伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

2007狩野川水系ラスト釣行(2007.09.30)

2007-09-30 | 狩野川水系
 2007年9月30日、今日の釣行を最後で来春までこの水系には入れない。そう、明日から狩野川水系のアマゴ漁が禁漁期間に入る。
 本年最後の狩野川水系、何処に入ろうかと思案している処にFisherman’s Club SALARのOsada氏が狩野川に釣行するとの連絡が入り、追っかけで釣友の鵜殿さんからも連絡が入った。Osada氏は大見川の下流部が気になると言う、鵜殿さんは「狩野川だと記事に出来ないな、禁漁に入っちゃうし。」で朝から午前中狩野川水系に入り、山越えして午後は土肥山川に入り夕方土肥のサーフでメッキ、堤防でアオリイカの釣行計画でお二人にはイカ用のタックルも持ってくるようにお願いしたのだが、夜に鵜殿さんからのメールが入っていました。「娘と約束が有った、行けない。」である。彼は子供との約束を反故にしてまでつりする様な人で無しではないので欠場。で、困った問題が1つ、天気予報では朝から小雨だが鵜殿さんが来るからきっと曇りだろうと思っていたがチョイと狂いが生じた。

 日曜の朝、Osada氏との待ち合わせが0530伊東港なので0430に目覚ましで何とか起床、既にタックルはMyキャラバンに積んで在るので身仕度をして、来春受験を控え大事な時期にも関わらず本日も同行のkidをピックアップして伊東港でOsada氏と合流でいつものセブンで朝食&入漁券購入で旧鮎見橋下に向かうことでそれぞれの車で移動。移動の最中「鵜殿さん来ないのはヤバイね、雨止まないね。」とkidと話したのだが案の定で、伊東は小雨なのに冷川峠を越えて狩野川水系に入るや本降りに成ってしまった。晴れ男が居なくちゃダメなのよ鵜殿さ~ん。

 前置きが長くなったが本題の釣行報告である。大見川下流のポイントに到着で目の前の川、昨日からの雨で増水し、少し濁りが入っている様子を見て、もともと本流を苦手と言うか好まないkidは「このポイントは車で待機して様子見ます。」となえなえ状態。私もゆっくり仕度を決め込む。Osada氏はやる気満々でササッと仕度してお先にとばかり川に入っていった。
 現地に到着の時には既にエサ釣り師の先行者が入っていて出合手前の淵で竿を出していて、上流に移動して行った。Osada氏はエサ釣り師の後追いで淵からスタート。私はOsada氏が釣りをする姿を見ながら車でタバコをつけてからゆるゆると仕度をしていると先行していたエサ釣り師が戻って来たので御挨拶して様子を伺うと「全然ダメよ、諦めた方が良いよ。」でした。そのお方30年来狩野川に来ていると言っておられ、エキスパートの本流釣師のお言葉、実際にその通りな結果に成るのでした。
 さて、ゆっくりとした仕度が終わり、本日のタックルSSS-72Siにエアリティー2506セットでラインはヤマトヨテグスのファメルトラウト4Lbで付けたルアーはアスリート7SP赤金と濁りを意識した本流タックル。で先ずはエサ師、Osada氏がチェックした淵からである。プレッシャーが掛かっているであろうが、質の違うルアーで上手いことバイトを誘発するピンポイントにアスリートが通れば可能性も有るので丁寧にチェックする。対岸の岩盤エグレ際、続いて瀬からの淵へ流れ込み、着水ポイントを替え、リトリーブコースを替えで丁寧に攻めるも全く反応が返ってこない。瀬を渡り対岸で岩盤際をダウンでアスリートを通したかったが15㎝ほど増水していたので瀬を渡れずで叶わなかった。そこでピンテール6をチョイスでカウントダウンで深い所に送り込むもダメ。岩盤際をアクション付けドリフトさせながら沈めるもこれもダメ。
 この辺で淵を諦めて瀬に上る頃にはkidの姿が釣りバカの性ですね、やっぱり待機などしておれず出てきました。そこからはkidと二人で瀬の中のらしき所をバルサミノーの彼が手前を、本流タックルの私が中程から対岸近くをチェックしたが姿を見せてくれるアマゴの姿は無し。狩野川水系に通い始めて暑い盛りでも瀬からの反応が少ない気がするのだがやっぱりである。
 水温は16度だがこの処の陽気からして恐らく雨の前には18度台は有ったであろうが前日からの冷たい雨で急に下がったに違いない。魚にとって2度の急変はかなり厳しい事が想像出来る。そんな事を考えながらなえなえに成りつつも細かいチェックをするが一向に魚の姿が見えない。そうこうしている内に先行していたOsada氏が戻ってきたので様子を聞くと1バラシのみで魚の姿を見たのはそれだけとの事で大見川を諦めて移動する事に。

 増水の上、濁りが入っている状況で次は何処にしようか悩み、初めてのポイントで駐車スペースなど解らずに動き回るのも辛いので、台風後の増水時に良い思いが出来た持越川の中流域に決め。前回Osada氏が来られた時にやったエリアより少し上流、台風後に入ったエリアより下の丁度中間辺りに決める。車を停め川を見るとさほど濁りはきつくなくやれそうである。
 kidは遡行スピードが速いので、私達に気を使って一人下流へ歩き下から入り私達を追いかけると言い、下へ向かって歩いて行った。私達は路肩の駐車スペースから直ぐの所に入渓。着いた時にはさほどでもなかった濁りが入渓の時には少しきつく成った感じだ。私達が入渓してさほど経たないうちにkidが追いついて来て結局いつもの2トップ交替、私がシンガリのパターン。2人の攻めたポイントやコースを見ながら自分の釣りを組み立てるのだが、上手い2人がお互いを確認しながら攻めている後を攻めるのはとても厳しいと言うか打てる場所が残っていない。それでも竿抜けの更に竿抜けをチェックしつついかにもな所は再度といった具合でやるのだが先行2人のスピードに着いて行くにはかなり端折らなければならない。わたしのアスリートに反応してくれたアマゴはただ一匹、それはトップ2人が両岸に分かれて交互に攻めている所に追いた河床ブロックが敷き詰められているのであろうスリット状の溝が何本か見える小淵なポイントでの事。ハスルアーとハンドメイドのバルサルアーがクロスに行き交う間隙を縫ってトラウトチューンのワカサギカラーをスリットの溝を通す様に白泡から淵尻まで引いて来たのだ。クロームメッキのボディーがヒラを打ちでキラキラとして以外にアスリート位置が判る。1投目で魚の追いが見えたが触らず、次は直ぐ隣のスリットを通すのだがそこまでテクニックがないのであくまでも感じである。魚が追って来た何回もトラウトチューンに20数㎝の魚がチェイスするが触らないで渕尻間際、この処上手くいっているチョイポーズでヒットしたが寄せる途中のローリング数回でフックアウト。眼前で繰り広げられるバイト劇をつぶさに見ていながらバシッと合わせが入れられない反射神経の無さが悔やまれるバラシ。
 バラシの後300m程釣り上がった位で持越川を諦めて退渓。Osada氏、kidそれぞれに数回のバラシでノーフィッシュ。私は1バラシのみでここでも食いが浅い、水温の変化が影響しているのかそれとも狩野川水系の魚の特徴なのだろうか。

