昨日は実家母Yこさんの誕生日。
毎年、県内をドライブに連れて行き、出来るだけご馳走をなんて思うんですけど、観光地で美味しいものってなかなか食べられないですね。
以前は「歩く」のが楽しみだったのでいろんなところを歩いたんですけど、今年はとても無理というか難しいと言うか「保護者」の実家弟がかなりの「過保護=過介護」状態なので、歩かせるのは、無理。
となると、最後は「食べ物」なんですが。ちょっと美味しいものをと思っても、あまり沢山は食べないので、バイキングなんかに連れて行ってもちょっともったいない感じ。無理やり食べろと言うのもねえ。
で!誕生日に。何を食べたいか聞いたら「釜めし」
ところが、あまり釜めし専門店ってないんですよねえ。
居酒屋さん系列になってしまったりで。
でも、今は食べ物しか楽しみはないので、実家母Yこさんの空き日(デイのない日)に合わせるとオット母Bこさんが、一人家に残されることになり、でもまあ、Yこさんの誕生日なんだから仕方ないかなと、一応、「お昼に出かけるけど一人で大丈夫?」と聞いたら、Bこさん、「いいよ」と言っていたんです。こっちも、半分以上、行く気はないだろうと、まさか、2人の楽しみに割ってはる事も、ないんじゃなかとの、期待も持って、
「もし、よかったら、一緒に行きますか?あまり、綺麗でもないし、もしかしたら、とっても期待はずれなお店かもしれないですけど、実家母もおしゃべりだから、うるさくてお邪魔かもしれないですけど、それでもよければ一緒に行きますか?」と、聞いてしまった→わ・た・し。
たぶん、感のいい方は、お分かりかと思いますが…。
先日ハイジ=Bこさんは、歩けたので、すっかり外出への自信と言うか、行きたい気持ちが高まったと言うか、
「連れて行ってもらえる?お邪魔で悪いけど、一緒に連れて行ってちょうだい。」
内心、ぐわ~~~ん、でしたが、だ~~って自分で誘ったんじゃんね。それでが~~んもないもんだけど、正直ぐわ~~ん。
でも、いっちまったもんはしょうがない。
Yこさんに電話して、「明日はBこさんつきですが、いい?せっかくだから、遠周りでドライブして行くけど、いい?」
わるいのお。Yこさんの誕生日なのに。だあけど、やっぱBこさん、置いて行けば、楽しめないしさ~~。
弟も、ええ~~。バアサン2人?大丈夫かあ?もうさあ、贅沢言わせず、SAのフードコートあたりで我慢させろや!と、いろいろ探してくれたが、やっぱり、Yこさんの「釜めし」希望優先で。
いやさ、この毎度、「釜めし」希望はなかなか困るのよねえ。バイキングなんかだったら、ある程度好きなものが好きなだけ食べられるからいいかなと思うと、案外高齢者のお口に合う物がなかったり、第1、足が思うようにならないと、しかも、Yこさん、右肩も腱が切れて手術の時に腕が上がらないように固定してあるから、お盆に載せて食べるものを運ぶなんて出来ないし。
しかも、椅子席がいい、ってなると、和食だと座敷しかなかったりして、入れるお店が限られちゃうんですよ。
トイレもねえ、様式で広いトイレでないとだし。
つうわけで、ドライブ自身ほとんどしたことのない、Bこさんの事を考え、更に2人の足の事を考え、近いのに、わざわざ高速に乗って遠回りして焼津まで行きました。
お店のトイレもどんなかわからないし、せっかく高速に乗ったので、SAで、お買いものだの、トイレなど、ゆっくりして(これは、特にBこさんが喜んだ。)
実家母Yこさんの方は、マシンガントーク炸裂で、Bこさん、喋る隙間ありやせん。
途中で、「○○よっていきますか?」なんて聞いた時には、
「あんた、どこへ連れて行ってくれるか知らないけど(知らないけどって、何度も説明しているでしょうが!)
おばあ二人、姥捨て山に行くんじゃないでしょうね。
丁度いいと思って、捨ててくるつもりでしょ!
ね!捨ててくるんでしょ。これ幸いって。
そう思っているんでしょ!」
なんぞ、しつこく、ほざいてくれました。
あのさあ!
本人はもちろん、冗談で聞いているんでしょうけど、ほんとに、気分悪く、思わず、黙りこくった私。
BこさんとYこさんは、後ろの座席だから、私の顔は見えないから、下手に答えると喧嘩になりそうなんで、(たぶんYこさんと二人きりなら、喧嘩になってるね)もう、それには答えずにいましたけど、冗談にも言って欲しくなかったですわ。
これ、ヨメだったら、ホントに捨てて来ようか?
あるいは、車、ぶつけたろうか!なんて、思わず殺気!じゃないでしょうか?
