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JA7QQQ気ままな絵日記

どこかで聞いたことのあるタイトル。 掲示板感覚で、気軽に書き込んでください。

ハム音が大きく聞こえていたのは

2015年05月18日 | 9R-59D


9R-59Dに312B-5を繋いだらハム音がさほど気にならなくなりました。

そう言えばこのSP-230にはこんなスピーカーユニットを入れていたのでした。

以前IC-7400に繋いでいてノイズまで綺麗に再生してくれたスピーカーです。

オーディオの特性が良く歯切れの良い音が50Hzのハムの高次倍音を大きく再現していてくれたようです。

やはり通信機にはそれなりの特性の物が似合うようです、本来ならハム音なんていらないはずなんだけどな。
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9R-59D一段落

2015年05月11日 | 9R-59D
先月から遊んでいた9R-59D。
結構状態の良いものでしたが色々とトラブルが出ていましたのでまとめてみました。
・お約束のAF部の電解コンデンサはすべて交換。
・6AQ8のプレートから6AQ5のコントロールグリッド周りのカップリングコンデンサと抵抗を交換。
・電源の平滑コンデンサ、整流ダイオードの交換。
・メカフィルの調整 シグナルのピークに他に小さなピークが出ていた。
・コイルパックのトラッキング調整。
・ハム音対策は綺麗に纏められた束線の中からACの流れる物を引き離しました。

ここまでは先日書いた所です。

ここで問題が発生
OSCの調整は綺麗にできてほぼダイアル指示通りになりましたが、ANTとRFコイルを最良点に調整するとCバンドの14MHz付近で最大感度に調整すると発信を起こす。
また21MHz以上になるとアンテナトリマを回すと周波数が変わる引張り現象が発生。
引張り現象は高一中二では良く起きる致命的な現象です。
発振の原因を探るべく高周波増幅の真空管を交換したり周りの配線の確認やらなんやらやってみたが何も変わらず。
あきらめて2日くらいたったところで再挑戦。

見つけました、スプレッドバリコンのアースの不良でした。シャーシに3カ所半田付けしている他にバリコン本体を止めている金具を一度ゆるめて締め直して解決、14MHzが良く聞こえるようになりました。

引張り現象ですが取扱説明書にヒントが有りました。

「局発に使用している6AQ8の片側が空いているのでカソードフォロアで組んでみろ」と有ります、今度はこれをやってみよう。
オリジナルの回路です。


JA7KVDさんがJR-60の回路を参考にしたと言っておりましたので回路図を書いてみました。

その他にDバンドの下の方で感度が低下する、これは元々の仕様のようで文献で資料を見つけました。

Dバンドの下の広いところでではなくCバンドの上の展開の狭いところで受信する意味が分かりました。

少しハム音は気になるが快適に動いています、高一中二ですので今の無線機とは比較にならないほど性能は悪いですが中々捨てたものでは有りません。
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ハム音の原因は

2015年04月26日 | 9R-59D


色々と悩ませてくれた「ぶーん」と言うハム音、AFのコンデンサや抵抗を換えてみた。

大きな影響が有ったのは以前の写真に写っていた交換済みのオレンジ色のコンデンサ、リークしていたわけではないがこれを黄色いコンデンサに換えて見たら随分スッキリしました、付いていたのは0.012のフイルムコンデンサです、何が影響していたのかは不明です。

他にも基本的なことを忘れていました、綺麗にまとめられた束線です、良く見ると1次側のACライン、真空管のヒーター配線のB電圧などのラインと一緒に綺麗縛られていた。



試しに束線の中からACのラインを抜き出しシャーシの隅を這わせました。

結果は少しずつ全体のハム音のレベルが下がりました、色々な要因が重なり合い結果としてハム音となって表れていたようです。
まだハム音はありますが当時の物としてはこんなものでしょうか、webで検索するとAFのアウトプットトランスの位置を替えたり色々と苦労されているようです。

