語りかける花たち

角島 泉(かどしまいずみ) 花日記
 ~石川の四季、花の旅、花のアトリエ こすもす日々のこと


道草する道 Ⅱ

2010年05月11日 | 金沢の四季
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風薫るこの季節、

河北潟干拓地は、ますます美しい色彩で染められていく。

木々は萌え、野花は色香をただよわせる。

だから、私の道草は、エスカレートの一途である。





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緑の季節に映える、ストロベリーキャンドルの花畑。

この花は、美しいばかりでなく、

土も肥やしてくれるらしい。

花が終わったら、土にすき込まれ、

夏のひまわりの栄養となる。


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ヨーロッパの田舎を想わせる風景がつづく。

爽やかな風が吹き渡り、

麦の穂が、見えない櫛で とき付けられていった。

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河北潟干拓地は、昭和の中頃、潟を埋め立て、

酪農業の地となったので、

人間が作り出した植生と、周囲の生態系が融合し、

独特の景観が出来上がった。

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今も人間の意志によって、創られていく部分と、

たくましい自然の営みとの せめぎ合いである。

でも、この のどかな風景の中で働く人々は、

なんだか おおらかで、和むのである。


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牧場主の妻たちが開いたミルクショップで、

おいしいソフトクリームをいただきながら、

のんびり草を食む動物たちをながめてすごす。

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ここは、街からほんの少しのところの、おとぎの国。

しばし、空想の世界にトリップする。

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