今回の旅は、「中国・貴州省の棚田と少数民族を訪ねる旅」です。
貴州省は「天に三日の晴れなく、地に三里の平地なく、人に三銭の金なし」と言われています。

ここは貴州省の榕江県(ようこう-けん)・忠誠鎮・大利村です。
榕江県の中心地の古州鎮から約25Km先の深い山の中にある大利村。
少数民族・トン族の集落です。
宝箱のようなトン族の大利村の中に入ると、風雨橋も見えてきました。
風と雨をしのぐ橋、風雨橋。
なんともロマンチックな名前ですが、建築文化を誇るトン族にとっては、
風と雨をしのぐ橋、風雨橋。
なんともロマンチックな名前ですが、建築文化を誇るトン族にとっては、
鼓楼とともに大切な象徴のひとつ。

風雨橋は木造の橋を風雨から守る為に屋根を付けた言われておりますが、
実物を見た限り、この橋は村人の憩いの場と見ました。
雨などで農作業が出来ない時に公共の場である橋に集まって無駄話でもしていたのでしょう。
その為に橋の両側の欄干部分には、木製の一枚板で出来たベンチが作られております。

風雨橋の屋根の下には、子供達が集まっています。子供達の憩いの場でしょう。
子供達の服装はジーパンでユニクロの服の様でトン族には見えません。
一人の女の子は、スマートフォンを見ています。何を見ているのでしょうか!

風雨橋は木造の橋に瓦を乗せただけの屋根を付けたもので、
釘などは使わずに組み合わせのみの建造物です。
老人が佇んでいます。