伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

渓流用の愛機TD-ito2506復活

2008-11-02 | タックル
 私が渓流釣行に愛用しているリールが原因不明のスプール破損により故障でお世話に成っているイシグロ伊東店を通じて10月19日にメーカーへ修理に出していたのですが、11月 1日に約2週間ぶりに手元に戻ってきました。

 修理の内容と原因ですが、ダイワ精工株式会社さんのメンテナンスレポートの内容をそのまま書き写します。内容は以下の通り。


作業内容
弊社製品をご愛用いただきましてありがとうございます。
ご指摘のスプールを交換致しました。今回は破損の原因を特定することが出来なかったため、無償にて交換させていただきました。

今後とも弊社製品を末永くご愛用いただけますように、宜しくお願い致します。


と言う事で原因は不明のままですが、無償修理と言う事で私としては誠意有る対応をして頂いたと満足しております。破損したスプールもそのままの状態で戻ってきたのでもしかすると調査するまでもないのかもなんてゲスな考えが浮かんだりしますが、破損状態をよく見ると何とか修理出来そうな感じなので修理して替えスプールとして使えないかと思案中、上手く行けば来シーズンは2Lbを巻いた換えスプールを持ってシチュエーションに合わせてラインを使い分けなんて有るかもです。

渓流用の愛機TD-ito2506故障

2008-10-23 | タックル
 土肥山川に行っていざタックルセットの時にリールを見て呆然と成ってしまった。どう考えてもあり得ない様な状態に成っていたのである。

スプールに巻いてある3Lbラインがこんな感じ

 ラインがと言うよりスプールが・・・

スプールを外して内側から見るとびっくりでこんな感じ。スプールがパックリ割れていてラインが食い込んでと言うより内側に出ている。クラックはほぼ全周に亘り入っていて途中皮一枚でろうじてつながっている。

 修理と言うかクレームに出す時に撮影したもの

 渓流用の愛機TD-ito2506はひょんな事から手に入れたのだが以前書いたMyタックル「渓流トラウト1」にも書いた通り小渓流用の愛機としてスーパースティンガーSSS-60Siにセットして使っていたのだが今回の故障と言うか破損は今までに見た事も聞いた事も無いあり得ない壊れ方でビックリしてしまいました。

 釣行の帰りにいつもお世話に成っているイシグロ伊東店に立ち寄って修理依頼と言うかクレームでダイワさんに出してもらう様にお願いしたのだが、スプールの状態を見た誰もが「何これ、こんなの始めて。」と口をそろえて言う位あり得ない壊れ方です。

 ダイワさんから回答が有り次第連絡を頂ける事に成っている。良い回答を頂ける様に期待しつつ待っているのですが、どうなる事やらです。

Myタックル「渓流トラウト2」

2008-04-24 | タックル
 アクセス解析を見ていると意外と「タックル」でのサーチが多かったりする。以前に自分が現在使っている小河川、源流用のトラウトタックルに行き着いた経緯などを紹介したMyタックル「渓流トラウト1」が有るが、今回はMyタックル「渓流トラウト2」と題して河津川本流の中・下流域や狩野川本流の中流域、大見川の下流域などで使っているタックルを紹介してみようと思う。月並みなセッティングであり、タックルに対するインプレッションなどは私の力量ではとっても書けないのであくまでも私が感じている事だけである。

 以前書いた通り私のトラウトタックルはufmウエダのスーパースティンガーSSS-60SiにTD-ito2506セット、ラインは山豊テグスのファメルトラウト3Lbである。このタックルで伊豆の渓流は問題なく攻める事が出来るのだが河津川の中・下流域に入った時に若干の弱さを感じてしまい。もう少し強いタックルが欲しいという事で色々と考えたが、SSS-60Siに惚れ込んでいた事も有り結局購入したのが同じスーパースティンガーシリーズのSSS-72Siである。河津川河口での鱸釣りに使っていたトラウトスティンガーTSS-77が有るので68Siかともと考えたがFishing club HUSLERに所属してからは遠征で大きな川たとえば利根川や大井川、九頭竜川等も行く事が有るので何本も持つほど余裕が無い貧乏アングラーとしてはオールマイティーに使える1本という訳での選択である。
 私が始めて手にしたufmウエダのトラウトロッドは前筆のトラウトスティンガーTSS-77で、当時はトラウトをやっていなかったので河口の鱸釣りに使う為に、沼津のさるショップにて中古で購入以来使い倒して少々ブランクがくたびれてきた事やゴールドサーメットリングでPEラインが使えないなどでガイドをチタンフレームSiCガイドに、セッティングは富士工業さんの提唱するニューガイドコンセプトに習ってセットしたのでステンレスフレーム、ゴールドサーメットガイドから小口径軽量ガイドに成りガイドの重量が軽く、セット個数が大幅に増えてスレッドでガイドを固定する箇所が増えた事から全体的に張りが戻り強く成った感じながら、ウエダさんの設計からはかけ離れた仕様に成ってしまったが、私が所有するトラウトロッドの中で長さ、強さ的にはSSS-60SiとTSS-77改との間でSSS-72Siが丁度良い位置に成った感じです。

