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伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

狩野川水系釣行(2009.03.29)

2009-03-29 | 狩野川水系
 年度末も終わり、私が従事している建設関連は一気に暇になる。久々にゆっくりと釣りが出来る日曜日だ、kidを誘って狩野川水系を狙うのだ。kidの好みは小さい流れ、私の好みは太い流れですが、この時期は本流の方が形が望めるので先ずは本流から巡る事でピックアップの約束はこの処お疲れな事もありで0600としたのですが・・・。

 前夜は忙しくてサボっていたFishing club HUSLERの例会報告を拙い文章でやっと書き上げたのが0330を回っていたので流石に起きられずで目が覚めたのが0550で寝坊です。とりあえずkidに電話を入れてから仕度で出かけたものの0630ピックアップでした。朝の気温低、桜が咲き始めたと言うのに花冷えで気温が上がって来ないです。kidとの会話で「おはよう」の後は「寒いね。」「水温低いだろうね。」で本流をやる事とこれまで入っていないエリアに入ろうという事は決めていたので大見川に架かる鮎見橋を渡り先ずは遠藤橋で狩野川本流の様子を見ると先行者の姿有りで上流へで次は宮田橋でここも先行者の姿でまたもや上流へで柿木川出合(殿渕)に珍しく釣り人の車が停まっていなかったので一先ず駐車したものの寒くて魚の活性が低いだろうと2人の活性も低で温かいMyキャラバンからなかなか降りようとしません。
 二人でうだうだしていると軽自動車が一台入って来たので人気ポイントだから遂に釣人が現れたかと思えば小学校高学年位の女の子とお母さんらしきお二人。母親と娘で釣りとは珍しいななどと考えているとどうも様子が違い、女子は温度計を真剣に見ている側らで母親がメモを取っているではないですか。これは自由研究か何かで気温・水温の定点観測をしているのではと情報収集です。
「自由研究か何かですか、水温観測ですか。」
「ええ、まあ。」
「何度位あります。」
「気温8度、水温7度です。」
「低いなー、この処花冷えで冷え込んでますからね。」「厳しいかな、釣りに来たんですが水温低いと魚の活性が低くて・・・。」
「そうなんですか。」
「ここ最近はどんなですか?」
「25日位からずーっと7度、8度ですけど。」
「そうですか。低いながらも安定しているなら何とか成るかな。」
「頑張って下さいね。」
「貴重なデーター教えて頂きありがとうございました。お邪魔しました。頑張ってみます。」
てな感じでこの処の水温の情報を得て何とか釣りの仕度を始めると、定点観測の母子と入れ違いに今度は間違いなく釣人らしきご夫婦が来まして、フライの仕度を始めたのでお声掛けです。
「おはようございます。どの様に釣行されます?」
「この辺を中心にやりますから、ご自由にどうぞ。」
「では、私達はルアーなのでここから下らせてもらいます。」
てな会話の後、少し情報交換をしてから渕の流れ出しからスタートです。
ぞくに言う松ヶ瀬ポイントで、私もkidも初めて入るのですが、良い感じの渓相ながらノーチェイス。ほんの少し下った処で下流に見える吊り橋の所に餌釣り師の姿がで二人でしばし様子を見ているとどうも釣り上がって来ている感じなのでここで松ヶ瀬を終了。Myキャラバンの所に戻るとお話しをさせて頂いたご夫婦の他に2組のフライマンが増えてまして、柿木川出会いの渕はさながら管理釣り場の様相に成ってました。

 松ヶ瀬を離れてからは迷走の始まりです。狩野川水系の行く先々で先行者の姿がで入れずと言うか入るのを躊躇。駐車スペースには必ずと言って良いほど釣人らしき駐車車両有りで結局おそらく先行者は居ないであろう私が従事していた現場の所に行こうという事で散々迷走してから新大門橋下流まで移動しました。
 例会の番外で夕間詰めに25㎝をキャッチしたプールと流れ込みはkidに譲り、私は工事が終わって1週間が経ったのでそろそろ落ち着いただろうと現場のすぐ前と流れ込み上流の瀬をチェックするもどちらもノーチェイスで、瀬の方は遠目で見て良さげだったのですが実際に入ってみると魚の付場が無い感じの瀬でダメダメでした。kidの様子を聞くと巨大なニゴイがチェイスしてきた他はキューちゃん(ウグイ)のチェイスだけとの事でした。
 大門橋下流へ移動の途中に大仁橋~修善寺橋に入ろうかとカインズホーム裏へ立ち寄りましたが釣人らしき駐車車両が在ったのでスルーでしたが今一度立ち寄ると今度は一台も無しで3月15日の例会の時に32㎝が出たポイントだけをピンポイントチェックです。ヒットポイントの少し上流に入りダウンでチェックして行くのですが、例会の時には増水と濁りが入っているのとで解らなかったのですが今回はクリアーで河床の様子が良く見えまして、下流に顔を出している岩盤の続きがスリット状に成っていて溝に流れてきた玉石がからみ如何にもな感じの河床の状態でそこそこ水深が有り正しく良い魚が着く感じのポイントでした。先行者に攻め倒されているだろうからじっくり丁寧にチェックしてみたがノーチェイスで核心部分を何度もコースを替えてチェック、ダウンクロスから流芯を横切る様にドリフトと言うかスイングと言うかトウィッチを交えて誘い、立ち位置の下流側にアスリートが移動した処でアスリートを回収しようとただ巻きで引いてくるとタイトウォブリングのアスリートを追って来るスレンダーな銀色の魚体が見えた。しかし、アスリートが立ち位置少し下流に在る玉石を乗り越える直前に微かに触った感触が手元に伝わったが直後のジャンプで流芯方向へ魚体を飜し掛からず。サイズ的には尺には届かない感じでしたが、銀色のスレンダーボディーでしたからニジマスかそれとも今春成魚放流のアマゴなのか獲れなかったので何ともです。それにしても追いを見ながらも何のアクションも出来なかった私の反射神経の無さが悔やまれます。Angling with Copenのtetsさんが表する左ドッグレッグを岩盤から下流をチェックして帰って来たkidにとりあえずバラシを報告してから様子を聞くとまたもやノーチェイスとの事でした。

 狩野川本流ではハズシまくりなので次は支流に移動です。狩野川水系で一番大きな支流の大見川でここも先行者の姿が有り在りでまたもや迷走したあげくやっと入ったエリアは梅木発電所の放水口から下流。kidが放水口から下り、私は護岸を歩いて下り小さな落差工の下に入り釣り上がる事にで、落差工下でライズらしきを見たのでここでもじっくりやるもまたもやノーチェイスでした。落差工下をじっくりやりすぎたので落差工の上をやる頃にはkidが直ぐそこまで下って来ていた。kidはやっと本日のファーストフィッシュをキャッチ出来たとの事でした。サイズは22㎝とさほどではないものの厳しい中での1匹は素晴らしい。このエリアでの状況ですが、魚影が少ない事は仕方ない事として本流と比べると底石に滑りが多く付着しているのが非常に気に成る処です。

 この日は私が好みのエリアに付き合って同行していたkidだったがあまりにも魚影が薄いと言うか殆どチェイスがない事のストレスが溜まったのかぼそっと「帰りに徳永川をちょっと。」と呟いたので、トップ画像と成る訳です。私は寝不足も有りで新しい冷川橋の所で彼を降ろして上流の駐車スペースで昼寝をしてました。彼が釣り上がって来るまでの小一時間ぐっすり眠って戻ってきたkidに様子を聞くと入ろうと橋から護岸を歩いて行くと下流にフライマンさんで慌てて橋の少し下まで戻り私のオバQに画像データーとして収まりその後は釣り上がっていくと今度は餌釣り師とバッティングとの事でチェイスはかなり有ったようですが魚体は小でバラシ連発で結局ノーフィッシュだったそうです。

 今回の釣行では難しい狩野川の片鱗をまたもや見てしまった感じです。巷では今年の狩野川は良いとか言われている感じですが、その為か人的プレッシャーが厳しく難しい状態に成ってしまっている様な気がします。
 釣行から随分日にちが過ぎてしまった釣行記ですが、前日の土曜日に私達が入ったエリアで良い釣をされたリンクを貼らせて頂いているAngling with Copenのtetsさんが釣行記をエントリーされているので09/03/28 狩野川(本流中流域)こちらもどうぞ。 

狩野川釣行(2009.03.08)

2009-03-09 | 狩野川水系
 やっと渓流解禁にこぎ着けました。
 突貫工事に填っていて正月休み明けから休みが全く無し、夜間作業用のバルーンをセットしての残業、その上にこの処の雨続きでヘトヘト状態でブログの更新を1ヶ月以上サボってしまいました。なんと釣行記は2ヶ月ぶりです。

 釣行先は狩野川本流のトップ画像でお解りの通り、昨年の狩野川スタートと同じく大仁橋の上流で、昨年の画像と見比べると今年の画像では旧橋が無くなっているのとネコヤナギが芽吹いている事ですね。現在旧橋撤去工事の真っ最中で現在は橋脚を解体しています。
 入渓点はセブン‐イレブン伊豆修善寺瓜生野店の真裏辺りで今回は右岸側を下る事にしました。川の状況は金曜日の大雨の影響で平水より20㎝位増水、水色はほんの僅かに濁りが入っている感じ、水温は9.3度。先ずは大きな十字ブロックが出ている所からで今シーズンの最初のルアーはアスリート・トラウトチューン7㎝ホログラム・グリーンバックからですが良い感じの大場所ながらノーチェイス。ダウンクロスでらしき所を探りながら少しずつ釣り下って行くと入渓点から少し下った辺り、一つ目の大きな蛇籠の前でグッと当たりらしきが有ったが残念ながら乗らずでした。その後は良い感じのポイントが続くもののノーチェイス。途中自分の気持ちを切り替える為にルアーチェンジですが、ヤフオクを毎日の様にチェックしてやっと手に入れたアスリート7Sゴーストアユをルアーワレットから取り出そうとしたが、昨年この場所でロスしている事も有りでとりあえず稚鮎シーズンまで温存する事にして同じカラーでゴーストながら頬の黄色が無いのをチョイス。トラウトチューンよりも少しタイトで良い感じなアクションで誘うものの相変わらずのノーチェイス。
 200m位釣り下ってきたが当たりらしきが一回のみと相変わらず厳しい狩野川を感じながら大仁橋の大場所まで釣り下る予定で続けたのだが、昨年ナイスサイズが獲れたポイントまであと少しの所で根掛かりで一瞬ヒヤッとしたが、なんとか外すことが出来たのでラインをチェックして気持ちを新たに期待ポイントを攻める。先ずは少し手前、異常無し。次に核心へアスリートを通すがノーバイト。「期待の所もダメかなー。」なんて言葉が出かけたが、ほんの少しコースを変えて今一度でコツッ。「アッ、いた!」「あ~、乗らない。」そのまま数回トウィッチを入れた処でグーッと重みが乗って「ヤッター!ヒットー!」で

