明けて6月21日は今回の旅行行程の中では2番目の距離を走行する層雲峡~大雪ダム~石北峠~おんねゆ温泉~オンネトー湖~阿寒湖~パンケトー湖~摩周湖~硫黄山~川湯温泉~砂湯~和琴温泉~美幌峠を巡り宿泊場所のペンション「花 ふらり」へのコースと成った。
この中でオンネトー湖だけは私は一度も訪れた事が無く「五色に変化する神秘の湖」を一度見たくて今回の旅の行程に組み入れたが此処は阿寒湖の南西方向に有り三国峠を越えるルートで阿寒湖に向かうには途中に有るのだが石北峠を越え北見市を経由するルートを進むとオンネトー湖を見た後に阿寒湖に向かうには可也の距離を引き返す事に成り時間的無駄が有る為にコース取りに少し悩んだが過去に通った印象では石北峠越えのコースを辿った方が楽に思え今回は大雪ダムを右に見て直進(右折してダムの堰堤上を通ると三国峠方面に進む)して石北峠へと向かった。
早朝の5時台と云う事で途中の道は交通量も少なく対向車の無い北海道特有の両路肩に大きな蕗(ふき)の葉が繁り其の後ろに熊笹が生い茂る緑一色の道を進むと家内は「流石でっかい北海道、凄いなぁ~」と道の広さと交通量の少なさに驚いて居た。前回2014年に置戸方面から重い荷物を積んだピョンピョン二世号で世間に迷惑を掛けながら青息吐息で越えた石北峠で暖かい物を飲みながら車を休ませた頂上は昔の茶屋的な店が何軒か並んで居て結構賑やかだったが今回は何と其れ等は全て消え去って居て寂しい限り石北峠は観光地では無いが私にとっては思い入れの有る場所で残念に思った。
石北峠を少し下ると其処は北見市で北見市は山間からサロマ湖の東部を含むオホーツク海に面する細長い珍しい形をした市で可也広い面積を有する其の山間部に有る「道の駅 おんねゆ温泉」に立ち寄った。此の道の駅には世界最大のからくり時計台が有り時刻になるとからくり仕掛けの森の精が窓か出て来て音楽を演奏しながら踊ったり最期には其の上の窓から大きな鳩が出て来ると動作が終了する仕掛けで珍しく其れを家内に見せる為に06:40頃に其の時計台の前の駐車場に車を停車した。07時には調度良いタイミングで暫く待ったが07時に成っても音楽処か時報も成らなかったので「壊れているのかなぁ?」「寒い時は動作を止めて居るのかなぁ~」等と二人で適当な事を言って居たらキャンピングカーで車中泊して居た方が此方を見ながら笑って或る方向を指差した。何か?と思い其の方向に有る看板を見たら森の精の人形が出て来るのは毎日08時以降の時間帯との表示が有り今回は来るのが一寸早過ぎた事に気付いた。家内は「もう1時間待とう」と言ったが後の行程を考えると時間的に無理だったので諦めて出発したが家内は可也残念そうであった。
この日は運が無かったのか?其の後のオンネトー湖は雨に祟られて一番期待して居た摩周湖は展望台で2時間粘ったが最後まで「霧の摩周湖」に終わり摩周ブルーの湖面を見る事も叶わず、一番最期に訪れた美幌峠でも濃霧で眼下に見える筈の大きな屈斜路湖が全く見えない状況に・・・・・過去から此の弟子屈町や美幌町との相性の悪さは今回も最悪の状態と成った。
家に帰ってインターネットで調べたら此の「からくり時計」の動画が配信されて居て後日家内に映像を見せる事が出来ました。現地で見た看板と同じ画像です。二枚目は前回訪れた時に撮った物