 私は元々ロングロッド派の方なので長さ的にあまり違和感は無いのと私の場合ミノーにトゥイッチを掛ける時にはSSS-60Siと同じく、ティップを小刻みに振るのではなくロッド全体をバットからうねらす感じのロッドアクションを使いアスリートにトゥイッチをかけるのでロッドの長さがルアーにアクションを付けるのに負担に成ることは少ない。釣りビジョンで放映されている「Troutist Dream」を観てはこのロッドのチーフデザイナーである西村雅裕氏のロッドワークを研究しているのだが実際にはティップの振れ幅が大きく成りすぎたりでなかなか上手くいかず未だに安定したロッドワークが出来るまでには至っていない。
 60Si、72Siいずれも上手くロッドを動かせた時にはラインの先に付いたアスリートは艶めかしい動きをし、ティップの動きでミノーを引いている訳ではないのでラインが張っていない状態でもロッドの動きでちゃんとアスリートがアクションするのです。アップストリーム、サイドストリーム、ダウンストリーム共にリーリングスピードが非常に重要かつ微妙で川の流れ、ロッドワーク、リーリングが上手くシンクロした時にはアスリートが弱って流下する小魚や川に落ちてもがきながら流れていく虫のそのものの様な動きに成りますが、そういう満足出来るアクションがキャストの度に出来る訳でなく何回かに一度位でまだまだ使いこなしていない感じで、修行が足りていません。

 さて次はリールとラインですが、通常のセッティグではダイワのエアリティー2506の純正マシンカットシングルハンドルでハンドルノブをクリアーコーティングの圧縮コルクノブにベアリングを一つ追加し、取り付けてほんのちょっとドレスアップしたもの。ラインは本流を意識して山豊テグスさんのファメルトラウト4Lbをチョイスしていますが、実際の処、私がよく行く河津川や狩野川の魚を相手にするのであればロッドもSSS-72Siならばティップがしなやかでアスリート7SP位の重さのルアーでならば振り切れなどの心配も全くなく、たとえば狩野川や大見川で獲れるという40㎝クラスのアマゴを相手にしてもロッドが十分に追従してくれるので3Lbで十分であり、比較的細ライン指向の私ですがここ一発の超大物を意識してとTD-ito2506に3Lbを巻いている事もありラインのラインナップも意識しての4Lbをチョイスです。

 私の本流用タックル

 以前はロッドに合わせてそれぞれリール、ラインをチョイスしてセッティングしていましたが、リールもトーナメントSクラスの比較的安価なリールだった為に何とか成っていましたが、最近ではダイワのフラッグシップモデル(一昔前のモデルをヤフオクで調達)に手を出してしまうと後戻りはなかなか出来ずな感じながらロッドの本数だけリールをそろえる訳にもいかずで、今はトラウト用に調達した前筆のシングルハンドルのエアリティー2506とライトエギング用に調達のブリーデンのダブルハンドルが付いたエアリティー2506のハンドルの違う同一モデルのボディーにスペアースプールを含めヤマトヨテグスさんのファメルトラウト4Lb、ファメルSWスーパーPE0.6号、ファメルスピニングフロロ3Lbと息子のエギング用に調達したTD-X2506に付いてきた替えスプールにTD-X2506用のスプールノブを付けてエアリティー2506でも使える様にしてそれにはファメルトラウト6Lbを巻いて狙うターゲットやシチュエーションに合わせてボデーとスプールの組み合わせで使い分けているのです。たとえばライトエギングやMリグではダブルハンドル+PEライン、メバリングや止水域のスプーニングなど用にはリーリングに安定性が求められるのでダブルハンドル+スピニングフロロ3Lbやファメルトラウト3Lbを巻いたTD-itoのスプールをノブごと交換、渓流トラウトやメッキ及びシーバスなどのアクションを加える場合はシングルハンドル+ファメルトラウト4Lb、6Lbてな具合です。

