付け焼き刃の覚え書き

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「公爵家の三男が征く己の正道譚Ⅱ」 虚妄公

2024-06-20 | 異世界転生
「この世で勝者の言い分ほど正しいものはねえからな」
 敗者が何を言おうとなんの道理も価値も生まれないと。

 公爵家の三男、アーノルド・ダンケルノはワイルボード侯爵の娘によって侮辱された。奉公に送り込まれてきたものの、アーノルドの母親が娼婦あがりということから自分以下の存在と、彼の指示に従わずあざ笑ったのだ。だからアーノルドは首をはねた。
 相手が平民であれば問答無用で死罪だが、貴族の娘であればまだ他の方法もありそうなものだが、こと公爵家においては許されない。三人の子供が後継者争いで競い合っている現状、舐められたら殺す以外の選択肢はないのだ。そして、子供の不始末は親の責任と戦争が始まる。
 執事クレマンとコルドーととも領に進軍を開始したアーノルドは、フォグルの森を突き進んでいくのだが……。

 まるで鎌倉武士のような公爵家。
 加筆したり少し削ってみたりとした結果、720ページ超で第一章「幼少期」は完結です。胸糞悪い前世編はやや増量。もうちょい削れた気がするくらい厚めで、片手で持っていると腱鞘炎になります。

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