今年も挑戦の夏休みがやってきました!
あの感動的な栃木県の夏からもう1年も経つのか~。早いな~。
今年の夏休みも、なにか一生の思い出に残るようなチャレンジをしたいなーと思っていたので、高校生の頃から密かに思い描いていたプランを実行することにしました。
それは、
札幌→稚内・宗谷岬を自転車で走破する!
宗谷岬と言えば、北海道の一番てっぺん。
ロシア・サハリンまでわずか43キロという「日本最北端の地」です。
我が街・札幌から宗谷岬までの距離は350キロほどあるようです。
聞くところによると、このルートは比較的平坦な道路のおかげで走りやすく、初心者向け。
ひたすら走りやすい直線道路が続くために、ライダーやチャリダー(自転車乗り)にとっては憧れの道。
そしてゴールは「日本の果て」という旅人なら誰もが憧れる場所であるため、到達した時の達成感も大きい。
いわばこのルートは、辛ーい坂道や峠越えもそれほど無く楽しめるおトクなコースと言うことが出来ます。
調べてみると女性のチャリダーの方はもちろん、定年退職後の年配の方や、お父さんに連れられた5歳の男の子までもが、自転車でこのコースに挑んでおります。
「これなら僕でも行けるんじゃね?」ということで、高校時代からチャレンジしてみたいと思っていたわけです(夢に何回か出てきたほどですw)。
・で、なんでママチャリなの!?
…当初は僕も常識的に考えていて、ちゃんとしたクロスバイクを新しく購入して挑戦しようと思っていました。
しかし購入するお金が無かったというのもあるんですが、現在使用しているママチャリ君がまだまだ絶好調で、乗り換えるのが勿体ないというか、かわいそうに思えたんですね。
しかもこのママチャリ君、すでに5年間も過酷な使い方をしてきたにも関わらず、パンク以外には全く壊れたことが無く、かなりタフなんですよ。
だんだんと「この子なら札幌→稚内も走破してくれるんじゃないか!?」と思えたわけです(笑)。
ずっと使っている自転車なので愛着もあるし、どうせ自転車の長距離旅行をするならコレで行きたい!
ちゃんとしたチャリじゃインパクトに欠ける!
ママチャリで旅するのがこのブログらしくていいんじゃない!?
…という結論に達したわけです。
↓ということで、今回の相棒。
当ブログにもたまに登場しているごく普通の通学用ママチャリ。
高校生の頃から通学、バイト通勤、趣味など多方面で活躍してくれています。
たぶん普通に5年間使用しているママチャリの10倍以上は走っているのでは?
さすがにくたびれてきており、チェーンなんてものはサビまくりで、ココアパウダーをふりかけたみたいになっています(笑)。
前後のタイヤは過走行のため擦り減りまくりで、ヒビも入りまくりで今にも破けそう。
こんな状態で旅に出たら絶対チェーン切れるよ!タイヤもバーストする!!
ということで、ホームセンターに持って行ってタイヤとチェーンの交換をしてもらいました。ついでに緩くなっていたブレーキも修理。
ちなみに、総修理費は約10000円(泣)。
ピカピカの新品タイヤ♪
なんか自転車コーナーのおじさん、ずいぶんと良いタイヤにしてくれたみたい。
ブリジストン製ですよ!心なしかガッチリしています!(^_^)
どうかパンクしませんように…。
なお、ゴールした後はどうやって帰ってくるの?という事ですが…。
さすがにまた札幌までチャリで、というのは僕には不可能ですので、JRで帰ってきます。
自転車ですが、長距離用の自転車なら分解して一緒に持って帰って来られるんですが、ママチャリは不可。
そこで、郵送で札幌に送ってもらおうと考えております。
・付きまとう不安
さて、チャリを修理したことで、問題点が出てきてしまいました。
この自転車には、ほぼ「5」のギアのまま乗っていました。重すぎず、軽すぎずといった感じでとても漕ぎやすかったんです。
しかし、チェーンを新品にした途端になぜか「5」のギアに噛み合わない…(汗)。
ギア部分をよく見てみると、あまりにも「5」のギアを使いまくっていたせいで歯車が擦り減っていて、とんでもない形になっていることが判明。