 エアリティー2506に関しては共にヤフオクでの調達で中古なので新品もそうなのかははっきり解りませんが2台共にリールの回転時にシュルシュルとノイズを発生します。最初に購入したシングルハンドルの時に気に成ったのでオーバーホールに出したのですが解消されずで、次に購入のダブルハンドルの方も同じ症状、外にもラインローラーからも2台共にノイズが出るのでベアリングとそれを固定する為のスプリングを交換してみたが解消されずで何処かに当たりが在るとかの他の原因が有りそうです。同機種2台共に同じ症状が出ているのでエアリティーに特有の不具合なのかもしれません。ライトソルトの流行に合わせてボディー形状などよく似ているのでTD-Z2506を改良してウォッシャブルのライトソルト用のリールとして発売したのではないかと私は考えていまして、ダイワスピニングリールの前機構の最終モデルで発売期間も短く直ぐにリアル4システムのイグジストが発売されたこともあり、新システムの発売までのつなぎ的に開発を急ぎ、何処かに無理が生じている様な気がしています。
 静かな所では多少気に成る音ですが、流れや波が有る実際のフィールドでは殆ど気に成らないし、私の様に鈍感な人間では感覚的に異常を感じる様な事も無く、機関もスムーズに動いているので、壊れるまでは新しいリールを買えるはずも無いのでこれで良しとしています。

 この様な感じで私の本流用のトラウトタックルはごく普通のタックルに落ち着いています。本流で使うということもありで比較的サイズの良い魚と出会えているのですが、あまり数は獲れていないのと比較的大きいと言っても未だ尺越えは無い体たらくですが、ロッドを満月にし、ドラグを唸らせてラインを出す様な大物との遣り取りをする日を夢見てフィールドへ通うのですが、狩野川でこのタックルを使う様なエリアは後3週ほどで閉められてしまう。果たして今シーズン中に満月にしてくれる魚に出会えるのだろうか。

Myタックル 本流トラウト用は
ロッド:ufmウエダ Super Stinger Si BORON SSS-72Si
リール:ダイワ エアリティー2506
ライン:山豊テグス ファメルトラウト4Lb、6Lb

Myタックル「渓流トラウト1」

2007-05-09 | タックル
まったりと過ごした黄金週間、渓流へは初日に河津川本流に入るも「ボ」な結果。だけで後はオフショア2回、近場でエギング、他はダラダラな過ごし方。例年抱えている仕事のケリが着かぬまま休みに入り、仕事も半端、随って釣りも半端でもっとこうすれば良かったと後悔を残しての黄金週間終了なのだが、今年は残り仕事も無し、際だった計画も無しで黄金週間を過ごして終了。ダラダラ過ごしたのに何故かスッキリ。なんか嬉しい。とか言いつつダラダラでブログの更新もしなかった。別に毎日更新なんて考えてないし思いつくままに書くのだが、渓流釣行も無いし、何を書こうかと考えるに、せっかく「タックル」のカテゴリーを作ってあるのでこの機会に私の愛用タックルを書き留めておこうと思う。

私が初めて渓流に入ったのは2002年6月のことである。それまでは河津川の河口でヒラスズキ、ライトタックルでメッキや根魚をやるソルト一辺倒のルアーマンだった。親しい釣友に渓流をやろうと誘われていたが「フレッシュ」はやらないなんて頑なにソルトにこだわっていたのだが、職場の同僚に誘われて6月の興津川(実は餌釣りオンリーの川)に初釣行以来、雪崩の如く渓流にはまるのだが、その時は川の鱸釣りにライトタックルにこだわって使っていたウエダのトラウトスティンガーTSS-77、6Lbのラインでランカーを何本か獲っているのだがさすがに渓流では長すぎ、強すぎ。ウエーダーもディープウエーデング用のごついナイロンチェストハイ、暑い、歩きにくい。でも、堰堤落ち込みで見事に初釣果を付けることが出来たのです。24㎝イワナ(アメマス系)でした。初渓流を経験してからはドップリはまっていき落ち着くまでは次から次ぎへとタックルを替えていくのである。初渓流の経験からすぐにウエーダーを買った。格好、機能にこだわり透湿素材のソックスタイプ、ウエーディングシューズ流石にゴアテックスは買えず、安いKENのを買ったのですがその時にグラベルガードを買わなかった、今思えば無知でした。
ロッドとリールは中古でダイワのシルバークリークSの6フィートとシルバークリークS1500番が渓流らしいタックルの始めである。約1シーズン近く使ったが、少しずつ解ってくると色々考える。途中、もう少し張りのある方がとかで柔らかめのバスロッドを衝動買い、バランスは良いのだがはじいてしまい、失敗。メバル用に自作したロッドを改造、先調子で良いのだがベンディングカーブが変、失敗。

