第93回選抜高校野球大会の9日目、雨で1日順延された大会は本日準々決勝4試合が行われました。

9日目の準々決勝4試合は以下の通りです。
◇第1試合
仙台育英-天理
◇第2試合
東海大相模-福岡大大濠
◇第3試合
明豊-智弁学園
◇第4試合
東海大菅生-中京大中京
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大会を通じて最も面白い1日というのが、この準々決勝が行われる日だと言われます。勝ち抜いてきた8強による実力伯仲の戦いが繰り広げられると考えられるからなのですが、結構ワンサイドゲームになることも多いのが準々決勝でもあります。それまでの勝ち上がりで消耗しているチームもありますし、選手層の厚い、薄いによる格差も現れやすくなっています。
但し、一方的な試合になったてしても8強まで勝ち上がってきたチームの価値が失われる訳ではありません。そこは忘れてはいけないと思います。
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準々決勝の4試合の結果です。
▽準々決勝
仙台育英
002 000 010│3
200 422 00X│10
天 理
(仙)古川・伊藤・松田-木村・小原
(天)達・仲川-政所
本塁打:八巻(仙)①
東海大相模
241 000 010│8
000 000 000│0
福岡大大濠
(相)石田-小島
(福)馬場・毛利-川上
本塁打:門馬(相)②
明 豊
102 020 010│6
000 012 010│4
智弁学園
(明)京本・太田・財原-簑原
(智)西村・小畠-植垣
本塁打:幸(明)①
中京大中京
310 020 000│6
000 000 000│0
東海大菅生
(中)畔柳-加藤
(菅)本田・松永-福原


第2試合も序盤に得点を重ねた東海大相模が14安打を放ち、一方的な試合になりました。福岡大大濠は石田に14三振、3安打に抑えられ完封を許しました。
第3試合も序盤で優位に試合を進めた明豊が智弁学園の追い上げをかわして4強に勝ち上がりました。両チームとも11安打を放っており、差が出たのは序盤の試合の進め方だったように思います。
第4試合、毎度気になる畔柳の投球数ですが、準々決勝では132球を投げて、被安打2の完封劇を演じました。雨で1日延びたことで、決勝まで勝ち上がると1回戦の専大松戸戦で投げた131球がリセットされるのですが、準決勝は121球までしか投げられません。
準々決勝までの3試合で459球を投げている天理の達は、準々決勝の時点で1回戦の宮崎商戦の161球がリセットされていたので、準決勝では202球まで投げることができます。日程の運不運でここまで影響されるのが、この1週間500球制限の謎ルールです。これが平然と実施されて、公然と異論を述べる人がほとんどいないという現状。選手の健康と将来を前提にして不思議なローカルルールを発動する高野連に正面から異論を唱えると、数百倍になって報復されるので関係者は何も言えない。こんなことで良いのでしょうか?

準決勝は31日(水)に行われます。4強に残ったのは近畿1校、関東1校、九州1校、東海1校です。
対戦カードは下記の2試合になります。
◇第1試合
天理-東海大相模
◇第2試合
明豊-中京大中京
神奈川勢に勝てない天理というジンクスがあります。打ち破れるか? 結構、気になるところです。
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あと2日。しっかり見届けましょうね。