伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

吉奈川釣行(2008.05.06)

2008-05-07 | 狩野川水系
 黄金週間最終日、伊豆に滞在中のOpen6Eさんを案内して狩野川水系の吉奈川に釣行を予定していた。しかし、3日の河津川釣行の時に転倒して痛めた腰が急な悪化で同行出来なく成ってしまった。Open6Eさんには申し訳無いがkidと2人で行ってきました。

 前の週に鵜殿さんとkidが出合から入り良い思いをしたので魚が居る事は判っている。前回2人が退渓した辺りの少し下から入り、車で通った時にkidが気に成ると言っていた東府屋旅館の裏手の渕などをやりつつ、一つ目の砂防堰堤位までをやってみようという事で、国道から東府屋旅館の中間辺りに駐車スペースを見つけて駐車。入渓出来そうな所を探しながら歩くがなかなか入りれる場所が見つからずに結局国道の橋まで行き、そこから入渓。前回はこの橋を境に魚が多く成ったとの事なので期待するが、kidの感覚からすると追い方が渋いとの事。確かに魚は多い感じだが、ゆっくり付いてきて見切って戻ってしまう。そんな感じでkidも私もなかなか獲れない。そんなのがしばらく続きやっとkidが獲ったが稚魚サイズの極小アマゴです。彼はリアルミノーサイズと言っていたが確かにそんな感じのサイズでした。
 私のファーストフィッシュは落差工上の溜まり。落差工から頭を出さない様にブラインド状態で掛けたので詳しい様子は解らないが、サイズは少し育ちの良い稚魚サイズ。ブログネタに写真を撮ろう、どうせならみずみずしい画像をなんて欲をかいて水ひたひたで撮影しようとした瞬間に逃げられました。
 なかなか獲れずで遡行を続けて行き、前回2人が退渓した地点までにkidは数キャッチ、数バラシで私は1キャッチ、1バラシてな感じ。

 そこを過ぎて少し上った辺りで、kidとは普段遡行スピードが全く合わずで彼のポイントの攻め方をあまり見た事は無かったが、丁度見る機会に恵まれたので観察。そこはさほど水深が無く、石により流れが変化して石の後ろに砂の帯が出来いる様なシチュエーションで彼はサイドクロスにキャストで流れを横切る様にリトリーブ、上から順に3コース位を通した最後のキャストでルアーが砂の帯に差し掛かろうかという処で下流の石の陰からアマゴが飛び出して来てバイト。ここの魚がこの様な感じで出てくる事が判っていての攻め方なのか、これが彼の特徴なのかは解らないが、先行する彼を見ていると結構サイドクロスへのキャストをしているのを見た様な気がします。
 私の目の前でヒットのシーンを見たので、彼が魚の写真を撮っている間に今度は私が直ぐ上の同じ様な感じの所でアップクロスにキャストで流芯を少し向こう側に外れる辺りをリトリーブで下流側の石の少し上流、丁度砂の帯が切れる位の所でU字ターンで砂の帯に差し掛かろうかという処、正しくkidが獲ったのと同じ感じで下流側の石の陰から飛び出して来て、私のトラウトチューン黒金にバイト。稚魚サイズでは無い少しはまともな魚です。ローリングで抵抗しながら石の向こうに流れていくのをかわそうと変なロッドワークで対処しようとした処でパッチーンの音と共にラインブレイクです。自分でも良く解らないのですが石をかわすのにロッドを立てずに寝かせてしまいその時に私の前に在った石の角にラインが触れてのブレイク。何故にあんなロッドワークをしたのか自分でも良く解らずなままトラウトチューンを持ち去られしまいました。おそらく後ろで見ていたであろうkidにその時は聞かなかったが、今度じっくり聞いてみようと思います。しかし、トラウト釣行で初めてのラインブレイクです。3Lbラインでもゴリ巻きで十分寄せる事が出来るサイズなのにショックです。
 この2匹のエリアは別の魚かの様な好反応でここからかと思えば、すぐに沈黙でした。それでもkidにはリアルミノーサイズのチェイスが幾つも見える様ですが、私にはわずかにしか見えないが魚の数は随分居るようです。秋が楽しみです。

