古都探索日記

奈良や京都の散策日記

名古屋オルガンの春

2011-05-16 10:52:20 | 音楽
 5月15日、五反城教会にこのコンサートを聴きに行く。吉田文さんがバッハ、TM.フィービッヒさんがM.レーガーの作品を演奏された。吉田さんの冒頭の挨拶を要約すると、「3月11日当時はドイツに演奏旅行中、震災がおきてからはどの会場でも演奏に先だち被災者のための祈りが捧げられ感激した。」今回のコンサートも被災地へのチャリティが兼ねられている。

 吉田さんが演奏されたバッハの作品を紹介。

オルガン小本(Orgelbüchlein)よりBWV642,641 コラールの定旋律では聴衆も歌うように譜面が配られる。(被災された方々への祈りにかえて)

無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番イ短調BWV1003のオルガン編。このコンサートの目玉と言え日本初演。編曲はフィービッヒさん。原曲とは全く違う印象をうけた。迫力に圧倒される。楽器の大きさと複数の音を同時に出したり、音色を変える機能では両極端に位置するヴァイオリンとパイプ・オルガンなので当然といえば当然かも知れない。さらに吉田さんは9月に愛知県芸術劇場のコンサートホールの日本でも有数の大オルガンで再演される予定。そのときはまた異なる(大迫力)印象を受けるに違いないので楽しみにしている。

BWV1003のフーガを聴く。左をクリックしてください。ギター用にアレンジされたもの。

 コンサート終了後、チャリティのためドイツから贈られたオルガンのパイプやCDの即売会が開かれ、私もささやかな協力をした。画像をクリックしてください。左からオルガンの春のチラシ、プログラム(譜面)、ブランチコンサート(県芸の大オルガン)のチラシ。

 吉田さん、フィービッヒさん、お疲れ様でした。
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