伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

狩野川水系沢口川釣行(2007.07.22)

2007-07-25 | 狩野川水系
 遠征釣行の話はまだまだ続くのだが、ゆっくりと書いていくことにして、日曜日の夕方にちょっとイブニングの渓流を楽しんで来たので書くことにする。

 伊豆半島一の河川である狩野川で長い間禁止されていたルアーによる釣りが、6月1日から支流に限りだが許可に成った。渓流解禁当初から噂には成っていたが、恐らく申請等が間に合わず、今年は支流のみなのだろう。きっと来年はアマゴ漁解禁当初から水系全エリアでルアーが出来るのではないだろうか。狩野川本流でルアーが引けると思うと期待が高まる。
 Fishing club HUSLERの7月第2段例会の「黒薙川」は諸事情により中止に成ったので、代替として「狩野川例会」を提案した処、即決まり幹事をする事に成ったのだ。当初予定した日程では狩野川でルアーがやれた頃を知る大御所の名誉会長さんが参加出来ないとの事で私としては是非とも参加して頂きたくて幹事権限で開催日を送り、参加して頂ける事に成ったのだが、私が渓流ルアーを始めた頃の狩野川は既にルアー禁止、フライも禁止、酷い事にルアーは引っ掛け呼ばわりされていた頃なので、全く行かなかったし興味もなかったので全く知らないのだ。
 そこで超エキスパートアングラーの釣友に相談。彼は一足早く(5、6年前)OKに成っていたフライで隈無く釣り歩いているので、幾つかの支流を紹介してもらい例会を組み立てて行くのだが、なんと彼もゲストとして参加してくれるとのことでなんと心強い。
 てな訳で紹介してもらった支流を日曜日の午後に下見をしてきた。なんとも素敵な感じです。良い例会に成るように計画しなくてはと改めて感じた次第です。