 これまでに支流2箇所を釣り歩いたが未だにノーフィッシュ、そこで未だ入った事が無い魚の実績情報が在る船原川を選んだ。ここはさるAPCが週間「つりニュース」に釣行記事を掲載しており、尺クラスのキャッチや数もなかなかの結果だった。きっと魚は居るだろうと言う事で選んだが駐車スペースなどが解らないので2台の車で動くのも無駄なのでOsada氏には途中で待機して頂き、Myキャラバンで上流の採石場辺りまで川の状況を見ながら駐車スペース探索で結局待機してもらった近くに在る橋の脇道に駐車で入渓する事にしたのだがOsada氏は夜走りの疲れが出た様で川には入らず仮眠を取るとの事で私とkidの2人で船原川を釣ることに成った。
 例によってkidに先に行く様に促し、私は川の規模をみてここでタックルチェンジでSSS-60SiにTD-ito2506セット、ラインはヤマトヨファメルトラウト3Lbにアスリート5.5S、トラウトチューンをセットする。ゆるり左岸側護岸に立ったのだが護岸が高く降りる場所が無い。上へ行ったり来たりでウロウロして入渓ポイントを探すが、降りられそうも無いのだ。kidは既に右岸側を遡行している。「どうやって降りた?」と聞くと「橋下のブロック積み護岸を滑り降りました。」と笑っていたが、あの急勾配であの高さを滑り降りる様な芸当は私にはとっても出来ないので橋を渡り右岸側の護岸が低い所まで回り込もうかと諦めかけた処で何とか降りられそうな所をやっと見つけて入渓出来た。そこはkidがいつもより丁寧にチェックしている様な大場所で何匹かチェィスが有ったようだ。私も丁寧にチェックしたが1チェイスのみだった。
 直ぐ上の小段の落差からヒラキなポイント、当然kidがチェックしていたが余りしつこくやっていなかったので1投目で小さい影がチェイス、次ではトラウトチューンに小気味よくチェイスしてくる魚が見えた。ターンの所でバイトで小さい魚なので難なくキャッチ。やっとファーストフィッシュだが12㎝と稚魚クラスのアマゴでした。
 川は他と同じく10~15㎝の増水、水色は笹濁りと言うにはちょっとな位に濁りが入っているが川を渡る時に何とか河床の状態が確認できる程度である。濁りに対応でアピールカラーをチョイスしたりもしたがキャッチしたルアーはトラウトチューン・ワカサギカラーでクロームメッキのボディーにブラウンバックの塗装で濁りの中では視認性が悪そうだが、アクションによる平打ちの時にメッキボディーがキラキラとして意外にルアーの在る場所が解るのです。
 この川に入ったのが1130を回った頃なので1時間ちょっとを目処に退渓するつもりで遡行を続ける。その後は各所でチェイスは有るもののなかなかフッキングまでは行かない状態でkidが2匹キャッチだがいずれも稚魚クラス、私も1匹追加したがこれも稚魚、kidが稚魚クラスを獲ったポイントで私のトラウトチューンにゴンときてこれはやったかと思いきやフッキング後のローリングが無いでやっぱり20㎝を超えるウグイでした。kidのロッドワークをを見ていると何か違うことをやっているのでよく見るとラインの先にはパンサーマーチンが付いている。彼はここの魚の追い方等から判断してのチェンジだがこれが見事に正解で20㎝上のアマゴをキャッチした。私のようにミノーに拘りその上にアスリート固執している私と違い、状況に応じて色々と繰り出す彼ならではの勝利である。
 農業用の取水用の落差工と言うか小さい堰きの所までに幾つかのチェイスを確認しつつも獲れずでしたが丁度頃良い時間なので退渓。

 車に戻りOsada氏とこの後どうするか相談。取り合えず直ぐ近くのセブンで昼食にして改めて相談で帰り道の途中になる大見川の中流をやろうか、それともそこそこに魚が居ることが確認できたここ船原川の続きに入るか等と話しているとOsada氏が地蔵堂川はどんなとの事、朝合ったエサ師に聞いたようだ。kidはこの続きをやりたそうだで「いい場所だと教えられて行くと真逆だったり」等と冗談を言っていたが、Osada氏の希望を汲んで地蔵堂川に移動。
 地蔵堂川の滝上、何故かイワナポイントへ案内したがどうも氏の好みでは無さそうなので下り中流域に入ることにする。昔から在るお寺の近くに在る古い橋から200m程下流から入渓、で水は他の川と違いクリアで両護岸ともに整備されているが河床の感じは良い雰囲気だが、水色が緑ががり、ちょっと臭う。少し上流に在る養魚場からの排水の臭いだ。Osada氏に先行して頂き私が後追い、2人で隈無くチェックするも全く魚の姿が見えない。死の川?って位に影も形も全くです。いくら下手でもいくらハイプレッシャーなナーバスアマゴを相手でもチェイスの一つや二つは見られるのにです。結局お寺の裏辺りで断念して退渓。
 kidはと言うと私達に気を使って一人上流に歩き入るとの事で行ったが、私達が車に戻り片付けをして2007年の狩野川ラストを釈然としないまま終わらせ、まったりとしばし話をし、「kidは?」「彼奴の事だから薄暗く成ったら戻って来るだろう」なんて話しをして、なかなか返って来ないkidを待ちきれずに帰り道が遠いOsada氏とお別れしたのです。
 kidはOsada氏が帰ってから少しして戻ってきたので様子を聞くと、私達が上がったお寺の裏から入り養魚場からの排水が流入する所の少し上までやったとのこと。入ってからしばらくは私達と全く同じ状況で養魚場の排水までは唯一他からの流れ込みの所にだけ魚が居てイワナをバラシたとの事で他には虹鱒を3つほど獲ったようで、排水を過ぎた所からチェイスは有ったが獲れなかったとの事だった。
 以前、釣友のエキスパート山本氏に狩野川水系のポイントを聞いた時に、養魚場の有る所を幾つか上げて、そこから下は水が悪いからなとしきりに言っていたがこれなのだと改めて認識した感じです。以前鵜殿氏と入ったときには少しは魚が居たのに今回は雨増水なのに全くとは不可解であり、魚を育てている水が流れ込んでいる川に魚か居ないとはこれも不可解。

 2007年狩野川ラストを有終の美を飾りつつ終わらせたかったが、「お前らまだまだだな、修行をし直してから出直して来な。」と言われた様な釣行結果で1日中降り続いた雨の中で釣り続け、添付できる画像も無いまま、釣行報告を綴り、2007の狩野川水系の終わりである。

 

冷川釣行(2007.09.23)

2007-09-24 | 狩野川水系
Fishing club HUSLER8月例会からつまり8月から毎週狩野川の各支流に通い詰めているが、そろそろくたびれてきたので朝はのんびりしていたが、後1週間で禁漁に入る。しがないサラリーマン、サンデーアングラーが故に、この23日を逃すと30日(日)しかないという訳でイブニングの狩野川水系へと考えていた。
 土曜の晩に練馬の釣友が来るのでお付き合いでエギングの予定が入っていたので朝は無いよとkidに連絡しておいた。その時に「川へ行くとしたら午後からイブニング狙いだね。」とも言っておいた。結局、釣友は仕事が終わらずに遅くなったとのことでキャンセルで、早起きもせずにまったりと朝から過ごしていると1300をまわった頃にkidから電話が来ました。1430ピックアップで狩野川水系に行く事にしたのです。