 28㎝狩野川本流アマゴ

「バレルなよー。」と祈りながらのランディグでしたが、以外とすんなりネットインでキャッチ出来ました。それにしても昨シーズンの狩野川釣行(2008.03.02)狩野川釣行(2008.05.11)と全く同じポイントでやはり良い魚が付くポイントは釣られてもまた次の良い魚が入るのですね。

 その後は大仁橋の大場所ですが、工事の影響かそれとも未だ時期が早いのかノーバイトでひとまず川から上がって、来週行われる私が所属しているFishing club HUSLERの3月例会の幹事を仰せ付かっているので上流方面を見て回ってから新しい橋の橋脚工事をやっていた少し上流に入ったもののトラウトチューンを一つロストした以外は異常無しでした。

 ヘトヘトの身体ながら無理しての釣行でしたが、本流らしいグッドプロポーションのアマゴに会うことが出来て今シーズンも良いスタートに成りました。

狩野川の春はもうすぐです。

2009-01-26 | 狩野川水系
 2009年狩野川の準備を始めました。

 狩野川水系でアスリートを泳がせてアマゴを狙うのを許される様に成ってから3年目のスタートがもうすぐです。本流が開かれた昨年の成績は27㎝と24㎝の僅か2匹と貧果でしたがいずれも本流アマゴらしい魚体で私としてはそこそこ満足していますが、上手なアングラーは尺上をキャッチしているので私はまだまだの様です。
 今シーズンは是非とも私のアスリートにガツッとバイトしてSSS-72Siを満月にしてくれるアマゴに巡り会いたいです。

 とりあえず釣りが出来る様に年券は買ったので次は
祈願爆釣・安全釣行
を祈りつつ解禁まで少しずつ準備を進めて行こうと思います。


船原川釣行(2008.09.28)

2008-09-28 | 狩野川水系
 9月最終の日曜日、この日が今シーズン狩野川釣行最終だ。いつもの通りkidに声を掛けたが「先週あれだけ獲れたから狩野川はもう良いかな。」と言って伊東湾にボートで出るとの事で単独釣行と成った。今シーズンの締めくくりは何処に入ろうか考える。今までに入った事の無いエリアで成熟魚は源流を目指すを確かめたいと考えて船原川を選んだのだが、昨年や8月の初旬に下流域に入った時の感じからすると不安が在るがR136を走り船原川中流域を目指す。
 船原川にはあまり入っていないので駐車スペースなどを把握していないのと魚止めに成りそうな堰堤を確認する為に一度上流まで走り、大堰堤が見えたのでそこから下りながら駐車スペースを探すのだが結局良いところが無く昨年の釣行で見つけた林金橋の所に駐車してここから入る事にする。奇しくも昨年の狩野川ラスト釣行の時と同じ所からスタートと成った。林金橋下流側の渕からスタートで1投目から何かがワラワラとチェイスしてくる。次でも同じなので目を凝らして見ると正体はカワムツで、3投目にキャッチでやっぱりカワムツでした。台風以来天気が続いていたのにほんの少し濁りが入っていてスキッと透明な感じては無い。底石も何となく滑っていて滑り易く何回か転びそうに成りながら進が掛かる魚はカワムツのオンパレードで流れの中でのバイトも多く有りでオッこれはと思わせるバイトも有ったがやっぱりカワムツでした。本命ではないが尺クラスのも掛かりこれはこれでけっこう楽しい。
 トップ画像に写る堰堤までカワムツばかりでアマゴのチェイスと確信を持てるチェイスは僅か2か3回でして次の画像の様なカワムツ爆釣。



 この堰堤の下側に沢山のカワムツが溜まっていて上側にはカワムツは居ない。やはりこの形の堰堤は魚が上り難い構造の様です。堰堤の上側にカワムツは居ない替わりにアマゴではなく今度はウグイが沢山。次に現れる同型の堰堤までの間ではウグイオンパレードでここでもアマゴと判るチェイスは2~3回とちびアマゴを1つ獲りましたが、ノータッチで写真を撮ろうとぶら下げた状態でデジカメを出している間にフックから外れて逃げられてしまいました。ウグイばかり釣れるのでどんな所でアマゴが獲れたのか忘れてしまったくらいです。
 またもや魚止め形状の堰堤が現れたので退渓を考えたが、ちょっと道路まで出るのに苦労しそうなのでそのまま遡行をする事にして堰堤上へ、堰堤の上流側は川がクランク状に屈曲していて下流側曲がりのブッツケが掘れて深い渕に成っている。災害復旧の後の様だが珍しくふとん籠を積上げた護岸に成っていた。流れ込み付近へキャストして表層付近をトレースでチェックするが私のトラウトチューン金ヤマメにアタックしてくるやる気有る魚はここでもウグイでした。次にかなり水深が有るので底まで沈めてからジャークでシャクり上げてくると後ろからやる気無さげに付いてくる魚、サイズ的にはまあまあで体側にパーマークが見えたのでおそらくアマゴです。その後2回付いてきたがフッキングまで持ち込めずな全くやる気なしなアマゴでした。
 TOSEIの天城工場の裏手、クランクの上流側の直角曲がり、ここも良さ気なブッツケで程良い渕に成っているがここではウグイだけでした。工場の真裏のこんな感じの所でやっと2匹目を獲ることが出来ました。

 

 この感じは比較的好きな感じ流れでなんですが、何となく獲れたアマゴに元気が無かったのがちょっと気掛かりで、船原川に入った時から気になっていたのですがうっすら濁っていて底石も滑りが付いている。

 イヤな感じのヌメヌメが・・・

上流には大きな砕石場と隣接してコンクリート二次製品工場が在るのでそこからの排水が何らかの影響を与えている様に感じた。やっと2匹目を獲ってから少し遡行するが相変わらずウグイばかり。もう少し上ると国道から見えた大堰堤が在るはずだが、正面には旅館の露天風呂が見え、横を見ると道路が見える所でこれ以上やってもと思い退渓。

 何となくすっきりしない水色、川の状態で釣果も激シブだったのでMyキャラバンに戻りながら、採石場、コンクリート二次製品工場より上はどんなだろうと考える。やっぱり気に成ってMyキャラバンを走らせて上流に向かう。二次製品工場を通り過ぎて川の様子を見ながらR136を走り川がかなり狭く成り道路がヘアーピンカーブに成っている辺りまで上ってから入渓ポイントを探しながら2箇所ほど見つけて結局立岩石材興業と言うコンクリート積ブロックを作っている工場の沈殿池の横から入渓する事にしたのです。川の感じはこんな感じで水はスキッと透明。



 水は予想していた通り透明で底石には滑りなど付いていない良い感じ。しかし、トラウトチューンがスキッと見えるが付いてくる魚の姿は見えない。しばらく釣り上がるが、カワムツもウグイも居ません。逃げる魚の姿も見えないが、入渓地点から100m位の所でチェイスを確認、サイズは小さいが明らかにアマゴのチェイスです。そこから少し上った所でもチェイスが有ったがフッキングまでは行かずでかなりシビアな状況でした。小一時間ほど釣り上がったが魚の姿を見れたのはこの2回だけでした。

 昨年、今年を通してこの船原川の印象としては「渋い川」でして私の様なへっぽこルアーマンにはかなり厳しい川です。それにしても他の川に比べると随分水質が悪いのと魚が上れない構造の堰堤が幾つも在ることが気になります。なるべく早くに改善される事を祈りたいです。

持越川釣行(2008.09.28)

2008-09-28 | 狩野川水系
 今シーズンの狩野川水系最後に船原川を選んだが厳しい結果で何となく狩野川水系を終わるにはちょっと物足りない感じ、まだ時間が有ったので小一時間何処かをやって今シーズン最後の狩野川水系を終わりにする事にした。で選んだ所はと言うと先週台風通過直後の増水していたが良い釣りが出来た持越川です。
 トップ画像は前回退渓した魚止めの堰堤です。先週の増水時と比べると随分と水が少ない感じです。もしかすると平水時のこのエリアに入るのは始めてかもしれません。他の川も考えましたが持越川のこのエリアを選んだのには手前味噌ながら先週の好釣果の記事を見た誰かが入っているかもしれないなどと密かに思いながらどう為っているか見たかったのも有ります。

 前回入渓したポイントよりも少し上流から入渓。砂の上に足跡がクッキリ付いていてやはり先行者の痕跡ありです。私の記事を見た人なのかは判りませんが、解禁中の最後の日曜日ですから当然と言えば当然です。それでも1投目からチェイスがあり、前回と同じコースの堰堤までで小さいサイズながら4キャッチ3バラシでチェイスしてくる魚も多くバラシた中にはまずまずのサイズのも居てやはり魚影が濃い事を確認。

 このエリアにはいつも増水している時にばかり入っているので平水の状況を知らなかったのですが水も透き通っていて綺麗な川です。先週の状態と今週の状態を画像を並べて比べてみました。

 

前回グッドサイズが出てくれたブッツケの渕の状況

 

この渕でもチェイスがありましたが残念ながらフッキングまでは持ち込めずでしたがこの澄んだ流れはなんとも言えません。

 今回は堰堤の上にも上ってみましたが良い感じの渕からも魚が出てくる気配は無く、やはり堰堤が魚止めに為っている事は間違い無いようです。カーブを過ぎると先にイブニングを楽しみに入ったフライマンの姿が見えたのでここで退渓して2008年の狩野川水系の終了としたのでした。

持越川釣行(2008.09.21)