 下見の帰り道ちょっと寄り道でこの水系の支流の支流の....。冷川から別れた沢口川の源流部でイブニングの一時、竿を出してみた。この川は伊豆スカイライン沿いを流れ、私がガキの頃は流域に開拓団が入植していてそこの子供達は山道を下り私の実家の前、そう私の自宅は隣なんで自宅の前を通り、私が通った学校に通っていた、当然友達も居たので私もよく山道を登っては油ハヤを釣りに行った懐かしの川なのである。当時、未だ小さかった私にはアマゴ(当時はヤマメと呼んでいた)は釣れなかったが、先輩達はよく手づかみでアマゴを獲っていたのだ。
 大学生の頃、一度だけ仲間とバーベキュウをやりにこの地を訪れて昔を懐かしみ竿を出した処、黒川虫をエサにしてなんと25㎝位のアマゴが釣れたのだ。記憶が間違っていなければ私の初アマゴである。
 その後は一度だけ雄登と川を見に行ったが、狩野川水系ルアー禁止の事も有り竿を出さなかった。今回が初めてのルアーでの釣行なのである。イブニングの一時なんで入漁券買いませんでした。ごめんなさい。
 冷川から川沿いを走る農道?林道?俗に言う開拓道路を上流に向け走る。途中釣り堀とキャンプ場が併設された施設が有りその上の堰堤から上流が狙うポイントだが堰堤の所に駐車車両、失礼とは思ったが中を覗くと小さめのクーラーボックスが入っている。間違いなく先行者である。そのエリアを諦めて一つ上の堰堤から入ることにする。このエリアは伊豆スカイラインが川を横断する橋が架かりその下を川と道路が通っている所から200m程下流の堰堤から入るのだが、ちょっとよろしくない情報が入っていたのだが、下には先行者なのでルアーが引けそうなのはこのエリアしかないので仕方なくてな感じ。
 実は私が釣りを教えている美人お母さん親子はこのエリアの少し上流に住んでいて、美人お母さんから前日の釣果報告のメールが届いたので狩野川の下見の帰りにお膝元で少し釣りをやらせてもらうよと返信すると「なんと間の悪い。午後雨上がりに子供達だけでスカイライン沿いに釣りに出掛けて腰までずぶ濡れで帰って来ました。」と返信が、「エッ!」子供達だけで入れる所はこの辺りだけなのです。ダメかもと思いつつ入渓なのです。
 堰堤に溜まった川砂に足跡、しかし新しい感じではない。先ずはベイトは油ハヤとふんでトラウトチューンのパールホワイトをチョイス。良さ気なポイントなのにノーチェイス、そこで今一度油ハヤを思い浮かべ、オリーブバックにチェンジ。ボディーはホログラムなので横キラキラで良さ気です。途端にチェイス、15㎝位のですが残念ながらヒットにはもちこめなかったが、「居るじゃないですか」なんてつぶやきながら、先へ進むと次の良さ気なポイント、真ん中に石、流れが別れ両方とも落ち込みを形成している、その上もなかなか良さ気な感じ、ロングキャストで上の段から一連で狙う、右の落ち込みの下が少し掘れて深く成っている。そこが狙い目、見事にビンゴ。落ち込みにトラウトチューンが落ちてからの2回目のトゥイッチでヒット。15㎝位のアマゴです。当然ヒレピンの綺麗な魚体、ここで生まれ育った魚だと思われる。その後はチェイスは有るもののどうも今一つな感じでなかなかバイトに持ち込めない。どうも何処かの悪ガキいやお坊ちゃん達の影響が出ている様である。橋下の絶好のポイントは真新しい足跡だらけ、そうとう荒らし回った様である。一応さらっとトラウトチューンを通してみたらなんとチェイス、しかもなかなかのサイズ、油断してました。真剣に戻って行った辺りを探るがそれっきり。その上のポイントでは反応無しでしたが、このエリアの最後のポイント。堰堤の水叩きからの落ち込みである。落ち込みの溜まりはさほど幅がないが先ずは白泡へトラウトチューンを送り込むが反応がない。左岸から順に探るが反応が得られないが、次に水叩きの上に落とし流れに乗せて水と共に落とし込み、沈みきった頃合いで1トゥイッチでバイト。この川の大きさからすればまずまずの魚で22㎝のアマゴをキャッチで本日最大。写真を撮影してリリースした後に同じ様なメソッドですぐ横を探るとまたもやバイト、しかし残念ながらフックアウト。その後同じメソッドでくまなく攻めたがその後は反応が無く終了。

狩野川水系での初釣行、支流の支流のまた支流での釣りであったが十分満足できる結果、それもガキの頃によく訪れた思い出の川。
それにしても源流のさもない感じの川でこれだけの魚と出会えるとは益々「狩野川例会」が楽しみである。


岩手県の素敵な水系釣行(2007.07.14~07.16) ②

2007-07-23 | 遠征釣行
初日昼の部
 登った林道を下り、セカンドポイント、昨年kidと雄登が入りとても良い思いをした支流に今年は会長とkidが入る。由緒正しい神社の所で二人を降ろし、ピックアップの時間を約束し、私達3人は昨年私が単独で入り良い思いをさせて頂いた素敵な川本流上流域に向かう。 先ずはコンクリート橋の所から入渓、鵜殿さんは上流へ向かい遡行し、橋の少し上流の屈曲部、大石が幾つも沈むポイントでファーストフィッシュをキャッチ、20㎝チョイのイワナである。3人での遡行は無理なので、鵜殿さんに川通しが出来ない事、川から上がった後の次の入渓点などを教え、私と雄登は少し下流の様子を見に下った。木橋の少し下流まで下ったが全く反応が無く戻ったが鵜殿さんを見失ってしまったので、昨年私が良い思いをしたポイントに行くことにした。畑のあぜ道を歩き取水ポンプの所から入渓。流れが二つに分かれた小さい方の流れ、少し上った所が分かれ目である。流れが別れる上流に水深がある緩い流れ、渕と表現するにはちょっと違うようなそう全体的に緩く流れる感じ。昨年ここでなんと5匹もキャッチさせてもらった。川の縁を歩けば腰位の水深で何とか川通しが出来る、それも川を歩いてからのダウンクロスでも魚が出てくれる様なありがたいポイントなのです。さて今年はどうかと言うと今年もえがったーです。雄登先行で彼の苦手なアップクロスからの対岸ドリフト、私はサイドクロス対岸ドリフトU字ターンとダウンクロス横断ドリフトから逆引きを駆使。先ずは私にヤマメがヒット、サイズは20㎝ちょいでトップの画像の魚です。一度下流に下がり写真を撮ってまた元の位置に戻る、そう川を何度も歩いているのにサイドから対岸ドリフトU字ターンからの逆引きしたトラウトチューンキンヤマメの後を追ってきたイワナ、リーリングを止めてチョンチョンでバイト。私が立ち込んで居る所からほんの2m位の位置での出来事です。下の画像、25㎝のイワナ。

