りになっている。日本の世界的な建築家安藤氏の代表作。予算が限られ「屋根の無い教会」をはじめに提案したが、「屋根は要ります」とクライアントにいわれてなんとか完成できたという。その苦労は一冊の本にまとめられたほどである。この教会も予算がないのでオルガンの場所など考えられていなかったが、後に座席の最後部に小型オルガン(ポジティーフ)が導入された。私は3回訪れている。
光の教会の写真を見る。左をクリックしてください。
安藤氏は他にもユニークな3つの教会、風(六甲山)、海(淡路島)、水の教会(北海道トマム)を設計している。ホテルの結婚式用なのでチャペルと言うべきであるが、なかでも水の教会が個性的である。
水の教会の写真を見る。左をクリックしてください。
自己主張の強い(いい意味で)教会建築として第一に安藤忠雄氏設計の「光の教会」(大阪、茨木春日教会)が思いつく。薄暗い礼拝堂は階段教室のように祭壇が一番低い位置に置かれ、その背後の壁には十字架の役を担うスリットが開けられ十字模様の光が差し込む造りになっている。日本の世界的な建築家安藤氏の代表作。予算が限られ「屋根の無い教会」をはじめに提案したが、「屋根は要ります」とクライアントにいわれてなんとか完成できたという。その苦労は一冊の本にまとめられたほどである。この教会も予算がないのでオルガンの場所など考えられていなかったが、後に座席の最後部に小型オルガン(ポジティーフ)が導入された。私は3回訪れている。
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安藤氏は他にもユニークな3つの教会、風(六甲山)、海(淡路島)、水の教会(北海道トマム)を設計している。ホテルの結婚式用なのでチャペルと言うべきであるが、なかでも水の教会が個性的である。
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