台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台北州 東澳祠

2011-10-21 20:14:46 | 台北州
大正9年(1920年)8月25日鎮座
祭神:天照皇大神、能久親王
現住所:宣蘭県南澳郷東岳村6巷22号(台湾基督長老教会  東澳教会)

東岳村の村長に案内してもらい、東澳祠の建てられた場所を見つけることが出来た。現在は台湾基督長老教会東澳教会となっていた。教会に住む女性に聞いても、この場所が領台時代の神社であったことは全く知らなかった。尚、東墺祠は台湾の原住民部落神社の中でも最も早く建立された神社の1つである。
 当時の台湾日日新報によると、大正9年(1920年)に初めて水田を耕作し、非常に良好の結果が得たので、老幼男女20名で初穂を携えて宜蘭神社に献納した際に神符の授与を願い出て、これを授与したとある。また、このときの記事に神社本殿は一間ばかりの神明造りであったとの説明がある。

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