JA7QQQ気ままな絵日記

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義経神社

2017年11月03日 | まち歩き


もう11月に入ってしまいました、何かと忙しくblogを更新しないまま10月が終わりました。
10月に台風が北海道に近づき強風が吹き荒れ紅葉の始まった木々を裸にして通り過ぎて行きました。
そんな折り、源義経北行伝説を裏付ける平取町の義経神社に行ってきました。
平泉で自害したと言われている源義経が実は一年前に平泉を抜け出し、三陸海岸を北上し青森県の津軽半島にある三厩から北海道に渡り、そこから大陸に渡ってジンギスカンになったと言う壮大なお話です。

その中でもこの義経神社はアイヌの伝承にある「ホンカンカムイ」を祀ったものです。
「白い鳥に乗ってやって来たホンカン様がアイヌに畑作をや治水を教えて北の方に去って行った」と言うアイヌの伝承を江戸時代になり江戸からやって来た役人がホンカンを「判官」だと確信して源義経の木像を寄進し本尊としています。
同じ町内にある義経洞窟からは鎌倉時代の武具や櫃などが発見されています。

ジンギスカンを漢字で書くと成吉思汗です、実は義経の愛妾である静御前が捕えられ鎌倉で源頼朝の前で舞を披露されたときに次の歌を歌っております。

しづやしづ しずのをだまき くり返し 昔を今に なすもよしがな

最後の部分、「なすもよしがな」この部分を並べ替えると「成吉思汗」なのです。
これは一体何の偶然なのか。

義経北行伝説は室町時代に作られ、江戸時代に流行して明治時代に今の形になったと言われております。
義経の自刃は鎌倉幕府が書いた吾妻鑑にしか記載されておりませんが、日本の歴史の中ではこれが史実とされています。
しかし岩手の沿岸地方には昔から北行伝説が根付いており、義経から屋号をもらった家、義経の家臣の末裔(いま大臣をやっている人)、地名や神社が多く存在しています。

私は歴史ロマンとして北行伝説を信じている一人です。
コメント (4)
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