きのうの花市場で、先輩の花屋さんから
突然 一本の枝花をいただいた。
「この花 大好きなので、一本あげる。」
一年に一、二回、少ししか出荷されない花、
「大山蓮華(おおやまれんげ)」。
五本束で買ったうちの一本を、
貴重な一本を、分けて下さった。
なんて太っ腹。
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「大山蓮華」または「深山蓮華(みやまれんげ)」
モクレン科の低木で、深山に生える。
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池に咲く蓮(ハス)の花に似たつぼみ、
両手を合わせて膨らませたようなつぼみを
ふわっと大きくほどいて、
魅惑の花を咲かせた。
大きな葉の中に現れた、大輪の花。
それにしても この強烈な甘い香りは . . .
くらくらする。
ちょっと危ない官能の香り。
(ガラスの花器/大迫友紀)
[ 続 ]
翌日、あの白い花びらは、すっかり茶色に変わっていた。
魅惑の花は、一日の命。
そして、次のつぼみが密やかに
その出番を待っている。
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[ 続の続 ]
まる二日たった朝。
花のかたちそのままに、
この美しいアンティークカラー!
最後まで高貴なたたずまい。
そして下のつぼみがほどけてきた。
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[ 続の続の続 ]
四日目の朝。
とうとう散り始めた。
葉の上に音をたてながら、落ちていく。
そして、バトンを渡されたつぼみは
今にも開きそう。
匂い立ってきた。
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我が家のリビング出て直ぐにあります。
マメにマメに剪定しないと収拾もつかない。
花は…まさに官能の香り。
朴念仁の私には少々キツい。
だからこそ、胸騒ぐとでも言うべきでしょうが…
花弁の色のピンクがかったアンティークホワイトも
繊細な花芯のピンク色もツボです。
香り…どんななんだろう?
「どこか南国の夜の香りのような。」
……イランイランの香りみたいなのかしら?
いつか香りにも出会ってみたいものです!
とっても綺麗なショットだね!
花の命は、短いけど。。。
私は、真ん中のピンク色が好きな色なの?
匂いは、すごいけどね。。。
うちのは、花びらすっかり茶色になっちゃいました(涙)
また、好きなお花撮ってね!!
今朝見たら、私の方もすっかり茶色くなっていました。もう一つ付いているつぼみが楽しみです。