新品のチェーンでは形が合わなくなってしまったようです。
いちばん使いやすい「5」が使えなくなってしまいました…(^_^;)
「4」は軽すぎるし、「6」は重すぎる。
ペースが狂うのは目に見えています…。あぁ、肝心な時に。
続いて出発日について。
夏休み中はバイトがちょくちょく入っているので、あまり選べませんでした。
お盆が終わった後の8月18日から5日間の連休がかろうじて有ったので、ここが唯一のチャンス。
この週に決行するしかありません。
なお、5連休の後は8時間勤務が3日連続で続くため、旅の後には休息日を設けたいところ。
つまり、タイムリミットは4日間。
17日(日)に8時間の出勤が終わったあと、翌日にすぐ出発。
21日(木)に帰ってきて、翌日はゆっくり休んで週末の3連勤にそなえる。
バイト先に迷惑をかけたくないので、何としても22(金)までには札幌に帰ってこなくてはならない。
…なんか緊迫するな~(^_^;)
4日間で400キロ(※宗谷岬から稚内駅までの復路も含めた距離)
を走破するため、おおざっぱなプランを立てました。
初日は平坦な内陸側を通るルートを選択。2日目からは海岸沿いの道路をひたすら直進。
ホントに適当~に、「あぁ、ここに街があるから初日はここに泊まろう!」といった感じでぱぱっと。
このプランだと、一日の目標走行距離は100キロ超。
僕は自転車に乗るのが好きなので、1日に40~50キロ走行は慣れているんですが、さすがに100キロ超えの4日連続は未知の領域。
まず、1日に100キロも走行したことなんて無いです(チャリ好きの友人と共に走った90キロが過去最高)。
・・・ホントに走れるの!?
最後に、走行するルート自体にも不安な点が。
・初日
→4日間のうち、最も走行距離が長い。まず100キロ以上走れるのか!?しかも目的地・留萌の手前に「美葉牛峠」が待ち構える。
低い峠らしいが、長距離走行のラストに挑むのは厳しそう…。
・2日目
→羽幌の手前~初山別辺りに、かなりのアップダウンの道が20回ほど続くエリアがあるらしく、自転車乗りには地獄らしい。おそらく今回のルートの中で最も過酷。
しかもこの地域、日によっては風の強さがハンパないらしい。向かい風で進めない事も考えられる。
・3日目
→天塩から最北の街・稚内まで、人家も何もない原野の道が、ひたすら60キロ以上続く。
ここでもし自転車トラブルで動けなくなったら確実に死ぬ。
5年使用のくたびれたチャリで走るのは自殺行為と言っても過言ではない。
う~ん、それぞれの日に不安要素がたくさん。やだね~。
・・・一応、原野でチャリが故障した時の緊急用グッズを申し訳程度に買ってきました。
100円ショップで。
…ホントにコレで大丈夫なの!?
パンク修理材はイマイチ信用ならない。そして空気入れはあるけど、きちんとしたパンク修理道具はありません。
まず、僕はチャリ好きのくせにパンク修理ができません!はははwww
緊急事態が発生したら
確実に、死・に・ま・す♪\(^O^)/
出発前日、「明日の目的地は留萌だ!」と家族に言ったら、
「留萌はムリなんじゃない~?止めたら~?」と苦笑いする父さん。
そうかもね…まず3泊4日で稚内、これ自体が無謀すぎたかな~…。
行くの止めようかな…。
いやダメだ!学校の友達やバイト仲間に決意表明してしまったんです…。
さんざん話しておいて挑戦しないとはカッコ悪すぎるよ!
あぁ~、もっとひっそりチャレンジして、ひっそりリタイヤすればよかったかもな~。
不安な気持ちで眠れない夜を過ごし、ついに出発当日の朝を迎えてしまいました…。
次回!ついに移動開始!!
続く。
あの感動的な栃木県の夏からもう1年も経つのか~。早いな~。
今年の夏休みも、なにか一生の思い出に残るようなチャレンジをしたいなーと思っていたので、高校生の頃から密かに思い描いていたプランを実行することにしました。
それは、
札幌→稚内・宗谷岬を自転車で走破する!