 選んだ川は週間「つりニュース」のさるAPCさんが好釣果をあげて記事にしていた『冷川』である。現地に着いたのは1500、どうせ午後からの様子見の様なチョイとのつもり、先ずは下流から車で川の様子を見ながら中流域まで走ってみる良い感じである。流石にエキスパートAPCさんが「つぬけ」をやったのは川を見て理解が出来た。川を見ながら駐車スペースも確認で県道の橋から少し上流側に入った所に駐車。いつも仕度が遅い私で恐らく待ちきれないであろうkidに下流から入って釣り上がり駐車した所で落ち合う約束で先にkidがスタート。
 私はゆっくり仕度をしていざ川へ、丁度kidが上って来たところで様子を聞くと余りよろしく無い感じである。私は少し上流の小さな落差工から入渓、何人もの釣り人が降りたのであろう跡がクッキリ。kidが落差工からの落ち込み左岸の護岸際がえぐれた所でキャッチ、さほどの大きさではないとアマゴを見せてくれた。続いて落差工の上は左岸側が深く掘れて、護岸上から檜が2本、流れ込みからの丁度良い辺りに倒れ込んでいて釣りにくいが、木ギリの護岸スレにキャストしてトウィッチで引いてくるとなかなかのサイズがチェイス、だが後ろから付いて来るだけの感じで、リーリングスピードを少し遅くしたところでバイトしてきたが空振りでフックには触らず。その直後に今度はkidのハンドメイドミノーにも同じようにチェイスしてきたがこれもヒットまではいかずでした。
 木の上流側の流れ込みや、その上はなかなか良い感じである。私は丁寧に攻めるがアップクロスで投げれば芦の根っこに根掛かり、ダウンで引けばこちらもバラが水中にに伸びていてこれもがっちりフッキングで外すのに一苦労。見た目より流れの押しが強い。kidは倒木の淵でチェイスの直後に私の上に回り込み、倒れ込んだ倒木の間をサッとチェックした後、流れ込みのチェックもそこそこに上って行くのが見えたが、おそらくスイッチが入ったのであろう、私が根掛かりなどでもたもたしている間に見えなくなってしまっていた。どうせ里の1本川、暗くなれば車に戻ってくるだろうと私は自分のペースで釣り上がる事にする。

 先行者有りの単独釣行な感じに成り、ポイントを一つずつ丁寧にチェックしていくがチェイスが殆ど見えない、渓相的には良い感じなんのだが、やはりプレッシャーなのか、ここならばきっとと思う所もノー感じなのだ。

 ほぼ等間隔に現れるさぼど落差の無い落差工、落差工では流れが川いっぱいに広がるが、中間は芦がびっしり生えていて川の蛇行に随い流れが左右どちらかの護岸際に寄って流れ掘れて淵を成している。チェイスが有った倒れ込んだ倒木の所とは逆の今度は右岸側の護岸に寄った流れ、水深が有る淵を形成しているポイント、淵尻から順にチェックするもチェイスが無い。残るは流れ込みの白泡だ、流れ込む水流が白く波立たない位の上流側にキャストで泡の中を通すのである。チョイスはアスリート5.5S(シンキング)だがシングルフックチューンの為、サスペンドとフローティングの中間位の浮力に成っているが比較的潜行深度が有る。カラーは夕間詰めなので気分的に夕焼けカラーの赤金をチョイスした。流れ込みの白泡から出てきたアスリートに魚がチェイスしてきた。1回目のバイトはミスバイトしたがまだチェイスしてくる、リーリングスピードを落としアスリートが一瞬止まる感じの処でバイトで見事にフッキングしました。ローリングで抵抗するが素速く巻き一度ネットインをしくじったものの何とか無事にネットインでキャッチ。やり取りの最中に見えた魚の感じではやけに体側が赤かったのでもしかすると虹鱒?かとも思ったが、どうも婚姻色?が出ているようで体側に赤い帯がの立派なアマゴでした。獲った魚は次の画像でこれ一つで十分満足である。

 以前、誰かのブログへコメントを寄せたか、それともメールなのかは忘れてしまったが、水温からすれば河津川が9月末で狩野川は10月末の禁漁が本来ではなどと言ったがこの魚を見てしまうとなんとも微妙である。
 その後も、良さ気なポイントが幾つか現れるが魚は姿を現してはくれなかった。丁度新しく出来た橋の下辺りから古い橋の少し上流位まで瀞場が続く、時間も良い時間なので新しい橋の所で退渓した。

 kidを捜して上流に歩き、古い橋から上流を見るとはるか先にkidの姿、でトップの画像がその時の様子。珍しく一所から動かないので近くまでいき様子を聞くとなんと尺クラスのアマゴが2匹見え、先ず1匹がバイトしたが惜しくもバラシで、その次にはなんともう一つがバイトしてきたがこれもバラシてしまったらしい。車を取ってくる間もう少しやっている様に告げて私は車を取りにで、kidをピックアップしたのが1800で既にライトが必要な位の明るさに成っていた。
 kidに釣果を聞いたが小さいのを2匹とのことでやはりプレッシャーなのか難しい。kidとこの川なら平日のプレッシャーが低い時に長い距離を釣り上がれば「つぬけ」も可能だねと話した位に魚はそこそこ居るようなので出来ることならばウイークデイに釣行してみたいものだ。 

吉奈川釣行(2007.09.16)

2007-09-18 | 狩野川水系
 持越川で苦しい戦いを強いられた4戦士は癒しを求めて林道の峠を少し走ったお隣の吉奈川に移動。
 吉奈川は台風前に私が単独で入り結構満足できた川で流れが小さく河床勾配も緩いので、都会人のOsada氏がそろそろ足がやばそうと言っていたので丁度良いかとの選択もあり、移動距離が少なくて済む事も選択した理由のひとつ。小さい川なので2組に分かれて入渓で前回私が辿ったコースにOsada氏と鵜殿さんを退渓点を教え、そこにMyキャラバンを駐車する段取りで、合い鍵を渡して下流の入渓点に二人を降ろしてから約束の所でMyキャラバン駐車で私が前回退渓したエン堤からkidと2人で入渓。

 入渓点はエン堤上な事もあり、河床勾配が緩い。先ずはブッツケの小さい淵からだが反応無し、前回も反応が無かったので魚が付かない何かが有るのではないだろうか。先ずはkidがキャッチでチャラ瀬で彼の自作ミノーで出した。サイズ的にはさほどでもないが下で獲ったのと同じ体側のピンクの帯が鮮やかなアマゴだ。チャラ瀬の上に小さな淵と呼べるかどうかの所、私のトラウトチューンにもチェイスは有ったが掛からず。kidが獲った所よりほんの少し上流の竹が倒れている所でもkidのミノーにチェイスが有ったようだ。
 入渓してから最初の大場所、かなり水深が有るブッツケの淵で中程に木が倒れ込んでいる。流れ込みからアスリートを引きたい処だが出来ない。先ずは淵の尻で小さいのをキャッチ。1匹獲ったので油断して何気なく倒れ込んだ木の所ギリにキャストでそのまま沈め、ワントウィッチ、トゥトウィッチでギラッと大きな魚が翻ったがフックには触らずでその後は出て来ない。淵の流れ込みをチェックしたが反応無しで上流からトラウトチューンのパールホワイトを倒れ込んでいる木の下に送り込み小刻みなトウィッチをかけ逆引きでヒット。トップの画像の魚、これも体側のピンクが鮮やかである。

 川が小さく蛇行しているようで瀬と淵が交互に現れる。各淵ではほぼ必ずチェイスが有り、kidが20位のを追加。瀬の中でもここはと言う所には魚がいる。嬉しいのは狩野川水系の他とは違い小さいのから大きいのまで満遍なく居るのが嬉しい。車で下る時に見た何とかの滝の所まで上ってきた。最後に滝壺をやって退渓する事に、滝壺には大物が潜んでいるハズ。先ずは1匹キャッチしたがさほど大きくない。丁度真ん中辺りに太いツルが垂れ下がって居るが水中にはあまり入っていない様なので果敢に攻めていると、流されたラインがツルに掛かっていたのかトラウトチューンのメッキヤマメがツルにガッチリフッキングでロスト。kidもハスルアーをロスト。でよく見ると何とか立ち込んで届きそうな感じなんで約束の時間までは少し有ったのでkidと協力して何とかトラウトチューンは救助。しかしハスルアーは既に行方不明に成っていまして残念。崩れかけた遊歩道を登り退渓。

