巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

「このボール硬すぎ~!」

2007年07月18日 23時47分13秒 | Weblog
「ワン、ワン、ワン!」
お風呂場からジュエルの声が響いてきました。4年以上もいっしょに生活していると吠えるトーンで、その意味はだいたいわかるようになりましたね。で、そのときの「ワン」は甲高い要求吠え。「ごはんをちょうだい」とか「おもちゃを取って」というシチュエーションでの吠え方です。
 さ~て、お風呂場に行ってみるとジュエルはバスタブに顔を突っ込み、冷やしていたスイカを取ろうとヒッシになっているところでした。冷蔵庫に入らなかったので、バスタブに水を張ってプカプカとスイカを浮かせてあったのです。
 で、ボール拾いとボール遊びが大、大、大好きなジュエルはスイカを食べようとしていたのではなく、ボールと勘違いして遊ぼうとしていたってわけ。なので、取り出して、与えてみたら写真のようにくわえようとまたまたヒッシ。これがボールなら、するどい犬歯で空気がちょっと抜け、パクッとくわえられるはず……。まったくお馬鹿さんです。ちなみに、このあとスイカを切って、みんなで食べたのですが、ジュエルあまり好きではないらしく、ほんのすこ~しかじっただけで、昼寝してしまいました。

エコ時代のパリの足はコレ!

2007年07月18日 04時04分13秒 | Weblog
 エコ時代にふさわしい街づくりの一環として、交通渋滞と大気汚染を一挙に解決しようドラノエ市長の指揮のもとに7月15日からはじまった大々的な貸し自転車システム。パリ市内に750のスタンドがあり、導入され自転車は1万648台。30分以内に各スタンドに移動して一旦返却すれば無料。そこから、また30分新たに借りることも可能で、そうすれば最初の登録のカード代だけで、30分のタイムリミットを超えない限り、ずっと無料で借りられる。グラチュイ(Gratuit=無料)大好きのフランス人たちが諸手を上げて大喜びするシステム。
 写真がその自転車ですが、街並に合う色として、このグレーになったんですって。が、な~んか、もったりして冴えないデザインだと思いません? でもここまでしないと自転車泥棒にどんどん持ってかれちゃうか……。
 ちなみにツーリストの場合は一日1ユーロ、一週間5ユーロでこの自転車が借りられます。
 たしかにエコ時代にふさわしい、すばらしい試みだと思うのですが、交通事故のリスクも大きいという声も多数。フランスでは自転車もそれからローラースケートも舗道を走ってはいけないのです。つまり自転車に乗ってる人も、荒っぽい運転の自動車と一緒に車道を走らなくてはなりません。自動車でも抜けるのに大変な凱旋門のロータリーにヨロヨロの自転車も加わったら、そりゃもう見てるだけで危なっかしくて目を覆いたくなる。
 まぁ、パリ市の狙いは自動車を減らすことだけど、いきなり激減はしないでしょうね。それにフランス人の歩行者たちは赤信号でもどんどん進むんですから、自転車に乗っても交通ルールをきっちり守るかどうかはかなり怪しい。パリの空気がキレイになる前に、悲惨な交通事故が発生しないことを祈るのみですね。