宗谷岬と言えば、北海道の一番てっぺん。
ロシア・サハリンまでわずか43キロという「日本最北端の地」です。
我が街・札幌から宗谷岬までの距離は350キロほどあるようです。
聞くところによると、このルートは比較的平坦な道路のおかげで走りやすく、初心者向け。
ひたすら走りやすい直線道路が続くために、ライダーやチャリダー(自転車乗り)にとっては憧れの道。
そしてゴールは「日本の果て」という旅人なら誰もが憧れる場所であるため、到達した時の達成感も大きい。
いわばこのルートは、辛ーい坂道や峠越えもそれほど無く楽しめるおトクなコースと言うことが出来ます。
調べてみると女性のチャリダーの方はもちろん、定年退職後の年配の方や、お父さんに連れられた5歳の男の子までもが、自転車でこのコースに挑んでおります。
「これなら僕でも行けるんじゃね?」ということで、高校時代からチャレンジしてみたいと思っていたわけです(夢に何回か出てきたほどですw)。
・で、なんでママチャリなの!?
…当初は僕も常識的に考えていて、ちゃんとしたクロスバイクを新しく購入して挑戦しようと思っていました。
しかし購入するお金が無かったというのもあるんですが、現在使用しているママチャリ君がまだまだ絶好調で、乗り換えるのが勿体ないというか、かわいそうに思えたんですね。
しかもこのママチャリ君、すでに5年間も過酷な使い方をしてきたにも関わらず、パンク以外には全く壊れたことが無く、かなりタフなんですよ。
だんだんと「この子なら札幌→稚内も走破してくれるんじゃないか!?」と思えたわけです(笑)。
ずっと使っている自転車なので愛着もあるし、どうせ自転車の長距離旅行をするならコレで行きたい!
ちゃんとしたチャリじゃインパクトに欠ける!
ママチャリで旅するのがこのブログらしくていいんじゃない!?
…という結論に達したわけです。
↓ということで、今回の相棒。
当ブログにもたまに登場しているごく普通の通学用ママチャリ。
高校生の頃から通学、バイト通勤、趣味など多方面で活躍してくれています。
たぶん普通に5年間使用しているママチャリの10倍以上は走っているのでは?
さすがにくたびれてきており、チェーンなんてものはサビまくりで、ココアパウダーをふりかけたみたいになっています(笑)。
前後のタイヤは過走行のため擦り減りまくりで、ヒビも入りまくりで今にも破けそう。
こんな状態で旅に出たら絶対チェーン切れるよ!タイヤもバーストする!!
ということで、ホームセンターに持って行ってタイヤとチェーンの交換をしてもらいました。ついでに緩くなっていたブレーキも修理。
ちなみに、総修理費は約10000円(泣)。
ピカピカの新品タイヤ♪
なんか自転車コーナーのおじさん、ずいぶんと良いタイヤにしてくれたみたい。
ブリジストン製ですよ!心なしかガッチリしています!(^_^)
どうかパンクしませんように…。
なお、ゴールした後はどうやって帰ってくるの?という事ですが…。
さすがにまた札幌までチャリで、というのは僕には不可能ですので、JRで帰ってきます。
自転車ですが、長距離用の自転車なら分解して一緒に持って帰って来られるんですが、ママチャリは不可。
そこで、郵送で札幌に送ってもらおうと考えております。
・付きまとう不安
さて、チャリを修理したことで、問題点が出てきてしまいました。
この自転車には、ほぼ「5」のギアのまま乗っていました。重すぎず、軽すぎずといった感じでとても漕ぎやすかったんです。
しかし、チェーンを新品にした途端になぜか「5」のギアに噛み合わない…(汗)。
ギア部分をよく見てみると、あまりにも「5」のギアを使いまくっていたせいで歯車が擦り減っていて、とんでもない形になっていることが判明。
新品のチェーンでは形が合わなくなってしまったようです。
いちばん使いやすい「5」が使えなくなってしまいました…(^_^;)
「4」は軽すぎるし、「6」は重すぎる。
ペースが狂うのは目に見えています…。あぁ、肝心な時に。
続いて出発日について。
夏休み中はバイトがちょくちょく入っているので、あまり選べませんでした。
お盆が終わった後の8月18日から5日間の連休がかろうじて有ったので、ここが唯一のチャンス。
この週に決行するしかありません。
なお、5連休の後は8時間勤務が3日連続で続くため、旅の後には休息日を設けたいところ。
つまり、タイムリミットは4日間。
17日(日)に8時間の出勤が終わったあと、翌日にすぐ出発。
21日(木)に帰ってきて、翌日はゆっくり休んで週末の3連勤にそなえる。
バイト先に迷惑をかけたくないので、何としても22(金)までには札幌に帰ってこなくてはならない。
…なんか緊迫するな~(^_^;)
4日間で400キロ(※宗谷岬から稚内駅までの復路も含めた距離)
を走破するため、おおざっぱなプランを立てました。
初日は平坦な内陸側を通るルートを選択。2日目からは海岸沿いの道路をひたすら直進。
ホントに適当~に、「あぁ、ここに街があるから初日はここに泊まろう!」といった感じでぱぱっと。
このプランだと、一日の目標走行距離は100キロ超。
僕は自転車に乗るのが好きなので、1日に40~50キロ走行は慣れているんですが、さすがに100キロ超えの4日連続は未知の領域。
まず、1日に100キロも走行したことなんて無いです(チャリ好きの友人と共に走った90キロが過去最高)。
・・・ホントに走れるの!?
