伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

持越川釣行(2007.09.16)

2007-09-17 | 狩野川水系
待ちに待った日曜日、またまた渓流、それも狩野川水系に行ってきました。
 今回は私が所属するFishing club HUSLERと兄弟クラブにあたるFisherman’s Club SALARのOsada氏が東京から仕事が忙しい合間をぬって来られるので出来る事ならば良い釣りをしてもらいたいと、鵜殿さん、kid、と私の総勢4名で先週好調だった持越川の下流に入る事にしたが、思いとはうらはらに厳しい結果に成ってしまいました。
 松川漁協の事務所の所でOsada氏と合流、約1年ぶりにお会いした氏は健康の為、シェイプされていてちょっとビックリしたものの取り合えず挨拶もそこそこに現地へ向けて出発。
 コースはいつもの通り、中伊豆バイバスを走り、徳永川を見ながら下り、今度は冷川を横目に走り八幡のセブンで入漁券と朝飯を購入で大見川を横目に鮎見橋まで下り、今度は狩野川本流を見ながら上流へ向かう。旧天城湯ヶ島町から猫越川を上流へ丁度、持越川出合の所の橋を渡った三叉路正面に駐車です。いそいそと仕度をしている間に何台かの渓流釣り師おぼしき車が通り過ぎ、中には私達総勢4人のパーティーを見て猫越の林道へ行ったり、戻ったりでした。

 私達、先ずは猫越川の持越川出合より少し下流の道路脇直線部分から入渓。以前通った時に長竿を持って大石の上でのんびり釣りをしているおっさんの姿を見かけたので、きっと護岸に梯子か何か有るだろうと注意深く見ながら下流へ向けて歩くと、護岸に生える草にまぎれて鉄の梯子が設置されていました。そこから入渓。
 今回の釣行、2人ずつで分かれて上下で川に入るか、それとも4人で入り交替でやるか迷ったが、川が比較的大きいので全員一緒に入る事にして、Osada氏とkidが2トップで先行、後追い上等のエキスパート鵜殿がミッド、私は前回好調だったダウンを意識してシンガリを務める。
 持越川攻略の私のタックルは前回同じくロッドはufmウエダのSSS-72Si、リールはダイワのエアリティー2506、ラインはヤマトヨのファメルトラウト4Lbでワレットには3区画有る内の2区画にアスリート7cmのサスペンドとフローティングに加え既に廃盤に成っているアスリート7Sと同型ちょっと太目の7cmサスペンドまでチョイス、大物期待で臨んだのだ。

 入渓早々にOsada氏がキャッチ、20cmそこそこだが体高があるなかなか良い魚体のアマゴ。これは幸先良い期待通りかと皆やる気が出る。私はダウン主体のスタイルで臨んでいるので皆さんが上って行くまで少し下流へ下る、大石の下流少し河床勾配がきつく成っていて何段かの段差が有り落ち込みにはそこそこの水深が有る。落ち込みからの開き尻対岸にキャストでドリフトで流れを横切り手前側流れ脇をアクション付けながら逆引きなメソッドで落ち込み近くへアスリートが差し掛かった所でコンと当たりが出るが、私が反応仕切れずフッキングには至らない。その下の段差でも同じように当たったがこれまたフッキング出来ないない。上流を見ると先行の皆さんがそこそこ上って行ったので後追いで上るが一向に当たりが出ない。時折チェイスは有るもののいつもの事ながら良く見えていないのでなんともなのだが、鵜殿さんに追い付いたので様子を聞くと、「チェイスは沢山有るけど食わね。」でした。そんなことを話しているときに上流から息絶え絶えのアマゴが流れてきて二人で眉をひそめたのです。
 猫越川を進み持越川出合にエサ釣師が一人、私達が駐車した橋の所から入ったのでしょう。合流部の淵はヒラキ尻だけやってエサ釣り師をやり過ごし持越川へ入るが、橋の上から見た淵は全くのノーチェイス。少し進と堰堤下のプールに長い竿が見え、少なくとも2人は居そうという訳でもう少し上流に移動しましょうとここで退渓としました。車に戻ると駐車車両が2台増えて居ました。

