沖縄・台湾友の会

《台湾に興味のある方》《台湾を愛する方》《不治の病・台湾病を患ってしまった方》皆んなで色々語り合いたいものです。

「琉球王国」という別の国 【桂春蝶の蝶々発止。】本土復帰50年、今こそ沖縄や日本の歴史を知ろう 140年前は独特の文化を育んだ

2022-05-27 10:40:47 | 日記
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「琉球王国」という別の国 
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【桂春蝶の蝶々発止。】本土復帰50年、今こそ沖縄や日本の歴史を知ろう 140年前は独特の文化を育んだ


沖縄県は15日、本土復帰から50年を迎えました。沖縄と東京をつない で 記念式典も開かれました。1945年の沖縄戦終結以降、沖縄は27年 にわた り米国の統治下に置かれました。日米両政府は71年6月に沖縄返 還協定に 調印し、翌年5月15日に復帰を果たしました。そこから50年 が経過したわ けです。

私は沖縄戦の悲劇を伝える創作落語「ニライカナイで逢いましょう~ひめ ゆり学徒隊秘抄録~」の公演を続けています。沖縄に対する想いが強く、 沖縄の友人もたくさんいます。その一人から、15日に次のようなライン をもらいました。

「ここ2、3日、国家とは何かなと思ってしまったわけさ。唐の世、大和 の世、アメリカの世、そしてまた大和の世。施政者が変わろうが、普遍的 に変わらないのが沖縄の心。そう考えると、国家ってなんなんだろうかっ て思ってね…」

彼の言っていることに、私は寄り添いたい。私たちが理解しておくべき は、140年近く前まで沖縄は「琉球王国」という、まったく別の国だっ た ということです。琉球王国は、日本と中国という2つの国に挟まれて、 常に両国の影響を受けてきました。

そのなかで、琉球の人々は自国の立場を生かした交易を行い、文化・平和 を基調とした外交戦略で長く独立を保ち、独特の琉球文化を育むことに成 功していたのです。

しかし、薩摩藩の琉球占拠があり、明治4(1871)年の廃藩置県で鹿 児島 県の下に入りました。明治政府は翌5(72)年、琉球国王、尚泰を 琉球藩 王とし、琉球藩としました。さらに、同12(79)年、「琉球処 分」に よって沖縄県となりました。その後、昭和の時代へ入り、沖縄はア ジア への前線基地と変貌していきます。

沖縄戦では20万人もの犠牲者が出ました。当時の県民の4人に1人が亡 く なったことになります。戦後は米国統治へ…。米国の沖縄への影響は大 き い。お土産で有名な琉球ガラスは、もともとはコーラの瓶の再利用から 始まったものです。

私たちは沖縄に苦労をかけまくっている。だから、せめて沖縄のことを知 るべきだと思います。例えば、世界遺産に登録された「琉球王国のグスク 及び関連遺産群」は、「琉球王国のもの」として見るべきです。琉球王国 が日本に併合されたことは悪いことではないけど、復帰50年の今こそ、 沖縄(琉球)の歴史をもっと知ってほしい。

沖縄の話が出たので、北海道の話もします。

ロシアによるウクライナ侵攻を批判する人は多い。ならば、もっと卑劣な やり方で旧ソ連に略奪された北方領土について声を上げる人が少ないのは なぜでしょうか?

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言います。私たちがもっとわ が国の歴史を学ばなければ、沖縄戦や占守島(しゅむしゅとう)の戦い、 シベリア抑留で亡くなった方々に申し訳なく思えるのです。

■桂春蝶(かつら・しゅんちょう)1975年、大阪府生まれ。父、二 代目桂 春蝶の死をきっかけに、落語家になることを決意。94年、三代目 桂春団 治に入門。2009年「三代目桂春蝶」襲名。明るく華のある芸風 で人気。 人情噺(ばなし)の古典から、新作までこなす。14年、大阪市 の「咲く やこの花賞」受賞。


欧米の政治ムードはウクライナ全面支援、ロシア敗退を目標化   ウクライナ国民が戦った以上、英米の武器支援は強化された

2022-05-27 10:37:40 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)5月26日(木曜日)
        通巻第7348号 
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 欧米の政治ムードはウクライナ全面支援、ロシア敗退を目標化
  ウクライナ国民が戦った以上、英米の武器支援は強化された
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 もしゼレンスキー大統領がポーランドあたりへ逃れて、指令を出していたと仮定すると、ウクライナ国民があれほど勇敢に戦っただろうか?

むろん、クリミア半島をあっさりと併合された屈辱から八年かけての捲土重来は、英米のひそかな支援と、情報共有が基本にあった。ロシア軍の戦車の侵攻を食い止めたのは英米が提供したジャベリンとスティンガー・ミサイルであり、ロシアの軍事情報や部隊の移動などは英米の情報機関がウクライナ軍にもたらし、ゼレンスキー大統領の警護は英国の特殊部隊が担当している。

米国は「スィッチブレード」という自爆ドローン(別名『神風ドローン』)をウクライナに提供しており、射程90キロ。AIが確実に目標を捉え、戦車、装甲車を破壊するシロモノである。ペンタゴンはこの自爆ドローンを百基、ウクライナ兵を訓練し、供与した(『ゼロヘッジ、』5月26日)

 ウクライナの「マイダン革命」(ヤヌコビッチ元大統領を追い出した)、カラー革命の仕掛け人の一人、嘗てはハゲタカファンド世界一と言われたジョージ・ソロスが、5月24日にダボスで演説した。

「ロシアのウクライナ侵攻は第三次世界大戦の始まりとなるかもしれない」とし、「自由な文明を維持する最良の方法は西側がウラジーミル・プーチン大統領を打ち負かすことだ」と徹底したロシア打倒論を述べた。キッシンジャーとはまるっきり正反対の過激左翼思想家らしい。


