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ダニー食堂

右往左往の日々。

本当に忍者かもしれない隣の忍者レイディー

2009-02-10 | 本日のおススメ
昨年この日記に1度だけ登場したお隣さんの話。
記憶に薄い方はまずこちらをどうぞ。

先週お隣のドアを激しくノックする朝があったの。
普通のノックじゃないのよ。

ガンガンガンンガンガン

「呼び鈴っていうのが付いてるのに感じの悪い来客ね、私までびっくりするじゃない」ってイラっとしてたんだけど、忍者レイディは本当に留守なのか居留守なのかそれには応じていない気配だったの。

いくら治安の良いエリアでも女性の一人暮らし、あんなに激しくドアをノックする相手の応対なんか怖いから普通は居留守を使うわよね。


そしてその翌朝

「ガンガンガンンガンガン おーい、誰かいませんかー」

またビックリさせられて「だから昨日からいねーよ帰れよ」って心の中で悪態付いた途端、今度はうちのドアが「ガンガンガンンガンガン

ヒェー

心の声が漏れてたか、いや日本語だから大丈夫ってか聞こえてるわけないし、しかしどうする自分って3秒くらい必死に考えた結果、やはり居留守

だって怖いじゃない。
それにあたしに来客予定はないし。

そんなことも忘れた日がすっかり高くなった頃、窓全開でお掃除してたらお巡りさんが来て「最近、隣の女性の姿を見かけてますか?」って訊ねられたの。

「いいえ見ていません」って答えたあたし。
「でもテレビを見ているであろう音は聞こえる日がありますよ」って教えてあげようとしたけど、お巡りさんの質問はあくまでも「見ましたか?」で「聞こえましたか?」ではないので黙ってたの。

そのことを帰宅したダニーに報告すると「多分ドアをノックしてたのも警察の人だよ。一人暮らしのお年寄りと連絡がとれなくなったっていう通報が入った可能性もあるだろうし。それに時々テレビの音が聞こえて来るんなら彼女は心配ないよ」と。

それもそうねって安心して、その後もお隣から微かながらもテレビの音なんかも聞こえて「おっ、生きてる生きてる」って陰ながら安否の確認をしてたわけ。


ところが


今日、お隣に片付け作業員が。
「なにごとですか?彼女どうしちゃったの?」と問うと「いなくなっちゃったらしんだ。ここで亡くなってたとかじゃなくて、しばらく帰って来てないらしんだよ」
とのこと。

「彼女の行方が分からず家賃も滞り、然るべき人が合鍵で中に入って彼女がしばらく帰宅した形跡がない」が故に今回の作業員導入に踏み切ったのだろうけど、ならば時々だけどお隣から聞こえていたテレビの音はどこから

何故かまたひょっこり帰って来る気がする。
なんせ彼女は忍者だから。


今晩はカレー