 吉奈川は台風で増水の跡は随所に見られたが大きく川の形が変わった様な所も無さそうで魚も結構居たのが確認出来た。トラウトチューンの様に河床を這う様な誘いよりもフローティングで水面直下の誘いの方が良かったみたいです。

 車に戻るとOsada氏と鵜殿さんが既に戻っていて話を聞くと私の説明が悪かったようで予定していた退渓ポイントの下にもう一つエン堤が有りそこから退渓でかなり苦労したとの事で魚は全ぜんで鵜殿さんが1バラシのみとの事で重ね重ね申し訳ない。

1230で狩野川水系の釣行終了。

持越川釣行(2007.09.16)

2007-09-17 | 狩野川水系
待ちに待った日曜日、またまた渓流、それも狩野川水系に行ってきました。
 今回は私が所属するFishing club HUSLERと兄弟クラブにあたるFisherman’s Club SALARのOsada氏が東京から仕事が忙しい合間をぬって来られるので出来る事ならば良い釣りをしてもらいたいと、鵜殿さん、kid、と私の総勢4名で先週好調だった持越川の下流に入る事にしたが、思いとはうらはらに厳しい結果に成ってしまいました。
 松川漁協の事務所の所でOsada氏と合流、約1年ぶりにお会いした氏は健康の為、シェイプされていてちょっとビックリしたものの取り合えず挨拶もそこそこに現地へ向けて出発。
 コースはいつもの通り、中伊豆バイバスを走り、徳永川を見ながら下り、今度は冷川を横目に走り八幡のセブンで入漁券と朝飯を購入で大見川を横目に鮎見橋まで下り、今度は狩野川本流を見ながら上流へ向かう。旧天城湯ヶ島町から猫越川を上流へ丁度、持越川出合の所の橋を渡った三叉路正面に駐車です。いそいそと仕度をしている間に何台かの渓流釣り師おぼしき車が通り過ぎ、中には私達総勢4人のパーティーを見て猫越の林道へ行ったり、戻ったりでした。

 私達、先ずは猫越川の持越川出合より少し下流の道路脇直線部分から入渓。以前通った時に長竿を持って大石の上でのんびり釣りをしているおっさんの姿を見かけたので、きっと護岸に梯子か何か有るだろうと注意深く見ながら下流へ向けて歩くと、護岸に生える草にまぎれて鉄の梯子が設置されていました。そこから入渓。
 今回の釣行、2人ずつで分かれて上下で川に入るか、それとも4人で入り交替でやるか迷ったが、川が比較的大きいので全員一緒に入る事にして、Osada氏とkidが2トップで先行、後追い上等のエキスパート鵜殿がミッド、私は前回好調だったダウンを意識してシンガリを務める。
 持越川攻略の私のタックルは前回同じくロッドはufmウエダのSSS-72Si、リールはダイワのエアリティー2506、ラインはヤマトヨのファメルトラウト4Lbでワレットには3区画有る内の2区画にアスリート7cmのサスペンドとフローティングに加え既に廃盤に成っているアスリート7Sと同型ちょっと太目の7cmサスペンドまでチョイス、大物期待で臨んだのだ。

 入渓早々にOsada氏がキャッチ、20cmそこそこだが体高があるなかなか良い魚体のアマゴ。これは幸先良い期待通りかと皆やる気が出る。私はダウン主体のスタイルで臨んでいるので皆さんが上って行くまで少し下流へ下る、大石の下流少し河床勾配がきつく成っていて何段かの段差が有り落ち込みにはそこそこの水深が有る。落ち込みからの開き尻対岸にキャストでドリフトで流れを横切り手前側流れ脇をアクション付けながら逆引きなメソッドで落ち込み近くへアスリートが差し掛かった所でコンと当たりが出るが、私が反応仕切れずフッキングには至らない。その下の段差でも同じように当たったがこれまたフッキング出来ないない。上流を見ると先行の皆さんがそこそこ上って行ったので後追いで上るが一向に当たりが出ない。時折チェイスは有るもののいつもの事ながら良く見えていないのでなんともなのだが、鵜殿さんに追い付いたので様子を聞くと、「チェイスは沢山有るけど食わね。」でした。そんなことを話しているときに上流から息絶え絶えのアマゴが流れてきて二人で眉をひそめたのです。
 猫越川を進み持越川出合にエサ釣師が一人、私達が駐車した橋の所から入ったのでしょう。合流部の淵はヒラキ尻だけやってエサ釣り師をやり過ごし持越川へ入るが、橋の上から見た淵は全くのノーチェイス。少し進と堰堤下のプールに長い竿が見え、少なくとも2人は居そうという訳でもう少し上流に移動しましょうとここで退渓としました。車に戻ると駐車車両が2台増えて居ました。

 上流に向けて車を走らせる。仕度している時に何台も上流に向かって通り過ぎて行ったので朝早い時間だからきっと釣り人だろうと、一度かなり上流まで様子を見に登ったがそれらしき駐車車両無し、川にも人の姿は無しで前回の帰りにここ良さ気だねと感じた、中流に再度入渓する事に。駐車した所の直ぐ下流に水利用のスロープが有りそこから入渓。
 今回も当然の如くOsada氏先行、何せいつでも来られる私達とは違いますからね。で、入渓早々にキャッチ、私は気付かなかったのですがその直ぐ後にもう一つ追加したようです。鵜殿さんとkidは一向に川に入ってこない、どうも入渓ポイントに転がっていた栗をいたずらしていたようです。私は先ずは下流側の様子を見るが、ここは河床勾配がきつく思うようにいかない。栗をいじるのに飽きた両名、鵜殿さんは私とOsada氏の位置を確認してゆるゆると入渓。kidはOsada氏が先行しているので下流側の私に了解を取る仕草をして、私がうなずくと入渓点正面の右岸側に入りその頃からスイッチが入ったと見えて右岸をどんどん上って行き、随分離れたところで一度、Osada氏の所まで持ってきて先行の了解を得たのであろう、再び登り始め、ついには姿が見えなく成ってしまった。

 鵜殿さんはいつもの如く、Osada氏の後を追いながらじっくりとやっている。私は鵜殿さんにつかず離れずダウンやサイドでらしき所をやりながらだが、たまにチェイスが見える程度、目が良ければもっとチェイスが見えるのかもしれないが、私にはたまにしか確認出来なかった。
 鵜殿さんがあるヒラキで何度もミノーを通している。そこに私が追いついて見ていると、「そこに3匹、流れに定位してるんだけどルアーがほんの10cm位の所を通らないと反応しない。やっとそこを通る流れを見つけたんでやってるんだけど。」と何度もチャレンジしている。私は返事をしたものの1匹しか見えなかったが、よく見ていると鵜殿さんの操るミノーがあるスポットを通った処でギラッとチェイスが見えた。それから2投目で遂にフッキングに持ち込んだが残念ながらネットイン迄は出来ずにバレてしまった。「食いが浅いね、直ぐにバレていまう。」ってもしかすると横の私が邪魔で思うようにロッドワークが出来なかったのかも?一応ゴメンナサイ。2人共に食いが渋い、食っても浅いが共に感じたこと。鵜殿さんには沢山魚が見えているようで「今日の魚は何かビクビクしてるみたいだな。」と言っていたが、私も前の週の魚と違い流れからピュッと出てくる事は無く、何か違うと感じていた。これはメジャーポイントの魚だからお利口さんで前の週は増水で少し和らいだが、今回は前日の土曜に既に叩かれて魚が再びナーバスに成ってしまったのだろうかいずれにしても難しい。

