ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

夏は栃木でバイト!!後半戦 その11(最終回)

2013-11-23 22:57:13 | チャレンジ企画
ついに最終回です。


9月2日、午後2時。

暑さで汗だくになりながら、「浅草橋」駅に戻ってきました。
帰りの飛行機の時間がいよいよ近づいてきたので、空港を目指します。

・・・ちなみに、帰りの飛行機も行きと同様、格安航空(エアアジア)を予約しているので、成田空港まで向かわなくてはなりません。今更だけど時間大丈夫かな・・・。(注:後にトラブルが起こります!)

浅草橋から1駅だけ普通列車に乗車。


「錦糸町」駅で快速千葉行きへ乗り換え


あれ・・・ここからでもスカイツリー見えるんか・・・(汗)。

浅草橋で降りた意味が・・・。

千葉まで乗車、成田行きへ乗り換え


思いのほか時間がかかり、飛行機に間に合うか心配になってきました・・・。
飛行機は午後4時半に離陸ですが、現在は3時半。
基本的にチェックイン等の手続きは30分前までだから・・・かなりギリギリか。

この飛行機には何としてでも乗らなければいけない。何といっても1カ月ぶりの故郷帰りですからね。
電車の中でハラハラドキドキします。


と、ここで事件が・・・。

午後4時ごろ、終点の成田へ到着しました。
ここで空港行きへ乗り換えて、わずか1駅先の成田空港へ向かう予定でしたが・・・。

なんと、次の空港行きの快速は20分後・・・。

えぇと、乗車時間が数分と考えて、駅に着いたら搭乗ゲートまで距離あるし、広大な飛行場で場所が分からなくて迷うかもしれん。チケット発券、チェックイン等々も考えると・・・。
間に合わない!!


ど、どうしよう!?あと1駅なのに!!(汗)
最後の最後でハプニング発生です!


・・・とりあえず、電車を待つのは止め、タクシーで向かうことにしました。
改札から早足で出て、広場に止まっていた黒塗りのタクシーに乗り込む。

あぁ、料金が心配だが・・・。電車1駅分だからそれほど掛からないでしょ!?


運転手さんと、ひょんな事から世間話になります。
僕がわざわざ札幌から1カ月バイトで来ていた事をカミングアウトすると「あらあら!それはそれは!」と驚いています(笑)。


運さん「でももう関東の暑さも嫌というほど味わったでしょ!?


そうですね・・・存分に夏満喫しました!


そんな事を話している間にもピコピコ上がっていく料金表示・・・。もうとっくに1000円超えてます・・・。

予想以上の長距離を走り、ようやく空港が見えてきました。
セキュリティがうるさいらしく、入場ゲートで身分証の提示を求められます。
・・・あぁ・・・。初めて運転免許証が役に立った。

謎の動きをする機内食運搬車に運転手さんがイライラしながらも、タクシーは無事にターミナルビルに到着。


料金は・・・2800円!!(ToT)

あぁ・・・電車じゃ1駅なのに、こんなに掛かるとは思わなかった(泣)。やっぱりタクシーはセレブの乗り物ですね・・・。


約1カ月ぶりの成田空港です!

意外と日にちが経つのが早かったので、札幌から降り立ったのが昨日のことのように思えます。


・・・あっという間だったな・・・。


すんなりとエアアジアの出発ゲートを見つけチェックインするも、離陸の予定時間がかなり遅れている様子。
これじゃあタクシー使わなくても間に合ったかもなぁ・・・(後悔)。


エアアジア8527便


日が傾いた空が物悲しさを誘います…。
ついに、暑かった本州での夏休みが終わる。


予定より40分も遅れて離陸。


大きく旋回する飛行機からは、スカイツリーや東京都心の超高層ビル群が夕日の中にそびえているのが見えました。
遠くに見るシャープなスカイツリーは、さながらつまようじのようです。


