亭主にリンダ降臨

ここから遠いところにある軍の病院。
そこでもダニーはリハビリをしているのよね。

その病院から日系のスーパーまでは15分ほどの距離なので、あたしは待ち時間に日本食の仕入れをするのが常なわけ。

ついでにラーメンを食べてきたり♪
ダイソーでおせんべい買ってみたり♪
車の中でキャラメルコーンを頬張ってうっとりしたり♪

しかし、出発１時間前に「ごめんごめん、君の予約時間に会議が入ってたの忘れてた」と先方からキャンセルの電話が。



ありえないんですけどー。



ダニーの予約がキャンセルされたところで、あたしの胃袋は収まりがつくはずないじゃない？
ちゃんとこの日を逆算して納豆だっておせんべいだって消費してるんだから。

そんなわけで、一人で行ってきました。

去年の今頃は運転が怖くて絶対に一人でそんな遠くまで行かなかったのに。

今では、むしろ楽しいかも？
相変わらず縦列駐車は出来ないけどね。

てへっ。


帰宅するとダニーが大変なことになってました。

「お腹の調子がおかしい気がする。予定がキャンセルになって良かった」とは出掛ける間際に聞いてたんだけどー。

ほら、感覚も無いし本人の意思とは関係ナシに事が起こるじゃない？

もうまさに山本リンダ状態。

も・お・ど・お・に・も・と・ま・ら・な・い～


片付けてシャワーして着替えて、また片付けてシャワーして着替えて。

これを何度やったかしら。
洗濯機も夜中までフル稼働よ。

ダニーも相当これには参ったみたい。

一緒にうぅーラッラーって歌いながら片付けられれば少しは笑えたのにね。

次回に備えて教えておくか。

演じれぬ女

ほんの数日前のことなのに。

こんなことして笑い転げてたのが遠い昔の日のようだわ。




「女は女優、演じてなんぼ」って彼女は言ってたけどさ。
女優が大成するか否かは共演者にも大きく左右されると思わない？


あー、亭主が煩わしい！

大体、そんな体になったのあたしのせいじゃないし。
自分で落とし前付けてよっちゅーの。

ばか真っ盛り

↑15年間、進歩のない二人。

楽しかった２日間。
初日にハシャギ過ぎたダニーはこの日ダウン。

痛みでお手洗いに起き上がるのが精一杯で、ベッドから車椅子に移動する過程で眠りに落ちてしまうこと度々。

こうなることは想定内だった嫁は前日、友達夫婦に「ダニーは明日来ないよ」って言ってあったし☆

予定通り一人身軽に身支度を済ませ、また目一杯遊んできました。


でもダニーの為、１日の最後にうちに寄ってくれた彼ら。

またそこでも次から次へと昔あたしがやらかした数々の失敗と馬鹿話を暴露する夫婦にダニー大喜び。


久々にたくさん笑い転げた２日間でした。

そのポーズに意味は無し

妙齢の女２人が久々の再会に興奮して壊れたの図



長い方が私ね。

懐かしい人

高校を卒業してすぐに行ったオーストラリア。
そこで自分よりずっと年上の日本人女性と知り合ったの。

それまでは運動部所属で寮生活。

上下関係に揉まれまくった生活から抜け出したばかりの自分には、目上の人が対等に接してくれるのが新鮮で嬉しかったわ。

彼女の魅力はそれだけじゃなくて、面倒見が良くて豪快で優しくて、そして口が悪くて。

あの人の周りには常に人がいて、当時住んでいた家の同居人たちも慕っていたっけ。

帰って来たら既に上がりこんでたーみたいな・・・。

お金が無かったあたしに何度となくご飯も食べさせてくれたわ。

そうそう。

「女は出産なんかしたら棺桶に片足を突っ込んだも同じ」

なんのことやら・・・と聞いていた彼女のセリフ。
だけどそれから5-6年の間に次々と３人の子を出産。


その挙句、


子はかすがい


と言ってのけて、２０代半ばだったあたしはお口あんぐりだったわ。
「大人って一体・・・・」と。



そんな調子のいい人が明日、会いに来てくれます。
ご主人との旅行ついでだけど。

実に５年振りの再会。
ワイナリー巡りの運転手でおもてなししてきます。

子供の直球がぶつかる

４歳になるお友達の娘があたしにずっと彼女のおうちに泊っていって欲しいっていうの。

もう帰っちゃダメって。

「せめて替えのパンツくらい買いに行かせてよ」というと、それもダメとのこと。

ダニーはどうすんのさ。

「あたしが帰らなかったら心配して警察に連絡しちゃうよ」と言うと、ちゃんと彼女からダニーに電話をして話を付けてくれるって言うじゃない。

かわいいでしょ？

しかし、その子の母親が「ちさとさんと一緒に寝るの？」と聞くと、「ううん。ママと一緒がいい」とのこと。





なぜなら






「ママのがおっぱいあるから」








　　　　