最後に、走行するルート自体にも不安な点が。
・初日
→4日間のうち、最も走行距離が長い。まず100キロ以上走れるのか!?しかも目的地・留萌の手前に「美葉牛峠」が待ち構える。
低い峠らしいが、長距離走行のラストに挑むのは厳しそう…。
・2日目
→羽幌の手前~初山別辺りに、かなりのアップダウンの道が20回ほど続くエリアがあるらしく、自転車乗りには地獄らしい。おそらく今回のルートの中で最も過酷。
しかもこの地域、日によっては風の強さがハンパないらしい。向かい風で進めない事も考えられる。
・3日目
→天塩から最北の街・稚内まで、人家も何もない原野の道が、ひたすら60キロ以上続く。
ここでもし自転車トラブルで動けなくなったら確実に死ぬ。
5年使用のくたびれたチャリで走るのは自殺行為と言っても過言ではない。
う~ん、それぞれの日に不安要素がたくさん。やだね~。
・・・一応、原野でチャリが故障した時の緊急用グッズを申し訳程度に買ってきました。
100円ショップで。
…ホントにコレで大丈夫なの!?
パンク修理材はイマイチ信用ならない。そして空気入れはあるけど、きちんとしたパンク修理道具はありません。
まず、僕はチャリ好きのくせにパンク修理ができません!はははwww
緊急事態が発生したら
確実に、死・に・ま・す♪\(^O^)/
出発前日、「明日の目的地は留萌だ!」と家族に言ったら、
「留萌はムリなんじゃない~?止めたら~?」と苦笑いする父さん。
そうかもね…まず3泊4日で稚内、これ自体が無謀すぎたかな~…。
行くの止めようかな…。
いやダメだ!学校の友達やバイト仲間に決意表明してしまったんです…。
さんざん話しておいて挑戦しないとはカッコ悪すぎるよ!
あぁ~、もっとひっそりチャレンジして、ひっそりリタイヤすればよかったかもな~。
不安な気持ちで眠れない夜を過ごし、ついに出発当日の朝を迎えてしまいました…。
次回!ついに移動開始!!
続く。
そういう訳でママチャリでの出発だったのですね~でもわかります。
私も上級クラスの自転車に憧れるけど、今の子に愛着あるので乗り換えに至らないんですよね。
自転車を大事にするホルマリンさんの心、同じチャリダーとして嬉しいです(^-^)
しかしママチャリで約400kmは本当に無謀と思います。笑
どうなるのか、どうなったのか…これからの更新本当に楽しみにしています!
綾鷹吹き出したせいでパソコンが故障してなければいいんですが。(笑)
旅の途中、京都から自転車で来たという同い年の旅人に会って頭が下がりました…。しかも、また京都までチャリで帰るとか言ってたんで僕なんか足元にも及びませんね(^_^;)
「無の大地」ですが、さすがにあの風景は北海道民の僕でも驚きました。しかもあんなのが60~70キロも続きますからビックリですよね。
僕は大阪の大都会的な雰囲気は憧れでもあり大好きですよ♪
やっぱり自転車乗りとはそういうものですよね。辛い時も楽しい時も共に走ったチャリは自分の体の一部みたいなものですから。
今回の旅で、ママチャリ君への愛着がさらに深まってしまったので、就職して5万くらいのクロスバイクを買うまではまだ乗り続けていこうと思いました(笑)
道中ではいろんな旅行者に会いましたが、さすがにママチャリダーは僕だけでした(^_^;)
嬉しいコメント、本当にありがたいです。2~3日に一回のペースで更新できたらと思っていますので(*^_^*)