・・・ですが、そんなビル群も雲の下となり、あっという間に見えなくなりました。



ありがとう鬼怒川温泉。さようなら本州。



見知らぬ地で過ごした夏休みのほんのひと時。

そこには僕の求めていたものが確かにあった。

札幌からはるばる「あの地」へ行かなくては、こんな素晴らしい時間は過ごせなかった。

最初はどうなるか分からなかったが、何事にもチャレンジしてみるものだ。

それは、僕のかけがえのない夏の思い出となった。



この夏の1カ月は、けっして忘れない。




旅は一期一会。
・・・いちごいちえ。・・・イチゴ・・・。そういえば「とちおとめソフト」が美味しかったです(笑)。


さまざまな想いを乗せ、飛行機は北海道上空へ。
雲を抜けて千歳市の街並みが見えたころには、日もすっかり沈んでいました。

晴れ渡った澄んだ夜空のもと、どこまでもキラキラ輝く街並みが僕を迎えてくれます。


やっぱり北海道はいい。規則正しく住宅が並び、視界を遮る超高層ビルがどこにもない。


夜7時、北海道に帰還―。

空港のロビーに書かれていた「大谷地」「福住」などの見なれた地名を見てホッとします。
ついに帰ってきました。

僕が留守にしている間、北海道の夏は終わりを迎えており・・・。
外へ出て見るとあまりにも涼しく、肌寒さまで感じるほど。


友人や家族に「北海道帰還」の報告メールをしながら、空港送迎バスでわが故郷・札幌市内へ向かいます。
見なれた街並みに感動しつつ乗車し、自宅近くのバス停で下車。


久々に見る我が家・・・。
なぜか新しく家の前に自販機が置かれている・・・(汗)。


玄関を開けると、そこには変わらない家族の顔。笑顔で僕を迎え入れてくれました。
やけに壁の白さと部屋の狭さを感じ、戸惑いながらも居間へ向かうと良い香りが・・・。

何と母さん、残業で仕事帰りが遅くなったにもかかわらず、僕のためにハンバーグを作っていてくれたのである!!


いただきます!


ぱくっ。


美味しいぃぃぃ!!

これが「おふくろの味」か!!



ホテルの食事もおいしかったですが、なんだか深みが無いというか、純粋に感動できない味だったんですよね・・・(←贅沢言ってすみません・・・)。
やっぱり親の料理が一番だと改めて思った次第です。大事に味わいましたよ。



就寝時。
久々に自分のベッドに潜り込むと、やはり安心します。

普段であれば、「あぁ~、今回の旅も終わっちゃったなぁ~」と悲しくなる時間ですが、今回はそんな事はありません。
まだ家族に話していない出来事がたくさんある。友人にも早くこの感動を報告したいし、外出して久々の札幌も味わいたい。家族が撮りためてくれた1カ月分のTV番組もはやく見たい。
まず、今回の感動を忘れないうちに記録しないと。


夏休みはまだ残り数日ある。その中でやるべき事はたくさんあった。


明日からまた札幌での平凡な日常が始まる。しかし、今回はそれがとても楽しみだった。



「夏は栃木でバイト!!」シリーズ、
完 結。






(管理人より、おわりに一言。)

ということで、足掛け2ヶ月半、全29回の大長編となった「栃木でバイト」シリーズ、ようやく完結です!!
なんだかんだ言って、予定より5~6回オーバーしてしまいましたが(笑)、いやぁ、まとめるのが大変だった!!
こうしてラストまで書くことが出来たのも、「面白い!」とコメントしてくれた方のおかげです!
コメントをくれたtadaさん、JKHさん、本当にありがとうございました!(もし反響が無ければ面倒くさくなって途中で止めてました。)
後半の方は「楽しく読んでくれている人がいる!」と実感し、楽しく更新することが出来ました。
「今回はどんなコメントが来るかな~♪」と楽しみにした事もしばしば。

何やら最後までネタ満載、様々な出来事が起こりまくりですが、99%事実です(時系列など多少は変えてありますが)。

もしここまで読んでくれた人がいるならば、よろしければコメント欄に一言お願いしたいです。
「文章がクドイ!」「文字がカラフルすぎて読みづらい!!
「最後まで全然面白くなかった。」等の文句でもけっこうです(笑)参考にします。

ちょこっと書いて、4桁の数字を半角数字で入れるだけなので、簡単ですよね!?よろしければ是非!!


ということで、ありがとうございました。