2008-09-24 | 狩野川水系
 鵜殿さんと伊東港でエギングをやっていたが雨に降られて撤退と為り、当初予定していた時刻よりも少し早く狩野川水系に移動と成った。鵜殿さんの車をMyハウスに駐めてMyキャラバンで行くのだ。途中で約束していたいつものkidをピックアップするのだが、前日の電話では「エギング一緒にやらないなら、川には遅く行くので0600を回るのは確実。」と言っていたのに「狩野川へ行くよ。家の近くまで来たよ。」と電話を入れたのが0600、電話の向こうで「えっ、速ッ。」と明らかに慌てている様子です。
 kidをピックアップして松川を見ながら中伊豆バイパスですが松川はニゴニゴ増水で、鵜殿さんは「ここがこんなで狩野川大丈夫?」とちょっと不安そうです。中伊豆バイパスを抜け狩野川水系に入る。徳永川は増水しているものの濁りは薄濁り程度だが遡行は大変そうです。冷川は徳永川よりも厳しい感じです。「大丈夫かな?まっ、やれる所を探してやれば良いか。」と鵜殿さん。「大丈夫、西側の川はそれほどでも無いと思うよ。」と答えた私。台風の雨の降り方をレーダーや雨量計のデーターなどを調べて伊豆半島の天城山を境に東側よりも西側の方が降水量が少ない事は判っていたし、増水で他がダメでも唯一釣りが出来る持越川の上流部へ向かっているのですから。私と鵜殿さんは既に朝食を済ませていたのでkidの朝食調達でいつものコンビニにお立ち寄り。大見川を見ながら鮎見橋まで行き、今度は本流を上るが、大見川は増水濁り、本流は増水しているものの濁りは大見川ほどではない。吉奈川を見ながら小さい峠を越えて持越川中流へ行くコースを選んだ。吉奈川は少し増水気味だが笹濁り程度で十分釣りが出来そうである。持越川に出てこの日の目的の所まで上るのだが川を見て「これは良い感じじゃないですか。」と鵜殿さんとkidが言い、予測通りの状態で私も少しホッとしました。

 いつもの青菜橋の所にMyキャラバンを駐めてこの近辺が目的のエリアです。鵜殿さんとkidはここから少し歩いて日帰り温泉の辺りから入ると言うので、私はこの日に入ろうと密かに考えていた中外工業の工場(鉱山?)の辺りへ入ろうと少し上流へ向かって歩く事にして仕度です。一人なのでゆっくり仕度をすれば良いなとワレットにアスリートをチョイスしていなかったので、先ずはそれからとアスリートのボックスを探したが無い、そうです。忘れて来ました。鵜殿さんに「たまには他のルアーを使った方が良いよ。色々使えばと色々と身に付くし(笑)」kidも「そうそう。」とアスリートしか使わない私を見ながらニコニコしています。ベストに入っているもう一つのワレットに入れてあったkidビルダーにもらったハンドメイドミノー「Mjin」と私の要望に応えて製作してくれた「Mjin部隊長モデル」を使う事にして一応リールなどを入れているタックルボックスに入れてあったメッキ用に使っているボロボロのトラウトチューンを念のためワレットに入れて、本日のスタメンのチョイス完了。私がのそのそと仕度をしている時に雨が降り始めたのです。それもけっこうな降り様で先にポイントに向かった2人の事がちょと心配でキャラバンを走らせようかと考えたが急な土砂降りだったのでもうしょうがないかなてな事で私だけはしっかりウエーディングジャケットを着てポイントに向かったのです。
 工場の直ぐ下にあるスロープから入ろうと考えていたが、ちょと距離が在るので少し下流に在る親水護岸の階段状護岸から入ることにして、アスリートを忘れるドジを踏んだのでこの日はkidが作ったMjinミノー、それも部隊長モデルのシルバーチャートバックを結んでのファーストキャストでなんと本日のファーストフィシュをキャッチ。さほど大きくはないがkidから貰ってから未だ一つも掛けていなかったので嬉しいのとホッとしたのとで記念に撮ったのが次の画像です。



 平水から比べるとちょっと増水しているが、この辺りは川幅も広く河原が広いので遡行は楽に出来る。入って一発目からキャッチで気分良くスタートが切れた上に投げるところ投げるところ必ずチェイスが見え良い感じだがサイズはちょと小さい。昨年も台風の直後に何処も出来ない時にここに入って良い魚に逢えた渕では今回はオチビちゃんに遊んでもらった。本当に魚影が濃い感じで何処に投げてもチェイスが有る。



こんなサイズが殆どだが流れの中から、渕の石の影からや砂が溜まる流れのヨレからと彼方此方からチェイスしてきて、バラシやキャッチ&リリースを繰り返しながら途中土砂降りも在ったりしたがぽんぽんと良い感じで釣り上がれたが、なかなかサイズが上がらないが実に楽しい。

 トップ画像の所の少し下流、川がクランクする手前の渕辺りからサイズが出始めた。渕尻から流れ込み手前に落としてのリトリーブでまあまあサイズがヒット。残念ながら元気が良くて写真に収める前にネットから飛び出して逃げられてしまったが、気を取り直して今一度同じポイントへで今度はバラれしまったのでそのまま私の立ち位置の横までリトリーブを続けると立ている目の前に在る石の影からグッドサイズがチェイス。幸いルアーには触らなかったので今一度同じコースを通すとまたもやチェイスしたが見切ってターンしてしまった。ダメかと思いつつも目先を変える為にボロボロのトラウトチューン金ヤマメにチェンジして同じコースでまた出てきました。やる気の在る魚でしたが今度はフックにちょと触っただけて残念ながら掛からずでその後は出て来てくれませんでした。また部隊長モデルに戻して遡行。

 クランクの上流側のブッツケの手前でキャッチしたのがこんな感じの魚。



この辺りから護岸が切り立ち流れが集まり太く成って来た。クランクの上流側のブッツケ、こんな感じの所から



この日最大のこんな良い魚が出てきてくれたのです。

 24㎝のアマゴ

手前の石が沈んでいる辺りで小さいのを一つ獲り、リリースしてから核心の白泡から岩盤の渕へMjin部隊長モデルを沈めリトリーブでグッドサイズのチェイスが見えたので沈んでいる石の辺りでちょとスピードに変化を付けた処でバイト。この処バラシが多いのできっちり巻き合わせを入れてからやり取りで半ば強引に浮かせてやり取りするも右側に、次は左側に走られたが何とかネットインでキャッチ出来ました。
 クランクブッツケで良い思いをしてから直ぐの所、木が倒れ込んでいて数メートルしか引けない所なので油断をしていたらなんとグッドサイズがチェイスでルアーにアタックして来てちょとだけフックに触ってから逃げて行ってしまった。その後も相変わらず小さいののチェイスは多いその上ナイスサイズのチェイスも有りで確か2つ位獲ったと思う。

上流を見ると水叩きがコンクリートの3段連なった堰堤が有り、来る途中に話をしていたのだがヤマメやアマゴは助走する所すなわち落ち込みの溜まりが在ればかなりの落差でも上るとの話をしていたのですが、正しく魚が上れない構造の堰堤でした。堰堤の少し下流で道路に登れる所が在ったのでここで終了としたのでした。結果は24センチを頭に余裕のツ抜け。今回もバラシ多数でした。

 産卵を意識した成熟魚は良い産卵場所を求めて遡上すると考えているのですが、今回も魚止めに成っている堰堤のおかげで少し下流にナイスサイズが多く居たのではと改めて確認出来た様な釣行でした。

 川から上がってMyキャラバンに戻って片付けを済ませて休んでいると、下流側に入った鵜殿さんとkidの二人が釣り上がって来たので見ていると実に楽しそうです。Myキャラバンを駐車した所で上がってくるかと思ったが、まだまだ上って行くのでゆっくり待つことにしてウトウトしていると、2人がニコニコ状態で戻ってきたので様子を聞くとなんと鵜殿さんが18キャッチでバラシの数は覚えていないで、kidはなんと30匹キャッチでバラシは数匹と大爆釣との事でした。サイズは12~20㎝位で大きさはさることなが数の多さにビックリ。案の定2人共びしょ濡れでしたが、釣れまくって雨なんか気にならなかったとの事でした。

 今回通して使った「Mjin部隊長モデル」ですが、kidが私のトゥイッチやロッドワークなど、私のスタイルに合う様に作ってくれたモデルでなかなか良い動きです。良く一緒に釣り歩いて私の癖などを良く知った上でのモデルで良い感じに実にいい仕事をしてくれました。kidくんありがとうございます。


冷川釣行(2008.09.14)

2008-09-16 | 狩野川水系
 さぁ、狩野川水系もあと半月あまりで禁漁に入る。狩野川水系のラストスパートとばかりに出掛けて行きました。日曜の釣行を楽しみに入るエリアを考えて大見川の禁漁エリア外、そう、梅木取水堰上流に入ろうかそれとも冷川を出合から上ろうかとれとも持越川にしようかなんてやっている処にRSSリーダに新着記事のヒットで、相互リンクをさせて頂いているAngling with Copenで、こんなエントリー「08/09/10 大見川(梅木取水堰上流域)」です。記事をじっくり読ませて頂き、その時にちょと感じた事がありましてチョイとコメントを入れさせて頂いた。要約すると「産卵を控えたヤマメやアマゴは源流域に近い所まで遡上する習性が有るようですから秋は上流を狙うのが良いかな」でして、検証の事も考えて冷川の中・上流域に入る事にしたのです。このエリアはkidと一緒に釣行して私はいつも下流に入っていたので今回はkidが好んで入っているの尺バラシポイントから入渓して上流へ遡行する。
 入渓ポイントの状況はトップ画像です。kidの尺バラシはこの瀬の下流なので左岸を少し下って尺ポイントからスタート。先ずは過去2回kidが尺をバラシているポイント。実に良い感じのポイントで水温は16.5度で良い感じだ。しかし、じっくり攻めたが1チェイスのみでノーバイト。夏の名残でまだ瀬に入っているのかと思ったが瀬でのチェイスは見えずノーバイト。狩野川水系の特に大見川水系によく見られる段差が低い落差工が現れた。落差工の下では1チェイスだけでここまで1チェイスの他は1バラシで芳しくない。他の川でだが落差工の上で良い思いをした事があるのでちょっと期待したがやる気のないチェイスが有っただけでこれはダメかと不安が過ぎる。
 kidから聞いていた事だが落差工の上はかなり水深が有るとの事なのでこの日はチェストハイのウエーダーを履いて来たのだがこれは正解であった。落差工上の溜まりを進み腰の辺りまでウエーディングして瀬からの流れ込みの辺りを攻めると数匹がチェイスしてきた。さほど大きくは無いがこれは良いかもしれないと引き続きキャストして途中スピードに変化を付けるとバイトしたがバレてしまいこれで終わってしまったかと思ったが念のためもう一度同じ所を攻めると今度はガツッと当たりが出てドラグがジリッと出てこれは大物の手応えである。ちょと緩めのドラグだったこともあるが、ドラグを少し出されながらのやり取りで姿が見える所まで寄せた処で今度は下流に走ったが、何とかかわして浮かしてからランディングの体制に入りネットに手を掛けた処でフックアウト。残念、慎重に成りすぎました。25㎝オーバーは確実の良い魚体だったのに残念。逃げた魚は下流に下ったので、気を取り直してキャスト。なんとまたもやヒットで今度は少し強引にやり取りしてこの日のファーストキャッチですが、バラシたのからするとかなり落ちるがそれでも20㎝位有りました。写真を撮ろうとしたがネットに横たえてカメラを向けた処で脱走しゃれちゃてまたもや残念。
 kidが言っていた通り、水深が有り川通しが出来ないので一度護岸際の芦の生えている所に上がって直ぐ上流の瀬へだがやはりここでもチェイスが無い。次の落差工では下段の水叩きからキャスとしてロッドを立ててのトウィッチで誘うとヒット、ここも半ば強引にゴリ巻きでキャッチ。

