実は何か期待していた

今年も特に何もしなかった昨日のバレンタインデー。
でも一応はね、事前に話し合いはしたのよ。

「何かする？」

「それって何曜日？」

「月曜だしいつも通りでいいんじゃない？」

「そうだね」

っていう感じの10秒でお釣りが来る話し合いを。


通常通りに夕食を済ませて後片付けをしていたら、いつも「ご馳走さま」したら直ぐにコタツでまったりテレビを観るダニーがあたしの周りでウロチョロしてるの。

仕舞いには、洗ったお皿を拭いて片付けだしたりして、ようやく改めて思い出したのよ。

あー、そうか。今日はバレンタインデーだから手伝ってくれてるのか・・・って。


何もしないって決めたけど、何かしてあげようっていうダニーの優しさが嬉しくて、素直に感謝の言葉を述べたあたし。

だけど感謝するだけに留まらず、悪いことも思いついちゃったのよね。





それで、

花束とカードはどこに隠してあるの？

もう出してきてもいいよ、うふっ

って、可愛らしく聞いてみたの。


鳩が豆鉄砲食らったような顔って多分、ああいう時の顔のことを言うんだと思うわ。


ダニーったら「あ・あ・ああ・あのー、たた・た・確か何もしないっていう話じゃ・・・」って、どもっちゃってたし（笑）。

「あの時、もし貰うならバラよりチューリップの方がいいなーって言っておいたよね？　どこー、どこにあるのー？」と、隠し場所としては打ってつけのガレージのドアまで開けてキョロキョロしてみせた鬼嫁。

そしたらダニーったら「実は職場に忘れてた」だなんて、嘘をつき始めたの。
それも嘘だって丸出しの、薄ら笑い浮かべながら

さすがに、可愛そうになって「冗談だよ」って言ったけど、本当はサプライズを期待してなかったわけでもないのよね。


今日のダニー弁と夕飯


・アボ照りチキロール
・茄子のお焼き
・もやしと大根のナンプラースープ


＜おまけ＞
日曜にドライブして見つけた可愛らしい田舎道と桜並木（？）




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