雄登は苦戦している。もしやと思い、彼にカラーチェンジを指示。昨年を思い出して私はグリーン系を付けていた。雄登はグリーン系のラピッド60に付け替えた途端にフィッシュ。私のヤマメよりほんのちょっと大きい21㎝でした。雄登の魚を最後に反応が無くなったので、丁度退渓予定時間近くに成っていたので退渓、農道を目指して藪こぎ敢行。しかし、アシの丈がが高い上に途中、沼の様な状態の所に出くわし渡る事は危険と判断して川に戻る。ほんの少しルアーを投げながら、昨年私が退渓した地点まで何とか川通ししてやっと退渓。

畑の中の農道を歩き、Myキャラバンの所まで戻ると、既に鵜殿さんが待っていた。話を聞くとファーストフィッシュの後は獲れず、川通しが出来ないので農道を歩いて次なる入渓を試みたが入る場所が解らず、結局私達が退渓した、そう農道のどん詰まりまで行ったが結果が出せなかった様です。川通しが出来ない上に入るポイントが解りずらいこの川に始めての鵜殿さんを簡単な説明だけで行かせてしまったのは失敗であった。鵜殿さんに大変申し訳ない事をしてしまった。

kidお気に入りの支流に2人をピックアップに向かう。2人の釣果はまずまずの様である。Myキャラバンに全員乗った処で宿泊先に向かい、チェックイン。先発インプレッサの2人と宿で合流。話を聞くとかなり下流をやって良い魚を獲ったようである。まったりとしながら宿で休むのだ。がしかし、初日はこれで終わりでは無いのだ。しばし休んで、宿題をやらなければならない雄登を宿に残して他の全員はイブニングの川へ向かうのであった。

岩手県の素敵な水系釣行(2007.07.14~07.16) ①

2007-07-18 | 遠征釣行
Fishing club HUSLER毎年恒例の「岩手遠征例会」に参加で岩手県を流れるとても素敵な川に行ってきました。
 去年も参加したのですが、今回も夜走りで着いたその時から釣り、釣り、釣りの日々でした。なにせ2泊3日の遠征釣行、長文に成るのは必至。幾つかに分けてUpする事にしようと思う。

深夜移動
 13日1900、kidと雄登を乗せて伊東を出発。横浜で会長をピックアップ、続いて川崎で鵜殿さんをピックアップで田舎者の私が大の苦手な首都高速を鵜殿さんのナビゲートでクリア、東北道をひた走る。先発隊のインプレッサは朝間詰めに川に入る為に爆走している様だが途中の連絡では50㎞先を走行している様である。伊東出発から8時間運転、岩手県に入った所でドライバー交替、14日0300。会長がハンドルを握り素敵な川を目指すのだが、私は後部座席で寝ていたので知らなかったが、かなり怪しい運転だったらしい。それでも無事にファーストポイントに到着0600。