 先行のOsada氏が遡行出来ずに留まっている。そこに追いついた私達、話を聞くとどうも遡行が困難な状況のようある。釣果を聞くと最初の2匹の他はダメとの事、どうも都会暮らしで久々の本格渓流で結構足に来ているとの事で川を替える事にして高い擁壁の端を見ると登れそうな真竹の林が有り擁壁伝いに登れば道路の石積みにステップが付いているのを発見でそこから退渓で持越川を諦める事にしたのです。
 どんどん先行して姿が見えなくなったkidを捜して鵜殿さんには上流に向かい歩いてもらい、Osadaしと私は車を取りに下ったのです。二人をピックアップは湯ヶ島倶楽部の橋の所、どうも鵜殿さんのお好みのマンメイドストラクチャーな景色のポイントで一人様子を見に入ったが、やはり川遊びが出来るように何処からでも入れる様に整備された何段もの小段落差工で魚は出ません。

正に川に入ろうとする親子連れを見て「これじゃ釣れるわけねえな。」の鵜殿さんの一言で持越川終了。


 結局、猫越川と持越川での釣果はOsada氏が3、kidが確か3、鵜殿さんは根性で獲った1で皆それぞれにバラシ多数。私はと言うとバラシらしいバラシが僅かに3回でまるっとボーズな結果で、またもや難しい狩野川水系を思い知らされたので有ります。

鵜殿さんが根性で獲った持越川のアマゴ、幅広の良い姿でちょっと色白

 最後に同行のkidが書いているブログに釣行記がUpされているのでトラックバックを張らせてもらう事に。いつも後から後悔するのだが今回も川の画像が無いので同行者の皆さんから調達でき次第、Upする事にして、ひとまずは一人ガンバル鵜殿さんの雄姿をトップに貼り付ける事にする。で、鵜殿さんから画像を頂いたのでちょっと手直し。

地蔵堂川釣行(2007.09.09)

2007-09-13 | 狩野川水系
 雨上がりの地蔵堂川は幻想的な雰囲気、この画像は鵜殿さんに頂いた。

 鵜殿さんに地蔵堂川のイワナに会って貰いたい。鵜殿さんも是非とも会いたいと言う事で地蔵堂川を一寸やる事にして移動してきました。移動の最中は土砂降りの雨だったが、日頃の行いのたまものかポイント到着の時には雨は上がり良い感じ。
 水量は平水よりもかなり多くイワナのポイントとしては対岸の壁際位で壁際にタイトに落としドリフトで流し沈んでいる石の所でターンてな感じ。鵜殿さんにはチェイスしてくる魚が見えているようだが私にはよく見えていない。
 鵜殿さんがこの川のイワナに会いに来ると邪魔が入る。前回は子供達、今回は台風の増水と受難続きだ。このエリアで一番の大場所、落ち込みのプールだが水量が大過ぎで渦を巻いていてルアーがコントロール出来ない。ドォーッと水が落ち込む向こう側にトラウトチューンを落としプールの縁をなめるように引いて来ると魚が付いては来るが食いきれない。滝壺用のピンテール6投入も私には獲れなかったが、鵜殿さんがやってくれました。右岸側に渦を巻く反転流の奥からエッジ際を引いてきたルアーに何度もチェイスしてきたイワナが遂に鵜殿さんが操るルアーにヒットしたのだ。

 現場で見たときにはオレンジの斑点が見えなかったのと尾鰭の端がオレンジ色な事など不思議がいっぱいの魚だったが、頂いた画像ではオレンジ色の斑点がうっすらと見えている。地蔵堂のイワナについては別の機会に考察する事にして、鵜殿さんが地蔵堂川の初イワナをキャッチできたので、終了1330。

持越川釣行(2007.09.09)

2007-09-12 | 狩野川水系

 
 朝、宇佐美で青物を満喫してから今度は渓流釣行と贅沢な日曜日、これも伊豆ならではの成せる技。

 台風9号の雨は持越で降り始めから752mmもの雨量を記録、当然ものすごい増水でトップの画像が持越の雨量計と持越川~猫越川~狩野川で一番近い嵯峨沢橋の水位計のデーターだがピークで氾濫注意水位まで達している。サイポスレーダー(静岡県土木総合防災情報)で順調に下がる水位を確認しながら日曜朝の水位を予想したが、どうも平水より10~20cm高い感じである。実際に行ってみてやれる所でやろうと言う訳だ。実際に川を見ると10㎝高は川に入るには結構厳しい感じです。

 0800に海から上がり、kidを送り、同行の鵜殿さんの車を私の自宅に駐車、Myキャラバンにて移動で0930には狩野川水系の様子を見ながら走っていたのです。先ずは腹ごしらえで伊豆市八幡のコンビニにお立ち寄り、食事を摂りながら鵜殿さんと相談で大見川の様子を見ながら当初予定していた持越川の様子を見て入れなさそうならば何処かやれそうな源流に入ろうと言うことで移動開始。大見川を渡る、白波が立っている鮎師は居ないと言うか入れない状態。本流沿いに南下でピンポイント的にはやれそうな所も在るが本流は禁漁。さて、予定の持越川にさしかかり下流はやっぱり水が多い、旅館街の辺りでエサ釣り師2人が汗だくで歩いているのを見かけお声掛け。「おはようございます。どうですか?」「全然ダメ。よりも釣りにならない。」とご立腹のお答えが帰ってきました。ダメかなと考えつつも先週に川を見た感じでもう少し上流ならば何とか成るかもと川沿いの道路を上流に向かうとやれそうなエリアが幾つか在りました。釣り人の姿も無いので一応上流まで様子を見に走ると、日曜なのに大型ダンプが何台も走っている。もしかしたら災害復旧?でやっぱりそうでした。風早峠に登る道路の何処かで土砂崩れが発生した模様で鉱山の所で通行止めでした。

 Uターンでやれそうな所で良さ気な所をチョイスで道路脇の駐車スペースに車を停めて、先ずは橋の上から川の様子を見たりで余裕もあり、魚が居るとすれば「あそこだね。」とか鵜殿さんと話ながらゆるゆると仕度です。
 私のタックルはロッドはウエダのSSS-72Si、リールはダイワのエアリティー2506、ラインはヤマトヨのファメルトラウト4Lbで本流やダウンを意識したタックルで挑む。今回は持越川、大見川などの比較的大きな流れのある所を意識して持ってきた。ワレットの中身も7㎝のアスリートをワンスペース入れてきた。
 さあ、渓流スタート1010。鵜殿さんと一緒に川に入ったが、カメラを忘れた事に気付いた私は一端車に戻って、鵜殿さんと話していたポイントに向かって鵜殿さんの方を見ると既に写真撮影している。話を聞くと橋の上からポイントを見て話していた通りの場所で話の通りの通し方で出たとの事で形さほどでもないが、幸先の良いスタートです。水温も16度台でこちらも良い感じ。
 私も遅れてスタートで下流側の良さ気な所をダウンでチェックでチェイスが多数で良い感じ。鵜殿さんに「今日はダウン主体で行きたいから先行お願い。」と告げて後追いで釣り上がる。鵜殿さんが獲ったポイントでは引き続きチェイスは有るもののヒットには持ち込めず。直ぐ上のポイントは2人共にチェイスは多数だが獲れずでしたが、大物が潜んで居そうな雰囲気ムンムンなんで上流に換わり、落ち込みから護岸際水深が有る淵を形成している淵尻にキャストでトウィッチをかけながらゆっくりと引いて白泡にトラウトチューン金ヤマメが入るか入らないかの所でガツッときました。翻った魚体のギラがデカイ。「イターッ!」でドラグがジリッと出るが、次のグリン、グリンのローリング2発でフックアウト。鈍くさい私故にヒットしてからの合わせが出来ていませんでした。いつも見ている釣りビジョンのufmウエダ・チーフデザイナーである西村氏が出演している『Troutist Dream』の様に時には小刻みに時にはゆっくりと西村氏独特のロッドをうねらす様なトウィッチからビシッとロッドを起こすフッキング。これが出来ればもっと獲れるのでしょうが反射神経が、運動神経が足りません。残念です。
 
