曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

やっとGオさんに面会

2013年12月06日 | 医療

オット父=Gオさんが、救急車で運ばれてからすでに4時間が過ぎ、様々な書類が書き終わったところで、やっと、Gオさんへの面会が許されました。

救急病棟のERに入るのには、一度、インターホーンで、誰に面会したいのか確認し許可された人だけ入れますと、説明を受けているところに私の携帯の目ざましが鳴りました。あわてて、携帯電話の電源を切りながら、もう6時になったのだと、気が付きました。1時半に救急車を呼んで以来、もう4時間半過ぎた事になります。

救急病棟には沢山の仕切られたベットが並び、その、一番奥にGオさんはいました。

酸素マスクをし、腕には点滴。もちろん、様々な線が付けられて、モニターに数字やら波などで心電図や脳波等も見えていて、その波長の動きは常に変動していました。

目をつむったまま、時々苦しがり、何度か吐き気を訴えます。そのうちに吐き気がひどくなり、医師が呼ばれ、吐き気止めを注射。

吐き気は治まっても、そのうちにぶるぶると大きく震え、そのたびに血圧が急上昇、脈拍が200とかあり得ない数字になります。

熱の出る前の悪寒だと言われましたが、ふるえと言うよりも、痙攣と思えるようなふるえ方で、装着してあるチューブを引きちぎりそうになるので、あわてて、落ち着かせようと夫と片方ずつ手を握ると、手が冷たくて、思わず、オットは「こんなに冷たくて大丈夫か?」と声をもらします。

私も、押さえるのと、温めようと、両手で左手を握りしめると、Gオさん、

「温かいなあ。温かいよ。」とはっきりした声でいい、手を握り返して来ました。

その後、少し落ち着いたので、オットは電話を掛けに部屋の外に出ました。

すると、突然、アラームがなり、黄色信号が付きました。

あわてて、看護師さんを呼ぶと、その時はGオさんは静かだったのですが、血圧が急上昇していました。

と、突然、Gオさんが苦しがり初め、アラームが今度は鳴り響き、赤ランプが点滅。

先生が呼ばれ、私は席をはずすように言われ、衝立がされました。

私は荷物を持って、病室の入口近くに待機しました。戻ってくるオットと、Gオさんの治療が見えるところにいたのですが、鳴りつつけるアラームと慌ただしい様子に、もしかしてもしかして?まさかまさかと、ただ、おろおろ、うろうろするばかり。

ほどなく、オットは戻ってきて(それまでの時間の長い事❣実際には5分ほどだったのですが…)今の状況を説明しているうちに、呼ばれました。

その時にはもう、Gオさんは静かになっていて、医師から

「残念ながら、大動脈が破裂してしまい、破裂すると、5分から10分で絶命してしまいます。お父様ももう、処置が出来ません。会わせたい方があれば、呼んで下さい。」と言われてしまいました。

せめてBこさんは呼ばなくては!

そこから、また、怒涛の時間が始まったのでありました。

続く~~。

 

ココログに久しぶりに6日のうちに

むし倶楽部の記事をアップしました。

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コメント
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