![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/f2/1de148e6b456cf997c0f7df3b5881704.jpg)
南北戦争時代、北軍の従軍牧師として父親が出征したマーチ家を守るのは、妻と4人の娘たち。その四女エイミーが足を踏み外し川に溺れる中、ふいに前世の記憶を思い出した。
自分は家族に恵まれないまま死んでしまった絵美だったと……。
1860年代のアメリカを舞台に、名作『若草物語』を題材とした転生小説。
『若草物語』という作品は映画化されたりマンガ化されたりアニメ化されたりと日本でも有名で、なんとなく仲良し5人の女家族みたいなイメージがあるんじゃないかと思いますが、中身は宗教的に抑圧された環境とか人間関係やお金の問題でいろいろギスギスしたりする山あり谷ありの展開。『第四若草物語』とかまでなかなか読まないよね。
それを原作の展開をなんとなく知っている日本の女子高生の記憶が入ってくることで、少しでも巧く軟着陸させようという話。書くのは『信長公弟記』の彩戸ゆめ。巧く取捨選択して、ほとんど原作を読んでいない読者の想像するとおりの『若草物語』になった気がします。
【転生若草物語】【彩戸ゆめ】【めばる】【ハルキ文庫】【保湿クリーム】【エドモニア・ルイス】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます