台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

新竹州(大渓郡蕃地カウボー社) カウボー祠

2012-04-12 21:42:18 | 新竹州
               
昭和13年(1938年)8月16日鎮座
祭神:豊受大神、能久親王
現住所:桃園県復興郷高坡

神社建立場所までは角板山より更に南下すること約30分で高坡に到着する。この付近も原住民との戦いが激しかった場所である。神社は高波小学校の前の小道を降りて200メートルほど行ったところに小高い丘がある。ここにガウボー社があった。現在、神社遺跡と思われるものは一切無いが、神社の石垣と思われる物だけがわずかに残されていた。鎮座時期からわかる通り、角板山神社の鎮座日の翌日がカウボー社の鎮座日となっている。また、その翌日はガオガン社となっており、この辺一帯が纏まった形で一斉に神社が建立された。


手前奥の小高い丘の上に神社が建立された
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