 上流に向けて車を走らせる。仕度している時に何台も上流に向かって通り過ぎて行ったので朝早い時間だからきっと釣り人だろうと、一度かなり上流まで様子を見に登ったがそれらしき駐車車両無し、川にも人の姿は無しで前回の帰りにここ良さ気だねと感じた、中流に再度入渓する事に。駐車した所の直ぐ下流に水利用のスロープが有りそこから入渓。
 今回も当然の如くOsada氏先行、何せいつでも来られる私達とは違いますからね。で、入渓早々にキャッチ、私は気付かなかったのですがその直ぐ後にもう一つ追加したようです。鵜殿さんとkidは一向に川に入ってこない、どうも入渓ポイントに転がっていた栗をいたずらしていたようです。私は先ずは下流側の様子を見るが、ここは河床勾配がきつく思うようにいかない。栗をいじるのに飽きた両名、鵜殿さんは私とOsada氏の位置を確認してゆるゆると入渓。kidはOsada氏が先行しているので下流側の私に了解を取る仕草をして、私がうなずくと入渓点正面の右岸側に入りその頃からスイッチが入ったと見えて右岸をどんどん上って行き、随分離れたところで一度、Osada氏の所まで持ってきて先行の了解を得たのであろう、再び登り始め、ついには姿が見えなく成ってしまった。

 鵜殿さんはいつもの如く、Osada氏の後を追いながらじっくりとやっている。私は鵜殿さんにつかず離れずダウンやサイドでらしき所をやりながらだが、たまにチェイスが見える程度、目が良ければもっとチェイスが見えるのかもしれないが、私にはたまにしか確認出来なかった。
 鵜殿さんがあるヒラキで何度もミノーを通している。そこに私が追いついて見ていると、「そこに3匹、流れに定位してるんだけどルアーがほんの10cm位の所を通らないと反応しない。やっとそこを通る流れを見つけたんでやってるんだけど。」と何度もチャレンジしている。私は返事をしたものの1匹しか見えなかったが、よく見ていると鵜殿さんの操るミノーがあるスポットを通った処でギラッとチェイスが見えた。それから2投目で遂にフッキングに持ち込んだが残念ながらネットイン迄は出来ずにバレてしまった。「食いが浅いね、直ぐにバレていまう。」ってもしかすると横の私が邪魔で思うようにロッドワークが出来なかったのかも?一応ゴメンナサイ。2人共に食いが渋い、食っても浅いが共に感じたこと。鵜殿さんには沢山魚が見えているようで「今日の魚は何かビクビクしてるみたいだな。」と言っていたが、私も前の週の魚と違い流れからピュッと出てくる事は無く、何か違うと感じていた。これはメジャーポイントの魚だからお利口さんで前の週は増水で少し和らいだが、今回は前日の土曜に既に叩かれて魚が再びナーバスに成ってしまったのだろうかいずれにしても難しい。

 先行のOsada氏が遡行出来ずに留まっている。そこに追いついた私達、話を聞くとどうも遡行が困難な状況のようある。釣果を聞くと最初の2匹の他はダメとの事、どうも都会暮らしで久々の本格渓流で結構足に来ているとの事で川を替える事にして高い擁壁の端を見ると登れそうな真竹の林が有り擁壁伝いに登れば道路の石積みにステップが付いているのを発見でそこから退渓で持越川を諦める事にしたのです。
 どんどん先行して姿が見えなくなったkidを捜して鵜殿さんには上流に向かい歩いてもらい、Osadaしと私は車を取りに下ったのです。二人をピックアップは湯ヶ島倶楽部の橋の所、どうも鵜殿さんのお好みのマンメイドストラクチャーな景色のポイントで一人様子を見に入ったが、やはり川遊びが出来るように何処からでも入れる様に整備された何段もの小段落差工で魚は出ません。

正に川に入ろうとする親子連れを見て「これじゃ釣れるわけねえな。」の鵜殿さんの一言で持越川終了。


 結局、猫越川と持越川での釣果はOsada氏が3、kidが確か3、鵜殿さんは根性で獲った1で皆それぞれにバラシ多数。私はと言うとバラシらしいバラシが僅かに3回でまるっとボーズな結果で、またもや難しい狩野川水系を思い知らされたので有ります。

鵜殿さんが根性で獲った持越川のアマゴ、幅広の良い姿でちょっと色白

 最後に同行のkidが書いているブログに釣行記がUpされているのでトラックバックを張らせてもらう事に。いつも後から後悔するのだが今回も川の画像が無いので同行者の皆さんから調達でき次第、Upする事にして、ひとまずは一人ガンバル鵜殿さんの雄姿をトップに貼り付ける事にする。で、鵜殿さんから画像を頂いたのでちょっと手直し。