  

同じポイントでもう一つ獲れました。

 落差工の溜まりを過ぎて瀬に入るとまたもやノーな感じ、このエリアで最大の溜まりでは落差工に近い所ではノーチェイスでした。水深が有って流れ込みにトラウトチューンが届く所まで進めないので一度川から上がって流れ込みの所へ行くとなんと鮎師が居たのです。遡行しながらハミ跡が見えたのでアユが遡上しているのかと思っていたのですがまさかこんな狭い川では鮎師は居ないだろうと思っていたのでビックリです。仕方ないので芦を藪こぎして迂回で50mほど上流で再び川に戻ろうとしたらまたもや鮎師です。またもや迂回で今度は分流を進んだのだがここでは小さいが一つ追加。

 やはり瀬では獲れずで、次の落差工です。何となくこの日のパターンが見えてきた感じでここでもチェックしながら溜まりの中程まで進み、流れ込みへロングキャストでリトリーブスピードに変化を付けて誘うとここでもチェイスは多い。この2匹をキャッチしてバラシも2匹。

 

次の落差工は同じ様なパターンでこんな感じの所で流れ込み付近へロングキャストしてキャッチがこの魚

 

 伊豆スカイラインの冷川の料金所の近くまで上って来たところでここでは落差工下でもキャッチとバラシ。落差工上のこの日のパターンではチェイスはあったがバラシでキャッチは無かったがその上の落差工がミラクルでした。
 この日一番の落差工はこんな所で冷川を知る人はすぐ解ります。一反田橋の少し下流

 ここでは下で3バラシ、上でなんと5キャッチ5バラシ

 

キャッチした中で写真を撮ったのはこの2匹。

 この日は一反田橋辺りまでを予定して、今回初めてMyキャラバンの所に帰るのに楽をしようと橋の所にこんな感じで折りたたみ自転車をキーチェーンで固定して置いたのだが、ラインのヨレを取ろうと橋の上からロングキャストした処、急に風が吹き、なんと川の中の枝にトラウトチューンが根掛かりしていまい再び川に下りる事に成ってしまった。




 ドジして再び川に下りる事と成ったので折角だから徳永川出合まで上ることにして再開。このエリアでは瀬からもチェイスが有ったり、落差工上では尺近いのがチェイスしてきたがそのまま下流に下ったので下流側を今一度チェックすると、今度はバイト。残念ながらフックにちょと触った程度でしたが良い感じにやる気有る奴でした。獲れなかったのは私の腕が未熟なせいです。徳永川出合までの間で他にもチェイス多数で、ヒットもけっこう有ったのですが、私の悪い癖が出て、得意技のバラシ連発でした。

 相変わらず得意技のバラシ炸裂でしたが、結果的にはキャッチは余裕のつ抜け、バラシもそれ以上有り、大物のバラシで課題は山積みですが、楽しい釣りが出来ました。
 「産卵を意識したアマゴは源流を目指す。」ですが、今回のヒットパターンから考察するに、瀬を上り落差工を超えて落差工上の溜まりで一休みして次の瀬を上るために渕と言うか溜まりの流れ込み付近に集まりエサを摂り、また瀬を上ろうとしているのではないだろうか、瀬でチェイスが無かったのは瀬を上る事に夢中で捕食モードではなかったのでは無いからではと思うのだがどうだろ。

 以前から退渓予定の所にチャリを置いてMyキャラバンに戻るのに楽をしようと折りたたみ自転車を常備しているのですがなかなか実行しなかったのですが、今回初めて使ったのですが、帰り道がなんと楽チン、何故もと早く使わなかったのかと改めて思ったのでした。

狩野川水系2支流釣行(2008.08.03)

2008-08-03 | 狩野川水系
 久々の地元河川のエントリーですが、既にかなり古い情報に成ってしまいました。私事ですが31日付で前の勤務先を退社で1日は朝一にハローワークに行き、午後に募集が出ていた会社へ面接、私が管理していた現場で下請として一緒に働いた事のある会社な事もありで即採用していただきました。土日は休みなので4日(月)から新しい職場に出社です。こんな感じで51才の妻子あるオヤジがとる行動としてはちょとあり得ない感じですが、フィッシングライフの方はいつも通りです。

船原川
 kidを誘って渓流です。私は河津川に行きたかったのですが河津川だとkidは遊漁券を買わなくては成らない、高校生の小遣いを使わせるのもなんで、河津川は伊豆合宿に入るOpen6Eさんと一緒にやることにして、狩野川水系に決定。
 夏の朝は早い、0400にkidをピックアップで無料に成った中伊豆バイパスを走りながら何処に入るか相談で前回は吉奈川と徳永川に入ったので、狩野川でルアーマンが釣りを出来る様に成ってから未だ1回か2回しか入ったことがない船原川に入る事に。いままであまり入らなかったのには訳がありまして一つは良い所に駐車スペースが見つからない事と、さるエキスパートアングラーが入ってブログや新聞の記事を書いていたのでかぶるのが嫌でなんてのも有ったりしたのですが、一番は駐車スペースですな。
 kidもあまり良い思いをしていない様で「あそこは魚少ないですよ。」としきりに言っていたが、さるエキスパートは結構な釣果を上げているのでたまたまだよ、きっと何とか成るよと微かな希望を持って先ずは駐車スペースを探す。奇しくも今年の解禁直後に行ったFishing club HUSLERの例会の時に本流でしてやられてから最後にゲストで参加頂いた睡釣さんとkidを降ろした橋である。その時は睡釣さんが何とか1匹獲ってkidはバラシのみの結果でその時の印象が強いのでしょうか前筆の発言が出て来たのでしょう。
 そば屋の所を曲がり橋を渡って農道をほんの少し行った所に駐車。kidはささっと仕度して先に川に向かった。私は相変わらずのそのそで遅れて橋まで行くとなんと橋の上流側に先行者で子供連れの様です。私の姿を見たkidが川から上がってきたので様子を聞くと先行者は橋の直ぐ下流から入った事と先行者の入渓点少し下をやって小さいのが2チェイス、1バラシとの事で「ちゃんと魚いるジャン。」で本流出会いからここまでやろうと歩き、国道を渡り出会い直ぐの所の護岸を下りて船原川に入る。護岸はここ狩野川水系でよく見られる玉石を積んだと言うか埋め込んだと感じの勾配が緩い下り易い釣人に優しい護岸で楽々エントリーです。
 先ず釣り始めたkidが「魚沢山居ますよ。カワムツ君」と言って金物で獲っている。私は水温測定で18.3度もあり嫌な感じです。kidは順調にカワムツをキャッチリーしているが私のアスリート・トラウトチューンには反応は示すもののなかなか掛からないやはりカワムツ君には金物が効くみたいです。先行したkidが入渓点からほんの少し上がった国道の橋直ぐ下流で「オオッ!」と言いながらなにやら大物とファイトしているではないですか、キャッチした様なので行ってみるとなんとグッドサイズのレインボーです。記念に物持ち画像をトップに掲載しました。それにしても何故ここにレインボー?とちょっと疑問ながら尾びれの角が丸く放流物であることは間違いないが綺麗な魚体の素晴らしい魚で、リトリーブしてくる金物に目の前まで付いてきてそこでバイトしたとの事でなかなかスリリングなやり取りだった様ですがこの1匹だけの様です。改めて何故ここに虹鱒?ですが獲ったkidはラッキーでした。

 国道の橋の下は深く掘れて渕に成っている良い感じの所ながらアマゴらしきチェイスが一つか二つ有った程度、kidが一つバラシで今一つでした。その後は渓相的には良い感じですが、チェイスして来る魚はカワムツばかりでアマゴは僅かで私はMyキャラバンを停めた橋の所まで結局1バラシのみのノーフィッシュ、kidが最後の最後にやっと1匹キャッチの貧果。詳しい釣行の状況は同行したkidが彼のブログで書いているのでどれだけ渋かったのか「なんで??^^;【8月3日釣行】」でご確認下さい。

吉奈川
 不安が的中で船原川惨敗。前回と言っても1ヶ月も前のことだが良い思いをしたので前の年に私が入ってなかなか良い思いをさせてもらたエリアにせめて1匹でも獲らせてもらえればと期待して入ったがここも厳しい結果。水温は木が被っている流れな事も有りちょっと低く17.5度だがそれでもちょっと高い。魚はなかなか出てきてくれないのと前の年に入った時とちょと渓相が変わってしまっている所も在ったりして今風に言うと「超ムズイ」状態でなんと2人して「ボ」でまたもやしてやられてしまいました。
 

徳永川釣行(2008.07.13)

2008-07-16 | 狩野川水系
 吉奈川をキャッチはなかなか出来ずながら魚の多さ、チェイスの多さなど川の状態が良い感じな事を肌で感じて満足して終えて、まだまだ時間はあるので次はどうするかと相談の末に決めたのが前回好感触だった徳永川の続きに入ろうとの事で、帰り道の途中な事もありで徳永川に決定です。
 kidは前回と同じコマツテクノランドの橋の所で降りて、私は下って前回の続きから入渓。前回の釣行記(大見川水系3支流釣行(2008.06.08))ではさらっと書いたのだが、自分のミスキャストでポイントを潰す失態で数は獲れなかったが魚影が濃かった。今回はどうかと言うと今回も入ったポイントでのファーストキャストからヒット。しかし、ここの魚も食いが浅いと見えてネットイン寸前でバレてしまいましたが、遡行で次から次に現れるらしきポイント全てで多くのチェイスがあるもののなかなかフックアップ出来ない。トップ画像のポイントでは連続10回のチェイスやフッキングが有りそのうち2匹をキャッチで一つは次の画像の魚です。

