伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

伊東大川(松川)釣行(2010.03.27)

2010-03-30 | 松川・松川湖
 Fishing club HUSLERの3月例会1日目のイブニングです。松川湖での釣りを切り上げてダムの下流伊東大川地区へ行く事にしたのですが伊東市街地(大した街ではない)を流れているため駐車スペースが少ないので先ずはサガさんの車を伊豆例会の常宿に成っている温泉民宿「すずの木苑」に駐めてMyキャラバンで松川のイブニングに出撃。このエリアF地区は期間・エリア限定解禁に成っているのでご注意をです。

 入渓点は赤淵橋のほんの少し上流辺りからです。



サガさんに赤淵を攻める事を進めて私は入渓した所から上流に向かって遡行を始めるかと言う処でサガさんの「獲れました。」です。開始2投目で27㎝、魚体は本流アマゴ並みの体高ながら尾鰭は丸い放流物でしたが立派なアマゴでした。

 サガさんが獲ったアマゴの撮影を終了した後、彼はそのままダウンで少し下るとの事なので私は引き続き上へ遡行。競輪橋下の小さい落差工の落ち込みノーバイト。落差工上、かなり前の記憶では良いポイントのはずです。で、改心の当たりながら色が違うウグイでした。写真撮影もせずに川にお帰り頂いて念のためもう一度同じコースを通すとまさかのヒット、またウグイだろうと油断していたらなんと銀色でしたがフッキングが甘くバラシてしまいました。
 その後は当たりがないまま支流の泉川出会を少し上った辺りで下流をやり終えたサガさんから声を掛けられた。Myキャラバンを上流へ移動する為に私は川から揚がり交代でサガさんが遡行することにしてMyキャラバンに戻り大川浄水場の向側に駐車してからサガさんと合流すべく歩いて川の側道を下ると青果市場を過ぎた辺りに彼の姿を発見して川に降りる梯子が在ったので川に降りて彼を待つ間すぐ前を探る。トラウトチューンをややアップクロスにキャストしてドリフトでナチュラルに流しU字ターンした処で流れの中からアタックして来た魚影がヒット。放流物でしたが22㎝のアマゴでした。写真に納めたのですが新しいデジカメで使い慣れないので誤って消してしまったので画像がアップ出来ません。サガさんは青果市場の前で1つ追加したもののその後はノーバイト。2人で浄水場の所から退渓するまでサガさんが2キャッチ、私が1キャッチ1バラシな結果で松川のイブニングを終了としました。

松川湖釣行(2010.03.27)

2010-03-29 | 松川・松川湖
 Fishing club HUSLER3月例会の報告をやっとアップ出来た、なんと開催から1ヶ月近くが過ぎてしまい何とも情けない感じです。残るは参加者の皆さんに画像を配信して幹事の仕事を終える事が出来るのですが自身の例会参加釣行報告も書いておかねばです。しかし、1ヶ月近くが過ぎた事ですし簡単に気が付いた事だけ書く事にします。

 例会報告に書いた通り例会前乗りのサガさんと松川湖をやる約束の時間に寝坊&現場からの呼び出しで大遅刻でお昼を回った頃に松川湖の湖畔に立ちました。サガさんはウエットフライで狙っています。彼は0800到着でロッドを振っているので40クラスを数匹キャッチとの事でした。私は当然ルアーで攻めます。タックルチョイスはSSS-72SiにTD-ito2506セット、ラインはヤマトヨ・ファメルトラウト4Lb、遠投したいのとビッグレインボーを視野に入れてのちょいとヘビーなタックルセットです。ルアーはFishing club HUSLER特製のくの字(カトールアー)です。Fishing club HUSLERのメンバーに毎年支給されるのですが、アスリートしか使わないアスリートフリークの私にとっては殆ど出番が無いのですが、湖の釣りではこのルアーがメインルアーです。

 オリジナルは金メッキ・プレーンですがアワビシートを貼ってチューンしてあります。

 さて、実釣報告です。ポイントはログハウス下のA地区中程の流れ込みと基点2の中間辺り。(現在は危険回避指定として期間・時間指定で禁漁に成っているのでご注意をです。)



