泉区生活支援ネットワーク

仙台市の障がい者支援のための情報です。福祉・特別支援教育・就労など,分野をこえた生活支援のネットワーク・情報交換の場です

障害者アート利用広まる ポスターなどサブスク 仙台・就労支援(「河北新報」)

2023年03月23日 | 余暇・芸術・スポーツ情報
(「河北新報」令和5年3月22日付記事より引用)
 障害者就労支援会社のチャレンジドジャパン(仙台市)は、障害のある作家が描いたイラストを毎月定額で提供するサービスを始めた。イラストデータがデザイン素材として使い放題となるプランや、額入りポスターが月替わりで届くプランなどがあり、企業を主な対象として利用者を募っている。

 新サービスは「Chaledo(チャレド)」と銘打ち、昨年10月に始めた。アート表現が得意な障害者とユーザーとの架け橋になることで、国連の持続可能な開発目標(SDGS)の8番目に掲げる「働きがいも経済成長も」や、10番目の「人や国の不平等をなくそう」に貢献する。

 主にデザインを手がける企業やフリーランス向けとなる「デザインパーツーサブスクプラン」は、イラストの画像データを無制限にダウンロードできる内容で、月額3850円。チャレドのサイトで既に480作品を公開し、毎月50作前後の投入を予定する。

 「法人向けポスター・サブスクプラン」は、障害者が描いたイラストをプロのデザイナーがB2判のポスターに仕立て、それを毎月1種届けるサービス。特製の額縁が付いており、企業の応接室などに飾ってもらうことを想定する。

 チャレドの理念も周知するため、ポスター下部には取り組みのコンセプトと作家・デザイナー名を記した「キャプション」が付く。送料込みで月額1万1000円。

 イラストを独占利用できる「プレミアムデザインパーツ」(5万5000円から)のプランも用意した。

 引き合いは既に来ている。ベル食品工業夭阪市)はレトルトカレー3種の外箱にチャレドのイラストを採用した。

 ポスターのサブスクは仙台銀行(仙台市)が複数口を契約。うちI点を本店(青葉区中央)ATMコーナーに飾り、取引先にも紹介するなど普及に協力する。ほかにも宮城県内の学習塾や建設会社など5社が「SDGSに手軽に取り組める」などとして採用した。

 チャレンジド社は就労支援施設を東日本で26力所運営し、常時約500人が最長2年通所する。作家は現在約20人で、サブスクの売り上げのI割を還元する。

 大塚裕介副社長は「表現することが好きな人の『得意』を『仕事』に変える仕掛け。弊社施設利用者に限らず作家を募り、活用企業の輪も広げたい」と呼びかける。連絡先はチャレンジドジャパン022(385)5778。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 医療的ケア児 全国に支援拠... | トップ | 通級指導18万3000人最多更新... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

余暇・芸術・スポーツ情報」カテゴリの最新記事