 ちょっと細身だが綺麗なアマゴ

もう一つは稚魚サイズでしたが、流石にもう出ないだろうとタカをくくってアスリートを通すと何とこのポイントでの最大のアマゴがチェイスしてきた。25㎝上の個体だったがフックにちょっと触ってしまいそれっきりだった。右に見える滝の様な流れ込みは何と斜面の上に在るわさび田からの流れが滝に成っている所です。
 その後も各ポイントごとにチェイスが多いもののショートバイトでなかなか獲れないが、農業用水の取水用の小さな堰堤の上からは一変して魚の姿が極端に少なく成ってしまい、嫌な感じが浮かぶがそれも僅かな区間だけで徐々にチェイスも多くなり一安心したものの相変わらずショートバイトでなかなかキャッチまで持っていけずで苦戦を強いられていた。それでも小さいのを2つほどキャッチできた。中伊豆バイパスから下ってくると採石場の少し下で徳永川を渡る橋が在るがそこから見えるわさび田の間から流れ込む沢と言うかかなりの水量なので支流と言っても良いほどの流れ込みの出合の所でこの日一番の魚がヒット。本流の落ち込みから横からの流れ込みの白泡の所にトラウトチューンのメッキボディーのヤマメカラーが差し掛かった所でガツッとアタックしてきてフッキングしたのが次画像のアマゴです。

 サイズは20㎝そこそこながらグッドプロポーション

 綺麗だったので後ろ姿もパチリ

同じ魚を前側からと後ろ側から撮影したのだが写真の撮り方でまるで別の魚かの様に違う感じに写っているのにはパソコンに取り込んで見てビックリでした。
 この後は橋をくぐり少し上流まで進んだ所で退渓しましたが、ぽつぽつチェイスが有ったが獲れずでした。

 キッドは前回と同じコースを辿る同じ所から入ったが、少し下って採石場の橋の辺りからやった様だが、採石場の橋の所ではまさか居るとは油断して居たら何と25㎝上の魚が出たが残念ながらバラしてしまったとの事です。彼は本領発揮で何とこの日は中伊豆バイパスの出口を越えて源流の様な流れまで遡行したとの事で12時待ち合わせで無ければ遠笠山まで登って行ったのではと思う位の勢いで今回も私の倍以上の距離を遡行したのでした。

 この日に入った狩野川水系の2支流共にサイズはともかくなかなか魚影が濃かった。このまま順調に育って太い流れに下る個体が多く成ってくれれば今後の狩野川本流も楽しく成るのではと思うのですがどうなるのでしょうかね。

吉奈川釣行(2008.07.13)

2008-07-16 | 狩野川水系
 仕事の方も一段落で久々に土日の連休が取れた。この処疲れが溜まっていたので流石に土曜はゆっくりしてなどと書くが実はお知り合いの船に乗せてもらう事に成っていたが朝起きれず、自信が無かったので姿が見えなかったら気にせずに出船をお願いしていたがやっぱりのんびりな土曜にで、日曜は期末試験を終え、土曜の全国模試をこなし、長い事釣りが出来ずにいたkidを誘って狩野川水系の支流を巡る事にし、0400に彼をピックアップで7月1日から無料に成った中伊豆バイパスを通り狩野川水系である。
 川へ向かう道のりkidと何処へ入ろうか相談で何しろ彼は小さい流れが好みで私は大きな流れがですが、大きな流れにはルアーマン、フライマンは入れないので必然的に細い流れです。で、決まったのが吉奈川の未だやっていない区間の何とかの滝上から持越へ抜ける道の橋辺りまでのちょっと里川チックな流れを選んだ。
 滝上の直ぐの所に架かる小さな橋の脇から二人で入る。同じ所をkidと二人で攻めるのはのは実に久しぶりだ。彼が未だ小学6年生だった頃から私の息子と一緒に連れ歩いているが高校生に成った今では息子は部活など何かと忙しくkidと二人で川に来る事が多くなり、小学生の時でも神童かと思う程の腕前だったが今ではエキスパートに匹敵する位の腕前に成っている。私がもたもたしていて未だアスリートを結んでいると、彼から「サイズはそれほどでも無いですが、ここは魚がいっぱい居ますよ。」との声。早速私もアスリートをポイントへキャストすると何匹もの魚がチェイスして来てちょっとフックに触ったが直ぐバレてしまった。彼も「ヒッ、あっ。」と同じ様な感じでなかなかキャッチまでは行かない様で魚の数は多いがかなりお利口さんで、一度出てくると次は出てこない感じ。かなりナーバスな魚達で苦戦です。このエリアのポイントとおぼしき所の何処でも何匹かの魚が付いていてヒット、バシャバシャ、フッやグッ、グググ、フッとかネットイン寸前にポロッ等々バラシ連発。退渓を予定していた橋までの間に私はなんとつ抜けのバラシでノーキャッチ。kidもバラシ連発でせいぜい2つか3つ獲った位だったが、進む度に次から次に顔を出してくれるアマゴが沢山居て中にはアスリートが着水したと同時に水面に魚体を出すほどのチェイスをしてくるアマゴも居たりと実に楽しい吉奈川でした。

 kidと一緒に遡行するのは本当に久しぶりだったが、以前の彼ならばスイッチが入ると人の事はお構いなしにどんどん先に進んで行く様な事も有ったが、この日の彼はちょっと違っていて遡行スピードの遅い私を気遣い、わざと1箇所のポイントをじっくり攻めて私を先に行かせたりと交互に先に立てる様に自分の遡行スピードを調整していた様に感じた。私の遡行スピードの倍近い速さの彼にとっては随分大変だったのではないだろうかと思う。釣りの腕前だけでなく同行者を気遣う「おとな」の釣りを身につけた一回り大きくなったkidを見た気がします。
 彼はもう「kid」のハンドルネームがふさわしくない様なすばらしいおとなのアングラーに成長したと思うのです。

大見川水系3支流釣行(2008.06.08)

2008-06-10 | 狩野川水系
 先週は伊東市松川漁協の仕事で渓流はお休みしたので、仕事の方が忙しく本来ならば日曜出勤で図面を書かねばですが、我慢の限界です。kidを誘って午前中のみの予定で釣行です。

 約束の0400ピックアップ、時間丁度にkidの家に着きました。予報では朝のうちは雨が降らない感じだったが、既に降り始めているが、渓流釣行の場合、天気が良いにこしたことはないが、さほど気にならない。予定では地蔵堂川のイワナに会おうという事でしたが先ずは菅引川の様子を見に行きました。水位が10~15㎝ほど上昇しており増水です。この処の断続的に降って居る梅雨の雨が引ききっていない感じ、雨続きで地上の誇りや川の細かな土が流れきってしまったのか水色は異常な位にクリアーでした。川沿いにMyキャラバンを走らせて様子を見てから、さて始めようかと仕度をしかけた所でちょいと気が変わり地蔵堂川に移動です。

地蔵堂川万城滝上流
 地蔵堂川上流部、万城滝上で昨年駐車した林道脇の駐車スペースには駐車禁止の立て看板が有り、「車の駐車はキャンプ場の駐車場を利用の事」と書かれている。この辺りに駐車するのは釣人が殆どであろうから何かトラブルでもあったのではなかろうか。当然決まりを守ってキャンプ場の駐車場にMyキャラバンを駐めて、川に入りました。入渓ポイントは林道、遊歩道、川が隣接する砂防堰堤の直ぐ上流で、kidは右岸側のちょろちょろ流れる分流を上っていく、ここは正解であろう、きっと誰も狙っていないだろうからもしかするとな感じだ。後で話を聞くと20㎝上の魚のチェイスが有ったが残念ながらヒットまでは行かなかった様である。
 私は素直に本流筋、先ずは堰堤まで一度下りたかったので川を渡る所の周辺をささっとチェックして入川。ここも15㎝位増水で油断すると足をさらわれそうな感じ、注意して渡り先ずは左岸側の分流。昨年はちょろちょろ流れだったが今回は随分流れが在って良い感じだが、魚からの返事は在りませんでした。堰堤まで短い区間だが左岸を釣下り堰堤から今度は右岸を上る。こちら側が本命だが右岸も全く相手してくれる魚は現れませんでした。昨年始めてイワナをキャッチした淵上ブッツケには残念ながら流木が引っかかっていて攻めれず残念。さて、一応下流側をやったのでkidの後追いで、イワナが付いて居るであろう巻き返しや流れ脇のたるみ、はたはた対岸の岩盤際などを重点にチェックするも反応無し、唯一足元の小さな落ち込みまでアスリートを引いてピックアップの処でヒット。14~5㎝程度のイワナの稚魚だったが掛かりが浅くプルプルッと魚体を揺すって見事にフックを外して逃げていきました。その後、昨年大物のチェイスが有った大場所の落ち込みをやるも水量が多すぎで思う様に攻められず断念。落ち込みの上は急勾配の岩盤滑床なので飛ばして先行のkidを探して遊歩道を進むともう少しでワサビ田と言う所で合流で、様子を聞くと前筆のちょろちょろ分流のチェイスの他は稚魚サイズのチェイスが数回とのこと、先へ進むか相談したが、何となく期待薄な感じなので退渓を決め、Myキャラバンに戻り時計を見ると0700前である。

菅引川
 最初に様子を見た菅引川である。昨年8月のFishing club HUSLER「狩野川例会」で入ったのとまったく同じコースを辿る事に成った。私は下の橋から入り、kidは例会の記念写真を撮った落差工から入りてな感じである。
 昨年とまったく同じポイントでアマゴに会うことが出来ました。先ずは「右岸は間知石積の護岸、左岸はアシが密生した比較的緩い流れ、数m間隔でコンクリート帯が河床に入っているシチュエーションのポイント」と前回の釣行記に書いた所で今回は稚魚サイズのチェイスがあり、続いて15㎝位のがヒット。これは即リリース。続いて前回「流れが緩く水深が有り木が被さり手前には芦の根っこが漂っている所。掛けても芦の根っこに引っ掛かって獲れないだろうと思いつつキャストするもミスキャストで奥までトラウトチューンが入って行かないが数匹がチェイス。次のキャストは決まった、ワントウィッチでバイトさせたが案の定手前のアシの根っこに根掛かりでフックアウト。そうっと根っこを取り除いて引き続き攻めるがチェイスはするもののバイトまでは持ち込めず」な魚影が濃かったポイントである。今回は覆い被さる木が取り去られており良い感じ。最初の1投で5匹の稚魚がチェイスしてきた。次にちょとコースを変えて今度は20㎝クラスがヒット。トップの画像の魚である。比較する物が無いとサイズ解らないと思うが、実際は小さいリリースネットに入れて撮影するとこんなです。