 カトールアー遠投からカーブフォールでカウントダウンで表層から順にレンジを変えて探っていきますがそのうちに面倒くさくなってフォール時間も適当にステディーリトリーブに時折トゥイッチを混ぜるメソッドで探っていきますがたまに当たりが出るが乗らない。何回かカラーチェンジをしたが状況は変わらずでしたが上の画像の下側のカトールアーに変えてから連続ヒット。何が良かったのか?、ルアーは貼ってあるアワビシートの色が多少違うもののほぼ同じ、スイングフックの糸の太さはたまた色?たまたま回遊に上手い事当たった?。で、私なりの結論は上手い事回遊レンジをピンク色のスイングフックが付いたカトールアーを通す事が出来た事で連続ヒットにつながったです。後に知り合いの松川湖で毎日の様にロッドを振っているフライマンに聞いた処によると「レインボーにピンクは効くからね。」で少し確信が持てました。現に連続ヒットの後白のフックに戻した処ノーバイト、再び別のボディーカラーでフックがピンクのにした処で一つ追加でした。聞く処によると2尺クラスの回遊も有り上手い事当たると思わぬビッグファイトを味わえるとの事ですが、今回私のカトールアーには尺クラスばかりでしたがナイスファイトの元気なレインボーでした。漁協の理事としては商品様なものですから写真も撮らずにノータッチリリースで湖にお帰り頂きました。

 真剣にやれば奥深いのでしょうが比較的単調なゲームで私としてはちょっと飽きてきたのでサガさんに移動を提案で狩野川水系のイブニングスパーライズポイントに案内したかったのですが生憎今回はフライのリバータックルは持って来ていないとの事でしたので松川湖の入漁券で楽しめるダムより下流に入る事にして移動としました。

松川釣行(2009.10.11)

2009-10-11 | 松川・松川湖
 待ちに待った日曜日です。渓流クローズが遅い伊豆ですがあと半月で閉まってしまう。今シーズンはホームの河津川には数えるほどしか入っていないので禁漁までに出来るだけ入りたいと思い、早起きは出来なかったが0600にMyハウスを出て途中セルフスタンドに立ち寄り給油しつつ河津川に向かっていた。丁度稲取高校の前を通過している時に漁協の仕事が有ったのを思い出して理事の一人に電話して確認すると「0900集合で囮小屋の解体・片付けだよ。」で、やっぱりです。Uターンで引き返して電話をした理事さんと合流で予定よりちょっと早めに解体スタートで1000には片付けまでやっつけたのですが河津川に行くには中途半端な時間でさてどうするかという訳でお膝元の松川に入る事にしたのでした。

 松川湖のログハウスを通過して白川橋から林道奥野線を走り一通り先行者の様子を見てから入渓ポイントを決めようと一通りマイキャラバンで走ったのですが、先ずは松川湖バックウォーター少し上流に2名のフライマンさんの姿が在りバックウォーター~白川橋は諦める事にで白川橋から林道奥野線へ入りみやま橋まで上った処、橋の少し下流で怪しい人を発見。川岸にしゃがみ込み何やらゴソゴソとやっている。レギュレーションを無視して餌釣りで稚魚をごっそりキープしていく輩が時々出没しているので、もしやその手の輩が獲物を処理しているのではと思い、伊東松川漁協の理事としては見過ごす訳には行かず恐る恐る近づいてお声掛けすると拾ってきた銀杏の皮むきをやっているおじさんでした。水質保全を必要とする松川湖上流で銀杏の皮むきとは多少疑問を抱きつつもとりあえず良しとして外には川に入っている人の姿は無い様なので白川橋から入渓する事にしました。
 水量もさほど多くないのでフェルトスパイクニーブーツの軽装で入渓。先ほど銀杏の皮むきをしていた所の少し下流位まで釣り上がったのですが、稚魚サイズのチェイスを2、3見れた程度でノーバイト。相変わらず私には難しい川でした。

 上流の渓流部から上がりそのまま帰ろうかとも考えましたが湖からの遡上レインボーでもと考え、バックウォーターの渡石の所に降りて行ったのですがトップ画像に写る様な有様に成っていまして釣りに成らずで諦めて少し湖でもやろうかと移動したのですがこちらも台風の影響が色濃く残っていてニゴニゴな上に浮遊ゴミがいっぱいでこちらもダメ駄目状態でした。それで流れ込むクリアーウォーターとダム湖のニゴニゴウォーターとの境目辺りで私のルアーにほんの少し反応してくれるニジマス君が居たのですが直ぐに姿が見えなくなり完全に撃沈状態で終了と成りました。