健全な焼肉

亭主には残り物を食べさせ、自分は近所の奥さんたちと焼肉ディナーへ行ってきました。

これがアメリカで初焼肉だったあたし。
馴染みのあるものと多少スタイルが違ったけど、美味しかった☆

結婚前はよく女だけで行ったわよね。

アラサー/アラフォー独身女が集って焼肉なんていったら肉を喰らいながら大ジョッキ片手に男とお金と職場の文句が３大テーマだったけどさ。

しかもウエイターに余計なちょっかいを出して楽しむという底辺っぷり。

今じゃ話題は夫やら母乳やら。
下世話な下ネタは一切なくとも楽しい会だったわ。

そして、みんな家で待っている人がいるから集合も早けりゃ解散も早い！

こういうのも嫌いじゃないかも。



＜おまけ＞

家で１人残り物を食べさせられたダニー

お母さんはいつも疲れていた

今日は遠く離れた軍人の病院に行ったら帰りに渋滞に巻き込まれ運転手ちーちゃんグッタリ。

帰宅後、ソファーで寛ぐなりそのまま寝てしまったほど。

そんな日は夕飯を作る気も無く、しかし作らないわけにもいかず簡単なところでパスタに決定。

昨年、日本から持ち込んだ丸美屋のマーボー春雨は底を尽いたし、渋々トマトや玉ねぎを刻んだりしてソースを作っていたら思い出したの。

こんなときの為にパスタソースを買い置きしていたことを。
しかし、時既に遅し。

思わず、くそっ（Crap)と口を突いて出た嫁にダニーが反応。


そして


僕は断然ちーちゃんの手作りパスタソースのが好きだな。
だから市販のヤツなんて忘れちゃってよ。

そんな亭主のコメントに、



あらそう、良かったわね。
作り方教えてあげるから今度から自分で作りなさい。

何百回と言われたセリフ。
自分で言いながら、懐かしく感じたもの。
言語は違えど、実家の母が乗り移ったのかと思ったわ。

当時は何でそんなつれない返事をされるのかと不思議だったけど、いまなら鮮明に分かるわ。

あぁ。
出されたものを単に美味しく頂いていた時代って幸せだったわね。

ダニー用の車を見に行く ～嫁の話を聞け

まだ早いんじゃない？という嫁の言葉を無視し、車を見に行くんだと聞かないダニー。

煩いので行ってきました。

車種は日産ピューブ（陰毛）・・・基、キューブと目星をハッキリ付けていたので、迷わず日産ディーラーへ。

担当してくれたのはメキシカンのちっちゃなおいちゃん、その名もフェルナンデズ。

残りの１台という新車のピューブを早速ダニーが試乗させてもらったんだけどー。

まずはスライディングボードと呼ばれる長い木の板の端を車椅子のダニーのお尻の下に設置し、その反対側を車の座席に掛け移動。

今乗っているSUV車は座席の位置が高い為に都度、あたしがダニーのベルト部分を掴んで体を持ち上げる手伝いをしているのだけど、これはダニー一人でクリア。

目論見通り。

次は乗っていた車椅子。

運転席に座った状態で外の車椅子のタイヤを一つづつ外して後部座席の足元へ。

次にクッションも外して後部座席へ。

そしてそして。
メインの一番重い本体。

まず持ち上がらない。

なんとか持ち上がったところで、車にぶつけてあたし大慌て。

幸いにも車体の下に当たったようでとりあえず傷らしいものは見当たらずセーフ。

この時点であたし言ったのよ。
「まだあなたにこういうことする能力は無いの、時期がまだ早いわ。傷つけて弁償を迫られる前に出直そう」って。

しかし、ちっちゃいおいちゃんフェルナンデズ。
「大丈夫ですよ。ちょっと練習が必要なだけですよね」なんて、甘い言葉を掛けたもんだからダニーも調子に乗るわけ。

あたしがぶつかりそうな角という角を手でカバーし尚且つ、いつダニーが力尽きて手を離してもいいように細心の注意を払って車内まで持って来た・・・・・と思ったところでガツンっ


あなたは大丈夫ですか？とダニーに声を掛けるフェルナンデズ氏。

と同時に、車は大丈夫なの？とダニーに声を掛ける嫁。

そりゃそうでしょ？


更に「車は大丈夫ですよ、気にしないで」と絶対に本心ではなかろうセリフを吐くフェルナンデズ氏に目をやると我々に背を向けているばかりか、下を向いちゃってるし。

可愛そうに。
きっと見るに耐えなかったんだわ。
体も小さいし、おどおどして気も小さそうだったもの。

あたし思ったの。
車椅子だからって手助けはしても同情から来る特別扱いはダメよね。
誤解を生むし、その人を駄目にするわ。

結局ダニー本人もようやく時期尚早という判断を下して撤収。

あたしが言わんとしていたことを理解してくれたから無駄足だったとは言わないけどさ。

事故で頭を打ってるからなー。


今日の夕飯
・焼き鮭の野菜のあんかけ
・ご飯
・味噌汁

また英語で赤っ恥

おーっ？　あの体で腕立て？？？




下半身をバランスボールが支えてました。



だーよーねー　



とある餃子の日。

作業担当のいつものマット君がなかなか来ない。
どうやら翌日提出の宿題が終わらないとのこと。

昔、このパターンで焼くだけの状態まであたしが終わらせたところ「包むところはやりたかったのに・・・」と非常に悔しがった事があったので、念のため携帯メールで意思確認。

あたしが全部やっちゃう？それとも包むところはとっておく？

そっちの都合のいいようにやっちゃって

じゃ、全部やらないで先にシャワーしてくるわ

オッケー


こんなやり取りがあったわけ。


それを食卓でマット君が
「ところでさ、自分がさっき何を僕にテキストしてきたか分かってる？」と薄ら笑いを浮かべて聞いてきたの。

ああ、包むところを取っておこうか、それとも全部やっちまうか？っていう話でしょ？何か問題でも？


問題大アリだったわ。



WRAPPING（包む作業）を



こともあろうか





RAPING（強姦）と打っていた自分・・・・





この一連のやり取りを読んだダニーが一言。




これは削除しておいたほうがいいんじゃない？




何らかの理由で携帯の履歴を調べられたら別の容疑を掛けられるぜ


あぁ確かにあの単語一つで内容が夕飯とは程遠いものになったわね。


っていうかさ、間違いに気づいたのならその場で訂正してよってマット君に言ったら

言いたいことは分かったし、面白かったから・・・・って、おいっ！


あたしの英語力がさっぱりアレなのは、絶対に自分だけの責任じゃないわよね。