初日朝の部
 ファーストポイントは源流域、素敵な川の上流で別れた支流に会長と鵜殿さん、その上流の沢にkidと雄登が入り、私は一人で別の沢の出合から他の沢の出合までを釣り上った。水温12度、入ると冷たく感じる。どうも先行者の気配を感じながらの遡行でなかなか渋い。しばし魚の気配が無いままの遡行であったが中間位の所で待望のファーストフィッシュ。サイズは20㎝そこそこだが白い小さな点々がちりばめられた北のイワナである。落ち込みから緩く流れるヒラキ、トラウトチューンの黒金をうねうねと魚体をうねらせて追ってきた、チョイのストップでバイト。嬉しい長距離を走ってきての最初の魚それも伊豆ではお目にかかれない北のイワナである。画像はちょっとピンボケだがファーストイワナです。寝不足なんてなんのその気を良くして引き続き攻めるがそのポイントは終了。直ぐ上の同じ様なシチュエーションのポイントでまたもヒット、今度はヤマメ、これも20㎝チョイのサイズだが実に綺麗で良い魚、河津川のアマゴと比べると魚体に対して随分尾鰭が小さい。後に本流でキャッチしたヤマメも全て尾鰭が小さいかったのでこの素敵な川の特徴の様である。その後はイワナが隠れていそうないかにもな所で2回チェイスが有ったが結局、バイトに持ち込めなかった。約束の時間まではまだ少し余裕が有ったが、寝不足&長距離ドライブで足が怪しいので沢と沢の出合少し上流に掛かる林道の橋でひとまず退渓。
 車に戻り雄登達を待っている間に岩手ナンバーのフライマンにお声掛けされた。こちらの釣果をお話しすると「それだけとは渋いね。」外でもかなり渋かったようで「今日は厳しいよ。」と言い残して奥へ走り去っていった。あの感じからすると普段はもっと沢山釣れる様である。そういえば昨年は鵜殿さん達が入った所から今回私が入った沢の出合までを伊東勢3人で釣り上がって途中私は抜けたが、kidは確か「つ抜け」を達成したのでした。kidと雄登が戻ってきた。渋いながらもまずまずの様子。林道を下りながら会長と鵜殿さんをピックアップ、なんとエキスパートの2人は「ボ」だった様で如何にエキスパートと言えども小さい流れで先行者の直後を釣るのは厳しかった様です。全員乗車で移動で初日昼の部へなだれ込むのである。

遠征に出掛けます。

2007-07-13 | Fishing club HUSLER
雄登と私が所属する「Fishing club HUSLER」の例会に参加です。

岩手県まで行って来ます。

伊東からkid、雄登、私。
都会で合流は総大将の風海庵さん、メンバーのタカヒデ幹事長さん、ネモト煩悩さんと今回は鵜殿さんも一緒です。

Myキャラバンに頑張ってもらわねばなりません。

安全釣行! 祈願大漁!

街灯の下で鯵&呑み

2007-07-13 | 伊豆の海
週末はちょっとした企画「街灯の下で鯵釣り&呑もう」を組んで釣友達と遊んだ。
 発端はこうである。久々に神奈川の釣友(Ura-Zumi氏)と一緒に釣りをする機会が有った。その釣友が「最近○○パーティーやってないね。」「何かやりたいね。」である。
 以前からその季節の釣り物に合わせて『○○パーティー』と称して仲間内に声を掛けてやっていた。たとえば秋から初冬にかけて『メッキ・パーティー』と題して仲間に声を掛け招集。開催日にはそれぞれから集まった釣友達と何台かの車に分乗して各ポイントをランガン。会費徴収で昼食などをまとめ買いし、残ったお金を当日最大魚キャッチ者に進呈などのミニトーナメントの様な事もやりつつ一日遊ぶのである。週末連休を利用してバーベキュウをしたりでのお泊まり(車中泊)なども有ったり、普段は釣りが主でゆっくり話す機会が少ない釣友と釣り談議など実に楽しいである。

