更新ストップしてしまいスミマセンでした。
ちょっと学校&新ネタ取材で更新するタイミングが合わず・・・。
「ミステリー調査局」シリーズ、かろうじて情報が集まってきているので続けていきますよ!さっそく新作をどうぞ。
西区の謎の鍵屋さん、
内部に潜入してきました!
今回の情報は、ブログ「ぱるるんの「札幌・発」気まま~な日記」を運営されているぱるるんさんから頂きました。ありがとうございます。
なんでも、西区のとある場所に不思議な鍵屋さんが存在しているとのこと。
この周辺はたまに通りかかったりブラブラしたりしていたんですが、そんな場所があるとは初めて聞きました。
・・・めっちゃ気になる~!という事でさっそく取材だ。
6月下旬・某日。
西区の巨大繁華街エリアです。ちょうどこの地区に用事があったので来てみました。
JRの駅から南側に賑やかなメインストリートが延びていて、散策してみると楽しい。
・・・実は父さんが学生時代を過ごした青春の地でもあります。
駅の南側エリアはブック●フ、イトーヨー●ドー等を利用するために何度か訪問しているのに、北側エリアはほとんど歩いたことがありませんでした。
いただいた情報に従い、駅の北側エリアを少し散策してみると・・・問題の場所はすぐに分かりました。
・・・絶対ココだよね!?
何やらビッシリ文字が書かれた看板、そして巨大な目玉が・・・。
「霊界の超技術との融合」!!!「画期的超技術独自発明」!!
「本物の錠前師」!!
う~ん。
とても気になります!
なんだか、これは中央区「人形屋佐吉」を初めて見た時の衝撃に似ているぞ。
さすがに外観をむやみに撮影しまくるのも気が引けるので、内部に入って許可を貰うことに。
ちょっと怖いけど・・・勇気を出して扉をガラガラ開けてみる。
内部は普通のお客さん用の受付&待合室コーナーになっていました。でも表に貼ってあった巨大な目玉の看板がココにもある。
気難しいおじいさんでも出てきて追い返されたらどうしよう・・・とか思いながら「こんにちは~。」と声を出してみると、店の奥からTシャツ&短パン姿の普通のおじちゃんが出てきました。頭には仕事で使うであろう巨大な拡大鏡つきゴーグル。
事情を話すと「ホントにいろんな人が来るねぇ~!」と少々あきれたご様子(笑)。
なんでもNHK、STVなど各テレビ局の取材も受けたことがあるらしい。近くの学校から「いろいろ話して欲しい!」と集団で取材が来たこともあるそうです。
おじちゃんはとても気さくな方で、興味本位で突然現れた僕に対していろいろとお話ししてくれました。
名前は阿吽(あうん)さん。とても珍しいお名前です。名前では使えない漢字なので、書類などに記入する時はカタカナで「アウン」と書いているそう。
彼は「シルバーバーチ」という宗教の信者なのだそうです。日本ではあまり知られていない宗教ですが、話によると芸能人にも結構な数の信者が(かなり有名な人の名前も)。
本業は鍵屋さんですが、世界中の人からの治療の依頼も受けているそうです。「清貧弱者からはお金を取らない!」というのがモットー。
店内には「この前『治してくれ!』って来た」という某・お笑い芸人のサインも。彼も信者なのかな。
店の外に掲げられた看板。描かれているのは教祖の弟子の顔なのだそう。
「この『目』が評判でねぇ~!」とのこと。何といっても目立つので、車で通りかかってUターンしてくる人もいたらしい(笑)。
この看板、マイナーチェンジを検討中らしく、文字表記を若干変えた下書きも見せてもらいました。
この看板を見て、たまに他の宗教の人が勧誘に来ることも。
「たいていは宗教論争になってしまうんですが、私がこてんぱんにしてやりますよ!」と、断固として断っているそうです。
「~他店涙ぐむ~」!!
「独自発明 新技術 ~乞う~ご期待」
独自の新技術を開発したとのこと。「そこいらの鍵屋さんはこんなこと出来ませんわ。」と、おじちゃん。
(↑思いっきり僕が写っていますが気にしないように。)
「小型金庫改造 鉄製の重筐体」
・・・って何?と思っていたら、なんと趣味で金庫を改造してオーディオを制作したという。わざわざ店の裏に僕を招いて見せてくれました。
確かに見た目は金庫。開閉扉をくり抜いて内部にスピーカーが仕組んであります。
これでクラシック音楽を聞かせてくれたんですが、部屋全体に美しく響き渡るすばらしい音質。「いい音でしょ?」と誇らしげです。
実はこのオリジナル・オーディオ、6万8000円で販売しているという。ヤマハ等のメーカーものなら軽く10万円超えるので、これは破格の値段ですよ!と熱く語られておりました。
みなさん、興味があればぜひ。
「このオーディオ完成させちゃって、今はヴァイオリン制作に励んでいるんですわ。」
えぇ!ヴァイオリンですか!!