この魚こんな所で獲れました。



使用タックルとヒットルアーはこれ

 アスリート5.5Sホログラムアユ

このポイントではグッドサイズのチェイス、ならびにバラシと稚魚サイズのヒットが得られました。水温は夏の時と比べると低く14.5度だが適水温の様な気がする。何しろ魚の動きが良く元気だった。
 入渓点から200mそこそこでkidが入った地点、私はそこで菅引川を終了。護岸沿いを歩きkidを捜すとなんと次の橋のかなり上流まで上っていた、私の3倍位の距離である。釣果の方も5匹キャッチのバラシ多数との事で橋を過ぎた所から魚の数が増えたとの事でした。遡行距離も凄いし釣果も比例して流石です。私が声を掛けたので、彼もその時点で川から上がり菅引川を終了。

徳永川
 さて、時間は0930。帰りがけに冷川か徳永川でも少しやろうかと思い、kidに聞くと彼は細い流れが良いとの事で彼をコマツ・テクノランドの橋の所でうっちゃり、私は少し下って下流域の新しい冷川橋の処から入渓。橋の付近はチェイス無し。落差の低い落差工で仕切られて落差工の上段がなかなか水深が有り太い流れを形成して良い感じである。先ずはおチビの元気なチェイス。期待を込めてキャストするが対岸のバラにアスリートがからまっるミスキャストでチェストハイギリギリでやっと救出。気を取り直して次の落差工上でまたもやおチビのチェイス、今度は慎重にで良い感じに20㎝位のがヒットするも直ぐにバレてしまった。もう一度同じコースで今度はおチビがヒット、即リリースで、もう少し奥からとキャストするとまたもやミスキャストで護岸の草に絡まりアスリート救出でポイントを潰すていたらく。そんな感じでミス連発で時間を食ってしまいピックアップの約束時間が迫って来たので退渓したのだが車に戻るシートカットコースを探しウロウロで時間ギリに何とかkidをピックアップ。
 kidに話を聞くと入った場所が良かったのか魚影も濃くなかなか楽しい釣が出来た様である。彼もブログで釣行記Various LIGHTGAME なかなか♪【6月8日釣行】を書いているのでそちらもお楽しみ下さい。

持越川釣行(2008.05.25)

2008-05-26 | 狩野川水系
 河津川で増水で数は少ないだろうが、増水を期に遡上するであろうサツキマスを狙ってやってみたが、残念ながら会えなかった。Myキャラバンの座敷童ことkidは濁りが嫌いと見えて朝から萎え萎え状態で、少ないお小遣いの中から入漁券を買ってまでな感じなので、彼が年券を持っている狩野川水系へMyキャラバンを走らせる。七滝ループ橋を登り、新天城トンネルを抜ければもうそこは狩野川水系本谷川。やはり濁りが入っているがずいぶんと取れている。私は増水でも釣りが出来る持越川の上流と言うか鉱山の少し下辺りを目指していたので、国道414から落合楼の所で左折、先ずは本流を渡り、次に猫越川で川沿いを走り、持越川へ入っていくのだが、渡った本流はそこそこの水色でkidが「オッ!」と声を上げたが残念ながら既にクローズしてしまったエリア。それに比べて猫越川はkidのお眼鏡にかなわぬ位な濁り具合。いずれにしても猫越川のこの辺りは禁漁なので関係ないが、私なら逆に良い感じの濁り具合と感じていたのですがね。さて、持越川の様子はと言うと下流は濁りが入っている。萎え萎えのkidに「この上の災害復旧工事現場を過ぎれば大丈夫。」と話しながら上流へ向かうと工事現場を過ぎた辺りから随分濁りが取れた感じで、目的のエリアに到着である。

 目的のエリアは新しい青菜橋の所にMyキャラバンを駐めてその目の前からである。ここは昨年の台風直後に釣行した持越川釣行(2007.09.09)で増水で他が出来なくても何とか成ったエリアであり、昨年はなかなか良い結果が得られた所なのだが、現場に着いて水色を見てkidは萎えな感じ。私は石の落差を流れ落ちる水を見て、笹濁り程度と判断し、彼に「やろうよ。」と声を掛けてやっとスタートです。
 いざ川に入ってしまえばkidも水を得た何とやらで、橋の所の最初のポイントで1投か2投目でキャッチしているではありませんか。トップの画像がそれです。私はニーブーツでも何とか成りそうな感じだったので、フェルトスパイク底のニーブーツで川に入った。ワレットには本流様にチョイスしたアスリートばかりで、5.5㎝は無しで無謀にもアスリート7SのSSSカラーでスタートしたのだが、なんとkidが獲った同じポイントでヒットしたが残念ながらバラシ。ニーブーツで川をおそるおそるの遡行であるが途中落差工の在る所以外は十分に遡行可能ながら狙えるポイントは限られるので、いつもならさっさと遡行するkidがこの日は何故かスイッチが入らずでゆっくりなのを良い事に私が先行気味で美味しい所をやらせてもらい、kidが私が攻められない所をフォローしながらなのだが、昨年良かった大場所では全く魚が出てこずな感じ、つい最近に抜かれてしまった様です。
 私はとてもニーブーツでは遡行出来ない落差工を飛ばして、100m程上流へ入り直し、この間はkidにお任せし、入り直した目の前の小場所にアスリート7SPホロヤマメを通すとなんと小さいのがヒット。7㎝のアスリートのテールフックに7㎝のアマゴの下あごがガッチリフッキングでブログネタに写真を撮ろうとオバQを構えた処で暴れてフックアウトで残念!
 前回良い魚が出た落差工の大場所を丹念に攻めながらkidを待っていたが、ここも同じく無反応でした。私が飛ばした所の様子をkidに聞くと小さいのがまあまあ居ますとの事で小場所ばかりのエリアなので納得である。
 前回はここまでだったが、この先へ進む事を提案して進むと少し上流に意外と良い場所が在りました。

 こんな感じの場所で

 こんなアマゴが獲れました。

このポイントで私が1キャッチ、1バラシでkidも1キャッチ、1バラシ都合4匹は居て、kidが粘っていたので後から聞くと25㎝より大きいのがチェイスしたので粘ったとの事です。入り易い場所のわりには以外と魚がいて楽しませてもらいました。この先はニーブーツではチョイと厳しそうなので、kidにMyキャラバンを取って来るから先に進む様に告げて私は退渓。川からピックアップしてkidにその後を聞くと魚はそこそこながらバラシとの事でした。暗くなるまではまだまだ時間か在ったが、kidもこれにて終了との事で、下る途中脇道へそれて吉奈川の様子を見ながら国道へ出て帰って来ましたが本流、大見川は水量も多く、濁りも取れていない感じでした。

 今回の釣行ではkidの濁り嫌いを知る事に、彼が言うにはクリアーウォーターでルアーにチェイスしてくる魚を確認しながらヒットに持ち込むのが好きとの事です。だから本流の様に魚の姿が見えないのに突然ゴンと出る様なのは好みでないのではと感じたのです。逆に私は濁りが入った川の方が人の気配を薄めてくれるので好きで、かなり濁りが入った時でもルアーが良い所を通ればヒットするのでよっぽどの濁りでなければ諦めないのですが、河床の様子が判らなく成るほどの濁りの時には危険なのでこの日の様にニーブーツでやれる所だけやるてな感じで楽しんでいるのです。

狩野川釣行(2008.05.18)

2008-05-21 | 狩野川水系
 狩野川本流の今シーズンラストの釣行である。5月19日までなのでサンデイアングラーとしてはこの日が最後の釣行に成るのだ。同行して頂くのはいつもの鵜殿さん。事前のメールのやり取りで「狩野川本流ラストなので本流の下の方をやりたい。」「上手くするとサツキに会えるかも。」「下手すると坊主ですな。」な感じで本流の狩野川橋より下にお付き合いしてもらった。
 前日に伊東港で待ち合わせをしてエギングをしていたので寝不足です。仮眠から目が覚めたのは予定0430だったはずなのに0530です。鵜殿さんが何回も電話を入れてくれた様だが全く起きれませんでした。出遅れた感が強いが、どうせこの時間だと中途半端なので狩野川大橋より下流の様子をMyキャラバンで一通り見て回る事にして先ずは神島橋を渡ると要所要所には大きなネットを背負ったルアーマンが入っています。明らかにサツキ鱒狙いです。そのまま左岸沿いの道路を上り狩野川公園の駐車場に駐車で仕度をしていると「釣りするのにここに駐車は困る。」と管理人に言われたが、「すいません直ぐに移動します。」と告げると「今日は良いよ。」と何とも曖昧な感じです。どこぞの釣りクラブの方々がバスで乗り付けていましたからね。私達だけ退けとは言えなかった様です。

 遅く起きた朝は完全に出遅れです。各所には釣人、流石にクローズ直前の日曜日はいままでとは違い混んでいます。狩野川大橋の前後にはバスの団体さんが入っていまして、練り餌などを使っているのでハヤ狙いの様ですが、当然入れる訳が有りません。狩野川大橋左岸の所から川に入り左岸側の分流を歩き山田川出会いの所まで下る。途中の山田川は芦がびっしりで誰も狙わないだろうから魚が居るはずと思い、鵜殿さんがほんの少し上った処、そこそこの魚のチェイスが有ったが獲れなかった様です。ちょろちょろ流れを下りやっと本流にでました。城山の麓からほんの少し上流で分流が左岸にブッツケで良い感じながら激流、一通りチェックしたが反応無し。激流で川を渡る事が出来ずで戻るしか有りませんが、途中で小川の様な流れが中州の中を走り芦の隙間が有るのを発見して突き進み、右岸側の太い流れに出る頃にはだいぶボサに成っていましたが上手い事本流に出る事が出来そのまま狩野川大橋まで釣り上がるが、ここも全くのノーチェイスです。途中で城山をバックに鵜殿さんの雄志を撮影したのがトップの画像です。狩野川大橋の所で右岸に渡る事も考えたがかなり危険そうなのでそのまま川から上がり移動する事にしたのでした。