しかも、SAでは、要冷蔵のものを買おうとするので、
「帰りにまた、寄るから(他に連れて行けるところないし(;一_一))これは、後にしようか。保冷箱持ってきてないから、車の中に置いておけないしね。今の時期もし、保冷剤をくれても、車の中ならすぐ傷んじゃうからね。」
Yこさん、不服そうだけれど、なんとかなだめ、
「トイレに行って来ようか。すぐ、釜めしのお店に行けると思うけど、ぐるぐる探し回るかもしれないしね。いつ行けるかわからないから行って来よう」
Bこさんは、素直に行きましたが、Yこさん「私はいい!」と言い張り、(結果トラブルになるんですが)仕方なく、用を足さないまま、出発したのであります。
知らない土地でしたが、ナビのお陰で、無事到着。
念願の釜めし注文。
そして、Yこさん、トイレを借りるも、男女兼用の和式(一段上がってしゃがむやつ=男性はそのまま立って用をたす)の手すりもちろんなし。と言う事を、帰ってきてからご報告。
ううう~~。よく、一人で出来たなって思いますわ。もちろん、Bこさんにはとてもとても無理。こりは、帰り直に高速にのり、SAトイレに飛び込まなくては!
ところが、釜めしつうものわですね、注文してから焚くんですな。
そこも、Yこさんにも念を押して、「11時半に注文しないと、12時に間に合わないからね。時間がかかるよ。」と言ってあったんですが、そこらへんの理解はまるでなく、ぶちぶちぶちぶち言っておりました。
その方が五月蠅い…。
でもって、かっきり12時にやってまいりましたあ。
途中で写真を携帯電話で写したので、汚くてごめんなさい。
ランチメニュー1080円でございました。
お味ももちろんいいですし、料もたっぷりあって、これで、1080円はかなりお得ですよね。
が!がが!メニューにはランチメニューは書いてなかった!
でも、外には「ランチメニューあります」って書いてあったし、HPでもちゃんとランチメニュー書いてあったので、聞いたら、
「言ってくれれば、あります。」
と、訳の分からない言い方。
内容は?と聞くと、釜めしの何種類か(日によって違うのか?)をランチでって言ってくれれば。
だから、内容は?
しつこく聞いたら、「1品つきます。あと、うどん」
どうも、釜めし自身に味噌汁と、お漬物がついていて、いるのに、+1品+麺らしい。
釜めしは「ミニなります」
値段は最後まで不明でしたが、結果上記のとおり1080円だったので、良かったです。
あとは、愛想がないのと、トイレがね…。
帰りも約束通り高速に入って、とりあえずBこさんのトイレ。
当然、買い物も。
あっち行ったりこっち行ったり、よちよち、どたばた、よろよろ、あーだこーだ。
そのうち、お茶して行きたいとの事で、一応、コーヒーだの、アイスクリームだの、かき氷だの、各々頼んで、一休み。
はいじゃあ、もう一度トイレに行きましょうと誘うも、実家母Yこさん、行かないと。(本日2回目の拒否
かたやBこさんは大人しく、トイレで頑張ってきました。(はい、トイレに入るのも、頑張らないとなんです。)
実家母Yこさん、こういう時には行きたくなくても、行っておかないと、さっきみたいに、トイレがあっても用が足さないものだったり、トイレが無かったりするからっていうのが、なかなかわかりません。実家母Yこさんと出る時にはこれがホント困るんです。
話も人の事かまわず、大声で一方的にしゃべるし、Bこさんのもう何年も前に亡くなっている妹の事を忘れ(亡くなった妹の息子達が来てくれたと言う話をしているのに)
「で(息子さんたちの事はどうでもいいけど)、妹さんはお元気?(なぜ妹が来ないんだとの詰問なんですわ)」
まあ、他にも問題発言てんこ盛りでしてね、身体の衰えはBこさんの方が著しいのですが、実家母Yこさんのほうがかなり認知の方がね…。
同じデイに通う人の悪口を、というか、ののしるような言い方で、しゃべるので、あまり気分のいいものじゃありません。
本人自覚はないものの、デイでもかなりご迷惑をおかけしているんでは…。
まあ、そんなこんなではありましたが、2人連れての珍道中も、なんとか無事に帰ってきました。
それなりに、私も楽しかったし、充実感ではございましたが…。
と、その夜、我がオットとどは、
「じゃあ今度、東京の弟のうちに2人でBこさん連れて行こう!
な!行こう!」
能天気に、うれしそ~~に、にっこにこしてのたまうトドであります。
おい!あの、急な外階段、誰が上げるでえ。
曰く「弟と二人で担いで上げる」
って、人一人立つのがやっとの狭いそして、急な石段。
わたいだって、あれ登れるかどうか、そして、もっとは降りれるかどうか。
Bこさんじゃあ、帰りは救急隊に助けてもらわないと駄目じゃないかねえ
ま、いいや、実子が行くの言うんでえ、がんばってもらいやしょう。
」