店の奥にある仕事場の隣には、素敵な工房が存在していました。木を組み合わせた作りかけのヴァイオリン本体が置いてあります。完成はまだまだ遠そう。
現在はまだ良い音色を出す研究を行っている最中だそうで、試行錯誤を繰り返した小さな部品の試作品もいくつか見せていただきました。
「やっぱり完成には数年かかると思います。目標は『ストラディバリウスを超える』ことです。札幌から新たな技術者が生まれてもいいなぁ~なんて私は思っているんですよ。
これが私の野望、Ambitiousなんです。」
壁に貼られたヴァイオリンの完成予想図を眺めながら、熱く述べられておりました。
いや~、素敵な方だなぁ。
「やっぱり食べていかなきゃならないから、本業で鍵屋を始めたわけで、その他に趣味として宗教、オーディオ、ヴァイオリンをやっている、そういうことなんです。
やっぱり看板見てみんな訪ねてくるんだけど、みんな帰らないんです。私の話がおもしろいから(笑)」
「また遊びにおいでよ!」
おじちゃんの笑顔に見送られて、お店を後にしました。
嫌な顔一つせず、わざわざ店の外まで出て看板の解説までしていただき、宗教に対する考えはもちろん、趣味や私生活まで色々と聞かせていただきました。お仕事中にもかかわらず本当にありがとうございました。
とても有意義な時間を過ごせた気がしますよ。
結論:
外観は不思議だけど中はホンワカ。
素敵なおじちゃんが経営されていました。
完。
※札幌の謎&ミステリー情報を募集しています!
「こんなのを見た!」「こんな場所を知っている!」などありましたらコメント欄に是非!
僕の興味を惹くものがあれば、当コーナーのネタにさせていただきます。
ちょっと学校&新ネタ取材で更新するタイミングが合わず・・・。
「ミステリー調査局」シリーズ、かろうじて情報が集まってきているので続けていきますよ!さっそく新作をどうぞ。
西区の謎の鍵屋さん、
内部に潜入してきました!
今回の情報は、ブログ「ぱるるんの「札幌・発」気まま~な日記」を運営されているぱるるんさんから頂きました。ありがとうございます。
なんでも、西区のとある場所に不思議な鍵屋さんが存在しているとのこと。
この周辺はたまに通りかかったりブラブラしたりしていたんですが、そんな場所があるとは初めて聞きました。
・・・めっちゃ気になる~!という事でさっそく取材だ。
6月下旬・某日。
西区の巨大繁華街エリアです。ちょうどこの地区に用事があったので来てみました。
JRの駅から南側に賑やかなメインストリートが延びていて、散策してみると楽しい。
・・・実は父さんが学生時代を過ごした青春の地でもあります。
駅の南側エリアはブック●フ、イトーヨー●ドー等を利用するために何度か訪問しているのに、北側エリアはほとんど歩いたことがありませんでした。
いただいた情報に従い、駅の北側エリアを少し散策してみると・・・問題の場所はすぐに分かりました。
・・・絶対ココだよね!?
何やらビッシリ文字が書かれた看板、そして巨大な目玉が・・・。
「霊界の超技術との融合」!!!「画期的超技術独自発明」!!
「本物の錠前師」!!
う~ん。
とても気になります!
