今季のＪリーグは残り３試合となりました。いよいよ大詰めです。
前節でジュビロ磐田のＪ１昇格が決まりました。残り１枠は京都サンガＦ.Ｃ.が昇格に王手をかけています。可能性があるのは、京都の他にＶ･ファーレン長崎とヴァンフォーレ甲府がありますが、長崎と京都の勝点差が「７」、甲府と京都の勝点差が「８」となっており、残り３試合で逆転は事実上不可能と言えそうです。
その昇格争いを展開している京都、長崎と連戦を戦うのがファジアーノ岡山です。明日、ホームで京都と戦い、次節は１１月２８日(日)にアウェーで長崎と対戦します。東京五輪後では僅かに１敗しかしていないファジは後半戦において、昇格争いの上位との対戦も無敗で来ています。攻撃陣が強力な京都、長崎との連戦も勝ち切ることができれば、チームとすればＪリーグ加盟後では初の５連勝となり、最終節のジェフユナイテッド千葉戦まで負けなし、いや６連勝でシーズンを締めくくり、来季に向けて勢いを増したいところです。
京都戦は現状での上限の観客数の中ではありますがチケットを完売しており、ホームでの後押し体制は整ったと言えそうです。あとはしっかり勝ち切るのみですね。
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ここで、いつものように今季のＪ２順位決定方式、並びに昇格・降格の条件などを再確認します。
Ｊ２ 試合方式および勝敗の決定
90分間（前後半各45分）の試合を行い、勝敗が決しない場合は引き分けとする。
●勝点
勝利：３点、引き分け：１点、敗戦：０点
●年間順位の決定
リーグ戦が終了した時点で、勝点合計の多いチームを上位とし、順位を決定する。
ただし、勝点が同じ場合は、以下の順によって順位を決定する。
【1】得失点差
【2】総得点数
【3】当該チーム間の対戦成績（イ：勝点、ロ：得失点差、ハ：総得点数）
【4】反則ポイント
【5】抽選
※ 抽選は、昇降格チームの決定等、理事会が必要と判断した場合のみ実施される。
※ 大会日程は現段階での予定のため、変更になる場合があります。
Ｊ１･Ｊ２の入れ替え
Ｊ１における年間順位の下位４クラブがＪ２に降格し、Ｊ２における年間順位の上位２クラブがＪ１に昇格する。
Ｊ１参入プレーオフは行わない。
Ｊ２における年間順位の上位2クラブのうちＪ１クラブライセンスの交付判定を受けられなかったＪ２クラブがあった場合は、次のとおりとする。
・当該Ｊ２クラブはＪ１に昇格できない。この場合においてＪ２における年間順位３位以下のＪ２クラブがＪ１に昇格することはない。
・上記に該当するＪ２クラブが1クラブの場合、Ｊ１の年間順位17位のＪ１クラブは降格しない。
・上記に該当するＪ２クラブが２クラブの場合、Ｊ１の年間順位17位および18位のＪ１クラブは降格しない。
Ｊ２･Ｊ３の入れ替え
Ｊ２における年間順位の下位４クラブがＪ３に降格し、Ｊ３における年間順位の上位２クラブがＪ２に昇格する。
Ｊ３における年間順位の上位２クラブのうちＪリーグクラブライセンスの交付判定を受けていないＪ３クラブがあった場合は、次のとおりとする。
・当該Ｊ３クラブはＪ２に昇格できない。この場合においてＪ３における年間順位３位以下のＪ３クラブがＪ２に昇格することはない。
・上記に該当するＪ３クラブが１クラブの場合、Ｊ２の年間順位19位のＪ２クラブは降格しない。
・上記に該当するＪ３クラブが２クラブの場合、Ｊ２の年間順位19位および20位のＪ２クラブは降格しない。
出典：https://jp.mg5.mail.yahoo.co.jp/neo/launch?.rand=#tb=z8felm6e
一方のＪ２残留争いは、まだまだ最終節までもつれそうです。そして、降格クラブ数に大きく影響するＪ３の現状の昇格争いを確認しないといけません（チーム名の右の数字は現状の勝点です。また、その右の括弧内の数字は残り試合数です）。
残り試合が２試合の現状５位の福島ユナイテッドは勝点差「７」ということで昇格の可能性が消滅、３試合を残して勝点差「８」の６位、ＦＣ岐阜は実質的に逆転不可能と見ます。残り３試合で勝点差「６」の４位のカターレ富山までが昇格争いと考えます。
①テゲバジャーロ宮崎 50 (2)
②ロアッソ熊本 48 (3)
③いわてグルージャ盛岡 46 (3)
④カターレ富山 42 (3)
Ｊ２ライセンスを持たないテゲバジャーロ宮崎が首位に立ったことで、Ｊ２からの降格チーム数が「４」から「３」になるかどうかという状況が続いています。Ｊ２残留争いの熾烈な攻防を続けている各クラブにとっては「頑張れ、宮崎！」という気持ちは偽らざる事実だと思います。
では、今季の第39節を終えた時点でのＪ２順位表を確認します。
【Ｊ２第39節終了時点順位表】
①ジュビロ磐田
試合数 39 勝点 86
２６勝８分５敗
得点 71 失点 39
得失点差 +32
②京都サンガＦ.Ｃ.