「街灯の下で鯵釣り&呑もう」縮小版
 連夜でエギングに出掛けている伊東港の常夜灯の下で鯵釣りをしている人を見かけるように成って来た。どこの港でもそうだろうが夕涼みがてらの鯵釣り、夏の風物詩の様な物。そこで今回はひょんな事から釣りの指導をする事に成った美人お母さん親子も巻き込んでと企んだのだが、急な企画の為、集まりが悪い事や一寸した嫌なことなどが有り、土壇場に成って中止の案内を送る事にしたのでした。
しかし、Ura-Zumiさんははなから伊東に釣りに来る予定、鵜殿さんもkidと鮎のエサ釣りをするとかで伊東に来る予定に成っていたので、では簡単にやろうかと言うことでkid、雄登を巻き込んで伊東港の常夜灯の下で呑むことに成ったのです。
 Ura-Zumiさんは途中エギングしながら酒の肴にするイカを獲りながら伊東港に来る予定が、まさかの「ボ」。残る期待はkid、彼が鯵を釣ってそれを彼が調理し、大人達がそれを肴に呑む。これは正しくハマリでした。実に彼は良い仕事をしてくれました。その時の状況は彼のブログに書かれているのでそちらも読んで下さい。
準備を始めるとメールです。美人お母さんから「鯵釣りが中止に成ったので、子供達にせがまれて甥っ子も連れて川奈で釣りをして帰る途中。」間髪入れずにTel「鯵釣りしながら呑んでるよ。」・・・。途中電波状況が悪く切れてしまったが、次に連絡が着いた時にはこちらに向かっていました。
 その時の光景をkidがブログで『途中なんだか怪しい電話をしているkumonoさん・・・・・・』と表現しているが、そんなに怪しかったのだろうか、そんな怪しい関係では無いのだがなー。
 「子供達に押し切られて引き返して来た。」と言っていたが、美人お母さんがアウトドアー・ビールの魅力に引かれた感も有りそうです。何せ途中でビール調達してきましたからね。

 鯵釣り、アウトドアー・ビールで深夜まで楽しく遊び楽しい一時を過ごしたのであります。流石に美人お母さんは堤防で大口開けての車中泊とはいかず、酔いが醒めた頃合い、そう明け方にMyキャラバンで寝てしまった子供達を車に乗せて替えて帰って行ったのですが、土曜の午後に釣りに出掛けて親子で朝帰り。付き合わせてしまったので心配していたが、「お姉さんにチョットした皮肉を言われました。」との事、「楽しかった、また誘って下さい。」でした。これでまた私達と同じお馬鹿な釣り仲間が増えました。

 終盤戦はいつもの如く恐い話し、そのてが苦手な私は一人ネンブツダイと遊んでいましたが、最近のネンブツダイ、ワーミングだと結構手強い。掛けた時には思わず「よっしゃー!」と叫んでしまった。正しく「ネンブー恐るべし!」

 翌朝のオプション「大鯖ジギング」にはUra-Zumiさん、雄登、私は起きれずに欠席。強者の鵜殿さんとkidはやらかしたようだが大鯖のキャッチは無かったみたいです。寝坊組の3人はまったりと時間を過ごし、強者2人組は鮎釣りにとで解散でありました。

伊東港堤防ジギング(2007.07.01)

