要介護1を目指して(?)介護申請を再審査してもらったのに、要支援1から要支援2となっただけのBこさん。
なんでなんだあ?と不満を持ちつつ、一応、ケアマネさんと相談し、とりあえず、今の週1回月4回のデイの日を、週2日にして、本当は8回出来るところ、本人は月4回でいいと言うのを、なんとか、6回やりましょうとしたのですが。
ケアマネさんが帰った直後から、やはり週1回しか行かれないと言いだしたBこさん。
要介護だと、一回につきいくらとなり、行った回数だけの請求なんですけど、要支援1は週1回月4回まで3000円弱。要支援2は週2回月8回まで6000円弱で、一回でも限度の8回まで行っても同じ料金がとられてしまうんです。なので、要支援2となってしまったBこさんは、今のままだと、同じ回数デイに行って倍の料金が掛かってしまうので、もったいないですよと言う事なんです。
確かに今までも週1回で、ひいこひいこ言ってる姫なBこさんですから、いきなり週2回はきついだろうと思います。思いますが、申請し直した事が、逆に負担増になってしまうのですが、本人がそれでもいいというなら、まあそれこそ、お金の心配なんかしたことのないBこさんですから、その辺は鷹揚かと思っていましただ。
まあ、はっきり言って本人は家にいることに特別不満がある訳ではなく、言ってみれば、こっちが行ってほしいだけですからねえ。
で、目出度く「要支援2」となったBこさんの「担当者会議」なるものが、本日開催されました。
つい、2か月前にもやったんですけど、その時は地域包括センターのケアマネさんと、デイの責任者、それと、介護用品を借りているので、そこの会社の人と、本人と介護者であるわたくしの5人だったんです。
今回は、ケアマネさんは地域包括センターから、介護事業所所属のケアマネさんに変更になり(なかなか仕事も早く良いケアマネさんです)そのケアマネさんから、4月から民生委員の人も「担当者会議」に加わることになったんですが、どうしますか?と聞かれたので、自尊心の強いBこさんは民生委員の人に参加されるのは嫌だろうと、お断りしました。
と、ケアマネさん、わかりました。じゃあ地域包括の人に報告しておきます、と言っておりました。
今日は雨でして、午後の「担当者会議」に向けて、Bこさんは落ち着かず、いつにもまして、というか、最近穏やかだったBこさんにしては、ちょっとイライラしており、ちょっと嫌な予感。
デイの日を一日増やす件はずっと、断ってくれと言われてましたが、「料金の事もあるから、いいのよ、予定だけ入れてもらっておいて、行ける時だけ行けばね。ここでまた、週1回って言うと、また面倒な事になるから。今行っている水曜日だって、別に休んだっていいんだからね。週2日予約日があるからどっちか行こうかでもいいんじゃない?」なんぞ言って、事を納めようと思っていたんですが、そうも行かないかななんて覚悟もしながらおりました。
と、時間前にピンポンがなり、玄関に行くと、見たことのない人が、雨合羽の上下を挨拶そこそこに玄関に脱ぎ捨てようとしておりやす。
え?どなた?
デイの方?担当の方は今日は見えないんですか?
と訪ねても、「デイの人はまだですね?」とか言いながら、もう上がりかけ、手すりに手を掛けた手を私留めながらですね、再度「どちら様?」と訪ねておりましたら、介護用品の会社の人、続けてケアマネさんにデイの担当者と、一斉に見えまして、結局その人が誰かわからないまま、全員上がっていただくことに。
誰だ?
しかも、なんだかちと、ずうずうしいいんですわ。
ソファーの数が足りないので、Bこさんの横に体の大きな男性ケアマネさんが、
「すみませんね、Bこさん、横に座っていいですか?一緒に座りましょう。」
Bこさん、顔ひきつって、「よしこさん、椅子!椅子!」叫んでますけど、わたいは、フロアに座ればいいので、「大丈夫大丈夫、座れますよ。」と押し切り、Bこさんの顔がこわばっているのはわかっていたけれど、仕方ありません。
もちろん、皆その辺は感じ取っておりまして。
ケアマネさんが上手に明るく「自己紹介しましょうか?まず、Bこさん、よろしく~。」
いつになく、はっきり大きな声で自分の名前を言いました。
で、やっと、誰?の正体がわかりました。
地域包括センターのこの地区の担当者だそうです。
担当者会議自身は、前回と同じで、デイの日数が少し増えただけで、あとはほとんど変わりはなかったんですが、ちょいちょい、その、地域包括センターの人が、口をはさむんですな。
その、物言いがちょいっと、気に障るというか、なんというかなんです。はっきり言うと、Bこさんの嫌いなタイプな御方。
前回市役所に物申した時に、ケアマネさんを通して、情報開示をしてもらったらどうですか?と言われたのですが、ケアマネさんが言うのに、地域包括支援センターに情報が行っているので、それを見せてもらうようになると、聞いてはいたんですが、この人の手の中にありました\(◎o◎)/!
え?
地域包括センターには、こういう情報が行っているの??
見せてはもらえなかったんですが、どうも、それを見ながら、ごちゃごちゃ言っているんです。ちらちら、こちらには見えないようにしながら、ケアマネさんに見せて、「これはどうして?これってないよね。この判断はどこから出た?」とか、「1ヶ月に3回も転倒しているのにこれはおかしいよね。1だよ。1」とか…。
あ~~ん?