 上流の渓流部は10月末で今シーズンはクローズと成りますが松川湖は終年釣りが出来るので所属しているFishing club HUSLERのフィッシングダービー湖部門を狙って釣行しようとも考えたもののこの釣行からかれこれ3週間が過ぎようとしているのですが行く気配すら有りません。まっ、完全に渓流がクローズしてからですかね(笑)

松川釣行(2009.08.13)

2009-08-14 | 松川・松川湖
 お盆の休暇に突入です。「夏合宿2009」で伊豆に来ているOpen6Eさんにお付き合いさせて頂きました。彼が自身のブログエントリ「夏合宿2009ラップアップ」で書いている様に台風、地震で渓流釣行出来る所が限られている状況、数日前から私が勤務する会社の松川沿いの林道奥野線工事の現場へ応援で行っていて川の状況を見ていて良さ気な感じだったので今期初めての釣行と成ったのですが、増水で良さ気な感じとは裏腹に激シブで何とかこないなおチビちゃんをやっと一つキャッチ。

 

フロントフックが口にリアフックが尾びれの付け根にでした。5.5㎝のトラウトチューンと比べれば一目瞭然の稚魚サイズですが比較的体高があり餌には恵まれているようです。
 最初に入ったエリアではOpen6Eさんは同じ様な稚魚サイズを1バラシとの事。一旦Myキャラバンに乗り込み、川沿いに走る林道を下りながら所々良さ気な所を打ったのですが結果は稚魚サイズのチェイスのみで結局ダメでした。トップ画像の様にじっくり攻めてくれたのですがね、残念です。

 私はこの川を管理する伊東松川漁協の理事でありながら私の様なへっぽこルアーマンには魚がお利口すぎて難しいので殆ど入らないのですが、増水で良さ気だったので彼を案内したのですが「魚が少ないし小さいじゃないか。」てな訳で全く面目無い次第です。
(今思えばもっと下流に案内すれば少しはなんて気がしてます。)

松川釣行(2008.04.20)

2008-04-21 | 松川・松川湖
 日曜日0500松川湖ログハウス集合。本日のフィールドは松川(湖上流)である。参加メンバーは鵜殿さん(3週連チャン)、kid(釣行時のMyキャラバンに住みつく座敷童)と私の3名。
 我が息子の雄登は通う学校がチョイと交通アクセスの悪い所に在るので朝は0600、帰りは部活も始まり2100頃とお疲れ気味、今回も欠場で外のことが何かと忙しい雄登は少しずつ釣から離れて行っている気がするが時々は付き合ってもらう位で良いかと思うこの頃です。

 今回フィールドを松川にしたのは私に1030から松川漁協の仕事が入っていたので、あまり遠くへは行けずと言う訳で皆さんには我がお膝元の松川にお付き合いして頂いた次第です。松川湖上の渓流部は川幅狭く入り易い川でプレッシャーが高い難しい川なので個人的には超ー苦手な川です。
 少し寝坊で0500を少し廻っての松川湖ログハウスに到着。鵜殿さんはきっちり時間通りに現着、駐車場には松川湖ご常連のフライマンの方々数人もおられ鵜殿さんには松川漁協主催の大会などを取材してもらったりしており、フライマンの中に理事の一人が居て顔見知りの事もあり話をしていた。少し遅れて到着のkidと私は地元と言うことも有りのんびり仕度であまりののんびりさに「そろそろ釣りしようよ。」と鵜殿さんにそくされてスタート。
 先ずはご常連フライマンさんからの情報を元にバックウォーターから。私は少し遅れて行ったので、先行した2人の話しによると情報の通り20㎝位のアマゴのチェイスが有るもののなかなかお利口でヒットまでは行かないとの事です。私がポイントに到着の時には鵜殿さんは少年ビルダーkidから伊東戦隊に支給されたハンドメイドミノーのフィールドテストの為にMjin(仮称)45Sユスリカオリーブを使っていたのだがいつものフェイクベイツ50Sと勝手が違いエキスパートには珍しく対岸の枝に引っかけてしまい製作者のkidの協力でレスキューの真っ最中であった。枝の先端で手が届かずで落ちていた枯れ枝を使ってたたき落とす格好での救出と成ったのだが生還したユスリカオリーブは素晴らしい泳ぎだったのに外観には全く異常が見られないのに突然全く泳がなく成ってしまったのです。私もハンドメイドを始めようと考えているのだがバルサシンキングのミノーは非常に微妙なバランスで泳ぎが変わってしまうという事を目の当たりにしたのでした。
 私も約束通りMjin(仮称)45Sシルバーブルーバックを結びスタート。フックはカルティバ・シングル55バーブレス10#を装着。前回の釣行で頂いた時に数回泳がせて見た時に気になったフロントフックがリップやスナップに掛かってしまう事も少なくなり良い感じで泳ぎも申し分無く良いのだが、同行の2人が見えている魚の半分以上も見えていない情けない眼の私にはこのカラーはよく見えませんと言うか足元近くまで来ないとルアーの在りかが把握出来ない始末でチョイとストレスです。結局故障のユスリカオリーブは原因調査の為製作者kidの元へ戻り、私が実釣テストするはずのシルバーブルーバックを鵜殿さんにお願いして、替わりにトラウト定番の黒金腹オレをビルダーkidから頂いたのですが、これもまた私の目の性能不足で見えずでテストはフィールドを変えて改めてと言うことに成り、そそくさとアスリートに変えたのでした。

