昨年だったか、慶応の中国語教師(夫が日本人)と論争になり、小生はこう述べた。彼女は、とにかく慣用句を暗記、意味は考えさせない、という方針らしい。そんな方法では応用が利かない。彼女はブチ切れて小生のフォロワーをやめた。その時の論点は語学の話ではない。日本人の学者(愛知大学高橋五郎先生など)が中国の将来予測(AIIBによる影響)などできるわけがない。かつてきちんとできた外国人はいない。という持論を、その分野の専門家でもない一文学者(明大の加藤某)の言説を根拠に主張していたのである。それなら専門別の学会なんか不要ということか。
「うちの中国語教室の方針にも、小生の中国語学習の方針にも共通するのは、理論的な構造を考えない無味乾燥な慣用句の暗記は一切やらないこと。そんな暇があったら周辺諸語(チベット、タイ、ベトナム、南方少数言語など)との類似性や互換性などを学ぶ。つまらない資格試験のための学習ではないから。」