 さて、kidが気にしていた旅館街のゆるーく流れる渕だが、残念ながらノーバイトでしたが、そこのすぐ上流の護岸下がえぐれている渕でkidがナイスサイズをバラシとの事、私もライズを見つけて少し上流側にキャストでスローなアクションでリトリーブしてくるとトラウトチューンの後を付いてきて何回もチェイスするが食いそこねばかりでなかなか掛からない。ほんのちょっとストップでやっとバイトしたもののローリング数回ですぐにバレました。やはり食いが浅いとバレも早い。

 その後、堰堤までは人が多く入るエリアなのかまったりな感じでしたが、途中、旅館のプールを釣り堀にした様な感じの所で大きな虹鱒のひからびた死骸を見つけそのエリアでは釣り堀脇ではおきまりの逃げ虹をkidが粘って1キャッチ、サイズはさほどでは無いとの事でした。堰堤を高巻きして堰堤上で退渓予定ポイントまでに数チェイスを確認し、私もkidも1バラシな感じ。ここは元々入り易いエリアなのでこんな感じではと思い、私は素直に退渓でkidは退渓ポイントから見える渕をちょっとと言って入って行ったが、数チェイスを確認のみとの事。

 ここ吉奈川は確かに魚の数は多い感じだが、黄金週間中に攻め倒されているとみえてなかなか臆病な魚に成っている感じで、バイトもコースを少しでも外れると出てこない様なセレクティブな感じがする。鵜殿さんの様な魚のお気に召す所をあれこれ探してルアーを通すテクニシャンなエキスパートならばもっと数が伸びるのだが、私の様なごく普通のトラウトルアーマンは魚へのプレッシャが和らいだ頃合いを狙って休日アングラーが入るであろう土曜の一番に入れば良い思いが出来そうである。

 最後にkidが良いと言っていた旅館街の緩い流れ、帰りに橋の上から見るとナイスサイズが悠然と泳いでいまして、橋からルアーを投げ込むとゆっくり反応してきました。その魚の他にも姿を見たのでフライで見えトラウトを攻略するのも面白いかもです。


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4 コメント

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Unknown (裏川探検隊)
2008-05-07 20:14:02
狩野川には様々な支流があり、何本かは攻めたことがあるのですが、まだまだ未探索域が多いです。
本流の期間が終わったら、すこし離れることと思いますが、秋の豊穣の季節になったらまた通いたいと思いますので、部隊長さんやお仲間の方の釣行を参考にしたいので、これからもよろしくお願いします。
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狩野川支流群 (部隊長)
2008-05-07 20:57:16
裏川探検隊さん

昨年の8月から禁漁までに支流の彼方此方へ通い倒したのですが、難しいのは難しいですが、魚が沢山居る支流も数多く在りますからやり甲斐が有りますよ。
特に鮎が解禁するとアマゴを狙うエサ釣り師が激減するので少しは入り易く成る様な気がします。
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本流クローズのあとで… (tetsu)
2008-05-08 22:36:38
こんばんは(^^)

吉奈川は、解禁当初から釣れているみたいですね。

支流は、本流がクローズしたらのんびり行こうと思っていたのですが、
最初のうち、本流で全然釣れなくて、我慢できずに入ってしまいました(^^;
(1バラシのみ)

スプーン、スピナーが面白そうな感じでしたね。
ミノーも50mm以下がメインになりそうなので
本流とはまた違った楽しみがありそうです。
(テレストリアル系も“あり”そう!)
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なかなかの大物も居ますよ (部隊長)
2008-05-09 03:04:34
tetsuさん

どうもです。
昨年、単独で今回のエリアより上流に入りましたが、魚の数も多く、残念ながらバラシでしたが、尺に近い様なナイスサイズも現れて結構楽しい川です。
規模が小さいのでプレッシャーが掛かると途端に渋く成るので当たり外れが有りますが、面白い川ですよ。
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