綺麗な配線、ここに落とし穴が有りました、基本的な事でありました。

電源トランスの一次側に入っているコンデンサと整流ダイオードも交換しましたkダイオードに並列に入っているコンデンサは最近のダイオードでは不要と言う事で省略しました。
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笑っちゃいました

2015年04月25日 | 9R-59D
9R-59Dをレストアしながらお約束の電圧をチェック。

AFの6AQ8のプレート電圧が10V近く高い、これは以前にも書きました。

その他は

ほぼ正常


かと思いきや、BFO、プロダクト検波、局発の電圧が低い、150Vしかない。

一体何が起きたのか、測定しながら回路図と睨めっこ、真空管のエミ減などもないはず(VT-7で確認済み)
さて困った、でも動作は普通に動いている。

で、気が付きました。

なんてことは無い、電圧安定用に定電圧放電管のVR-150MTが入っていたのでした。

それにしてもIFのプレートよりスクリーングリッドの電圧の方が高いとは何て言う手抜きの設計でしょう。
局発にもバッファを入れたいです。

さて、9R-59Dはあっけなく完了、ノスタル爺ですな~
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コンデンサの交換

2015年04月17日 | 9R-59D


応急処置をしておいたコンデンサを交換しました。

電源の平滑コンデンサのブロックコンの配線を外し新しい47μF250Vを3個取り付けました。
ブロックコンデンサの中身をくりぬいて3個のコンデンサを入れようとも思いましたがスペースも充分に有るので外付けとしました。



その他にAFの6AQ8のプレートに入っている3μFがリークしていましたのでを交換しました。
昔ながらのチューブラ型のコンデンサはもう手に入りませんので今はこんな形になってしまいます。

写真に撮ると埃が目立ってしまいます、もっときれいにしておくべきでした(汗

問題のハム音はだいぶ小さくなりましたがまだまだ出ています、6AQ5のコントロールグリッドのカップリングを外すとハムが消えますので大方のハム音は6AQ8周りから出ていることを確認しました。
電圧を当たると6AQ8のプレート電圧が43Vの所51Vほど有ります、カソードは0.8Vの所1.2V、この辺に何かヒントが有るのかと思います。

とは言え明日も仕事です、今夜はこの辺で店じまいです。
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9R-59Dと私

2015年04月14日 | 9R-59D


TRIO 9R-59D、この受信機は私が初めて操作した機種です。
昭和43年、中学一年生の時に一年先輩であるJA7GDN局のシャックに並んでいたのがTX-88Dと9R-59Dのライン。
その綺麗ないでたちと大きなSメーターの付いたパネル、2重になったダイアルツマミなどそれはそれは魅力的なものでした。
その後に訪れた近所のアマチュア無線局のシャックにもこの受信機が鎮座しておりました。
TS-510やFT-200がまだ発売になる前で、まだ7MHzのほとんどがAMで占められていてSSBはほんの僅かな数しか聞こえない時代でした。

読んでいた「ラジオの製作」等には必ずこの9R-59Dの広告が出ていて組み立てから完成までの写真が並んでおり最後の写真は「受信開始」と言う事で暗闇の中にダイアルととメーターの窓が光りで浮き上がる物でした。
結局9R-59Dは買ってもらえず自作の受信機でSWL時代を過ごすのですが、私が開局した昭和46年にはすでにSSB化の波が押し寄せており9R-59Dは私の選択肢の中には有りませんでした。
それでもその後に友人の組み立てた物などが動かず私の元に持ち込まれたものが何台か有り修理方々暫く使わせてもらいました。

ヤフオクなどでは9R-59Dより前モデルの9R-59の方が人気が高く高値で落札されているようです、ですが私の中の思い出の受信機はこの9R-59Dなのです。
そんな40数年前の思い出の9R-59Dを入手し単身赴任のアパートで楽しんでおります。

