2/14(金)昼から~2/15(土)朝にかけて、猛烈な積雪が関東、特に山梨県に集中的に降雪があり、年間最高積雪深さが3~40cmの地方なのに、甲府で114cmを記録するほどの「どか雪」が降り積もったようです。
除雪対応の重機が少ないことや、体制が無いことから、対策が後手になり、翌16日(日)は晴れ間もあり休日と言う好条件にもかかわらず、列車、道路の除雪がはかどらず、列車内で3泊目を余儀なくされそうな人たちがいるとか・・・
中には外国から来た方も少なからず、閉じ込められているようです。
この積雪のものすごさは、雪国米沢でも近年体験が無いほどの勢いであり、
雪の少ない山梨県では対応がはかどらないことに同情するしかありません。
その積雪の勢いをグラフにしたのが上段の図です。
14日(金)夕方から過去実績を越える積雪になったため、対応が後手に回ったのかもしれませんが、上にも書いたように除雪手段が限られていたことを考えると、対策に着手したとしても、処理は1日で片付かないでしょう。
こと、雪に対して備え万全の米沢における「どか雪」の実績をここ30年くらいアメダスのデータから拾ってみると以下のオレンジの棒グラフのように、2001年に75cmほど積もった記録が突出しています。
上のグラフの*マークがある年はアメダスのデータに不具合が含まれるところです。
山梨で毎年の最高積雪深さが40cm程度でその3倍の深さに一晩で積もったということは、米沢に置き換えると、毎年1mですからその3倍として、一晩で3mの積雪があったというほどの衝撃になります。あまりにも「どか雪」過ぎて想像が追い付きません。
今シーズンの米沢の積雪推移は以下の通りです。
ついでに、今年の米沢の気温は、何となく低めではないかということで、気温もグラフ化してみました。-10℃を下回った日が14日ほどあります。
昨年、1昨年の傾向と比較して極端には違わないようです。
今年も去年と同じく、立春過ぎてから本格的な冬将軍が来るのでしょうか。
2月いっぱいは気を緩められない状況ですね。