ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

(兵庫県姫路市)太陽公園 後編

2021-09-28 23:40:14 | 日本全国!珍スポット・魔境訪問
(2019年訪問)前編はこちら
兵庫、岡山、広島珍スポットラリーより記事を抜粋しております。


天安門広場

これまたなかなか良い雰囲気。私が太陽公園で楽しみにしていたポイントその2です(*^_^*)。
真ん中のトンネルをくぐると天安門の脇に出ることができ、そこから門の上へと登れる階段もありました。
所々傷んではいますが、建物自体はまぁよく出来ています。

広場の脇には…なぜか巨大ハニワ

…そしてこのエリアにも、至る所に作りすぎたであろう兵馬俑がたくさんいました(笑)。


ここから山の方へ向かって、ひたすら万里の長城が続いているようです。
もちろん立派な石造り、また道幅と高さは本家と同サイズで再現されており、総延長は2キロにもなるそうです!!

中国・双塔寺

太原市にある寺院を再現したものだそうで、本殿の中へ入ると大きな仏像がズラリ。
ちなみに、姫路市と太原市は姉妹都市提携を結んでいるのだそうです。

…そして、山の上の方には特徴的な2つの塔が見えます。ずいぶんと急な万里の長城を登って近づいてみます。


これも実物大なのか、傍へ行くと結構な高さです。
展望台になってるのかな~」と期待してしまいましたが、残念ながら内部はただの空洞のようで、中に入れる入口もありませんでした。
最上階からなら見晴らしも良さそうなのに勿体ないですね…(^_^;)。

その代わり、長城の先に「展望台」の案内があったので行ってみることにしました。


雨で足元が悪く、何度か滑って転びそうになりながらを登って行くと、行き止まりになった展望台へと到着しました。
…とは言っても、生い茂る木々のせいで眺めは大したことなく、周囲の山々と、少し離れた場所にそびえる白鳥城しか見えません(泣)。
天井の無い休憩スペースもビチョビチョのベンチしかなく、特に見るものも無いのですぐ引き返しました(笑)。

…特に誰とも会わず、何も見るものも無いまま長城をぐるりと歩いていくと、「磨崖仏」と書かれた案内板が。
実は先ほど双塔の場所からも遠くに見えていました。
小さな石段を登っていくと。


スゴイ\(^o^)/
なんとそこに現れたのは、10メートルはゆうに超えている、崖に彫り込まれた巨大な石仏!
どうやって作ったのでしょう…そしてその資金はどこから!?


屋外エリアを探索し終えた私は、いよいよ太陽公園のランドマーク?である白鳥城の入り口へとやってきました。
実は、今まで居た石のエリアと城エリアは微妙に離れており、いったん園内を出て道路の向かい側まで歩く事になります。
ちなみに入城料は公園の入園料に含まれています(^_^)。


きれいな建物に入ると、まずは世界各国の民族衣装がお出迎え。どうやらSNS映え必須のコスプレ体験が出来るようで、建物前の広場には撮影用の小屋がいくつか建っていました。子供や若い女の子は大喜びでしょうね。
そのほか、休憩&食事コーナーと、それなりのおみやげコーナーが併設。姫路のお土産のほか、クリアファイルやポストカードなどの太陽公園オリジナルグッズも購入可能(*^_^*)。


…さて、目指す白鳥城は山の上にあるのですが、なんと専用のモノレールがあります。運行ダイヤは20分に1回くらい。
太っ腹にも、こちらのモノレール利用料も入園料に含まれているのでさっそく乗り込みます(*^_^*)。

比較的新しそうなこの車両、なんとシートヒーター付き。片道2~3分で急斜面をゆっくり登っていきます。


山頂駅へ着くと、城のゲートまで少し歩く事になるのですが…まぁ山の上なので風が強いこと。
そして雨もさっきから強くなっているので、外観の撮影もそこそこに中へ避難~~。

白鳥城内部

…少し想像はしていましたが、普通~~の建物です(笑)。結構新しい建物なのか、全体的に小奇麗。
本家ノイシュバンシュタイン城の展示が一応ありますが量は少なめ。
順路の看板に従い、長い廊下を進んでいきます。


階段を上ると、フロア全体がトリックアートミュージアムになっていました(^_^;)。
いくつかの部屋に分かれており、普通~の会議室のような場所に数点のトリックアートを贅沢に配置…といった感じ(笑)。
階段を上ると、こちらもトリックアートミュージアムでしたが、途中から世界の名画がたくさん(コピーだけど)。
う~ん…、これぞTHE・珍スポットといった雰囲気(*^_^*)。


小さな展望室がありましたが、周囲はただただ田んぼと住宅地が広がるだけなので至って普通……。

王座の間

壁には「太陽の恵み」なる巨大な壁面画が。コスプレしてこの空間で写真撮ったらインスタ映えしそうですね~。


早足で回りつつ下の階へ降りてゆくと、身障者の描いた絵画展が行われていました。手の不自由な方々が口や足を使って描いたものだそうです。

隣の部屋には、なぜかクルミ割り人形のコレクション。

形、大きさ様々な人形が2部屋に渡って展開。これだけ集まると壮観ではありますね。
実際に触ってクルミ割りできるものもありました。



これにて太陽公園の見学は終わりです。
大雨の中、広い園内のほとんどを歩き回ったのでビチョビチョだし疲れました……(^_^;)。
でも、久々に超・純粋珍スポットを探検できた気がして非常に楽しい時間でした♪