 次に向かった先は神島橋です。橋の上から撮影の画像

 神島橋の上流側

 神島橋の下流側

Myキャラバンで見て回った時には橋の下流にも上流にもルアーマンが入っていましたが、下流に入っていた人は一つ下の渕に居ます。小さい画像で見えるかどうか判りませんが立ち込んで居ます。私達は右岸側橋の下から下流の渕を釣り下る事にして川に入るのですが、狩野川漁協さんの方々が鮎の解禁に備えて草刈りをしてあったので入るのに楽ちん。
 私は画像に写る白泡が在る辺りの所へ、鵜殿さんは少し下流側に入り、二人で間隔を空けながら少しずつ釣り下る事にする。鵜殿さんはほんの少しアップクロスにキャストで流れ際をドリフトで流しUの字ターンで食わせる感じの攻め方の様である。私はと言うとトラウティストドリームの西村氏の如くダウンクロスで護岸ブロックの際に落とし、アスリートをダートさせて流れを横切らせる感じに攻めていた。私の気分はいつ来るか判らないサツキマス狙いそのものである。
 対岸のブロックの2/3位下った所でふと鵜殿さんの様子を覗うとロッドが弧を描きファイトしているではありませんか。何度も走られている様子で間違いなく大物とのファイト。私はすぐさまサポートに行き、後ろで固唾を呑んで様子を覗いながら、このネットだと小さいなどうやって取り込もうかなどを考え、鵜殿さんの動きに合わせていた。鵜殿さんの絶妙なファイトのも係わらずなかなか姿を見せない魚、対岸に向かって走りドラグを出す。少しずつ寄せてもう少しで姿が見えそうな所まで来ると今度は太い流れをぐんぐん上りまたドラグを出す。そうかと思えば下流に向かって突っ走り、下流の瀬に行かれると厄介なので何とかこらえてとかなりの時間ファイトをしているがなかなか魚が弱ってくれない。ドラグを出されては寄せ、また走られては寄せを繰り返し、やっとランディングが近く成って来た感じで今度は私が緊張してきた。ランディングをしくじる訳にはいかない、なんとしてもキャッチしなくては成らないので緊張しつつ鵜殿さんの動きに合わせラインの方向を見ているとやっと魚の姿が見えた。
「でかい!」「あっ、色がちょっと違う?」
ファイとしている鵜殿さんにも魚の姿が見えた様で「なんだよー。」と叫びながらも、まだまだ弱っていない魚とファイトして何とか浅瀬に魚を誘導し、私の小さなランディングネットを頭に被せ更に浅瀬に上げてやっとキャッチである。

62㎝ 「ニゴイ」 キャーッチ!!

 満面の笑顔の中にちょっととまどいが・・・

 使用ルアーはマリアのフェイクベイツF70アユ/ホロ

 ニゴイとのファイトでポイントが荒れてしまったであろうが、対岸の護岸ブロックの終わりまでやってと思い続行するが、先週ロスしたアスリート7Sゴーストアユの調達をお願いし、鵜殿さんに地元のタックルベリーを何店も廻って何とか見つけてきてもらったゴーストアユに極めて近いカラーのアスリートを対岸の芦にミスキャストで引っかけてしまった時点でこのポイントを終了。
 川から上がりながら「強い流れが程良く緩むあの辺りが良い感じだと思っていたよ。」「魚が違ったけど。」「俺だってその辺は考えながらやってるよ。」「魚は違ったけどね。」てな感じの会話です。鵜殿さんも魚の色を見るまでは「これはやっちゃったかな。」「もしかして俺って凄い。」と考えながらファイトしていたとの事でした。鵜殿さんには少し待っていてもらって左岸のブロックを歩きアスリート7Sゴーストオリーブバックを救出してから移動。

 午後から支流を予定していたので、最後の本流ポイントに選んだのは私が一番好きで実績がある大仁橋から修善寺橋の間である。右岸にMyキャラバンを駐め、私は目の前の前回大物のチェイスがあった所に真っ先に入ると「いきなり核心からかい(笑)」と私に声を掛けて、鵜殿さんは少し上流の護床ブロックの所に入った。
 核心に何度もコースを変えてアスリートを通すが反応無し。ふと鵜殿さんの方を見るとまたもやロッドを満月に曲げている。しかし、今度は笑っているではないですか、サポートに近寄って激流の中から姿を見せた魚を見ると銀色ではなく金色で鵜殿さんも魚が何かが解っているので半ば強引に寄せてキャッチ。これも60を余裕に超える「ニゴイ」でした。
 その後は川を見ながら要所要所をチェックしながら釣り下り、狩野川本流初釣行の時にテンガロンハットを被ったルアーマンに失礼な事をされた大仁橋の所の消波ブロックを少しやってなんの追いも当りも無く本流釣行を終了。午後からは何処かの支流をやる予定でいたが、鵜殿さんの「何か俺もういいや。」の一言で、ウエーダーを脱ぎ片付けをして狩野川本流を終了としました。

 私には何も魚信はありませんでしたが、本流らしい本流の釣り方を味わい十分に楽しんだ釣行でした。鵜殿さんは「やっぱ3Lbであの流れの中であのサイズとのやり取りはきついわ。」と言っていたが随分疲れた様です。後から聞いて驚いたのですが、60オーバーの2匹共に太い流れの中でマリアのフェイクベイツF70アユ/ホロで掛けてヤマトヨテグスのファメルトラウト3Lbでのやり取りで見事にキャッチ、このラインの事を知り尽くしたエキスパートならではの妙技をつぶさに見せて頂きました。一つ残念なのは魚の色が違った事です。

 家に帰ると雄登が「ありがとうございます。」、私「・・・?」で、すっかり忘れてました。部活で使う注文しておいたツナギを大仁のワークマンから取ってくるのを頼まれていたのです。昼食を摂ってから大仁に戻りツナギを受け取り、今一度神島橋に行くと誰も入っていませんが、陽が高いのと昨晩からの疲れもありで夕間詰めのワンチャンスに賭けて最後の悪あがきをしようと決めて昼寝。
 1700から狩野川本流今シーズン最後の最後の釣行、場所は神島橋下流、夕間詰め狙いの最後の悪あがき。ウエーダーは履かずに左岸の護岸ブロックから流れとブロック際を狙うが、ドラマのかけらもなく何事も起こらずに終了。

 これにて2008狩野川本流が終わりました。今年からやっとルアーマンに開かれた狩野川本流、色々と思う事があるがまた時間がある時に書く事にして、何はともかくこれからという時期にやれないのは悔しいがこれも仕方がない事で2008狩野川本流釣行記を終わりにします。

狩野川釣行(2008.05.11)

2008-05-12 | 狩野川水系
 狩野川本流からルアーマン、フライマンが閉め出される日が迫って来た。サンデイアングラーとしては今日と来週の日曜だけである。「何が何でも本流」と言いながらも雨に負けて早起きが出来なかった。と言うか日曜なのに雄登は部活が有るとの事なので学校まで送って行き、部活が終わるまでを午前の部として修善寺橋からダウンで釣り下る事にしたのだ。
 冷川峠を越えて冷川から大見川を見ながら修善寺まで行くのだが共に濁りが入っている。雄登を学校に降ろしてから修善寺橋を渡る時に狩野川を覗くとやはり結構な濁り具合である。狩野川大橋から修善寺橋の間をやろうと決めていたいたがちょっと心が揺らぎ、上流の様子を見に走った。田植え時の田んぼは濁りを出す。大見川水系に比べて本流の方が田んぼが少ないので幾分濁りが少ない。本流を見ながら上り、猫越川、持越川まで見に行ったが上に行くほど透明度が増す。大見川出合より上は薄濁り、猫越川は笹濁り、持越川は河川内の浚渫工事現場より上流ではクリアーてな感じである。やはり川をいじっている所はたとえ工事をしていなくても濁りがでてしまうのです。引き返す途中、色々考えたが何処もピント来なくて結局生コン工場の前まで戻って来てしまった。
 結局最初の予定通り修善寺橋から下に入ることに決めて、公園の駐車場にMyキャラバンを停めて対岸を見ると土手の上に車が停まっているのが見えた。右カーブのこのエリアは右岸側から攻めるのが良い。この水量では川に入るのはもともと無理なので当然右岸に移動である。雄登を学校に降ろしてから既に1時間以上費やしてしまっていたその上ピックアップは1200なのでもう時間が少ししか無くなってしまったのだ。
 午前の部の釣り開始である。右カーブの流れ、川に入れる訳でもないのでウエーダーは履かずにソールがフェルトスパイクのニーブーツで護岸際からのアプローチでポイントを探りながらダウンで下っていく。先ずはMyキャラバンを停めた所からほんの少し上流の護床ブロックが顔を出している上に乗り流れの変化やブロック際を丁寧に攻める。濁りが入っている上に、急に気温が下がり水温の急変で魚の活性が落ちているのは目に見えているので、一つのらしきポイントを少しずつアスリートの通すコースを変えて探っていく。今日チョイスしたアスリートは7S(7㎝シンキング)ゴーストアユである。このエリアは何人もの釣り人が入っているとみえて芦が踏み倒されて道が出来ている。護床ブロックの所から少しずつ釣り下り、増水時の水勢を押さえる為のふとん籠の山2つ目辺り、濁りでアスリートの姿は見えないがラインの方向でアスリートの在りかを知るのだが、ラインの先でギラリと大きな魚が翻ったのだ。思わず「でかい!」と言葉がでてしまうほどの大物、ゆうに尺を越えている魚体のチェイスであった。その後コースを変えて細かく探るもその後は姿を見せてはくれなかった。
 その後、ふとん籠を幾つか越える所まで下った処で雄登から「部活終わった。」と電話が入ったが、どうしても先ほどのチェイスが気に成ったので、Myキャラバンの所まで歩いて来るように言って、今一度上流へ戻ったが反応は無し。雄登にはちゃんと説明したのになんと対岸から電話を掛けてきたのだ、こちら側に歩いて来させるのも酷なのでこれにて午前の部終了。