2007-07-03 | 伊豆の海
 今回の釣行記はホットな内に書き上げようかと仕事中にも関わらず取り組んでいる。
 
先ずは間抜けな話
 日曜日いつもの通り河津川に行こうと、早めの就寝。最近は前乗り川で仮眠のケースが少なく成った。0330目覚ましで起床、外は雨、パソコンに火を入れて「サイポスレーダー」で河津川の水位と降水量を確認、伊東とは違い殆ど降っていない水位も平水より1㎝の上昇程度。寝ぼけ眼でボーっとしていてはたと気付くと0400外は薄明るい。まずい、とばかりに慌てて車に装備を積込む。渓流の仕度、2本のスーパースティンガー、念のためトラウトスティンガー改、エギングロッドでロッド良し、タックルボックスにジギング用のベイト以外が全て入っているのでリール良し、ウエーデングセットが入ったバッカン積んだウエーダー良し、なんか雨かもでウエーディングジャケット良し、帰りがけのエギングでもしもイカが獲れたらの為に氷を詰めたクーラーも積んだ。釣行装備車のMyキャラバンのラゲージハッチを開けて指さし呼称。当然キャップなどは標準装備しているのでOK。その時は気が付かなかったのですが「フィッシングベスト良し」が無かった。
 自宅を出発、R135を南に走りながら「何処に入ろうか」なんて考えながらいつもの通り、八幡野のいつもの自動販売機でいつものダイドーブレンドコーヒー。缶コーヒー飲みながら海を横目に「静かだが少しうねりが有るな。エギングは問題無さそう」「北川の堤防人いっぱい」といつも通りに順調に走る。取り合えず寝はん堂の駐車場に入ると先週も駐車していたがま勝のステッカーワンボックスが同じ場所に、なにげにナンバー見ると関西系ナンバーでビックリ。公衆トイレで川に入る為にお腹の準備を整えてから、一応川の様子を見ると濁り無し、水量いつもと同じで大堰えんていの所に架かる橋の袂、そう、いつもの河童の所に到着が0530。
 なんにも準備してないから先ずはロッドを出して、リールを出して、ワレットにアスリートをチョイスしてとベストのポケット?「あれ、ベストは?」って置き去りにしてきたのね家に。さあ困った、年券もベストの中です。ベストと年券以外は全て有るから、日釣り券買えば釣り出来るななんて考えながらも一応ロッドとリールは仕舞ってボーっと考える。
 そういえば今朝読んだメール。先々週に釣りを教えた親子が釣りに来るとか書いて有ったな。根性で獲ったアオリイカをさし上げた時に「日曜日に釣りするなら連絡よこしな。」なんて俺言ってたな。これは神様が『海にしなさい。』と言っているのかな。私の場合母親の影響で神様と言うとイエス様、そうだきっと今日は『海にしなさい。』とイエス様が言っている。という訳で来た道を戻る。
 途中、なにも考えずに北川港通過、煙草が少ないから途中の山下商店で買ってなんて考えながらR135を北上。八幡野の信号を過ぎた所でふと、北川港の様子が気になりUターンでR135を再び南下で北川港に着くとなんと人いっぱい、車いっぱいで入れない。イエス様が『伊東港にしなさい。』と言っている。またまたR135を北上して、出発から3時間以上かけて結局お膝元の伊東港に到着。

