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古都探索日記

奈良や京都の散策日記

ミュージアム・レストラン 私の好きなもの №13

2012-02-29 14:37:07 | My favorite things 私の好きなもの
 私はミュージアム・レストランが好きである。美術館を訪れたら必ずといっていいほど立ち寄るようにしている。好きな理由は①立地がよい:その美術館のベストと言える場所にある。②雰囲気が良い:その美術館のもつ個性にあわせた造りになっていてゆったりとしたスペースが用意されている。③味は一定のレベル以上でありながら懐具合を気にかける必要が無い。そうはたくさん訪れたわけではないが経験からこのように考えている。

 私は家内と連れ立って美術館へ行くことが多い。「鑑賞のあとゆっくりと食事をしながら感想を語りあう。」 このことを人生の黄昏時を迎える私達夫婦の大切な過ごし方の一つにしたいと思っている。

 画像は立地が最も印象深かった横須賀美術館のレストラン。六本木の国立新美術館のレストランは行った時はいつも満席で思いを果たせていない。ここで私の体験からのベスト3を紹介。レストランの名前をクリックするとそのHPにリンクします。また私が行った年月を左のバックナンバーで指定するとその記事が掲載されている年月に移動します。

 第1位 小林一三記念館「雅俗山荘」 大阪池田市      11年9月

 第2位 横須賀美術館「アクアマーレ」           11年1月

 第3位 神奈川県立美術館「オランジュ・ブルー」       09年8月 (葉山)

 
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変奏曲 私の好きなもの №12 その2

2012-01-10 19:12:28 | My favorite things 私の好きなもの
 モーツアルトもたくさんの変奏曲を残している。映画「アマデウス」の中、採用試験においてチェンバロでサリエリの単純なテーマを次々と即興変奏して試験官のサリエリを驚嘆させる場面がある。事実かどうかは別としてバッハの「音楽の捧げもの」の誕生話と共通する。25年も前の映画ではあるがこのシーンは記憶に新しい。

 ピアノ曲では サリエリの主題による変奏曲(k180),きらきら星の主題による変奏曲(k265),ピアノ・ソナタ イ長調(k331)の第一楽章、室内楽では クラリネット五重奏曲(k581)の第四楽章などをよく耳にする。

 ここでは聴く機会の少ないフルート四重奏曲(k298)と協奏交響曲(k297b)を紹介する。2曲とも明るい楽しさに満ちていてリラックスして聴くことができる。画像は左がk297b、右がk298。k297bは偽作の疑いがあるがもしそうだとしたら偽作者もモーツアルト同様の天才と言えよう。下の各々をクリックしてください。

 k298(全曲)を聴く。

k297b(第三楽章)を聴く。オーボエ(又はフルート)クラリネット(又はオーボエ) ホルン バスーンが入れ替わり立ち代り活躍する本当に楽しい曲です。
 
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変奏曲 私の好きなもの №12

2012-01-08 19:14:10 | My favorite things 私の好きなもの
 私は変奏曲という音楽の形態が好きである。なぜ好きなのかと尋ねられても答えられない。生まれつきと言う他ないと思う。ただ変奏曲は作曲者の才能を端的に物語っているのは確かだと思う。まづ第一にバッハの作品について私なりの考えを言いたいと思う。

 バッハの作品のなかで変奏曲と銘打っているのはゴールドベルグ変奏曲だけではあるが数多いコラールオルガン曲、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番シャコンヌ(BWV1004)、音楽の捧げもの(BWV1079)、フーガの技法(BWV1080)などは間違いなく変奏曲に分類されるものと思う。それらの数は他の作曲家に比べ圧倒的に多い。
 ジャズの演奏も即興の変奏と考えられるが、「音楽の捧げもの」の誕生のエピソードはジャズの即興演奏の他ならないと思っている。

 画像はフーガの技法の自筆譜(右)、オリジナルエディション(中)、グールドとスウィングル・シンガーズのCD。(画像をクリックしてください。)

 ここではグールドのフーガの技法(1~3コントラプンクトゥス)とスウィングル・シンガーズ(9コントラプンクトゥス)を紹介。下の各々をクリックしてください。

 グールドを聴く。

 スウィングル・シンガーズを聴く。
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東京B級グルメ 私の好きなもの №11

2011-10-30 17:13:26 | My favorite things 私の好きなもの
 昨今Bワン・グランプリなるものが開催され「B級グルメ」なる言葉が大いにもてはやされるようになった。グランプリ・チャンピオンになったときの経済効果までが試算されるほどである。この言葉を最初に使ったのは今から25年も前、文春ビジュアル文庫スーパーガイド「東京B級グルメ」ではないかと思う。画像をクリックしてください。左上が第一巻(1986)。その後1993年までに10巻ほどが刊行された。画像は左上から横に右下まで発行順に並べて撮影。

 本の内容は五大丼(天、鰻、親子、カツ、牛)と三大ライス(カレー、ハヤシ、オム)などの昔からある食べ物の東京ガイドとエッセイである。なかでも勝美洋一氏の「蕎麦屋で酒を飲む」、左近司修氏の「池波正太郎の『銀座日記』の読み方、解き方」、なぎら健壱氏の「東京のオヤツが光り輝いていたころ…」などが記憶に残っている。上京した折にはこの本を片手に目当ての店を探し食したものである。もともと高級なレストランなどより気軽な大衆食堂のほうが私の性に合うのでこの9冊から受けた恩恵は計り知れない。

 
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バトル&マルサリス/バロック・デュオ

2011-07-23 17:25:27 | My favorite things 私の好きなもの
 前回の記事で紹介したキャスリーン・バトルの「輝かしいセラフィムに」が収録されているのが写真左のCDである。10年以上も前、NHKBSのクラシッククラブで録音シーンが放映され気にいって探し当て購入した。片手を頭上に伸ばして高音を発声するバトルやうまく音が出せないで苦心するジャズトランペッターのウィントン・マルサリスの姿に感動した。ヘンデル以外はバッハ、Aスカルラッティの作品が収まる。

 写真右はバッハのカンタータからソロヴァイオリンを伴う作品を集めたCD.ヴァイオリン独奏はイツァーク・パールマン。2枚とも私の愛聴盤。

 二人の共演を視聴する。左をクリックしてください。BWV51の第1曲をバトルとマルサリスが熱演します。
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