台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台東庁 射馬干(シャマガン)祠

2012-03-02 17:42:14 | 台東廳
鎮座日:昭和5年(1930年)2月11日
祭神:大国魂命、大己貴命、少彦名命、能久親王
例祭日:11月30日  社格:社
鎮座地:台東郡卑南庄地本字射馬干          
現住所:台東市建和里2街81巷---81巷32の前

射馬干とは漢人が付けた名前で、原住民は「カサバカソ」と呼び、凹地(盆地)を意味し、その地形によって名付けられた。
現在、神社があったところは釈迦(しゃか)畑になっているが、30年以上前はさつまいも畑であった。その頃は他の神社と同じように基壇のみが残っていたとのことである。道端には神社の基壇の一部だと思われる石の残骸を見ることができた。

* 釈迦:英語名はシュガーアップルと言われる。果物の形が仏像の頭に似ていることから「釈迦頭」とも呼ばれる。南米原産の熱帯果樹の一種で、現在では東南アジアなどでも広く栽培されている。特に台東では19800年代に農作物の転換が行われ、これまでの稲作やサトウキビから釈迦やバナナ栽培が推奨されるようになった。


神社がこの辺りにあった
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1 コメント

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はじめまして (martin-nishida)
2012-04-12 20:28:28
ある方に貴方のBLOGを紹介されお伺いいたしました。
非常に興味のある資料ですね。ゆっくり読ませていただきます。
私は現在、台北に居住しております。
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