頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

100人の1人。

2021-10-08 15:40:05 | 日記
件の漢文学者も寄稿していたので気分がよくない。






“AIIBの誕生はアメリカにとって衝撃。中国が世界の王座に座るプロセスにあると考える人が増える。しかし、近い将来にと考えるのは誤り。中国には、自身が越えなければならない、あまりにも多くの課題。その核心が農村問題と農地問題。”
という、愛知大学高橋五郎先生のコメントをめぐり、とある華人研究者(経済学)からの批判が来たので、少し議論に付き合いました。
華人「日本人の漢文学者(加藤徹)によれば、中国の将来を正しく予測できた日本人はこれまでの経験では、一人もいない。AIIBの話について、論点をすり替える人が日本に多すぎます。参加なら参加、不参加なら不参加。余分のことを論じても無駄。この点に関して、イギリスなどは馬鹿ではないでしょう。漢文学者だから、いっていることがおかしいと思いません。おそらく、過去の事実と評論家や学者の議論を統計データでみれば、一人も正しく予測できていないのは事実です。中国の動向を黒幕のように論じるのは勝手にすればいいけど、そんなに単純明白だろう? AIIBはアジアインフラ投資を目的とする銀行です。中国は農業を含めて国内事情が深刻だから、AIIBをやれるわけがない。なんとわかりやすくて、単細胞のような仮説でしょうか。専門が違っても、事実を言っている学者の方が信用できると言いたいです。漢文学者だからといって、その見解が論外というのは違うと思います。漢文学者をバカにしていませんよね? それに、専門が経済学でしたら、本問題の論点を中国の内政問題にすり替えるのはまずないです。」
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2 コメント

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Unknown (本人)
2021-10-08 15:42:53
客観的な分析に対して主観をくだくだ、の次元です。日米に対する被害妄想を基礎として。正論は「三農問題を連想する人はいない、、、」などと。連想ではなく、高橋五郎先生は社会システムとしての相関性を論じているのです。加藤徹の著作でそういっているから。という論文が出てきたら、レビューが不十分と判断されます。それだけに価値を見出すなら、リジェクトになるでしょう。学術論文を複数示せと書かれる。あの武田邦彦がこんな環境予測をしている、とだけ書いてあると同じにしか見えないので。「AIIBとの関係は最後にもう一度言いますが、中国国内問題として論じられるのは間違いです。見識が違いますので、これ以上の議論はできません。」だそうです。国内か国際かで敷居を設ける議論はどこにもありません。すべて、地球規模の問題の一要素としてとらえます。個別の国の事情だから国際システム分析のパラメーターにしないということはありません。地球環境問題をシステムとして考える場合、個別の国の因子もすべて扱います。
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Unknown (本人)
2024-06-10 00:37:54
日本人(および国外の)経済学者で正しく予想できた人はいない、とか、M大学の漢文学者K教授(専門家でも何でもない)がそのように言ってた、とか、誇らしげに愚説を振りかざしていたK大学の中国語教師(経済学)は今、中国経済の現状が小生のような素人の想像したとおりになっている現状をみて、過去の自身の言説をどう恥じ入っているのか。
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