 水量が多く流石に急瀬では釣りにならないが、そこそこの流れからは魚がチェイスしてくるので良い感じで先ほどのバラシから気を取り直して鵜殿さんに追い付くと遡行を続けるにはどうしても川を横断しなければ成らない場面、何処で渡る?で川を見渡すと50m位の間隔でコンクリートの帯工が在るのでそこならば渡れそうと判断で少し上流の帯工で横断する事で直ぐ下流に良さ気な感じの所が在り2人で攻めたがチェイスは多いが獲れずで帯工を渡り対岸に。で鵜殿さんはどうしても帯工下が気になると見えてあの手この手で攻めいて一向に上ってこない。一通り帯工からほんの少し上流の落差工下をチェクしてから私も帯工周りが気になっていたので先ずは帯工上をダウンでチェック、で今帯工を2人でジャブジャブと渡ってきたのにチェイスが有ります。しかし、掛けれません。で、気になる帯工下、丁度鵜殿さんがルアーチェンジかライントラブルで動きが止まっているのを良いことに渡ってきた側の左岸端へダウンクロスにキャストでトウィッチを掛けながらドリフトで流れを横切るように誘うと帯工によって均一な流れの様に見える中でも太い流れの脇に差し掛かった所でヒット。鵜殿さんの目の前でのヒットで「鵜殿さんゴメンナサイ。」で獲れた魚はこれ。サイズは22㎝ながら体工ありで太っていて素晴らしい魚です。

 ヒットルアーはアスリート7F・ゴーストアユでバラシの後、ふと思い「アユ食べて上ってきたアマゴにはアユカラーでしょう。」でフックもワンサイズ大きいヴィトム8号装置しているが正解でした。鵜殿さん曰く「ダウンにはワンサイズ大きいルアーを使うのが良いのよ。」で私のルアーセレクトは間違っていないみたいです。

 落差工を登り、上の段。流れが広がり随所にポイントが点在するも小ポイントでチェイスは多いがどうも掛けれない。上流を見るといかにもな感じの大場所が在る。そこを最後にして移動しようと決めて釣り上る途中で小さな流れ込みにアマゴが入っているのを見つけた。本流の水位が下がり河原に成っているがクレソンなどが生えているところを見ると水が涸れることは無い様だがあまりにも小さい流れ、増水の時に緩い流れに逃げて護岸際に来たのだが、クレソンの陰に身を潜めているうちに水位下が下がってしまい本流に帰れなく成ってしまったのだろう。その細い流れに2匹入っていた。際には何かに驚いて水から飛び出してしまって戻れなくなったであろう息絶えたアマゴの骸が2つ、いずれも12~3㎝位のアマゴでした。

 この川最後のポイントと決めた大場所である。下流の私が大物をバラシたポイントより2周り位大きい感じで落差工で落ち込みを形成、流れが右岸側に偏り、護岸沿いに淵と言うよりもプールを形成している。先ずは鵜殿さんがキャッチ、20㎝そこそこだが綺麗なアマゴ。私も続けとばかりにトラウトチューンをチョイスでアップで攻めるがチェイスはしてくるがフッキングまではいかない。そこで本日調子の良いダウンでやろうと鵜殿さんに了解を取り上へ回り込み攻めるが落差が大きく流れが強くて水が暴れているので上手いことアスリートが沈まず苦戦。ダウンを諦めて鵜殿さんと交替で私は再び下流側に戻る。
 さてどうしようかと考える。今一度トラウトチューンかそれとも滝壺用にチョイスしてきたピンテール6を使うか迷う。結局、アスリート7SP改ゴースト・アユをチョイス。これはリップの後ろにウエイトを埋め込みウエイトをチューンしたものでどういう訳か元もとタイトウォブリングのアスリートがチューンによって超タイトウォブリングに成ってしまい、ウエイトをかませることによって超バランスなアスリートに化けていまい微妙なバランスでトウィッチで小気味よくダートするのが売りのアスリートの特徴を殺してしまった失敗作のチューンだが、頭が重たいので垂直に近い状態で沈み、超バランスで流れが乱れた所でも体制を崩さず引けるので何処かで出番が在るだろうと7㎝をチョイスの時には必ず一緒に持って来ていた。1投目、落ち込みにダイレクトに放り込む、トウィッチを掛けて引くがどうも上手くない。2投目はただ巻きで引いてみると小刻みにプルプルとちゃんとリップが水を噛み泳いでいる。そこで3投目はアクションをジャークに変えかなり派手なジャークを意識して落ち込みへ沈めて、ストップ&ゴーに近い様なジャーク3発目でゴンと来ました。少しドラグが出たが、難なくキャッチで23.5㎝のこれも体高あり、太った良いアマゴです。下の画像がそれで一緒に写っているのがやっと良い仕事をしたアスリート7SP改です。


 この後、「絶対良いのが居る」と言っていた鵜殿さんは私がキャッチしたアマゴの写真を撮影している間に尺クラスを見事に掛けたが残念ながらバラシてしまった様です。これを最後に持越川を退渓する事に。
 相変わらずネチネチ攻める2人、結局遡行距離は500mもない位だがそれぞれが2キャッチ、2バラシ、多数のチェイスで大満足。水量が落ち着いた頃合いにもっと下流からじっくり釣りたいと思うのでありました。


宇佐美港奥小堤防(青物)釣行(2007.09.09)

2007-09-11 | 伊豆の海
 日曜日、この処は狩野川水系に通い詰めている。本日も狩野川水系に入る予定で釣友の鵜殿さんとご一緒させて頂くのだが、台風9号の影響で水量が多くどの支流に入れるか微妙な感じなのでどうせ狩野川の釣り人は少ないと予想して朝一は青物をやろうと言うことで伊東港0500に待ち合わせ。
 雄登、kidは学校の奉仕活動が有るので0800上がりの予定で誘ったが、雄登はパス。kidは断るわけもなく0500少し前ピックアップの約束で今回は私が寝坊で0508ピックアップで伊東港に行き、鵜殿さんと合流するも、伊東港白堤は満員御礼状態、堤防に行く事もせずにカマス狙いで宇佐美港奥の小堤に釣り場変更で即移動。
 宇佐美港奥の小堤に到着、何か様子がおかしいのです。そうです、堤防の先端が無くなっているのです。先端部分を形成していたケーソン2基が台風9号の波で動いてしまい、1基が残っている堤防の右角前方に、もう1基が更に右側に有る。いつも乗っていたトウフ(方塊ブロック)は堤防先端に頭を少し出して沈んでいる状態。基礎の捨て石はほぼそのまま元の先端だった辺りで急に深く成り、ブレイクを形成している。後にこのブレイクに苦しめられるのです。堤防の状況はこんな感じで釣り場としては最悪な状態に成ってしまっていました。それでも地元の常連のオヤジが3名先端を占拠している。カマスサビキを遠投用の磯竿で投げていてナイスサイズのカマスをそこそこの数を捕っていた。