 さて、フィールドの状況ですがこの処春の嵐で比較的まとまった雨が降ったので川は平水時より1.5倍位の流量で水位が高い。渡り石直ぐ上流辺りで遡上虹鱒をと期待したが未だ川に入っている虹鱒は居ないみたいです。連日人が入りプレッシャーが高いフィールドの上に今日は日曜日で前日の土曜には随分お利口な魚に更に勉強させたのでしょう、しんがりで進む私のアスリート7Fには反応してくれませんが、鵜殿さんやkidには幾つかチェイスが有るようですがなかなかフッキングまでは行かない様で苦戦してます。鵜殿さんは渡り石からほどない所の大石の渕少し上流辺りでイワナが居れば潜んで居そうな正しくイワナポイントで本当に尺オーバーのイワナらしき魚がガバッと出てきてヒットしたものの遣り取りの最中に石の隙間にルアーが挟まってしまい残念ながらフックアウトしてしまったとの事です。数年前にほんの少し入れたイワナの生き残りかそれともアマゴの稚魚に混じって入ったのが成長したのかは解りませんが、イワナに間違いないとの事です。
 トップ画像の様に3人でトップを入れ替わりな感じで話をしながらのんびり釣り上がる。下手くそな上に目が利かない私は相変わらず魚の姿を見るのは少ないがそれでも数匹の魚のチェイスは解りましたが、興味は有るもののおびえて触れることはしない子供の如く一定の距離を置いてのチェイスばかりの様な気がします。この様な状況下でヒットへ持ち込める様な腕に成らないものかと思うのですが鈍くさく努力しない私には到底身につくものではありません。エキスパート鵜殿さんは苦労しながらも私とkidがチェックした後のポイントでMjin(仮称)45Sシルバーブルーバックでのファーストヒット、昨年秋に生まれた10㎝チョイ位の実に綺麗なアマゴでした。

 鵜殿さんが獲ったアマゴとMjin(仮称)45S シルバーブルーバック

 私は白川橋を過ぎて中州と言うか流れが2つに分かれる所を過ぎた辺りで時間切れで退渓。2人は引き続き遡行を続ける。


 本日の伊東市松川漁協のお仕事は静岡県周智郡森町を流れる太田川の漁協さんの方々が松川湖を視察にみえるので接待及び説明、懇談である。太田川では現在ダムを建設中で昨年度末にアーチ式堤体のコンクリートが打ち上がり今年度で施設等の工事を終わらせ、来年度から貯水を始めるとの事でリザーバーを利用した漁場のあり方や進め方を模索中で松川湖を利用して頑張っている我々松川漁協の様子を知りたいとのことでした。おいで下さった方々は私達の話を熱心に聞いて頂き、また私は未だルアー、フライを許可していない漁協さんな事もあり、ルアーマンの立場から少し意見を述べさせて頂いたのだがついついエサ釣り師との考え方の違いなど話しすぎて後から外の理事から突っ込みが入り少し反省した次第です。そんなこんなは有ったものの1230過ぎに何とか終了。私達が終わった処へ丁度鵜殿さんと、kidが川から上がり戻ってきたので、鵜殿さんがキャッチした松川で育った綺麗なアマゴの画像を太田川漁協さんの方々にも見て頂く事が出来ました。


