
(「河北新報」平成26年9月1日(月)付け記事より引用)
いわき市で8月24日開かれた「第4回フラガールズ甲子園」に、美里町の県立支援学校小牛田高等学園が支援学校として初めて出場した。全国の舞台に立った生徒7人は、観客からの惜しみない拍手や「ブラボー!」という称賛の声に大きな喜びを感じ、自らの可能性に自信を深めている。
映画「フラガール」を地で行くような道のりだった。フラ歴5年の薄(うすき)久美教諭(56)=家庭科=がフラの全国高校生大会があるのを知り、「フラチーム」部員募集を呼び掛けたのがことし4月。集まったのは初心者ばかりだった。
5月の連休明けから本格的な練習を始めたものの、「手や腰の動きを見て、どうなることかと思った」と薄教諭は振り返る。チーム部長の3年田中佑花さん(17)は「細かい手の動きを覚えるのが大変だった」と話す。
5月末には大会2連覇の常盤木学園高などと仙台市で合同練習を実施。3年三好星河さん(17)は「他校はすごいと思ったが、負けたくない気持ちになった」と言う。
6月は全校生徒が参加する現場実習のため、練習が約3週間中断した。挽回しようと、夏休みはお盆時期を除き、大会直前まで猛練習を重ねた。衣装の準備にはPTAが補助金を出した。
本番では、「これまでで一番いい踊りを見せてくれた」と薄教諭。課題曲に加え、自由曲のテンポの速いタヒチアンダンスも笑顔を絶やさず踊り切った。3年川名かほるさん(17)は「最後まで踊れてうれしかった」、唯一の2年生の伊藤岳君は(16)「自分たちが一番大きな拍手をもらったと思う」と胸を張った。
「社会人になっても機会があればフラをやりたい」と三好さん。薄教諭は「大変で地道な練習だったと思うが、よく乗り切った。全国大会に出場した貴重な経験を今後の人生に生かしてほしい」と話す。
大会後、福島県の出場校から「感動した」と交流の申し出があった。生徒たちの頑張りは、観客はもとより、フラの仲間たちの心も動かした。
いわき市で8月24日開かれた「第4回フラガールズ甲子園」に、美里町の県立支援学校小牛田高等学園が支援学校として初めて出場した。全国の舞台に立った生徒7人は、観客からの惜しみない拍手や「ブラボー!」という称賛の声に大きな喜びを感じ、自らの可能性に自信を深めている。
映画「フラガール」を地で行くような道のりだった。フラ歴5年の薄(うすき)久美教諭(56)=家庭科=がフラの全国高校生大会があるのを知り、「フラチーム」部員募集を呼び掛けたのがことし4月。集まったのは初心者ばかりだった。
5月の連休明けから本格的な練習を始めたものの、「手や腰の動きを見て、どうなることかと思った」と薄教諭は振り返る。チーム部長の3年田中佑花さん(17)は「細かい手の動きを覚えるのが大変だった」と話す。
5月末には大会2連覇の常盤木学園高などと仙台市で合同練習を実施。3年三好星河さん(17)は「他校はすごいと思ったが、負けたくない気持ちになった」と言う。
6月は全校生徒が参加する現場実習のため、練習が約3週間中断した。挽回しようと、夏休みはお盆時期を除き、大会直前まで猛練習を重ねた。衣装の準備にはPTAが補助金を出した。
本番では、「これまでで一番いい踊りを見せてくれた」と薄教諭。課題曲に加え、自由曲のテンポの速いタヒチアンダンスも笑顔を絶やさず踊り切った。3年川名かほるさん(17)は「最後まで踊れてうれしかった」、唯一の2年生の伊藤岳君は(16)「自分たちが一番大きな拍手をもらったと思う」と胸を張った。
「社会人になっても機会があればフラをやりたい」と三好さん。薄教諭は「大変で地道な練習だったと思うが、よく乗り切った。全国大会に出場した貴重な経験を今後の人生に生かしてほしい」と話す。
大会後、福島県の出場校から「感動した」と交流の申し出があった。生徒たちの頑張りは、観客はもとより、フラの仲間たちの心も動かした。