JA7QQQ気ままな絵日記

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9R-59D一段落

2015年05月11日 | 9R-59D
先月から遊んでいた9R-59D。
結構状態の良いものでしたが色々とトラブルが出ていましたのでまとめてみました。
・お約束のAF部の電解コンデンサはすべて交換。
・6AQ8のプレートから6AQ5のコントロールグリッド周りのカップリングコンデンサと抵抗を交換。
・電源の平滑コンデンサ、整流ダイオードの交換。
・メカフィルの調整 シグナルのピークに他に小さなピークが出ていた。
・コイルパックのトラッキング調整。
・ハム音対策は綺麗に纏められた束線の中からACの流れる物を引き離しました。

ここまでは先日書いた所です。

ここで問題が発生
OSCの調整は綺麗にできてほぼダイアル指示通りになりましたが、ANTとRFコイルを最良点に調整するとCバンドの14MHz付近で最大感度に調整すると発信を起こす。
また21MHz以上になるとアンテナトリマを回すと周波数が変わる引張り現象が発生。
引張り現象は高一中二では良く起きる致命的な現象です。
発振の原因を探るべく高周波増幅の真空管を交換したり周りの配線の確認やらなんやらやってみたが何も変わらず。
あきらめて2日くらいたったところで再挑戦。

見つけました、スプレッドバリコンのアースの不良でした。シャーシに3カ所半田付けしている他にバリコン本体を止めている金具を一度ゆるめて締め直して解決、14MHzが良く聞こえるようになりました。

引張り現象ですが取扱説明書にヒントが有りました。

「局発に使用している6AQ8の片側が空いているのでカソードフォロアで組んでみろ」と有ります、今度はこれをやってみよう。
オリジナルの回路です。


JA7KVDさんがJR-60の回路を参考にしたと言っておりましたので回路図を書いてみました。

その他にDバンドの下の方で感度が低下する、これは元々の仕様のようで文献で資料を見つけました。

Dバンドの下の広いところでではなくCバンドの上の展開の狭いところで受信する意味が分かりました。

少しハム音は気になるが快適に動いています、高一中二ですので今の無線機とは比較にならないほど性能は悪いですが中々捨てたものでは有りません。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしい (非行おじさん)
2015-05-12 06:41:03
真空管の回路図・・・懐かしいですね・・・・

取り説にアドバイス・・・・今では考えられない事ですね・・・

でも・・・いかにもアマチュア・・・・

組み立てキット、また出さないかなー・・・・そこそこ売れるのでは・・・・無理かなー・・置けるスペースが無いか!!
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回路図 (sky)
2015-05-12 08:44:01
真空管の回路図は眺めているだけでも楽しい
分かり易いと書くと、年代がばれる!
マニアルにアドバイスがあるなら最初から改善すべき
と思うのは現代的かな

無線機キットと言えばエレクラフトくらいかなぁ
コンパクトなボディなので老眼には無理でしょうか
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非行おじさん (JA7QQQ/8)
2015-05-12 15:45:41
面白いです、それだけメーカーもユーザーの技術を信頼していたのでしょう。

今のキットで面白そうなのはK2ですがハードルが高いですね、K3やKX3は完成した基板を組み立てるだけですので一寸趣旨が変わってきます。

あまり細かいのは見えなくなりましたので楽しむなら今の内かな。
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skyさん (JA7QQQ/8)
2015-05-12 15:51:45
真空管の回路は懐かしくて面白いです。
特にこの辺の物は単純ですが楽しめます。
まだ資料も沢山出回っていますので助かりますね。

エレクラフトのK2を組み立てて見たかったのですがJR7HANさんが格闘しているのを見て怖気づきました。

日本では近々QRPクラブが新しいキットを発表すると思いますよ。
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