さぞかし疲れ果てた受信機かと思いきや、真空管も全て新しい物に交換されており各バンドのコイルパックのトラッキングも全て調整で追い込むことが出来ました。

当時の性能に戻ったかどうかは分かりません、でも聞いていると40数年前の友人の声が聞こえてくるような錯覚に陥るのでありました。
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9R-59Dのハム音が気になった

2015年04月12日 | 9R-59D
AFゲインに関係なく出てくるハム音が気になったのでAF周りの電解コンデンサを交換してみました。


6AQ5のカソードと6AQ8のカソード、それと6AQ8プレート側のコンデンサを変えてみました。
写真の小さなチューブラ型のものがそれです。

電源の平滑回路に20μFが追加されていましたがこれを撤去、オリジナルの40μFのブロックコンも既に容量抜けしている物と思い手持ちの100μFを仮に取り付けて見ました。



結果はハム音が少し小さくなっただけです、電源のコンデンサは注文しましたので届くまでの間この状態で使ってみます。

その他BFOの周波数がずれました、これは片側をBFOに使っている6AQ8周りをいじったせいでしょうか。

もう一つ、JIDXを聴こうと21MHzにしたらアンテナトリマーで周波数が変わってしまいます、トラッキングの取り直しが必要です。

結構ほおって置かれた個体を再生したようでまだまだエージングが必要なようです、使えば使うほど全体のゲインが上がってきます。
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9R-59D 調整完了

2015年04月09日 | 9R-59D


調整が終了しました。
メカフィルとBFOは455kHzの発振器で行いました。
メカフィルとIFTは455kHzの信号が強くなるところに合わせました。
BFOはツマミをセンターの位置で455kHzの信号とゼロビートを取りました。

トラッキングはSG代わりにFT-817を使用しました。
Aバンドは近所の放送局を聴きながら低いほうはパッティングコンデンサで高いほうはトリマで調整し周波数を合わせます。
Bバンドは全体的に感度が悪く感じますが定量的に測れる測定器が無いので聞こえていれば良しとします。
Cバンドでアンテナトリマのバリコンの位置がおかしかったのですが周波数の高い方でイメージに同調されていました。
14MHzで最大に合わせると何やら変な電波が聞こえて来ていたのですがRF段のコイルの調整用トリマが緩んだ状態で同調していました、絞めて行った位置での最大点を求めて周波数の低い方と交互に3度ほど調整して出来上がり。
CバンドとDバンドの局発のトリマはピストントリマが使用されています。
バンドの低い方はコアで、高いほうはトリマで、基本通り3回繰り返して調整終了、アンテナトリマのツマミの位置も自然な位置になりました。
Dバンドの上の方で感度が低いのは仕方が有りませんが概ね良好です、ケースに収めて次回のハム音対策までこのまま楽しみます。
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ノスタルジー 9R-59D

2015年04月07日 | 9R-59D
9R-59Dが届きました。
時代相応の古さは有りますが整備されたもので比較的状態の良い方だと思います。



ダイアル窓のバンド支持の記号の印刷が省略されたのが特徴の後期のものです。
初期の9R-59Dは窓に各ポジションのバンド表示がされていました、シャーシは金色でSメーターのメモリ表示は全て黒でした。
また内部のプリント基板にはパーツのシルク印刷だけで緑色のパターンの印刷は有りませんでした。



この個体はシャーシは銀色でプリントパターンの印刷も有ります。
内部の状態の割には真空管のシールドケースが錆びています。
真空管は丸印のナショナル製、この時代に使われていた三角印のナショナル製では有りません。
そらく前オーナーさんが交換されたものと思われます。



内部の配線は綺麗です、束線の方法を見るとメーカー製を思わせるような糸による束線がなされています。
電源部分などに後で処理したと思われる半田付けの跡が見られます。

AFのカップリングコンデンサとAVC(AGC)回路のコンデンサが新しい物に交換されています。

チェックも終わり、それでは電源をON。

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