なんだか、これは中央区「人形屋佐吉」を初めて見た時の衝撃に似ているぞ。
さすがに外観をむやみに撮影しまくるのも気が引けるので、内部に入って許可を貰うことに。
ちょっと怖いけど・・・勇気を出して扉をガラガラ開けてみる。
内部は普通のお客さん用の受付&待合室コーナーになっていました。でも表に貼ってあった巨大な目玉の看板がココにもある。
気難しいおじいさんでも出てきて追い返されたらどうしよう・・・とか思いながら「こんにちは~。」と声を出してみると、店の奥からTシャツ&短パン姿の普通のおじちゃんが出てきました。頭には仕事で使うであろう巨大な拡大鏡つきゴーグル。
事情を話すと「ホントにいろんな人が来るねぇ~!」と少々あきれたご様子(笑)。
なんでもNHK、STVなど各テレビ局の取材も受けたことがあるらしい。近くの学校から「いろいろ話して欲しい!」と集団で取材が来たこともあるそうです。
おじちゃんはとても気さくな方で、興味本位で突然現れた僕に対していろいろとお話ししてくれました。
名前は阿吽(あうん)さん。とても珍しいお名前です。名前では使えない漢字なので、書類などに記入する時はカタカナで「アウン」と書いているそう。
彼は「シルバーバーチ」という宗教の信者なのだそうです。日本ではあまり知られていない宗教ですが、話によると芸能人にも結構な数の信者が(かなり有名な人の名前も)。
本業は鍵屋さんですが、世界中の人からの治療の依頼も受けているそうです。「清貧弱者からはお金を取らない!」というのがモットー。
店内には「この前『治してくれ!』って来た」という某・お笑い芸人のサインも。彼も信者なのかな。
店の外に掲げられた看板。描かれているのは教祖の弟子の顔なのだそう。
「この『目』が評判でねぇ~!」とのこと。何といっても目立つので、車で通りかかってUターンしてくる人もいたらしい(笑)。
この看板、マイナーチェンジを検討中らしく、文字表記を若干変えた下書きも見せてもらいました。
この看板を見て、たまに他の宗教の人が勧誘に来ることも。
「たいていは宗教論争になってしまうんですが、私がこてんぱんにしてやりますよ!」と、断固として断っているそうです。
「~他店涙ぐむ~」!!
「独自発明 新技術 ~乞う~ご期待」
独自の新技術を開発したとのこと。「そこいらの鍵屋さんはこんなこと出来ませんわ。」と、おじちゃん。
(↑思いっきり僕が写っていますが気にしないように。)
「小型金庫改造 鉄製の重筐体」
・・・って何?と思っていたら、なんと趣味で金庫を改造してオーディオを制作したという。わざわざ店の裏に僕を招いて見せてくれました。
確かに見た目は金庫。開閉扉をくり抜いて内部にスピーカーが仕組んであります。
これでクラシック音楽を聞かせてくれたんですが、部屋全体に美しく響き渡るすばらしい音質。「いい音でしょ?」と誇らしげです。
実はこのオリジナル・オーディオ、6万8000円で販売しているという。ヤマハ等のメーカーものなら軽く10万円超えるので、これは破格の値段ですよ!と熱く語られておりました。
みなさん、興味があればぜひ。
「このオーディオ完成させちゃって、今はヴァイオリン制作に励んでいるんですわ。」
えぇ!ヴァイオリンですか!!
店の奥にある仕事場の隣には、素敵な工房が存在していました。木を組み合わせた作りかけのヴァイオリン本体が置いてあります。完成はまだまだ遠そう。
現在はまだ良い音色を出す研究を行っている最中だそうで、試行錯誤を繰り返した小さな部品の試作品もいくつか見せていただきました。
「やっぱり完成には数年かかると思います。目標は『ストラディバリウスを超える』ことです。札幌から新たな技術者が生まれてもいいなぁ~なんて私は思っているんですよ。
これが私の野望、Ambitiousなんです。」
壁に貼られたヴァイオリンの完成予想図を眺めながら、熱く述べられておりました。
いや~、素敵な方だなぁ。
「やっぱり食べていかなきゃならないから、本業で鍵屋を始めたわけで、その他に趣味として宗教、オーディオ、ヴァイオリンをやっている、そういうことなんです。
やっぱり看板見てみんな訪ねてくるんだけど、みんな帰らないんです。私の話がおもしろいから(笑)」
「また遊びにおいでよ!」
おじちゃんの笑顔に見送られて、お店を後にしました。
嫌な顔一つせず、わざわざ店の外まで出て看板の解説までしていただき、宗教に対する考えはもちろん、趣味や私生活まで色々と聞かせていただきました。お仕事中にもかかわらず本当にありがとうございました。
とても有意義な時間を過ごせた気がしますよ。
結論:
外観は不思議だけど中はホンワカ。
素敵なおじちゃんが経営されていました。
完。
※札幌の謎&ミステリー情報を募集しています!
「こんなのを見た!」「こんな場所を知っている!」などありましたらコメント欄に是非!
僕の興味を惹くものがあれば、当コーナーのネタにさせていただきます。