中国六大学野球秋季リーグ戦第2週第1日は昨日、周南市の津田恒実メモリアルスタジアムで「東亜大-環太平洋大」「広島文化学園大-周南公立大」「至誠館大-吉備国大」の1回戦3試合が行われました。
若くして亡くなった周南市(当時は新南陽市)の南陽工出身の津田恒実投手の功績を称えて命名された津田恒実メモリアルスタジアム。津田のことは知らない方はいないと思うので説明は割愛します。"炎のストッパー"と呼ばれ、直球勝負でカープで一時代を築いた彼が亡くなって既に30年が経ちました。原辰徳がファウルした際に左手を骨折し、以後フルスイングが実質的に原の打者生命を絶ったと言われる伝説のストレートは今でも時折話題になります。原は後年「このときのスイングは自分の一番いいスイングだと思っています。それでファウルだったけど、当たったときにバキッと音がした。折れたことには悔いはなかったですよ。津田というのは、そういうふうに思わせるピッチャーでしたね」と語っています。
そんな津田を記念する地方球場があるということをお知り置き頂けたら幸いです。
それでは1回戦3試合の試合結果です。
▽1回戦(環太平洋大1勝)
東 亜 大 000 001 001│2
環太平洋大 301 100 00X│5
(東)藤井・安田・竹内・田中-池原
(環)徳山-竹内
▽1回戦(周南公立大1勝)
広島文化学園大 000 000 000│0
周南公立大 000 003 00X│3
(広)中岡・沖・宮城-白井
(周)吉村-伊牟田
▽1回戦(吉備国大1勝)
至誠館大 000 000 100 2 │3
吉備国大 100 000 000 3x│4
(延長10回タイブレーク)
(至)齋藤・田中大-溝口
(吉)池島・桑嶋-西山
⚾環太平洋大、周南公立大、吉備国大が先勝しました。第1週に勝点をあげた3校が第2週の初戦も勝っています。優勝争いもこの3校が中心になって進むと思われるだけにここでの1勝が非常に大きな意味を持つことになりそうです。
春に続く連覇を目指す吉備国大、昨秋に続くリーグ制覇を目指す環太平洋大の岡山勢2校の戦いを中心に見守っていきたいと思います。
第2日も津田恒実メモリアルスタジアムにて、2回戦3試合が行われます。