 2人にその後の様子を聞くとやはり人が多く入るエリアでは魚は出て来るもののなかなかヒットには持ち込めない渋い難しい状況ながらかなり上流の禁漁エリアに近い所まで上ったらしく、人が少なく成るであろう辺りから徐々にキャッチ出来る様に成りそれぞれ4匹ずつキャッチの釣果で、川が小さいことも有りサイズは20㎝位までながら綺麗なアマゴ。
 鵜殿さんは「難しかったけど十分に楽しんだので、僕はこれで帰るよ。」と言って帰って行きましたが、残った釣バカ2人はそのままで終わる訳もなく、狩野川水系へMyキャラバンを走らせるのでした。

松川釣行(2007.06.23)

2007-06-30 | 松川・松川湖
伊東松川漁協の組合員で有りながら全然地元をやってなかった。今シーズン始めての伊東大川(松川)である。私が何故に松川にあまり行かないのか、組合員なので遊漁券を買って入って頂くお客さんの邪魔に成らないように気を使っているからで有ると書きたい処だが、実は非常に難しいから私の様なへっぽこルアーマンにはなかなか釣れない、釣れないからつまらない、つまらないからあまり行かないと成る訳です。今回もなかなか渋い結果でした。

釣行の内容に入る前に少し松川のご紹介。
伊東松川漁業協同組合が管理するエリアは伊東大川水系で奥野ダムによって出来た松川湖とダムの上下流である。トラウトマンが楽しめるのは鮎漁が始まる前のダムより下流で期間及びエリアが限定されるが毎年稚鮎と共に遡上するサツキマスも居たりして毎年わずかだが釣果が聞こえてくる。解禁前に成魚放流された魚が中心だが前年の生き残りやネイティブが混じり鮎を食べて育った体高の有りのピンピンの魚にもお目にかかかれるのですが、残念ながら今期は既にアマゴ漁は禁漁の為、来年のお楽しみです。
次に松川湖、ここは文字通り湖で定期的に放流される虹鱒が中心で上は70㎝から20㎝位の虹鱒が釣れる。放流も大小混ぜての放流の為、管理釣り場のそれとは違い深場に移動して鰭が回復した大きな個体も釣れるなど、必ず魚が居るとは限らずなかなか難しい場面も有るのです。アマゴも湖に入れているので時には尺上のアマゴも釣れることが有るのだが、私はあくまでも川に遡上してからのを狙います。
最後に松川湖バックウォーターから上流の渓流部分。渓流と言えるほどの川幅も無く、比較的緩い源流河川の様な感じ。奥野ダム公園の遊歩道の為に設置された飛び石(通称渡り石)が湖エリアと渓流エリアの境目、そこからダム周遊道路の白川橋までが途中簡単に入る事が出来ないで一区切り、そこから上流は林道が川伝いに整備されていて入渓ポイントが多く比較的入りやすい。全般にゴルジュぽい感じ、シートロッドでピンポイントを打っていくスタイルがピッタリな渓相。小さい川なのでニーブーツ(安全の為フェルト底)でも十分に遡行が出来るのもお手軽で良い感じ。全行程普通のルアーマンなら3時間程度なのもお手軽です。
この時期に成るとかなり上流まで虹鱒が遡上していて思わぬ大物とのやり取りてな事も有ったりだが、川幅があまりにも狭く、先行者が上った後は警戒心の強いアマゴはたとえ竿抜けポイントで有ってもなかなか渋い状況。後追いで獲るにはかなりのテクニシャンでなければ本当に難しい川なのです。自分の経験や釣友の釣果などを総合すると、朝ならば未だ薄暗い内から入るような戦陣争いを勝ち取る必要が有る。では夕方はどうか、イブニングです。フライマンが好んで止まないイブニングタイムでおって知るべし。以外に良いのが早朝組が上がってアマゴ達が落ち着きを取り戻す頃合い、そうです正午辺りが以外に良い思いが出来るのです。夏の時期でも日陰が多く川は涼しく案外快適に釣りを楽しむことが出来るのですな。

