スタインベックの同名の小説の映画化です。
舞台は1930年代半ばのアメリカ中西部。
刑務所を仮釈放となったトム・ジョード(ヘンリー・フォンダ)が自身の家があるオクラホマの農場に帰ってきます。しかし、そこは空き家で、一家はジョン伯父の家へ移ったと知ります。ジョード家は先祖代々からこの土地に住んでいたのですがが、猛烈な砂嵐で畑の収穫があがらず、土地を土地会社に奪われたのでした。
ジョン伯父の家でトムは4年ぶりに母(ジェーン・ダーウェル)と会います。翌朝ジョード一家は中古トラックに家財道具を積んでカリフォルニアへ開拓地をもとめて出発しました。トラックは炎天下の国道を西へ、チェコタ、オクラホマシティ、ベタニーを過ぎていきます。過酷な旅の末、一行はようやくフーヴァヴィル移民キャンプに着きます。たどり着いたのも束の間、ここでも苛酷で無慈悲な生活が待っていました。
アメリカの小説は、かつていいものがたくさんありました。現代はどうなのでしょうか。わたしはまったく不案内ですが、掘り出し物はたくさんあるのでしょうね。