日曜日に「糸魚川市(旧青海町) 市振漁港」 に釣りに行ってきました。
直前まで、天候が心配され、行こうか行くまいかさんざん悩みましたが、行って、大正解でした。
出発午前3時、到着6時前。早速釣り始めてしばらくすると、漁船が漁から帰ってきました。長男が様子を見に行って、興奮して帰ってきます。「たくさん捕れているよ!」
慌てて次男も連れて見に行くと、網にはたくさんの「サケ」がかかっています。3人で「すごいね!」を連発して見ていると、おばさんが
「1匹持っていくかね?」と言うではありませんか。商売ものなのに悪いと思って遠慮していると、
「オスは値段が付かないほど安いから、遠慮しないで持っていってよ!」と言ってくれます。ここまで言われると、「ありがとうございます」としか言いようがありません。遠慮しないで1匹いただきましたが、クーラーボックスにやっと入るくらい大きな「サケ」でした。本当にありがとうございました。
港の中での釣に飽きたので、ちょっと場所を変えます。港の横の公園の脇に格好の釣り場があります。釣り始めてしばらくすると、隣にきたおじさんが、
「ぼく、竿は海のほうに向けて置いておかないと、踏まれても文句言えないよ」と注意してくれます。「折角来たんだから、釣りのマナーを教えてあげるよ」といろいろ教えてくれました。
それからは、私の田舎石川の事、信州の年取り魚ブリの事、釣り方、魚の料理の仕方、人との接し方まで、いろいろな事を教えてもらい、大感謝です。一時は、釣りも中断して話し込み、子供達はどんどん釣っているのに、お父さんは話に夢中。ゆったりとゆとりのある釣りです。
その方は、70歳で、定年後は毎日のように釣りに来ているそうです。それも、ただ釣りにきているのではなく、一緒になった人との会話を楽しみに来ているとか。信州の人にも親切にいろいろ釣情報などを教えてくれているようです。
今回の釣りでは、釣った魚よりももっと大きな収獲がありました。市振の人達の暖かさに触れ、人の優しさを感じられた事です。市振の皆さん、ありがとうございました。
サケと豆アジ
情景が目に浮かびます。
私達も糸魚川漁港で、その朝釣ったばかりのハマチの子を沢山もらい、その場でさばいて刺身にしたり、別のグループに焼き肉をご馳走になったりしたことがあります。
港のつりの楽しさはこう言う交流にあると思います。
Unknown (木偶)さん、
釣りってそんな人とのふれあいがいっぱいあるものなのですね。
ふ~ん、来年から休日何しようか迷っているのですが、参考にします。
魚、うまいものね、でも、そこで、チビリチビリとやりたくなるんだろうなぁ。
水橋港なら自転車ですぐだなぁ・・・。
ウニさんへ 釣りには二方向あります。どちらかと言うと少ない釣り場,少ない魚をめぐって結構醜いポイント争いがあって、自分の釣り場、自分のポイントを独占しようとする傾向が少なからずあります。。特に渓流釣りの場合は先行者があると後から行っても大体釣れないものと相場が決まっているので熾烈な先行争いがあります。元来,釣り人はせこいものなんです。
一方,防波堤や港では沢山の人が集まってひしめき合うことがあります。こう言う所ではみんなが仲良く釣った方がお互いの撒き餌で魚が集まるので結果的によく釣れます。お互いのバケツの中を覗いて何が釣れているか見せてもらい、釣果やポイント,仕掛け等の情報収集から釣りが始まるのです。特に地元の人の情報は貴重で、話し込めば知っている限りのことを教えてくれます。それが楽しいんです。
それにしてもitokuさん,すごい釣果でしたネ!
釣って、結構楽しいですよ。特に、糸魚川方面の方は、親切な人が多いような気がします。今年はいろいろあったので、余計に人の優しさがうれしく感じます。
確かに、みんなでまき餌して、魚を足止めにする方法は効果的でしょう。「カマス」を釣るときは、釣れ始めたらすぐに周りの人に声をかけて一緒に釣るようにするそうです。釣る人が少ないと、カマスが他に行ってしまうので、みんなで釣って足止めすると、結果的にみんなの釣果があがるとのこと。今の社会に大切な事です。