そうこうしながら渓流に足げく通い、もっとしっくりくるロッド、欲求が募るばかり。リサイクルショップでウエダのストリームトゥイッチャー<ボロン>その上アルミスクリューシートを見つけてしまった。あこがれのウエダである。比較的安かったので即バイト。ロッドに合わせてオクにてリールを入手、TZ-1500iA。62と少し長いが素晴らしい、下手くそな私でもピンポイントにアスリートが入る。トゥイッチングもスムーズで今までよりもヒット率が確実に上がったのにビックリ。しかし、バラシが多い、リーリングの腕が付いていかずで、掛かるが獲れない。自分の技術が伴わないのを棚に上げてもっとしっくりくるロッドが有るはずとまたもや欲求が募る。

ついにスーパースティンガーSi <ボロン>に手を出してしまった。
ホームの河津川は大きな魚は少なく小さいのが多い。もっと繊細なロッドが欲しい。
ウエダのカタログを見ていたらSSS-60Siボロンの説明書きに「ウエダのトラウトロッド群の中で一番繊細なロッド」の文字を見つけてしまったのです。これはいけません。我慢できずについに購入。腕がそこまで行ってないのに手にしてしまった。2003年のシーズン終了間際の事である。禁漁までに2回ほど釣行した。手に馴染むんです。アスリートがピンポイントにポンポン入るし、魚が掛かるとしっかり曲がってバレが少ない。スバラシイでも今までのロッドワークだとアスリートの動きが少し違うような気がする。何も解らぬままシーズンオフに成ってしまい、オフの間はウエダのチーフロッドデザイナーである西村雅裕氏のQ&Aやら釣りビジョン「トラウティスト・ドリーム」で究極のミノーイングを研究イメージする日々。西村氏が語るにはあこがれでスパースティンガーを持っているが本当に使いこなしている人が非常に少ないとの事。私もその中の一人、ましてや一番繊細な60である。西村氏は他にも「マスターするまでに少なくとも1~2シーズン掛かる。」とも言っている。運動神経、リズム感、反射神経共に劣る私の場合、2004年、2005年、2006年と既に3シーズンが過ぎたがまだまだの様な気がする。今シーズンも修行は続きそうだ。
使ううちに特殊なトゥイッチングの為か気を付けないとティップで石を叩いてしまうことがある。一昨年トップガイドのSiCリング破損、少しは心得が有るので自分で交換、スレッドカラーをオレンジにしてちょっとオリジナリティーを付ける。昨年は原因は不明だが2番3番ガイドのSiCリングが割れているのを発見。修理に出そうかと迷ったが以前ストリームトゥイッチャーのガイドをロッドホルダーに引っ掛けた時にガイドが外れたのを思い出した。ウエダのロッドはブランクのベンディングカーブを綺麗に出す為かガイドスレッドをラッピングする時にガイドのフットまで樹脂を充填していないようなので試しに割れたガイドのラッピングの一部を削って外すとすっぽり抜ける。4番ガイドも少し緩み加減なのでこの機会に全てのガイドを外し、エポキシ樹脂を充填してガイドを固定し直し、当然割れたガイドは交換した。この時点でウエダさんの設計から外れることに成ったのだ。西村さんには怒られるかもしれないが、わずかに張りと言うか堅さが増した感じで私としてはこちらの方が良い感じに成った気がする。ウエダさんごめんなさい。

リールはと言うと長いことオクで手に入れたTZ-1500iAを使っていたが昨シーズンはオクでエアリティー1500を落札、思いの外安い価格で落札できたが安かろう悪かろうで品物が届いてがっかり。しかし、機関はスムーズなんで1シーズン使った。
昨シーズンのオフにまたもやオクでちょっとした失敗。通常の落札価格よりも数千円下回る価格を入札したTD-ito2506がまさかの落札。これにはまいった。使う予定が無いのに届いちゃった。しかし、箱は無いものの非常に良い品物で使わないのはもったいない。
西村氏はSSS-60Siには軽量、繊細なロッド特性を生かすべく2000番以下のリールを推奨しているが、シチュエーションによっては2500番もセットすることが有るとか。試しにSSS-60SiにTD-ito2506をセットして振って見ることに、重量も軽量化された2506故にエアリティー1500と遜色なく、バランスも良い感じ。今シーズン当初から実践投入した処、すこぶる具合が良い。浅溝大口径スプールの為、飛距離がUp。お気に入りの山豊テグスのファメルトラウトは少し張りが有るラインの為か1500番の時はライントラブルがたまに有ったが、全くのノントラブル。苦手なリーリングも2番手大きい為かスムーズ、巻き合わせもバッチリ決まる様になり良いことばかりで、失敗かと思いきやよい買い物に成ってド派手なカラーリングには目をつむって、リールが決まった感じ。

Myタックル 渓流トラウト上流、源流、小河川用は
ロッド:UFMウエダ Super Stinger Si BORON SSS-60Si
リール:ダイワ、itoエンジニアリング TD-ito2506
ライン:山豊テグス ファメルトラウト3Lb、ファメルトラウト・デザイア3Lb