 私達には足場の良い場所は残っておらず仕方なく、脇のテトラに陣取ってスタートするも、足場悪い、数メートル先まで石が見え隠れ状態で掛けても取り込みが厳しそうな感じな上、まともに乗れそうな場所は僅かに2箇所で先ずは鵜殿さんとkidが先発スタートで鵜殿さんが30cm位のワカシをあっさりヒット。詳細は聞かなかったので解らずですが、前側の見え隠れしている石をかわすのに苦労してのキャッチようです。鵜殿さんのワカシを見て堤防先端に陣取っていたオヤジ達は一斉に弓づのにチェンジして引き始め始めました。
 今度は私の番、足場が落ち着かないが何とかキャスト。タックルはエギングロッドのブリーデンの89Deep、リールはTZ-2500SC、ラインはヤマトヨSW-PE1.0号にフロロカーボン2.0号リーダー。先ずは定番のイワシカラーから、確かPボーイジグの18g位のやつです。エギングロッドでメタルジグをキャストするとぶっ飛びです。着底からハイピッチ・ショートジャークで探るが反応無し、今度はショートジャークでこれも反応無しでカマスにはスローなジャークとばかりに着底からスロージャークで誘うと、ガツッと当たりが出た、やはりカマスにはスローなジャークが効くみたい。が、直ぐにフックアウト、構わずスローに誘うと直ぐに当たり、またもやフックアウトしてしまったが、またまた直ぐ当たりで今度はしっかりフッキングで魚信が手元に伝わってくる。引きが弱い、カマスなので難なく寄せれるが油断しているとたまに頑張って引き込むことも有るので慎重にやり取りでキャッチ。獲れたカマス君は次の画像です。恥ずかしながらもろに汚い顔をサラけ出しの画像ですが魚だけ見て下さい。


 そうこうしている内に堤防先端に陣取っていたオヤジ達は弓づので一向に当たりが出ないので撤収の様子、お声掛けして頂き場所を譲っていただきその上カマスを何匹か頂きました。さてさて堤防先端に場所を移動で足場は良くなったものの前に有るケーソンやら方塊ブロックが邪魔で戻ってきたメタルジグの回収にも苦労する状態。魚を掛けても取り込みには方塊ブロックと石の間の僅かな隙間をすり抜けて来なければ取り込みが出来ない様な厳しい状態。そんな状況下で掛かっちゃいました。キャストして着底からミディアムピッチ・ジャークで中層にさしかかったところでゴゴッゴンと来ました。なかなか引きが強いが何とか寄せてきてもう少しの所、前筆のブレイクが魚に見えると猛然と突っ込みをみせ、ドラグが出る何回かの突っ込みの後、運良く石の間をすり抜けて来て足元まで寄ってきて何とかキャッチ。30cm位のカンパチでした。やり取りの最中に背中の色が青くないのでカンパチだろうとは思っていましたが本当に獲れたのはラッキー。

 何とか獲れたカンパチ


 さて、kidですが、何を血迷ったか持ってきたタックルはトラウトロッド、それも管釣りで使うような自作のウルトラライトなやつでおまけにラインは3Lbとこれまた超ライト。伊東港でメッキと遊ぶつもりでのチョイスだったと思うが、フィールドが変わったことで大変な事に成ってしまったようだ。何とかカマスはキャッチ出来たが30㎝を超えるワカシが掛かった時には為す術も無くラインを出され、それでも何とかしようと頑張ったものの最後は石の向こう側に回り込まれてラインブレイク。
 その直後、カラーをピンクに変えた処で私にもワカシがヒットしたが、kidとは違い少しはやり取りしたものの、結局はkidがやられたのと同じ石に回り込まれてリーダーがブレイク。ラインのチェックをしたところメインラインのSW-PEの素線の半分くらいが切れてました。

 大カマス、青物、アオリイカ、ジンドウイカ、ケンサキイカなど何回も良い思いをさせてもらったお気に入りのポイントが台風9号の直撃で掛けてからがかなり厳しいポイントに成ってしまった。
 その後は当たりが遠のき、kidが奉仕活動に行くにはそろそろあがないといけない時間0800で終了。鵜殿さんのお土産も十分獲れて満足出来る朝の青物ゲームでした。

吉奈川釣行(2007.09.02)

2007-09-04 | 狩野川水系
 この処は狩野川水系に通い続けているが、この日曜日も狩野川水系に行ってきました。息子の雄登を誘うが火曜日に重要な学力考査が有るとかで勉強すると言い彼は欠席。一応彼の同級生であるkidにも行くか聞いた処、「どうせ午前中は勉強しないから行く。」との事で同じ受験生の親として後ろめたさはあるものの5時ピックアップを約束。しかし、0500にkidの家の前に行くも出てこない。0530まで待っても出てこないので「起きてこないから置いて行くよ。」とメールを打って出発。内心「結果的に連れて行かなくて済んで良かった。」と思いつつ、狩野川水系へ向かう。狩野川水系の北側(大見川水系)へは30分掛からずに行け、kidは徳永川をやりたいと言っていてそのつもりでいたがその川はさるAPCが釣行して記事を書いているので、私一人なら別の川を目指して徳永川をスルーで下流へMyキャラバンを走らせることにする。

 この日まず選んだ支流は田んぼの間を流れるいかにも里川な古川である。修善寺工業高校の正門の向かい側のバス停の有る空き地に駐車で街に近い県道の橋付近から入渓するが川に僅かだが濁りが入っている。何となく渓魚の気配が感じられないまま遡行するが案の定釣れる魚はハヤばかりで、途中退渓。Myキャラバンで上流に少し移動で途中川を見るとさも魚が居そうな淵が有るのを発見し、その少し下流から再度入渓するもここでも気配が無い。下と同様にこの処濁りが入っている様で石にうっすらと泥が積もっている。さもな淵でも来るはハヤばかりで、早々に諦めて退渓。それでも誰かが入った形跡が残っていたのには驚きである。この時点で0730を回っていたので前日にこの川の様子を聞いた伊豆市在住の釣友に電話で詳しい話を聞くと彼は餌釣りではあるがもっと上流に入るとの事で教えてもらった競輪学校への分かれ道の辺りまで上ったが川を覗きがっかり、ここも濁っている。下流よりも少し濁りがキツイ様な感じでこの川を諦める事にしたのである。

 さてどうするか、はずれを引いてしまった。と言うことで狩野川の左岸側の支流を目指し移動、R136を天城山系へ向けMyキャラバンを走らせながら考える。船原川はさるAPCがでスルーで「東府屋旅館」の看板が目に入り通り過ぎたが、釣友山本氏の言葉「東府屋の上から入って・・・。」を思い出して路肩に車を止めて地形図を確認、吉奈川である。Uターンで看板の所を入り、しばし走ると旅館さか屋、東府屋旅館を通り過ぎ駐車スペースをを探すと少し上流側に有りました。砂防地域指定の看板の所に駐車で入渓。
 入渓地点は大きな柳の木が2本流れの縁に有り、左岸側が広く湾曲して沼状に成っている様で芦がびっしり生えている。少し下流に良さ気な淵が見えたので下りながら淵をやるが反応が無い。淵のすぐ下流が砂防堰堤だった。
 ここも厳しいのかと不安を抱きながらも再チェックしながら入渓点まで戻り、上流へ向け再スタート。少し進むと大きな倒木の下を流れが通り、低いコンクリート護岸の下がえぐれ、その上護岸の端に流れがぶつかり変化している絶好のポイントだが出ない。思わず「厳しい。」と言葉が出てしまった。さてすぐ上流に良さ気な感じのポイント、さほど段差は無いが流れが集まり少し白泡が立っていて下が開きに成っている。ここで出なかったら本当に厳しいぞなどと考えながら、木が被さり難しいアプローチながら1発で決まった。落ち込みのすぐ上にトラウトチューン得意カラーのホログラムグリーンバックがプレゼン出来た。トウィッチを織り交ぜながらのリトリーブで開きへ出た所でヒット。さほど大きくは無いが嬉しい。思った所で思った様に魚が出た。魚体はヤマメを思わせるかのような体側にピンクの帯が鮮やかで、綺麗なアマゴ。下の画像がその魚。


