(「河北新報」令和元年5月13日付記事より引用)
頸椎(けいつい)を損傷した人でも楽しめる「車いすツインバスケットボール」の親善試合が、仙台市青葉区の東北文化学園大体育館であった。同大主催で2年目の開催となった大会は、障害のある人との共生への理解促進と競技の普及を目指している。
4月20、21日に行われた大会には宮城県と栃木など関東3県の計4チームが参加し総当たりで対戦した。車体をぶつけ合う激しいプレーも見られ、巧みな個人技からゴールが生まれるとベンチから「ナイスプレー」と歓声が上がった。
ツインバスケは、通常の車いすバスケのゴールに加え、フリースローサークル内に「下ゴール」と呼ばれる高さ1.2メートルのゴールを置く。上肢、下肢ともに障害のある人でもシュートを打てるのが特徴で、日本で考案された。
宮城・岩手両県などの選手でつくる「東北DREAMs(ドリームス)」が各チームに参加を呼び掛けた。代表の山田清孝さん(38)=仙台市若林区=は「一般の車いすバスケに比べ、ツインバスケは知名度が低く他チームとの対戦も少ない。大学が機会を与えて支えてくれることは心強い」と笑顔を見せた。
東北文化学園大では、障害者スポーツ指導員の資格を取得する講義がある。学生がツインバスケの選手らと交流してきた縁で、昨年初めて大会が企画された。
講義を履修し、大会運営を手伝った医療福祉学部1年の古田光国さん(18)=青葉区=は「性別や障害の程度を問わずスポーツで多くの人が盛り上がる姿は素晴らしい。多くの人に種目の存在を知ってもらいたい」と期待した。
頸椎(けいつい)を損傷した人でも楽しめる「車いすツインバスケットボール」の親善試合が、仙台市青葉区の東北文化学園大体育館であった。同大主催で2年目の開催となった大会は、障害のある人との共生への理解促進と競技の普及を目指している。
4月20、21日に行われた大会には宮城県と栃木など関東3県の計4チームが参加し総当たりで対戦した。車体をぶつけ合う激しいプレーも見られ、巧みな個人技からゴールが生まれるとベンチから「ナイスプレー」と歓声が上がった。
ツインバスケは、通常の車いすバスケのゴールに加え、フリースローサークル内に「下ゴール」と呼ばれる高さ1.2メートルのゴールを置く。上肢、下肢ともに障害のある人でもシュートを打てるのが特徴で、日本で考案された。
宮城・岩手両県などの選手でつくる「東北DREAMs(ドリームス)」が各チームに参加を呼び掛けた。代表の山田清孝さん(38)=仙台市若林区=は「一般の車いすバスケに比べ、ツインバスケは知名度が低く他チームとの対戦も少ない。大学が機会を与えて支えてくれることは心強い」と笑顔を見せた。
東北文化学園大では、障害者スポーツ指導員の資格を取得する講義がある。学生がツインバスケの選手らと交流してきた縁で、昨年初めて大会が企画された。
講義を履修し、大会運営を手伝った医療福祉学部1年の古田光国さん(18)=青葉区=は「性別や障害の程度を問わずスポーツで多くの人が盛り上がる姿は素晴らしい。多くの人に種目の存在を知ってもらいたい」と期待した。