伊東港白堤エギング&堤防ジギング
 伊東港では当然エギングと言うかエギングタックルかライトタックルのいずれかしかないのでエギングです。イカ釣りの釣行報告は師匠のブログ「山梨のイカ釣り師の釣り日記」に欠かさずコメントを寄せているので詳しくはそちらで。最近はよろしくないのでエギンガー少ない。先行のエギンガーさん達の間隔が広い所の間にお声掛けして入らせて頂いてスタート。潮はまったりこの処の状況からして昼間は釣れる気がしない。それでもエギをあれこれ替えてガンバルがなんともお返事が無い。
 そうこうしている中にメタルジグの届きそうな距離で「ゴボッ」が見えた。その後は無いが、釣友からのメールで土曜日に「宇佐美港の沖や伊東港の沖で巨大な鳥山」を思い出し、こういう時の為にエギングバッグに忍ばせて置いたメタルジグ、ブランカ18gグリーンバックをセットでキャスト。凄い飛ぶ、今まで3.5寸のエギを投げていたのでぶっ飛びぶりに驚き。数日前にラインを40mほど失っていたのでスプールの地肌が見え隠れしている。ちょっとヤバイかも、でもキャスとしたので取り合えず着底からハイピッチジャークで巻いてくると中層位の所でゴゴゴンと来た!直ぐはずれてしまったが、また直ぐにゴゴゴゴンと来て、ちょっとのやり取りで又はずれてしまったが、直ぐにゴゴゴゴゴンで今度はしっかりフッキングは良いが、タックルが負けてます。ミディアムヘビーのエギングロッドとは言いながらバットはしっかりしているものの柔らかい。ラインは山豊テグスのソルトウォーターPE0.8号なのでメインラインは安心。しかし、イカ釣りの釣果Upを狙って、リーダーは1.2号フロロハリスでそちらにびびってゴリ巻きが出来ない。ロッドはひん曲がって魚を誘導できないと言うよりも好き勝手に走られっぱなし。左側のエギンガーさん怖そう、ヤバイ左に走ったどうか右に行ってと願うと右に走ってくれた。右のエギンガーさん優しそう、でもまずい事に魚が走っていく方向にキャストしちゃったよ。「すみませーん。ジグ投げて遊んでたら魚掛かっちゃってそちらに走ってるので、巻き上げて下さーい。」で結局その方の足下のテトラに生えたホンダワラに突っ込んで動かなく成った。テトラをはいずりながらその方の所に行き、どいてもらうは、サポートしてもらうはで、謝り、謝り、獲らせて頂いた。40㎝ゴマサバキャッチ。
 リーダーズダボロ、ホンダワラに突っ込んで動けないで既にヒクヒクしているサバを持ち、エギンガーさんに今一度お礼を言って車に戻り〆てクーラーに、1匹だと美人お母さん親子のおみやげには不十分だな。性懲りもなくラインを変えて再び堤防に。先ほどのエギンガーさんにお礼を言って今度は先端に、常連さんが2人ほど他は知らないお方。常連さんのお隣で様子を見ているとそのお方本当は鉛筆カマスを狙いに来たのだが鯖が回ってて全然、で鯖を狙っているとの事。「さっき鯖掛けたけど走られまくってお隣のお方に迷惑掛けまくりだった。」と言ってキャストを躊躇していると。「大丈夫だよ投げなよ。」のお言葉に甘えて周りの様子を見ながらキャスト。今度はメインラインは山豊テグスのソルトウォーターPE1.0号150mバッチリ、リーダーはフロロカーボン5号で鯖相手なら完璧。心配はロッドだけだが何とかなるだろう。数投の内に結果が出た。キャストして着底までカーブホールで落としショートピッチジャークでしゃくり上げてくるとやはり中層でゴゴゴンとヒット今度は一発でフッキング。またもや走られたが何とか迷惑を掛けずに寄せて抜き上げ、さっきのよりほんの少し大きいゴマサバキャッチ。ロッドも折れずに頑張ってくれましたが、次は上手くいくとは限らない。常連さんにバケツを借りてとりあえず血抜きで〆て常連さんにお礼を言ってからまたもや車に戻り、獲物はクーラーに格納で釣りに来る美人お母さんと子供達のお土産確保。
 完全にロッドが負けていたのでロッド交換の為、自宅に戻ることにする。とりあえず鯖が揚がっていることを釣友にメールし、「これから行くよ。」の返信を受け取る。自宅は伊東港から車で10分足らず、もっと強いロッドをって俺持ってねえじゃん。取り合えずブリーデン89Deepと磯竿遠投用「大島」3号改(かなりペナなロッド)を持って伊東港に戻る。89Deepは既に息子に譲ったエギングロッドだが息子の了解も得たし、カリカリにシェイプしたカラマ・プロトより旧型のブリの方が無理が利くのでこれを使う事に、エギングバックに忍ばせたメタルジグだけでは不十分なのでジグバッグからキャスティング用のジグも持った。再びの伊東港白堤先端。先ほどお世話に成った常連さんに「ロッド替えて来ました。」と再び御挨拶して横に入らせて頂いた。早速、キャストで探るが今一つ反応が無い、ちょっと下火に成ったもよう。たまに当たりが出るがフッキングしない、ジグを換え、フックを換えて試行錯誤している処に釣友が到着。挨拶を交わし、状況説明、他に入れる所が無いので常連さんにお願いして、私のやっていた所にで2投目。突然、ゴン、ジィーで何かがヒット。サバ?凄いパワー&ランで彼のプラッキングスペシャルをブチ曲げ、セルテート3000のドラグをうならせている。百戦錬磨の超エキスパートな釣友のやり取り、凄いの一言。魚の動きを見ながらロッドワーク、少し緩めだったドラグの締め込み、周りの状況を把握せず籠サビキ仕掛けを浮かべたままにしている隣のおばちゃんアングラーに「そこ、上げて。」と指示など素晴らしいやり取りでキャッチ。50㎝真サバ。ヒットジグは私と同じブランカ18gグリーンバックを丸飲みでした。私のタックル、腕では到底無理な感じ。釣友も「ちょっと油断してたよドラグ緩かったし、ロッドも厳しかったね。」「これ1本で満足だな。楽しんだよ。」とニコニコしながらさらっと言った。画像は彼が釣ったヤツです。この鯖は頂戴して美人お母さん親子のおみやげに追加です。