試合数 39 勝点 81
２４勝９分６敗
得点 59 失点 31
得失点差 +28
***********************************
③Ｖ･ファーレン長崎
試合数 39 勝点 74
２２勝８分９敗
得点 65 失点 40
得失点差 +25
④ヴァンフォーレ甲府
試合数 39 勝点 73
２１勝１０分８敗
得点 59 失点 35
得失点差 +24
⑤アルビレックス新潟
試合数 39 勝点 66
１８勝１２分９敗
得点 60 失点 37
得失点差 +23
⑥ＦＣ町田ゼルビア
試合数 39 勝点 65
１８勝１１分１０敗
得点 57 失点 35
得失点差 +22
⑦モンテディオ山形
試合数 39 勝点 65
１９勝８分１２敗
得点 52 失点 41
得失点差 +11
⑧ＦＣ琉球
試合数 38 勝点 59
１７勝９分１３敗
得点 53 失点 44
得失点差 +9
⑨ジェフユナイテッド千葉
試合数 39 勝点 59
１５勝１４分１０敗
得点 43 失点 35
得失点差 +8
⑩ファジアーノ岡山
試合数 39 勝点 55
１４勝１３分１２敗
得点 38 失点 33
得失点差 +5
⑪水戸ホーリーホック
試合数 39 勝点 52
１４勝１０分１５敗
得点 51 失点 45
得失点差 +6
⑫東京ヴェルディ
試合数 39 勝点 51
１４勝９分１６敗
得点 54 失点 64
得失点差 -10
⑬ブラウブリッツ秋田
試合数 39 勝点 47
１１勝１４分１４敗
得点 39 失点 45
得失点差 -8
⑭レノファ山口ＦＣ
試合数 39 勝点 41
１０勝１１分１８敗
得点 35 失点 48
得失点差 -13
⑮栃木ＳＣ
試合数 39 勝点 39
８勝１５分１６敗
得点 33 失点 48
得失点差 -15
⑯ザスパクサツ群馬
試合数 39 勝点 39
９勝１２分１８敗
得点 34 失点 53
得失点差 -19
⑰大宮アルディージャ
試合数 39 勝点 38
８勝１４分１７敗
得点 47 失点 52
得失点差 -5
⑱ツエーゲン金沢
試合数 39 勝点 37
９勝１０分２０敗
得点 37 失点 58
得失点差 -21
***********************************
⑲ギラヴァンツ北九州
試合数 39 勝点 35
７勝１４分１８敗
得点 33 失点 57
得失点差 -24
⑳ＳＣ相模原
試合数 39 勝点 34
７勝１３分１９敗
得点 30 失点 49
得失点差 -19
㉑愛媛ＦＣ
試合数 39 勝点 34
７勝１３分１９敗
得点 35 失点 62
得失点差 -27
㉒松本山雅ＦＣ
試合数 39 勝点 32
７勝１１分２１敗
得点 33 失点 67
得失点差 -34
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ファジの順位は10位に上がりました。逆転可能な領域、つまり８位のＦＣ琉球までを視野に入れて、残り試合全勝を目指しましょう。
よろしくお願いします。
