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付け焼き刃の覚え書き

 開設してからちょうど20年。はてなにお引っ越しです。https://postalmanase.hateblo.jp/

「駆け出し魔法使いとはじまりの本」 ダイアン・デュエイン

2008-11-08 | 日常の不思議・エブリデイ・マジック
 表紙イラストの少女が13歳にしては幼すぎ。日本でいうなら中学1年生だもんね。西欧人の発育は良いぞ。日本の感覚で高校生くらいに見えても良い。もう1人はたぶん男の子。ヒスパニック系。もう少し髪とか黒くても良いよね。
 ……などと、いきなり文句を付けましたが、話は面白かったよ。

「偶然なんてない」
 マチュ・ピチュの言葉。

 今日もいじめっ子に追われて逃げ回っていたニータ・キャラバンは、隠れた図書館の児童室で不思議な本を見つける。
 『魔法使いになるには』
 児童室にはさんざん通い詰めてすべていて、同じ本を2度3度読んだことだってあるのに、今まで見たこともない本。そしてどうやらそれは本物らしい。
 魔法を練習しようと森へ行ったニータは、そこで同じ本を使って魔法の練習をしている少年キットと出会う。そして、それは世界の命運をかけた大事件の第一歩だった
……。


 この世界に魔法はあるのだけれど、気がつかない人がほとんどという世界の物語。『(株)魔法製作所』ほど設定は詳しくなく、どちらかというと最近では『ドレスデンファイル』みたいなシチエーションだけれど、まあ、児童文学です。バスチアンやハリーよりは主人公が前向きだよね。いじめっ子との位置の取り方で。
 ホワイトホールのフレッドが良い感じ、ばりばり放射線や電磁波をまき散らしてます。

【駆け出し魔法使いとはじまりの本】【ダイアン・デュエイン】【平行世界】【ニューヨーク】【ペリュトン】
コメント (2)
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