第2回釣り教室
 第2回釣り教室の始まり、美人お母さん親子3人+甥っ子(中1)登場。今回は道具、エサの調達からレクチャーで堤防をひとまず離れる。釣友と常連さんにお礼を言ってから釣行装備車のMyキャラバンに全員を乗せて私がいつもお世話に成っているイシグロ伊東店へ、店長に初心者なので色々宜しくと美人お母さんの事をお願いして、「解らない事が有れば店員に聞けば丁寧に教えてくれるよ。」と店内をウロウロ。目的のエサ、水くみバケツ、コマセ柄杓などを調達。どうしても子供達は格好良いお高い物をチョイスするが、この釣りではこれが一番使い易いなんて言いながらリーズナブルなのを購入。クーラーもとの事だがファミリーフィッシングなら多少性能は落ちるがホームセンター辺りのリーズナブルなので十分だよと途中のホームセンターにお立ち寄りで購入。店長ゴメンナサイ。
 伊東港に戻って参りました。釣友、常連さんは未だ頑張っておられた。様子を聞くとあれからは全然との事。
 はやる気持ちの子供達に「今は釣れない時間だから、しっかりお昼を食べて。」とその間に仕掛け作り、結局今回も私の仕事。サビキからスタート。甥っ子さんは釣りの経験が有るらしくトラウトロッドと自分の道具箱を持参していたので自分でエサの仕掛けをセットして始めた。今回は手取り足取りでは無くその後は自分達でやってもらう。まだまだ潮が動かず小鯖がポツポツ。ここは一発子供達に良い所見せようとメタルジグを投げるがデカサバは何処か遠くへの様子。そうこうしている中にアクシデント発生。下の子が飽きてしまってさびきを垂らしたまま放置した竿にサバが掛かってしまい、竿ごと海に。逃げるサバに引かれて竿もどんどん沖に。大騒ぎの子供達、ジグを投げて何とかしようとガンバルが竿の向きが悪く上手く行かない、向きが変わった所で何とか釣り上げ成功で、置き引き野郎のサバを確保、被害物件は無事回収で私は一躍ヒーローに昇格。デカサバキャッチでヒーローを目論んでいたが、まっこれも有りか。
 今度は上の子が、やっぱエサ釣りがいいとか言い出して仕掛け変更。これも私の仕事なのね。潮が動き出し、甥っ子さんの釣りを見ているとロッドが短く苦労している様子。そこでもう一組残っていたサビキ仕掛けを教えながら3本鉤に短縮してセット。「結構むずかしいよ。」なんて言いながらアクションなどを教えて始めるもなかなか掛からないが、黙々とやっている。先端の一角が空いたので彼にそこでやるように教えてまもなく、ニコニコしながら2匹のイワシが付いたサビキをぶら下げて戻って来た。本当に嬉しそう、苦労した末の魚は格別。グッドのサインを送り「やったね!」
その後はそれぞれポツポツながら釣果を伸ばし。コマセも無くなったので1700のチャイムと共に今回は自分達の汚した堤防の清掃など後始末も子供達がやって終了。今回は小鯖、イワシ、ネンブツダイ、鉛筆カマスをお持ち帰り。私と釣友がキャッチしたサバをおみやげにお別れ。

 その後は夕間詰めのエギングとも考えたが、何となく満足なんでそのまま私も終了。で、やめて正解、その後雨が降り始めました。