 1つ獲れたことで気が楽に成り、リラックスしてアスリートの動きが良くなったのか、それとも魚が多いのかは分からないがチェイスが多い気がするが、河津川や松川の様に淵に小さいのが多く居ると迄はいかずに絶好のポイントに1匹か多くて2匹な感じ。ここにも居るだろう落ち込み開きのポイントでミスキャストで岸ギリギリの浅い所にトラウトチューンが落ちてしまい仕方なくただ巻きで回収にヒットしてしまった。10㎝そこそこの極小アマゴ、おかげでそのポイントは終わってしまった。
 ここで気分を変える為にルアーチェンジ、チョイスは久々登場のアスリート5.5SMyチューンのゴーストアユ。ちょっとフックのポイントが気になるが大丈夫だろうと安易に考え引き続き釣り上がるがポイント毎に魚は出るがことごとくバラシでフックポイントを研いで再スタート。
 古いコンクリートの橋脚が中央に横たわり右岸側が急な流れ、左岸側はそこそこ水深の溜まりで橋脚の下から流れ込んでいる。橋脚の下から出てくるだろうなと思いつつ溜まりの隅へキャストしてよろよろと橋脚際を通すと思惑通り下から出てきてチェイスで魚にとっては運悪く、私にとってはラッキーなスレ掛かりでフロントフックが背中にフッキングでキャッチが次の画像の魚で尾鰭が何故か半分描けていたがこれもピンクの帯が鮮やかなアマゴでした。


 かれこれ2時間近く遡行してきた。見るからに良さ気なポイント、次の画像がそれでここでもヒットしたのは淵の水深があるブッツケでは無く、流れ込みの泡が消える辺りでトップの画像のアマゴでサイズは22㎝とそれほどではないが体高がありまるまる太った良い魚体。こういうのが獲れれば満足である。


 気を良くして遡行は続く、左岸は低い石積み全体的に水深があり流れ込みが2筋で奥の流れ込みから通して出るとしたら2つ目の流れ込みの辺りかと思いつつも中程に木が被さりツルが垂れ下がってキャスト出来ない。仕方なくツルの所までそーっと進み、無理な体勢でショートキャストで奥の流れ込みから次の流れ込みを通った所でチェィスと言うよりもアスリートに付いてきてテールフックを銜えた感じ、すぐ目の前での出来事であっけに取られてしまった。魚の方も私の姿がすぐ近くに見え慌てて口を開けてしまいフッキングしなかった。合わせが出来ず、逃げた魚は大きい、25㎝はゆうにあった。残念!

 遡行しながらそろそろ退渓を考えなければならない時間ながら、この日一番と思われるポイントで画像の22㎝を取ったポイントを一回り大きくしたような感じのひじょうに良さ気ながら、淵の深みからブッツケ、流れ込みから泡が消える辺りまで丹念に探るも反応が返ってこない。上流に移動したがあまりにも良い感じのポイントなので諦め切れずに淵の尻にキャストしてトウィッチを掛けながらゆっくりリトリーブで泡の中にアスリートが入った処でリーリングを止めその場でトウィッチを数回掛けたところろ大きな魚大がギラッ、やっぱり居ました。同じように探るもその後は出てきませんでした。
 砂防堰堤が現れ、落ち込みの溜まりを探るが反応無しで、高巻きして上に登った所で道路が有るであろう方向を見ると木の間から電柱が見え、道路はさほど高い所ではなさそうなので時間も丁度良い頃合いで、上流が気には成るが退渓する事にした。堰堤から道路までは人が出入りしているのであろう感じですぐに道路に出ることが出来、途中足を滑らせた様な跡も有ったのである。道路に出た処で吉奈川の釣行終了。1140 久々に満足出来る釣行であった。

 Myキャラバンに戻り、地形図を確認するとこの道は隣の持越川に抜けれる事が解ったので折角だから上流の様子を確認しながら、未だ入っていない持越川、猫越川を見ようと道を上ると、今回退渓した所から少し上流で川がひらけ、田んぼと道に川が挟まれ里川の様相に変わり小さな集落の中の流れに成っていた。どうも今回はたまたま一番良い感じの所に入ったようだ。
 途中吉奈川の橋を渡り、小さな峠を越えて突き当たった川が持越川中流、大石が有り大物が潜んで居そうなポイントが随所に有る素晴らしい渓相。次はこの川にしようかと川を見ながら帰路についたのです。

 

Mリグ 黒鯛ゲームに初チャレンジ(2007.09.01)

2007-09-02 | 伊豆の海
 前から気になっていた黒鯛ゲーム。釣友のUra-Zumi氏は既に湘南海岸の各所で良い釣果を揚げているとの事で話に聞き興味を持っていた。リグの事など氏に詳しく聞き、手持ちのラパラCDをMリグにチューン。メソッドなどを根掘り葉掘り聞いて、釣りビジョン見て研究で頭だけは黒鯛フッシャーマンに成っている。

 この処、私が暮らす伊豆の伊東大川(松川)河口で釣友山本氏のポッパーに黒鯛らしきチェイス有りで30~40㎝の黒鯛の姿を多数目撃との事、kidのブログにも同種の記事がでこれは「やるっきゃない。」とばかりに土曜の夕間詰めに初チャレンジ。
 勤務先の土曜の午後、会社幹部は皆休みを取っていて居ないのを良い事に1700で退社、帰宅でそそくさと仕度して松川河口へ。おりしも夕間詰めが満潮と絶好のシチュエーションながら北東風が吹いていて一寸やりずらいが、初チャレ初キャッチを夢見て右岸側の護岸に立ちスタート。ここは地元で有りながら鱸ルアーマンの頃から余り相性が良くないポイントで当時ホームにしていた河津川河口ではランカーヒラなど獲っているがここでは「ボ」な状態。鱸はそうだが黒鯛は別の魚種なんでバッチリと勝手な考え。氏の教えによるとロッドは柔らかめのエギングロッドが良いとの事で手持ちロッドの中ではカラマレッティー・プロトタイプのGOCPS-792ML-SJが適当との判断も有るが、いきなりの大物でイカ以外掛けたことのないロッドでしくじりたく無いので今回は使い慣れたトラウトスティンガー改(TSS-77改)、リールはTZ-2500SC、ラインはヤマトヨSW-PE、フロロカーボンリーダー2号で挑むことにする。

 まだ明るかったので先ずはポッパーからスタート、北東風が吹き風波が押し寄せてくる、ポッパーゲームにはよろしくない感じ。その上その手のゲームを余りやらないので弾が少なくすぐに断念でアスリート7Sを結び狙いをシフトする根性の無さ。で、やっぱり何の音沙汰もない。
 辺りが薄暗く成って来たので本命のMリグ投入。少し前、イカ釣りの時に中野海岸の堤防で試しに底を引いてみたので何となく感触はつかめているつもりだったが、底質が違い一寸感じが違うもののおおむね上手い感じに底を叩いている感触が手元に伝わってくる。これはいけると感じながらも一向に当たりらしきは無し。幸い他の釣り人は無しでやりたい放題だったので移動しながら探る。Ura-Zumi氏によるとリップが底を叩く感じと違う感触が当たりだという。ロッドに重みが乗ってから合わせるとの事だが、大きめの石などに当たる感じが何とも微妙で、私には良く解らないが一度だけ明らかに違う感じの「ググッ」が有り、反射的に思わず合わせを入れてしまった。「クグッ、ググググッ」の感じがライン、ロッドを伝わり手元にでもそれっきり何も無し。今のは当たり?、バラシ?で訳が解らない状態で今一度同じコースをトレースするがその後はゴトゴトに変化無しでした。
 北東風が徐々に強くなりラインが風に煽られ弓なりに成る。これ以上は無理な感じ。その上、風波と下げ潮に転じたせいで濁りが入りだしたので、ひとまずはオレンジビーチ横の船溜まりへ移動するもやはり風がきつく釣りにならない。また河口に戻り今度はアスリート7SRHを結び、キャストするも全然相手にされませんでした。

 黒鯛獲るまでチャレンジしようと、ヨワヨワながら誓うので有りました。