評価がおかしいって事?
しかも、持っているファイルを段々こちらに見えないように自分の顔にかぶせるようにして、何か言っているんですよ。こちらは、???ですけど???
と、ケアマネさん「Bこさんって、体重60kgもあります?」
はあ?
誰が?
60kg?
そんなわけないでしょ?
もしかしてそれ、Gオさんの資料じゃないですか?と聞いたら、地域包括の人は答えず、ケアマネさんが
「いえ、Bこさんのなんですよ。(新たに診断書を書いてくれた整形外科の)○○先生が60kgって書いているんですけど…。」
「……ありえないでしょ?まさか、誰かと間違って書いてません?(抗議だ!抗議!再審決定か!)」と血と気色ばんだら、地域包括のオバサマ。まだ、ろくにBこさん、喋ってないのに(名前を言っただけ)
「Bこさんは、頭がしっかりしてらっしゃるから、良い方に考えましょう。」だって!
いいのか?それでいいのか?どう考えてもおかしいだろ?他にもおかしいところがあったんだろ?
と、わたくし、抗議しようかと思った気配を感じたんだろうね、やたら、Bこさんをほめるんですわ。
「まあ、洋裁ってどんなことをやってらっしゃるんですかあ?そうですか、すごいですねえ。なかなか出来ないですよ。どれを作ったんですか?」と言ったら、デイの担当者が「今履いてらっしゃるおズボンもそうですよ。」と言ってくれたんですよ。そうしたら、体の大きなケアマネさん、飛び越えて、手を伸ばしてズボンを引っ張ったあ~~ん?
いや、別に触ったっていいですけど、やり方ってもんが。
ケアマネさん、若い男性ですからねえ、それこそ、ケアマネさんに抱きつくようにして手を伸ばしたんですよ。セクハラじゃ!そんなにして、ズボン、ひっぱらでもって感じで、ケアマネさんも思わずのけぞってましたわ
そうなると、Bこさんもめんどくさくなったんでしょうね、土曜日にもデイに行くっていくって話も、やけに強い言い方で、「行ける日ばっかりじゃないですけどね、いいですよ。土曜日も月に2回行くように予定して下さい。でも今月は用事があるので、5月から。」とそれこそ、「しっかり」した言い方で言いました。
デイの担当者も、「ここ、1ヶ月で随分しっかりなさいましたね。デイでも運動も参加されますし、しっかりいろいろやってらっしゃって、問題はありません。とても良いと思いますから、今の調子で体を動かしましょうね。」
契約も自分でサインして、捺印だけわたし。
何枚もありますね、とか言いながらも、日付もちゃんと間違えずにさっさとやってました。
おお!これは「自立じゃ!」
と、ここで、一旦会議は閉幕。ケアマネさんだけ残って、残務整理です。
ケアマネさんにM医院に掛かった事も報告し、ケアマネさん「良かったですね。これで、Bこさんが安心して暮らせますね。心配の種は無くなった方がいいですからね。そうですか、僕もそんな検査初めて聞きました。よかったですね。」
ここで、初めてBこさん、笑顔になっておりました。
まあまあ、懸案(デイには週1日しか行かないと言いだすのでは)は無くなったのですが、料金の説明(3月1日から要支援Ⅱになったので、3月分から3000円弱から6000円弱になってしまった)があり、その時はそのままやり過ごしたのですが、ケアマネさんが帰ってから、明細書を見ながら険しくなってしまいました。
確かに同じように通っていて要支援1から2になったら、倍になってしまったというのは納得いきませんよねえ。じゃあ、8回行けば良いじゃないかと言っても、そこに、8回分食事代実費が掛かるので、軽~~く1万円超えに、なってしまうんですよね。
だから、「デイにどうしても行かないといけないのか?」と言い出しまして。
「そうだよね。納得行かないよね。いくら1割負担と言っても、Bこさんは大丈夫だけど、年金が少ない人じゃあ大変だよね。だから介護を受けないって言う人もいるよ。」
「じゃあ、なんで介護保険の認定を受けたの?何の利益があるの?」
「介護用品が1割負担で借りれるよね。ウチだったら1万円掛かるところが1000円でしょ?それに、介護用品のお風呂の道具も5万円のところ、5000円で買えたし、手すりだって、Gオさんと合わせて、36万円帰ってきてるからね。ウチは随分助かったんじゃない?」
「そうかあ。でも…。」
「じゃあさ、デイをやめたら?デイをやめれば月1000円で済むよ。そのかわり、1日も行けないけどね。でも、別に困らないでしょ?やることが無いならだけど、いろいろやりたい事があるんだし。一応契約しちゃったから、5月だけ行って、後止めるか、1ヶ月まるまる休んじゃってどっちがいいか考えてもいいし。」
「止めてやっぱり行きたいって言ったら行かせてくれるかね?」
「定員が空いていれば大丈夫だと思うよ。休んでいる間に一杯になっちゃうと、今の曜日はいけないかもしれないけど、戻るのを駄目とは言わないよ。まあ、ひまわりさんにこだわる事もないから、別のところを探してもいいしね。」
介護保険のなんだか不思議な設定に、振り回されている、Bこさん、及び主たる介護者1でごぜいますだあ。
ちなみに、昨年のまだ、Gオさん、存命のおりにも、介護保険の不思議に???だった時の記事は
→こちら。