 ▲キッシンジャー批判の演説はジョージ・ソロス

 ソロスは続けた。
「ウクライナ戦争は、『開かれた社会』と、中国とロシアなど閉鎖社会との闘争の一環だ」と定義しなおし、「私たちの(自由と民主主義の)文明は生き残れないかもしれない。ゆえにロシアを敗北させるしかない」と力説した。
また停戦交渉が間近と言うが、「プーチンはまったく信頼に値しない。かれの言動は計測不能であり、だから停戦は達成できない。プーチンのやることは予測不可能だ」

ダボス会議はウクライナ一色だが、ソロスは中国の習近平も批判した。
「世界最大の面積を誇るロシアと、世界第二位の経済である中国は、個人が国家に従属する『閉鎖社会』の主要国である。中国とロシアは開かれた社会にとって最大の脅威だ」とし、「植民地思想によって曇った世界像しか描けず、批判を受け付けず、貧困から救い出し、外国の抑圧者を追い払い、中国を再建したと中国共産党は自画自賛しているが、『ゼロコロナ』は失敗した。上海は反乱の危機に瀕している」と述べた。 

 ともかく事前の予測はみごとにはずれて、「ウクライナは降伏しろ」とテレビで放言していた橋本某は大阪市長時代の上海電力とのスキャンダルが表面化したことも手伝って影響力を失った。
 ロシアの敗色を見て取ったスウェーデンとフィンランドはNATOへの参加をタイミング良く打ち出した。トルコが反対しているのは条件闘争である。

鍛冶俊樹の軍事ジャーナル (2022年5月25日号) *バイデン訪日の成果は?

2022-05-27 10:36:00 | 日記
鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
(2022年5月25日号)
*バイデン訪日の成果は?
 バイデン大統領が韓国、日本を歴訪した目的は当初からIPEF(インド太平洋経済枠組み)の設立にあった。従って歴訪の成否は23日に東京で設立が宣言されたIPEFが成功と言えるかどうかに掛ってくる。

 IPEFの眼目は二つ。一つは中国の属国化している東南アジア諸国(アセアン)を米国側に引き寄せる事。もう一つは中国への半導体輸出に規制の枠を掛ける事。つまりIPEFの真の狙いは中国封じ込めなのである。歴訪の評価は、この二つの眼目が達成されたかに掛かる。
 一つ目について言えば、アセアン10か国の内、ミャンマー、ラオス、カンボジアは参加の意向を表明しておらず、米国が当初狙っていたアセアン全体を引き寄せる工作は失敗したと言わざるを得ない。

 二つ目の半導体輸出規制について言えば、半導体輸出第2位の韓国を取り込んだものの、第1位の台湾を、中国に気を使って加入させないとの方針では規制は不可能であり、やはり失敗としか言いようがない。
 要するにIPEFは失敗であり、米国は中国封じ込めに失敗した。つまりバイデン歴訪は失敗だったのである。

 28日土曜日、午後9時から伽藍みーTUBEで、トークライヴを生配信する。昨今の国際情勢や、その他の質問にも気楽な形でお答えするので、お見逃しなく!

ニケ月以内に停戦を、と98歳の元老が提言   ロシアと西側の本格戦争は避けなければなるまい

2022-05-27 10:33:49 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)5月25日(水曜日)
        通巻第7347号 
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 ニケ月以内に停戦を、と98歳の元老が提言
  ロシアと西側の本格戦争は避けなければなるまい
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 5月23日、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官は、ダボス「世界経済フォーラム」で講演し、ロシアのウクライナ侵攻にコメントし「冷静さと停戦の緊急性」を訴えた。
「ウクライナ人が示した英雄主義と英知が整合され、今後の役割は中立的なバッファーになることだ」とした。そのうえで、侵攻前の状態に戻して早急に停戦を呼びかけた。

 バイデンが進めるロシアとの戦争は、「ヨーロッパの長期的な安定に悲惨な結果をもたらすだろう」とキッシンジャーはオンライン参加で警告し、「ロシアへの制裁は限界に達した可能性がある」とした。

「西側が気分に巻き込まれて、ロシアの適切な場所を忘れることは致命的だ」。
つまりキッシンジャー流の秩序と安定、現状維持が優先され、ヨーロッパの勢力均衡を重視する。「領土的取り決めを超える『戦争』となれば、西側の言う『ウクライナの自由』ではなく、ロシアとの戦争である」
 つまりウクライナが2月24日に状況を回復するための和平協定を受け入れるべきであることを示唆している。

 また台湾問題にも言及し、キッシンジャーは、「米中の直接的な対決は避けなければならないし、台湾は米中交渉の中心になるべきではない」と持論を展開した。
 同日、東京にいたバイデンはまさに正反対で、「中国が台湾に侵攻した場合、台湾防衛に米国が関与する」とした。

 キッシンジャーの、あまりにリアリスティックな所論への反論、反感はすさまじく、ネットにはキッシンジャー批判が溢れている。

「台湾の声」アメリカ、曖昧戦略から明確戦略へ舵を切る

2022-05-24 20:22:20 | 日記
「台湾の声」アメリカ、曖昧戦略から明確戦略へ舵を切る

アメリカ、曖昧戦略から明確戦略へ舵を切る

来日したバイデン米大統領は5月23日、岸田首相と日米首脳会談を行った後の共同記者会見で、中国が台湾に侵攻した場合にアメリカは軍事介入する意志があるかと問われ、「イエス。それが我々の約束だ(Yes.
That's the commitment we made)」と明言した。



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