大正13年3月の「写真時報」です。
中の記事で目に付いたのは、「井戸を使った無線電信」とその機械で「パーマをかける」。
高周波でパーマネントはビックリものです。
「水中通信」も「世界でもっとも完備された無線電信」と表現されています、これは長波を使ったものでしょうか。
世界中が無線の開発に取り組んでいた時代の熱さを感じますね。
それと「無電全盛のアメリカ」と言う記事。
有名喜劇役者が音楽を楽しんだり、豪華客船の客と電信でチェスを楽しんだりしている様子が紹介されています。
一番下の写真が右手でkeyを打ち、左手で駒を動かしている姿、日本でも将棋が出来ると紹介されています。
音楽を聴くと言う事は当然AM放送ですね。
しかし、まだ「ラジオ」と言う言葉は登場していません。
アマチュア無線と言うものがこの世に発生し始めた(制度が出来る前なのであえて発生と表現します)時代の出来事です。
当時、無線が最先端の技術だった事が伝わってくる記事でした。
以前,無線と実験のダイジェスト版を買ったのですが,創刊号のトップ記事が『発明物語:一百万円の配線図』ですってよ!
これは再生回路やスーパーヘテロダインの考案者アームストロング氏の記事でした.
あれ,化けてる
大正13年5月
です(汗
無電と呼ばれていた無線通信、
新たな時代の幕開けだったのでしょう。
96年前、約100年の年月で、今、次の時代に入ろうとしているんですね。
現在NDBがどんどん閉局されています、VORもいずれなくなる方向だそうで・・・今はGPSの時代なんですね。
NDB・・・懐かしいですねAM変調のA2電波、館山は、最後まで残るかな・・・・373KhzPQ 2KW出てるんですね。
今度の点検で、おじさんのセスナもNDB外してしまいました、確かに精度に問題が・・・
3年まえに来た時は苫小牧にもNDBがあったのですが、今は更地になっています。
”沼ノ端NDB(千歳空港用としての施設で正式には千歳NDB)は周波数347KHz、電波形式A2A、送信出力400W、モールス符合「CH」を連続して送信していた。(2008/09/25廃止)”
と言う事ですよ。
実際、NDBを使ってホーミングすると、見ている分には面白いんですよね、インジケーターの矢印がふらふらと・・・上空をヒットするとクルッと回って真下を向いて「返信点通過、時間チェック、遅れ何分」・・ってね・・・・
VORはラインを追いかけるトレッキング、偏流調べるのには楽だけど・・・・・
GPSって凄いですね、精度も良いし・・・ズボラなおじさんにはピッタリ・・・・
今では、コース用と、重点位置確認用の2個、GPS作動させて操縦してる、到着時間の進み遅れはチェックするけど後は矢印と、ヘディングを見てるだけ・・・・
さて、土曜は大利根まで、人を拾いに・・・どのコースにしようかな・・・・・・・・
私も一度自分の手で飛んでみたいものです。
GPSはすごいですね、年々確度が増しているようですし、小さなアンテナで確実に捉える技術も凄い。
私は人任せで乗っているだけですね。
土曜は天気が荒れそうです、お気をつけて。