完。
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(兵庫県姫路市)太陽公園 前編

2021-09-28 23:35:49 | 日本全国!珍スポット・魔境訪問
(2019年訪問)
兵庫、岡山、広島珍スポットラリーより記事を抜粋しております。


・太陽公園(兵庫県姫路市打越1342-6)





姫路市の住宅街に突如現れる、社会福祉法人が経営する屋外テーマパークです。
ドイツのノイシュバンシュタイン城を模したという、丘の上の白鳥城がインパクト抜群ですが、園内にはさまざまな世界遺産のレプリカが乱立しており、別名「石のテーマパーク」。
ご想像通り、私のようなマニアには有名なスポットとなっており、一度訪問してみたかった場所でした。

入場料1300円を払い、内部へ。



さすが噂に聞いていた通り……といいますか、想像以上です(笑)。
ゲートをくぐった途端から、各国の遺跡にあるような石像やオブジェがそこらじゅうに。
見た事あるやつもあれば何だかよく分からないものも(笑)。とても全部は写真撮れません(^_^;)。

そして…凱旋門が。

……かなりデカい。
実物大とまではいきませんが、見ごたえたっぷりの十分な大きさ。そして比較的最近に建てられたものなのか、かなり綺麗です。
これは…もしや今流行の「映え(ばえ)」スポットなのでは。

すぐ傍にはモアイ像もズラリ。



ボリビア「太陽の門」とその周辺の遺跡群。
門の先はずいぶん先まで階段が続いておりましたが、その先は特に何もない行き止まりでした(^_^;)。

やや適当な「マチュピチュ」と、なぜか大量の小便小僧


その先も石像群がズラリ。

世界遺産などの有名どころから、初めて見るような人型のオブジェなど、思いつく限りの石アイテムをドンドン作って展示した感じ。これはスゴイわ。
なお、福祉法人経営のため、すぐ脇には介護施設が隣接。公園内とそのまま繋がっています。
時おり会う、園内を掃除されている従業員は施設に入居されている方々のようです。


さまざまなオブジェの並ぶ通路をしばらく歩いてゆくと、大量の等身大石像の並ぶエリアへ辿り着きました。
そして、大きな倉庫が2棟くっついたような建物があり「←兵馬俑坑」の案内板。

実はここ、太陽公園で最も楽しみにしていたポイントでした。
いざ入ってみましょう!(*^_^*)


すご~~い!!!
若干薄暗い建物内にはなんと!実物大の石像が数えきれないほど並び本物の兵馬俑さながら!
ものすごい迫力です。
もう何年も前ですが、この兵馬俑の写真を雑誌で見て、ここ太陽公園に来てみたいとずっと思っていたのです(^_^;)。
本物と同じくらいの見ごたえじゃない??」と思えるほどの再現度です。



きちんと1体1体それぞれ顔が違うようです
もちろんレプリカですが、本物の石で造られたものが1000体並べられているそうです。


ここから、脇を走る一般道に沿って万里の長城のような歩道がひたすら延びているのですが……。
作りすぎちゃったのかどうか分かりませんが、ご覧の通り建物から溢れた兵馬俑がそこらじゅうに立っています(笑)。


水の張った溜め池?のような場所をぐるりと回って歩いてゆくと、巨大な外国のコインがたくさん置かれた広場が。
案内板を見てみると「石貨神殿」とあります。なんじゃそりゃ。

ズラリとならぶ小屋の中を見てみると、先住民族の方々が映った写真が沢山飾られていました。
パンフレットによると、ヤップ島の石貨をお祀りしているとの事ですが…。

端っこにはひっそりとマーライオンが。

一応、水の張った溜め池に面しているのでサマになってなくもない??笑

しっかしこの場所、ずいぶんと高低差が激しいようです。
石灯篭の並ぶ通路が、かなりの角度で斜面の上へと続いていたので登ってみました。
すると。


突然のピラミッド(笑)

中を覗くと…ツタンカーメン!!

さすが抜かりない(笑)。思わず笑ってしまいました(^_^;)。
内部は小部屋のようになっており、壁には本物のツタンカーメンの人型棺の写真などなど。


だんだんと雨が強くなってきたのですが、斜面の上に続く遊歩道を登ってみます。
すると…またもや大量の石像が見えてきました。


こりゃまた壮観!!
斜面にズラ~~~ッと並んでいたのは、これまた一体一体ポーズや顔の違う五百羅漢でした。
そしてその先には思わぬことにお寺が。

鶏足寺という少し変わった名前のこのお寺。
パンフによるとかつて播磨国にあった寺院で、1578年に秀吉によって焼打ちされ滅亡。
平成になってからここ太陽公園の敷地内に再建されたものなのだそうです。

そして本殿の横には…謎の記念碑群。

普通こういう石碑って1つか、多くても3つくらいのモノでは??こんなに乱立している光景は見たことありません(^_^;)。
掘られているのは「夢」「心洗」「●●栄誉賞」などなど……。
何やら怪しげな臭いが漂っています(笑)。

後編へ続く。
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