さて、レンタカーで野辺地に(というより肉のはまだ)向かっている我々。
沿岸沿いの道路は車も少なく、景色もきれいです。
車内に流れる曲は「レコード大賞受賞曲集」
「ど演歌ですなぁ」
「北の宿からだし」
「ここらへんまでは見てたんだよなぁ。レコ大」
「しかし・・・いい天気だよなぁ」
下風呂温泉あたりではかつての大間鉄道の跡があり
「あれ?ここらへんって鉄道通ってたっけか?」
「いや、あれは戦時中に作られたんだけど、途中で中止になった大間鉄道の夢の跡なんだよ」
「へぇ~」
「だから、あの陸橋も鉄道の奴っぽいでしょ?」
「ああ、そういえばそうだなぁ」
「実はこの大間鉄道が計画されたのは幕末であの土方歳三が五稜郭を作る為の秘密の通路として作られたといううわさもあるんだけど」
「ねぇよっ!」
「さらにはその後、戦時中の軍部が密かに東京→大間の弾丸列車を計画していて、その後ロシア侵攻を計画していて、その時速はなんと400キロという・・・」
「今のどの特急より速ぇじゃねえかっ」
「その夢の跡」
「途中からムチャクチャ言うな、お前は」
さて、国道が市内に入り、若干車が増えてきて・・・・
「あのトラック早いなぁ」
相方の指差す先には物凄いドライビングテクニックで機敏に車を抜きまくる冷凍トラックが・・・・
「冷凍車だねぇ、積荷はなんだろう」
「決まってるじゃん。霊場アイスだよ」
「じゃあ何ですか、先生。恐山の霊場アイスがバカ売れして、足りないから至急持って来いって事ですか」
「そう、運転手はぐっさんなんだよ」
「ねえよっ!」
国道のバイパスと本道の分岐で、そのトラックとはお別れ。ちなみに本道は恐山方面に行く可能性あり。
「ホラ見ろ、やっぱり霊場アイスが足りないんだよ」
おっさん、まだ引っ張るか!
ところが、合流地点を過ぎてそこにいたのは、またもや機敏に走る同じ形の車。
「うそっ!ありえないよ。バイパスのほうが短いし、絶対向こうスピード出せないし。」
「いや・・・あの車じゃないよ」
「何でだよ。あの機敏さは一緒だよ」
「車種が違うんだよ。あれは冷凍車じゃなくて冷蔵車だよ」
「じゃあ何?青森のトラックっていうのはみんなあんな感じかよ」
「そうなんだろうねぇ・・・」
「よし!」
気合を入れた相方。
そのトラックに合わせてスピードアップ
「何故スピードをあげる」
「いや、離されたくないだけ」
「何故対抗意識を燃やす」
「青森ごときにこの宮城が負ける訳にはいかないから」
ちなみにレンタカーは宮城ナンバー。
「宮城は東北一の大都市だよぉ。青森如きに負けたら宮城に顔向けできないから」
「お前、それは差別だろぉ」
ところがトラックにどんどん引き離されていく我々。
「どんなスピードなんだよ」
「俺、80キロ出してるぞ」
「警察屋さんがいたら、バッチリ免許取消のスピードだよなあ」
「ああ、これがリッターカーじゃなくて、2000だったら負けないのに」
「だから、対抗意識燃やすなって」
「負けたくないのに」
「やめとけって」
こうして相方はしばらくの間トラックに追いつけなかったことを悔やんでました。
そんなに悔やむことなのかは未だに疑問ではありますが(苦笑)
次回に続く・・・
沿岸沿いの道路は車も少なく、景色もきれいです。
車内に流れる曲は「レコード大賞受賞曲集」
「ど演歌ですなぁ」
「北の宿からだし」
「ここらへんまでは見てたんだよなぁ。レコ大」
「しかし・・・いい天気だよなぁ」
下風呂温泉あたりではかつての大間鉄道の跡があり
「あれ?ここらへんって鉄道通ってたっけか?」
「いや、あれは戦時中に作られたんだけど、途中で中止になった大間鉄道の夢の跡なんだよ」
「へぇ~」
「だから、あの陸橋も鉄道の奴っぽいでしょ?」
「ああ、そういえばそうだなぁ」
「実はこの大間鉄道が計画されたのは幕末であの土方歳三が五稜郭を作る為の秘密の通路として作られたといううわさもあるんだけど」
「ねぇよっ!」
「さらにはその後、戦時中の軍部が密かに東京→大間の弾丸列車を計画していて、その後ロシア侵攻を計画していて、その時速はなんと400キロという・・・」
「今のどの特急より速ぇじゃねえかっ」
「その夢の跡」
「途中からムチャクチャ言うな、お前は」
さて、国道が市内に入り、若干車が増えてきて・・・・
「あのトラック早いなぁ」
相方の指差す先には物凄いドライビングテクニックで機敏に車を抜きまくる冷凍トラックが・・・・
「冷凍車だねぇ、積荷はなんだろう」
「決まってるじゃん。霊場アイスだよ」
「じゃあ何ですか、先生。恐山の霊場アイスがバカ売れして、足りないから至急持って来いって事ですか」
「そう、運転手はぐっさんなんだよ」
「ねえよっ!」
国道のバイパスと本道の分岐で、そのトラックとはお別れ。ちなみに本道は恐山方面に行く可能性あり。
「ホラ見ろ、やっぱり霊場アイスが足りないんだよ」
おっさん、まだ引っ張るか!
ところが、合流地点を過ぎてそこにいたのは、またもや機敏に走る同じ形の車。
「うそっ!ありえないよ。バイパスのほうが短いし、絶対向こうスピード出せないし。」
「いや・・・あの車じゃないよ」
「何でだよ。あの機敏さは一緒だよ」
「車種が違うんだよ。あれは冷凍車じゃなくて冷蔵車だよ」
「じゃあ何?青森のトラックっていうのはみんなあんな感じかよ」
「そうなんだろうねぇ・・・」
「よし!」
気合を入れた相方。
そのトラックに合わせてスピードアップ
「何故スピードをあげる」
「いや、離されたくないだけ」
「何故対抗意識を燃やす」
「青森ごときにこの宮城が負ける訳にはいかないから」
ちなみにレンタカーは宮城ナンバー。
「宮城は東北一の大都市だよぉ。青森如きに負けたら宮城に顔向けできないから」
「お前、それは差別だろぉ」
ところがトラックにどんどん引き離されていく我々。
「どんなスピードなんだよ」
「俺、80キロ出してるぞ」
「警察屋さんがいたら、バッチリ免許取消のスピードだよなあ」
「ああ、これがリッターカーじゃなくて、2000だったら負けないのに」
「だから、対抗意識燃やすなって」
「負けたくないのに」
「やめとけって」
こうして相方はしばらくの間トラックに追いつけなかったことを悔やんでました。
そんなに悔やむことなのかは未だに疑問ではありますが(苦笑)
次回に続く・・・