 途中、雄登の買い物など済まして一端自宅に戻り、昼食を摂り、再び自宅を出たのが1430。午後の部へスタートである。午前の部でチェイスが有った所を今一度チェックしてからやり残した下流をやろうと考えていたので、亀石峠越えで狩野川へ向かう事にする。亀石峠を越えて下っている途中に修善寺へ下りる道の事を思い出し、脇道へ。そこでまたもやふと手前の脇道が確か修善寺への道に通じているだろうと思い、手前の脇道へ入る。これが間違いでした。道を間違えて林道に迷い込んでしまったのです。車高をローダウンしたMyキャラバンにはちょと酷かもと思いながらも川沿いを下る林道なので確実に大見川に出られるだろうと思い、厳しい様なら何処かUターン出来る所をで引き返せばなんて軽い気持ちで進むと、砂防堰堤の看板でこの川が年川であることが判明。地形図を見ると川沿いに林道が走り大見川沿いの県道に出られる事が解ったので、そのまま下る事に決めたのが間違いでした。途中林道が荒れている所が何ヶ所も在り、地形図で川を横断している所が在るがそれは橋では無く川通しだったりで林道アドベンチャーに成ってしまった。年川の上流部は良い感じの流れで魚が居そうだ。この近くに住んでいる釣友に聞いて見ることにしようと思うが、あまりMyキャラバンでは来たく無い感じだ。ローダウンには辛い轍が何ヶ所も在り、その中の一つで轍でオイルパンを傷めないように路肩ギリギリに寄せての走行で右前輪付近にショックを感じたが、タイヤが石を乗り越えたのだろうとその時は気にしなかったが、後でMyキャラバンを見てがっかり、バンパーが曲がってました(泣)

 若干の被害は有ったものの何とか林道を下りきり、年川が大見川に合流する辺りで県道に出る事が出来たが、年川が代掻きの影響でどぶ濁りだったので急遽本流の上流へ行くことにしたのです。
 紆余曲折を経て午後の部のポイントは宮田橋である。林道アドベンチャーで思いの外時間を費やしてしまい、今更ウエーダーを履くのも面倒なのでニーブーツで攻める事が出来るポイントと言う事での選定である。河原に下りてMyキャラバンを駐車。以前、雄登との釣行で気になった橋上の水深の有る流れをチェクして下って最後に橋下の渕をじっくりとと思い、先ずは橋上をチェクするもノーチェイス。ダウンで下りながら橋が見える所まで来て橋下を見ると、なんと一番美味しそうな所に一人のルアーマンがキャストしているではありませんか。そのルアーマン私の姿を見たからか、端から下るつもりだったのか少しずつ下って行くので、私も一応美味しそうな所へアスリートを通したもののノーチェイス。これで宮田橋を諦めて移動です。

 もうあまり時間が無いので、あれこれ迷わず午前の部のエリア、そう大仁橋から修善寺橋の間です。ポイントに到着して他の駐車車両が無いのでしめしめと思いきや朝一入った護床ブロックの所にエサ釣り師が入っていて残念。
 下流へ歩き午前の続きをやることにして見え隠れする沈み石や、流れの変化にアスリートを通す様に探りながら下り、午後の部の終わりを大仁橋上のテトラで終了と決めて下って行く。途中で大石をなめる様にアスリート7Sゴーストアユを通すと手元にゴンと来た。すかさず合わせるが魚信が在りません。残念ながら根掛かりです。激流の中の石、石に付いているゴミか何かに掛かった様であれこれやれど外れずで、仕方なくラインを引っぱってブチ。残念ながら戦死です。
 濁り、夕間詰めを考えもう少しアピールする様にアスリート7旧SPホログラムアユを結んで再スタート。で、ふとテトラを見るとルアーマンが入って行くのが見えたので、今シーズンの初釣行の時に27.5を獲ったポイントを最後にと決めて更に下りながら探っていく。
 さて、この日最後と決めたポイントが近く成って来た。前のヒットポイントの直ぐ上流側もなかなか良い感じなのでじっくりと丁寧に攻めるが、ここまでノーチェイスである。最後のポイントへアスリートを通しての2投目、ダウンクロスでキャストし、ダートして護岸際の石の前をアスリートが通過したところでコツッと当たりである。すかさず巻き合わせをくれてロッドを立てると確かに魚である。ローリングで抵抗するのでアマゴなのは間違いない。足場が良くなく動きが取れないのでロッドを立ててゴリ巻きで水面を滑らす様に自分より上流まで持て行き、ネットインでキャッチ。SSS-72Si、4Lbラインで余裕なサイズの25㎝でしたが、体高バリバリで本流らしいアマゴで嬉しい。最後の最後に獲れて満足して川を上がることにしました。
 魚が着く所は魚が好む何かしらが在るので、付いていた魚を釣り上げてもまた別の魚が入ると思っていたが、こう上手く行くとはビックリです。獲れた魚は次の画像ですがカメラの角度で銀毛に見えますが、パーマークが綺麗なアマゴでした。足場の悪い所で写真を撮ったので、暴れ回って鱗が剥げてしまった。元気良く川に戻って行ったが、病気に成らない事を祈りたい。

 最後にドラマをもたらしてくれた25㎝アマゴ
 

吉奈川釣行(2008.05.06)

2008-05-07 | 狩野川水系
 黄金週間最終日、伊豆に滞在中のOpen6Eさんを案内して狩野川水系の吉奈川に釣行を予定していた。しかし、3日の河津川釣行の時に転倒して痛めた腰が急な悪化で同行出来なく成ってしまった。Open6Eさんには申し訳無いがkidと2人で行ってきました。

 前の週に鵜殿さんとkidが出合から入り良い思いをしたので魚が居る事は判っている。前回2人が退渓した辺りの少し下から入り、車で通った時にkidが気に成ると言っていた東府屋旅館の裏手の渕などをやりつつ、一つ目の砂防堰堤位までをやってみようという事で、国道から東府屋旅館の中間辺りに駐車スペースを見つけて駐車。入渓出来そうな所を探しながら歩くがなかなか入りれる場所が見つからずに結局国道の橋まで行き、そこから入渓。前回はこの橋を境に魚が多く成ったとの事なので期待するが、kidの感覚からすると追い方が渋いとの事。確かに魚は多い感じだが、ゆっくり付いてきて見切って戻ってしまう。そんな感じでkidも私もなかなか獲れない。そんなのがしばらく続きやっとkidが獲ったが稚魚サイズの極小アマゴです。彼はリアルミノーサイズと言っていたが確かにそんな感じのサイズでした。
 私のファーストフィッシュは落差工上の溜まり。落差工から頭を出さない様にブラインド状態で掛けたので詳しい様子は解らないが、サイズは少し育ちの良い稚魚サイズ。ブログネタに写真を撮ろう、どうせならみずみずしい画像をなんて欲をかいて水ひたひたで撮影しようとした瞬間に逃げられました。
 なかなか獲れずで遡行を続けて行き、前回2人が退渓した地点までにkidは数キャッチ、数バラシで私は1キャッチ、1バラシてな感じ。

 そこを過ぎて少し上った辺りで、kidとは普段遡行スピードが全く合わずで彼のポイントの攻め方をあまり見た事は無かったが、丁度見る機会に恵まれたので観察。そこはさほど水深が無く、石により流れが変化して石の後ろに砂の帯が出来いる様なシチュエーションで彼はサイドクロスにキャストで流れを横切る様にリトリーブ、上から順に3コース位を通した最後のキャストでルアーが砂の帯に差し掛かろうかという処で下流の石の陰からアマゴが飛び出して来てバイト。ここの魚がこの様な感じで出てくる事が判っていての攻め方なのか、これが彼の特徴なのかは解らないが、先行する彼を見ていると結構サイドクロスへのキャストをしているのを見た様な気がします。
 私の目の前でヒットのシーンを見たので、彼が魚の写真を撮っている間に今度は私が直ぐ上の同じ様な感じの所でアップクロスにキャストで流芯を少し向こう側に外れる辺りをリトリーブで下流側の石の少し上流、丁度砂の帯が切れる位の所でU字ターンで砂の帯に差し掛かろうかという処、正しくkidが獲ったのと同じ感じで下流側の石の陰から飛び出して来て、私のトラウトチューン黒金にバイト。稚魚サイズでは無い少しはまともな魚です。ローリングで抵抗しながら石の向こうに流れていくのをかわそうと変なロッドワークで対処しようとした処でパッチーンの音と共にラインブレイクです。自分でも良く解らないのですが石をかわすのにロッドを立てずに寝かせてしまいその時に私の前に在った石の角にラインが触れてのブレイク。何故にあんなロッドワークをしたのか自分でも良く解らずなままトラウトチューンを持ち去られしまいました。おそらく後ろで見ていたであろうkidにその時は聞かなかったが、今度じっくり聞いてみようと思います。しかし、トラウト釣行で初めてのラインブレイクです。3Lbラインでもゴリ巻きで十分寄せる事が出来るサイズなのにショックです。
 この2匹のエリアは別の魚かの様な好反応でここからかと思えば、すぐに沈黙でした。それでもkidにはリアルミノーサイズのチェイスが幾つも見える様ですが、私にはわずかにしか見えないが魚の数は随分居るようです。秋が楽しみです。

 さて、kidが気にしていた旅館街のゆるーく流れる渕だが、残念ながらノーバイトでしたが、そこのすぐ上流の護岸下がえぐれている渕でkidがナイスサイズをバラシとの事、私もライズを見つけて少し上流側にキャストでスローなアクションでリトリーブしてくるとトラウトチューンの後を付いてきて何回もチェイスするが食いそこねばかりでなかなか掛からない。ほんのちょっとストップでやっとバイトしたもののローリング数回ですぐにバレました。やはり食いが浅いとバレも早い。

 その後、堰堤までは人が多く入るエリアなのかまったりな感じでしたが、途中、旅館のプールを釣り堀にした様な感じの所で大きな虹鱒のひからびた死骸を見つけそのエリアでは釣り堀脇ではおきまりの逃げ虹をkidが粘って1キャッチ、サイズはさほどでは無いとの事でした。堰堤を高巻きして堰堤上で退渓予定ポイントまでに数チェイスを確認し、私もkidも1バラシな感じ。ここは元々入り易いエリアなのでこんな感じではと思い、私は素直に退渓でkidは退渓ポイントから見える渕をちょっとと言って入って行ったが、数チェイスを確認のみとの事。

 ここ吉奈川は確かに魚の数は多い感じだが、黄金週間中に攻め倒されているとみえてなかなか臆病な魚に成っている感じで、バイトもコースを少しでも外れると出てこない様なセレクティブな感じがする。鵜殿さんの様な魚のお気に召す所をあれこれ探してルアーを通すテクニシャンなエキスパートならばもっと数が伸びるのだが、私の様なごく普通のトラウトルアーマンは魚へのプレッシャが和らいだ頃合いを狙って休日アングラーが入るであろう土曜の一番に入れば良い思いが出来そうである。

 最後にkidが良いと言っていた旅館街の緩い流れ、帰りに橋の上から見るとナイスサイズが悠然と泳いでいまして、橋からルアーを投げ込むとゆっくり反応してきました。その魚の他にも姿を見たのでフライで見えトラウトを攻略するのも面白いかもです。