本題の釣行報告。
一応目覚ましをセットしたのが0330。目は覚めたがうだうだ、うとうとで結局家を出たのが0500、自宅からほんの15分ほどで到着だが先陣争いには当然負けです。まあ、法事前にチョイと楽しむのだからとあまり悲観せずにゆっくり仕度をして渡り石の所から入渓。朝一ならばアマゴのチェイスが有るポイントも今回は全然でやはり後追いかと、要所要所をチェクしようとほんの少し上った所でいきなりヒット、ドラグがチリッと泣く、レインボウです。30㎝とさほどな大きさではないのと細身の魚体な為少しのやり取りでキャッチ。そこそこに鰭が回復した魚でした。もうほんの少し上ると、護岸の石積み沿いの流れ途中バラが石積みの隙間から生えて流れに覆い被っている。何気なくバラの横を通すと、いきなり巨体がチェイス。トラウトチューンに触ることなく、バラが覆い被さる流れに戻っていきました。少し立ち位置を変えて今度はバラの下をドリフト気味に魚の鼻面をかすめるつもりで流すとバックリくわえてくれました。ちょっと大きい、少し下流の流れが広い所に出してやり取り、ドラグを出しながら右へ左へはたまた上流かと思えば下流と走るたびにロッド操作で方向を変えてやり浅瀬にずり込んでキャッチ。50㎝位の虹鱒でしたが、残念ながら尾鰭がまん丸で未だ全然回復してない魚体。写真も撮ることなくリリース。難なくキャッチできたが鰭が回復した魚ならばこうは行かない。
それにしても一度チェイスした魚がまた同じ所に戻り、アプローチは替えたものの同じルアーをバックリ。そういえば以前に河津川でこれよりも凄い事が有った。雄登が落ち込みの白泡の中を通したラピッドに巨体がゆっくりと付いてきたが、ルアーの方が早く追いきれないで私がいる所と石を隔てた流れに定位。雄登に居る位置を教えて今度はゆっくりとアプローチで鼻先にラピッドが来たところで大口を開けてくわえようとしたが食い損ねた。今度はシンキングで同じコースを通すように指示しまたもや鼻先のラピッドを加えようと大口を開けたがまたもやミス。私は目の前で起こっている光景に大興奮。光の加減で雄登には見えないらしく?マーク飛び交い。雄登に静かに私の横に来るように指示し、今度は私がトラウトチューンを鼻先に送り込むとまたもや大口、しかしラインが流れに引かれていまいミス。今度は雄登も目の前の光景に大興奮。今度は雄登だが興奮のあまりミスキャストで魚が少し位置を変えてしまったが未だ見えている。ほんの少し時間を置いて今一度雄登がチャレンジ。ドリフトを苦手とする雄登のラピッドに口は開けたがまたもやミスバイト。今度は私でカラーを変えて再チャレンジ、何回も見ていると流下してくるエサを追うというよりもその場でくわえる感じなので、上流にキャスとしてロッドを立ててトラウトチューンを見ながら細かなアクションを掛けながら鼻先へ誘導するとバックリくわえてくれました。あまり走る事は無かったがトルクフルるな引きでしばしやり取りの末雄登が構えるネットに頭を入れたが魚が大きすぎてネットから出てしまい、幸いフックが外れていなかったので再度のネットインで無事キャッチ。少し上流の釣り堀から逃げた魚には間違いないが、50㎝で体高があり、鰭もでかくてピンピン、おまけにえんじ色に近いような帯色で鼻曲がりの素晴らしい魚体でネイティブと言っても過言ではない位の魚でした。それにしても5回も大口を開けてのヒットとはビックリ、それも目と鼻の先の3m位の所での出来事で大興奮。話が大きくそれたがこれだから虹ちゃんも好きよ。
その後、は開けた場所でのチェイスはなく、木が覆い被さるエリアにさしかかった所で虹鱒のチェイス、魚の付き場を確認して再度のアプローチでヒット。今度の魚は走ります。鰭もかなり回復した30㎝位、添付した画像がこの魚です。
相変わらずアマゴのチェイスはないが小さいのが数匹アスリートの後ろを付いて来る魚がちらほら見え始め、少し前に放流した稚魚なのかハヤなのか疑問だったが、しばらくして判明10㎝そこそこのオチビちゃんアマゴがスレ掛かりで判明このまま居てくれれば来春楽しみ。
結局獲れたアマゴはスレ掛かりオチビちゃん1匹のみで白川橋の少ししたまで釣り上がったところで先行のフライマンに追い付きました。漁協の組合員でありまた釣友でもある方でした。御挨拶をして様子を聞いてから私はた退渓。虹鱒は白川橋よりかなり上まで遡上しているとの事。他の釣友の話しも合わせると白川橋よりも上の方がアマゴに出会えるチャンスは多そうな感じですな。

毎晩イカ釣りに精を出していてなかなかアップしなかったが始めての松川でのアップである。